伊師浜海水浴場が穴場でおすすめ！磯遊びやサーフィン・周辺の温泉も人気！

『日本の白砂青松（はくしゃせいしょう）100選』に指定されるほど美しい景観の伊師浜海水浴場は茨城県日立市北部に位置します。『快水浴場百選』にも選ばれるほど美しく快適な海水浴場ですが、茨城県民でも意外に知らない穴場スポットでもあります。では、そんな伊師浜海水浴場についてご紹介します。

自然豊かで美しい伊師浜海水浴場周辺の砂浜は古くからアカウミガメの産卵場として知られています。平成6年には107個の産卵が正式に確認された太平洋側での孵化北限地です。また南側の断崖絶壁はウミウの飛来地でも知られ、全国唯一の鵜飼用ウミウの供給地でもあります。

海といえば海水浴ですが、磯遊びも忘れてはいけません！引潮時にひょっこり顔を出す岩場で磯遊びも楽しめます。岩場にいる様々な生物が観察できます。また、遊泳期間中は監視員が常駐しているので小さなお子様の磯遊びも安心です。でも磯遊びに夢中になりすぎて気がついたら潮が満ちてた、なんてことの無いようにお気をつけください。

茨城県にはサーフポイントが多数ありますが、ここ伊師海水浴場ほど水質の良い海はありません。伊師浜海水浴場はサーフィン初心者向けの優しい波の日が多いので、これから始める人にもお奨めです。駐車場から海まで距離が近くてボードを持って海に行くのが楽なのと、他のスポットのように混雑しないのが魅力です。

遊泳期間中、海水浴エリアはサーフィン禁止ですが、それ以外ならサーフィンすることができます。潮の流れなど危ないところもあるかもしれないので、ローカルの方々と仲良くなっていいポイントを教えてもらいましょう。そして波の良い日を狙って綺麗な海でサーフィンを楽しんでください。

磯遊びもしない、サーフィンもしない、海水浴もしないけど、海には行きたい！そんな時は浜辺を歩きましょう。この伊師浜海水浴場は何にもしなくても海を楽しむことができます。愛犬と一緒に浜辺を走ったり、カメラを持って素敵な景色を写真に収めたり、楽しみ方は色々です。

この伊師浜海水浴場は夕日がとても綺麗なのでのんびりサンセットを眺めるのもオススメです。近くの宿に宿泊したり、夕方までゆっくり海で遊んだ帰りの際にはぜひ、砂浜から断崖絶壁へと変化に富んだ海岸線に落ちてゆく美しい夕日を眺めてください。日々の嫌なことなども忘れられるほど心が洗われるはずです。

遊泳期間中は日立観光物産協会のFacebookで遊泳情報を確認することができます。「せっかく遠くからきたのに海に入れなかった。」なんてことの無いようにチェックしましょう！また、遊泳可でも潮の流れが速い時などがあるので油断は禁物です。楽しいはずの海水浴で、ライフセーバーさんのお世話にならないように気をつけましょう。

伊師浜海水浴場は何と言っても穴場スポットです！日によって混雑度は異なりますが、他のビーチに比べて断然空いています。ここ伊師浜海水浴場のビーチならパラソルやテントをお隣の人との距離をある程度保って設置することができます。ゆったりとビーチで日光浴をしたり、砂遊びを楽しむこともできます。

そしてそれは砂浜だけではなく、海の中でも同じです。海水浴エリアはそんなに広くありませんが、それでもゆったりと泳ぐことができます。『海水浴したいけど、混雑しているところに行きたくない！』という方はぜひ伊師浜海水浴場に足を運んでみてください。リラックスして海水浴を楽しめます。

『国民宿舎鵜の岬』は予約を取るのが難しいと言われるほどの人気の宿泊施設です。その人気の秘密は国民宿舎ならではのリーズナブルな宿泊料金なのに、まるで高級ホテルのような満足感が得られるということです。温泉施設は宿泊者のみが利用可能ですが、レストラン「しおさい」は誰でも気軽に利用できます。

宿泊客のみの利用が可能な温泉『鵜の岬温泉』は、神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性消化器病・冷え性・疲労回復などに効果があります。そしてすべての客室から海を眺めることができます。更に大浴場（女湯）からはお湯に浸かりながら大パノラマで朝日を見ることができます。

残念ながら男湯からは方角的に朝日を見ることはできないですが、女湯と男湯の間にある眺望（ちょうぼう）スペースで朝日を見ることができます。綺麗な海で遊んだあとは温泉で体を温めて、夕食は新鮮な海鮮に舌鼓、そしてゆっくり海を眺められるお部屋に宿泊、なんてプランはいかがですか？

宿泊する時間はないけど温泉は楽しみたい！そんな方はこちらの日帰り温泉 鵜来来（うらら）の湯 十王 がおすすめです。神経痛・リュウマチ・創傷・婦人病などに効く天然温泉施設で、大浴場、露天風呂、サウナ、水風呂、寝湯の５種類があり、心ゆくまで温泉を楽しむことができます。

伊師浜海水浴場から徒歩4分の距離にある、十王物産センター鵜喜鵜喜（うきうき）には地元ならではの食材がたくさんあります。スーパーには並んでいない珍しい野菜が新鮮＆リーズナブルで販売されています。その時期に採れる旬な野菜が安く買えるのは物産センターの醍醐味です。

その他にも地元の大豆を使った味噌や、こんにゃく、野菜の苗やお花、すぐ食べられるお惣菜やお弁当、デザートには特産品のポポーが使われたソフトクリームなど盛りだくさんです。繁忙期の混雑する時間帯だと売り切れてしまうものもたくさんあるそうなので、鵜喜鵜喜に行く際は早めの時間を狙って行きましょう。

『鵜のパラダイス』は『国民宿舎鵜の岬』敷地内にある海鵜を鑑賞できるスポットです。海鵜を近くで見られるいい機会ですのでぜひ立ち寄ってみてください。ここで可愛い海鵜をじっくり見て癒されたり、生態を観察したりして楽しめます。こちらの施設は見学自由で駐車場スペースも20台完備されており、宿泊者以外でも利用が可能です。

また、『国民宿舎鵜の岬』から遊歩道を少し歩くと海鵜の捕獲場があります。こちらは捕獲に支障のない時期（7月〜9月、1月〜3月）に一般公開されています。捕獲するところは見ることができませんが、捕獲者の方から海鵜の捕獲の仕方や生態などの興味深いお話を聞かせてもらうことが出来ます。

自然豊かな伊師浜海水浴場周辺にはコンビニがありません。なので忘れ物をちょっとコンビニで買ってこよう、と思ったらなんらかの移動手段が必要になります。ですから伊師浜海水浴場に行く際には事前の準備が大切です。食料や飲み物、日焼け止めなど必要なものは忘れないで持って行った方が良いでしょう。

伊師浜海水浴場駐車場までのアクセス方法は、車の場合は常磐自動車道日立北ＩＣから約8分、電車の場合はＪＲ常磐線[十王駅]からタクシーかバス（伊師浜海岸入口で下車）で約10分です。駐車場の料金は遊泳期間中有料で、普通車1日1000円、中型車2000円で、2輪車は200円になっています。

伊師浜海水浴場には370台停められる駐車場があります。十分な駐車スペースがありますので混雑していて駐車場に車が停められない！ということはなかなかありません。ですが、駐車場もビーチももちろんみんな使い勝手の良い場所から埋まっていきますので、余裕を持って混雑前に到着できるようにしましょう。

伊師浜海水浴場の遊泳期間は、通年7月中旬から8月中旬、監視員がいる時間帯は9:00から16:00ですが、年によって変更があるかもしれないので詳細は事前に日立観光物産協会（電話番号は0294-51-3972）に電話で聞いてみたり、facebookを確認したりしてみたほうがいいでしょう。

いかがでしたか？茨城県民でも知らない人が多い魅力たっぷりの伊師浜海水浴のご紹介でした。魅力度が低いとよくランキングされる茨城県ですが、だからこそ混雑を避けてゆっくり楽しめるという穴場スポットが存在するんです。混雑しない美しい海、温泉、美味しい食べ物を堪能しにぜひお出かけください。