スタンレーパークは世界で2番目に美しい公園！気持ちいいサイクリングも！

バンクーバー繁華街の西側に位置するスタンレーパークは世界で2番目に美しいと評され、バンクーバー市民の憩いの場であるとともに人気の観光地となっています。広大な公園内は美しい自然に溢れサイクリングをするのにももってこいですが、多くの観光スポットも存在しています。今回はそんなスタンレーパークの見どころをご紹介します。

世界で最も美しい公園ランキング第2位に輝いたことのあるスタンレーパークは、美しいだけではなく広大なことでも知られています。その大きさは約400ヘクタール、外周はなんと約10キロにも及び、日比谷公園と比較すると25倍もの大きさになります。またその広大さは大きい公園が数多く存在する北アメリカでもトップ10入りする大きさとなっています。

スタンレーパークはバンクーバー市民にとっては憩いの場となっていますが、観光地としても高い人気を誇っており、年間では約800万人ほどが訪れるとされています。その理由は広大な敷地内を彩る美しい自然ももちろんですが、観光名所が数多く点在していることが挙げられます。スタンレーパークはカナダの国定史跡にも選ばれた歴史ある公園であり、そのため数多くの歴史的モニュメントが存在しています。

それだけではなく、美しい海を見渡せる展望エリアやビーチ、さらには水族館とスタンレーパークには見どころがたくさん。さらにスタンレーパークはバンクーバーの洗練された都会の雰囲気と公園内の自然とが見事に調和しており、双方を味わうことが出来るスポットとして多くの観光客を惹き付けてきました。

外周約10キロにも及ぶスタンレーパーク内を観光する際におすすめなのはサイクリングです。スタンレーパークの入り口にほど近いデンマンストリート(Denman Street)には数多くのレンタル自転車店があり、店舗によっても異なっているものの大抵1時間6～8ドル、半日で20～25ドルほどのお値段となっています。公園内にはシャトルバスも走っていますが、美しい自然を肌で感じたい方にはサイクリングがおすすめです。

それではここからはスタンレーパークの見どころをご紹介しましょう。スタンレーパークに入り口から入っていくと間もなく目に飛び込んでくるのが「トーテムポール」です。聳えるように立つ9本のトーテムポールはスタンレーパークのシンボル的存在となっており、スタンレーパークを訪れるのであれば外せないスポットとなっています。

ちなみにこちらのトーテムポールはアメリカの先住民族によって作られたトーテムポールのレプリカとなっており、オリジナルは7つの部族によって作成されたそう。またトーテムポールは先住民族の神話などを伝えるために作られるものとなっており、こちらのものにもクマやカエルなど動物が彫り込まれていたりしてトーテムポールに込められた意味を考えてみるのも面白いかもしれません。

スタンレーパーク内でも最も観光客から人気がある見どころはこちらの「バンクーバー水族館」。こちらはカナダでも最大規模の水族館となっており、水族館にいる魚や海の動物達はなんと8000種類、5万頭にも及ぶそう。中でも見どころは愛らしいイルカやアザラシ、ラッコなどで子供達にも大人気。定期的に行われているイルカショーもスタンレーパークを訪れるならぜひ見ておきたいところです。

スタンレーパークの公園内には複数の展望エリアが点在していますが、その中でも見どころは「プロスペクトポイント」(Prospect Point)。こちらからはバンクーバーの美しい海と山々、さらにはスタンレーパークからノースバンクーバー方面へと延びるライオンズゲートブリッジまで見渡すことが出来、絶景スポットとして観光客からも人気を集めています。

スタンレーパーク内を移動する際にはサイクリングもおすすめですが、ちょっと変わったこちらの「ミニチュア鉄道」(Stanley Park Train)も旅の記念になるのではないでしょうか。約2キロの距離を15分ほどで走るだけのものですが、車体は初めてバンクーバーを運行した蒸気機関車「374」のレプリカ。スタンレーパーク内の美しい自然の中を走るということもあり、観光客には人気となっています。

スタンレーパーク内の少々変わった移動手段はミニチュア鉄道だけではありません。スタンレーパーク内では馬車に乗ることも出来るようになっており、観光客にはこちらも大人気。馬車ではスタンレーパーク内の見どころを通過するだけではなく、ガイドの方によるお話を聞くことも出来るので、英語が得意な方であればこちらもおすすめとなっています。

スタンレーパーク内で美しい花々を鑑賞できる「ローズガーデン」も見どころの一つ。こちらには3500本にも及ぶバラが植えられており、バラのシーズンである6～10月には多くの観光客が訪れています。さらにそれ以外にも多くの花々が植えられており、桜の木なんかもあったりするので、年間を通して花の鑑賞を楽しむことが出来るようになっています。

スタンレーパークからバンクーバー繁華街へ延びるシーウォール(The Seawall)も見どころの一つ。こちらは全長28キロもある遊歩道ですが、なんといっても見ごたえがあるのはそこから見渡すバンクーバーの美しい海と大都会。さらに反対側へと目を向けるとスタンレーパークの自然が広がり、そのコントラストは自然と都会が調和するスタンレーパークの真骨頂。サイクリングにもおすすめのコースとなっています。

海岸線を臨むシーウォールのサイクリングもよいですが、バンクーバーの海を目の前にゆったりと時間を過ごされたい方には「イングリッシュ・ベイ・ビーチ」(English Bay Beach)もおすすめ。こちらは美しい夕日を見ることが出来るスポットとしても知られ、昼間は日光浴を楽しむ人の姿も数多く見受けられます。ちなみにバンクーバーの海は年間を通して海水温が低いため、海水浴にはあまりおすすめ出来ません。

観光名所としても名高いスタンレーパーク内にはもちろんレストランもあります。バンクーバーの海を見渡すことができるテラスでバンクーバー産のシーフードが使用された各国料理がいただける「ティーハウス」(TEAHOUSE)はその中でも一番人気のレストラン。観光シーズンには多くの観光客で込み合うため、確実に訪れたい場合には予約されることをおすすめします。

スタンレーパークを車で訪れるのであれば、公園内を周遊できる「スタンレーパークドライブ」(Stanley Park Drive)から見渡す夜景も見どころです。こちらからは目前に広がる海から夜のバンクーバーの大都会を見渡すことが出来、ロマンチックな気分に浸ることが出来ます。ただしスタンレーパーク内にはホームレスがいるため、夜中に徒歩でスタンレーパーク内の夜景スポットを訪れるのはやめておいた方がよいでしょう。

スタンレーパークには野外シアターも設置されており、こちらでは様々なイベントが行われています。中でも夏季に開催されるイベントでは無料で映画を見ることが出来るようになっており、お金を払えば予約席にお食事まで付いてきます。タイミングが合えばこちらもぜひ併せて訪れてみてはいかがでしょうか。

スタンレーパークをバンクーバー市街地から訪れる際には、徒歩で行くことも可能となっており、その際は約25分ほどで到着することが出来ます。また市街地からバスで訪れる際には19番に乗車すると到着することが出来るようになっており、バスはスタンレーパークの入り口とバンクーバー水族館付近の公園内バスターミナルの二か所に停車します。

スタンレーパークを車で訪れる際には、バンクーバーの繁華街よりウエストジョージアストリート(West Georgia Street)から、あるいはイングリッシュベイ(English Bay)方面から着くことが出来ます。さらにノースバンクーバー方面からはライオンズゲートブリッジ(Lions Gate Bridge)より公園内へと入ることが出来るようになっています。

世界で最も美しい公園ランキング第2位に輝いたことのあるスタンレーパークですが、公園内は美しい自然が感じられるだけではなく見どころがいっぱい。さらに公園の外周部から外側を見渡せばそこにはバンクーバーの美しい海と大都会が広がっています。バンクーバーの自然と都会が見事に調和する姿に癒されるべく、バンクーバーを訪れる際にはぜひスタンレーパークをも訪れてみてはいかがでしょうか。