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大阪木津卸売市場の朝市は見どころ満載!絶品グルメやランチも紹介!

大阪木津卸売市場の朝市は見どころ満載!絶品グルメやランチも紹介!
投稿日: 2017年11月26日最終更新日: 2020年10月8日

「食い倒れのまち」と呼ばれる大阪の食文化を支える大阪木津市場。その歴史は古く、いまから300年ほど前に各人がそれぞれ持ち寄った商品を立ち売りしたことがルーツとされています。現在は民間では日本最大規模の地方卸売市場として知られる木津市場。その魅力に迫ります。

大阪木津市場に行ってみよう見出し

民間の卸売市場としては全国有数の取り扱い高を誇り、東京の築地市場、大阪の黒門市場、京都の錦市場などと並ぶ賑わいを見せながらも、全国的にはあまり知られていない穴場スポットが大阪木津市場。300年にもわたって大阪の食文化を支え続けるだけではなく、グルメスポットとしても人気の大阪木津市場の魅力をあますことなく紹介する。

大阪木津市場の歴史見出し

300年の歴史を誇る大阪木津市場

始まりはいまから300年前。多くの人々が集まり、それぞれが持ち寄った商品を立ち売りしていたのが大阪木津市場の原点。その時から数えて100年後の1810年(文化7年)に、当時の大阪代官であった篠山十兵衛景義から認められたことで、市場としての機能を持つようになり、長きにわたって大阪の食文化を支え続けてきた。

時代の流れによる統合と廃止

そんな大阪木津市場に大きな変換機が訪れるきっかけとなったのが、大正12年に定められた中央卸売市場制度。安定した職の物流と商流を確立するための制度で、中央卸売市場は一都市一市場が原則と定められており、多くの民間の市場が統合・廃止されることとなった。もちろん、大阪木津市場も例外ではなかった。

民間運営としては最大規模の卸売市場へ

しかし、既に多くの人たちの食文化を支えていた大阪木津市場は、この決定に不服を唱えて存続運動を展開。その結果、大阪中央市場の木津配給所としての存続が認められ、民間の手によって独自に運営する市場として生き残った。以降、大阪木津市場は様々な試みを積み重ねながら民間運営の卸売市場としては、日本最大規模の市場に発展した。

開かれた市場として2010年にグランドオープン

1938年に現在の場所に移転。戦災の影響で一時は廃墟となったものの、1950年に営業を再開。2007年からは大規模なリニューアルを行い、食材センターやスーパー銭湯を併設したほか、2010年には一般客も受け入れる施設としてグランドオープン。現在は、観光客やグルメを楽しむ人たちに市場体験をしてもらうために朝市ツアーも行っている。

大阪木津市場へのアクセス見出し

大阪ミナミにある大阪木津市場はアクセス抜群。御堂筋線、四つ橋線利用なら「大国町駅」で下車して徒歩3分。堺筋線利用なら「恵美須町駅」から徒歩10分。南海電鉄利用の場合は「今宮戎」駅から徒歩5分でたどり着ける。また、駐車場は市場2階と西側1階にあり、約350台の収容が可能。市場利用者には90分間無料のサービスもある。

大阪木津市場はこんなところ見出し

171の店がひしめき合う食のテーマパーク

敷地面積1万7500平方メートル、延べ床面積2万4800メートルの市場内には171を数える卸業者が店を構えるほか、飲食店も入居している。一般客も業者と同じように買い物ができるのが特徴で、少量の販売にも対応してくれる。定休日は日・祝日の他、月2回の臨時休業日が設けられている。臨時休業日はオフィシャルホームページで確認できる。

買い物は8時30分から10時30分がベスト

卸売市場の朝は早いが、営業時間は統一されておらず店舗によってまちまち。それでも、11時にはほとんどの店が閉店する。大阪木津市場は一般客や観光客が業者と一緒に買い物ができる数少ない卸売市場だが、やはり、業者でごった返している時間帯の訪問は避けたいところ。一般客、観光客の訪問は8時30分から10時30分がベスト。

市場ならではの絶品グルメも味わおう

お客さんの中心は目が利く業者。食材は市場で入荷した新鮮なものばかり。そんな料理がおいしくないわけはない。大阪木津市場にも、ウナギ、刺身、海鮮丼をはじめ、市場グルメと呼ぶにふさわしい料理を提供する店が揃っている。買い物だけではなく、朝ごはんに、ランチに、市場グルメを楽しむことをおすすめしたい。

朝市で大阪木津市場を堪能しよう見出し

朝市は市場の魅力がいっぱい

大阪木津市場では一般客や観光客を対象にして、毎月第二土曜日と最終土曜日に朝市を開催している。朝市の営業時間は9時から12時まで。多くの人に市場を楽しんでもらうためのイベントで新鮮な食材を安く手に入れられる他、食べ歩きが楽しめるのも朝市ならでは。事前予約すれば、誰でも「セリ」に参加できる「朝市ツアー」も人気。

朝市で絶賛グルメを食べ歩き

朝市ではワンコイン以下で楽しめるグルメが盛りだくさん。その中でも一番人気を誇るのが「タコタマゴ」。イイダコの頭にウズラの卵を入れてゆで上げたもの。ひとつ100円とお手頃価格の人気商品は売り切れ必至だ。そのほかにも「アナゴ焼き」「まぐろフライ」「しらすコロッケ」等々のグルメが朝市に並ぶ。試食販売があるのも嬉しい。

「朝市ツアー」でセリ体験

お楽しみのセリは10時ころから開始。最高級の黒毛和牛やまぐろ、天然ものの魚など、高級食材を楽しく、安く競り落とすことができる。店頭で掛け声をかける販売員にあおられながら、値段と懐具合を算段して目当てのものを競り落とした時の快感は何とも言えない。競り落とした魚は店先でさばいてもらうことも可能だ。

マグロの解体ショーは迫力満点

不定期で行われている「まぐろの解体ショー」では、熟練の職人が見せる鮮やかな包丁さばきと、お客さんを盛り上げる巧みな話術を楽しめるほか、スーパーや小売店では見かけることの少ない、専門店ならではの珍しい部位を手に入れることができる。それも卸売市場ならではだ。

大阪の商店街で食べ歩き!安い&美味しい人気店やおすすめグルメを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
大阪の商店街で食べ歩き!安い&美味しい人気店やおすすめグルメを紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
大阪の商店街でおすすめのグルメを特集します。大阪といえば食い倒れの街として有名です。そんな大阪には商店街に安い・美味しいと評判のグルメが目白押しです。食べ歩きにもぴったりなグルメもたくさんあるので、ぜひ大阪観光の際にはご参考に。

大阪木津市場グルメ1:カイノ見出し

朝ごはんならカイノで決まり

お客さんの多くは市場関係者。大部分が常連客だが、常連客でなくても気兼ねなく時間を過ごせる。営業時間は午前2時から14時まで。店内はテーブル席のみで14席程度。人気のメニューは、ふわとろの玉子焼きと、ハム、トマト、キュウリを挟んで軽くトーストした玉子サンド。トーストの上に玉子焼きを乗せた玉子トーストも人気だ。

驚く安さも味は確か

何よりも嬉しいのは値段の安さ。丁寧にいれられたブレンドコーヒーは250円。玉子サンドにコーヒーが付いたモーニングセットは350円。ゆで卵を付けても380円。まるで何10年も前にタイムスリップしたような値段に驚く。けれど味は確か。モーニングが13時までなのも嬉しい。軽く朝ごはんという時には、おすすめの店。

ランチにはカレーライスがおすすめ

ランチでガッツリ行きたいのなら、手作りカレーがおすすめ。何種類ものスパイスを利かしたサラリとしたカレーを本格的と言うのなら、まさに手作りの味。やや甘めのルーを後から辛味が追いかけてくる。値段は480円。半熟目玉焼きのトッピングは+20円。卵の黄身とルーが混じったマイルドな味が、ほっとした気持ちにさせてくれる。

電話番号:06-6633-2833

大阪木津市場グルメ2:当志郎見出し

昔ながらの定食屋

こじんまりとした店内はカウンター席のみで席数は10席強。店内は完全禁煙となっている。昔ながらの定食屋。店内に張られているメニューの短冊が、どこか懐かしい。市場関係者に朝ごはんの店として利用されており、営業時間は午前3時から13時まで。日曜、祝日の他、第2、第4水曜日が定休日になっている。

日本の朝ごはんがここにある

メニューにはラーメン、玉子焼き、おでんなどもあるが、やはり魚を食べるのがおすすめ。焼魚に刺身、それにあさりの貝汁をつければ、ちょっぴり贅沢な日本の朝ごはんの出来上がり。コリコリとした食感と魚の甘さが感じられる刺身は新鮮そのもの。何の変哲もなく見える貝汁も、口に運べばあさりの出汁が口いっぱいに広がる逸品だ。

「のっけ丼」は当志郎では外せない海鮮丼

そして市場飯と言えば海鮮丼は外せない。当志郎でおすすめの海鮮丼は、好きな刺身を3点乗せた「のっけ丼」。市場ならではの新鮮な刺身をご飯と一緒に豪快に口にかっ込めば、これ以上ない満足な気持ちになれる。値段は決して安くはないが、何を食べても味には間違いなし。たまには贅沢に朝ごはんやランチを楽しむのも悪くない。

電話番号:06-6649-6873

大阪木津市場グルメ3:まるよし見出し

これぞ市場の寿司屋

新鮮で安い寿司を提供する店として人気。店内はカウンターとテーブル席で全部で10席強の広さ。寿司屋らしい清潔な店内に好感が持てる。営業時間は午前5時から13時まで。12時過ぎには店仕舞が始まるのでランチには向かないが、朝ごはんに寿司を食べる贅沢もたまにはいい。休みの日なら刺身を肴に一杯やるのも嬉しい。

安くて旨い人気の店

大阪木津市場内には行列ができる人気店があるが、品質の高さとコストパフォーマンスの良さなら、行列店にも引けは取らない。やや甘味のシャリは口に含めばパラりとほどける絶妙の握り。大ぶりで厚めのネタは素材の良さを十分に味わえ、しかもシャリとネタのバランスがすごぶるいい。それでいて13貫の特上寿司が2500円。コスパは高い。

まるよしで海鮮丼は外せない

そして外せないのが海鮮丼。椎茸が入った寿司飯の上に、厚く、大きなネタが溢れんばかりに盛られて供される。これで1000円。海鮮丼は12種類用意されているが、特選海鮮丼、うに丼、うにいくら丼を除けば、ほとんどが1000円強。まぐろがたっぷりと敷かれた鉄火丼は850円。市場の寿司屋の鏡と言える店でもある。

電話番号:06-6641-5266

大阪木津市場グルメ4:かなえ寿司見出し

「まるよし」と人気を二分する店

かなえ寿司は、まるよしと人気を二分する市場の寿司屋。まるよしと同程度の広さを持つ店で、こちらもカウンター席とテーブル席を加えて10名強の席数。営業時間は午前4時30分から13時30分までで、夜の営業は予約のみ。定休日は日曜と祝日。水曜日は不定休となっている。メニューに海鮮丼はなく握りのみを提供している。

大阪伝統の「つかみ寿司」が味わえる

提供するのは大阪伝統の「つかみ寿司」。江戸前寿司がシャリを握りこむのに対し、つかみ寿司は、シャリを軽く掴んだ後、それを握りこまずにネタを乗せて供するスタイル。口の中に入れるとシャリがすぐにほどけるのが特徴で、独特の食感を味わえる。写真を見比べれば分かるように、一目で違いが分かるほど外観も違う。

おすすめメニューには珍しいネタも

メニューは8貫入った1人前と4貫入った盛り合わせの2種類のみ。足りなければ個別に追加するスタイルだ。おすすめメニューを見ると、のどぐろ、生穴子、クジラ尾身など珍しいネタもそろう。市場の寿司屋らしく値段が安いのは「まるよし」同様。1人前は1500円から各種そろえている。

電話番号:06-6649-1308

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大阪木津市場グルメ5:三ツ輪食堂見出し

魚が旨い大衆食堂王道の店

店内はカウンターのみの13席。各種定食を提供する王道の定食屋。席に着けば、刺身定食にするか、肉巻き定職にするか尋ねられることから分かるように、新鮮な魚と肉巻きが自慢の店。大ぶりのアサリが入った味噌汁とご飯と一緒に運ばれてくる刺身は、なるほど、店主が自信を持つているだけのことはある。さすがは市場飯の人気店だ。

絶品「肉巻き」定食

こちらが「肉巻き定食」。ちなみに肉巻きとは、牛肉を甘辛く煮たものを出汁巻き玉子で巻いたもので、「肉吸い(肉うどんのうどん抜き)」と並ぶ大阪の名物。大阪人がこよなく愛するソウルフードだ。玉子に箸を入れると顔を出す肉の姿がたまらない。肉巻きをそのままご飯に乗せて、つゆだくの他人丼のようにして食べても旨い。

天丼も隠れた人気メニュー

天丼も隠れた人気メニューのひとつ。丼いっぱいに乗せられた海老、イカ、穴子の天麩羅を玉子でとじたもの。天婦羅はもちろん、甘い出汁が適度にしみた衣も旨い。営業時間は午前4時から14時まで。朝ごはんにもランチにも使える店でもある。

電話番号:06-6632-6490

大阪木津市場グルメ6:うどん大和見出し

行列のできるうどん店

常に行列ができる大阪木津市場の人気店。店内はテーブル席のみの12席。営業時間は午前5時から14時までだが、どの時間に行っても並ぶ覚悟が必要。最も混んでいる時間帯なら1時間以上待つことを覚悟したい。店内が狭いことも行列ができる要因のひとつだが、何しろ量が多く、食べ終わるのに時間がかかるために回転が悪いのが理由だ。

人気のメニューはカレーうどん

さて、人気のカレーうどんが運ばれて来てびっくり。器自体が洗面器のように大きく、たっぷり注がれたカレーで麺は見えない。普通のうどんの倍はある。麺はやや細目。もちもちした、どちらかと言えば柔らかめの麺はのど越しが良く、けれどちぎれるようなことはない。まろやかな味をスパイシーな香りが追いかけてくるスープも旨い。

旨さもボリュームも倍以上

そして、客の半分以上が頼むのが「海老天カレーうどん」。カレーうどんに海老天3本、素揚げのアスパラ、山盛りのカイワレ、なすとシシトウの天ぷらがトッピングされて、そこに山盛の小口ネギがたっぷりとかけられている。食べられなくはないが、やはり朝ごはんには苦しい。完食を狙うのならランチタイム。お腹を空かせて出かけよう。

電話番号:06-6632-0494

大阪木津市場グルメ7:川上商店見出し

うなぎが焼ける匂いが食欲を誘う

最高のうなぎを朝ごはんにする贅沢

大阪木津市場唯一の焼き物専門店。名産地三河から直送されたうなぎを備長炭で焼き上げて、焼き立ての味を提供している。店内はカウンターとテーブル席を合わせて17席。営業時間は午前5時から13時までで、日曜、祭日、市場臨時休業日が定休日。朝ごはんのイメージがないうなぎだが、だからこそ市場に行ったら贅沢したい。

一番のおすすめは、特大サイズのうなぎを丸々1匹使用した「特上まむし」。蒸さずに地焼きしたうなぎには、香ばしい香りとともに絶品の食感と味わいが生まれ、得も言われぬ旨みが肉厚の実からあふれ出る。そんな絶品のウナギを朝ごはんにできるのだから、市場巡りはやめられない。

電話番号:06-6634-5910

湯源郷「太平のゆ」見出し

疲れた体を癒してくれる空間

大阪木津市場は買い物や朝ごはん、ランチだけを楽しむ場所ではない。場内に併設されている「湯源郷太平のゆ」は、疲れた身体と心を癒す都会のオアシス。買い物に疲れた体を休めるために、心身の疲れをほぐすために、おすすめのスーパー銭湯だ。営業時間は8時から翌1時まで。最終受け付けは24時になっている。岩盤浴がおすすめ。

ここでも市場グルメが楽しめる

当然、市場グルメも楽しめる。やはり人気は各種取りそろえた海鮮丼。市場直送の新鮮な魚で作られた海鮮丼の味は、市場内で供される海鮮丼に優るとも劣らない。しかも、いずれの海鮮丼も1000円前後とリーズナブルで、ランチメニューも充実している。美味しい食べ物と体を癒す湯。日本人にとって、これ以上の幸せはない。

なんば木津まち横丁にも名店がいっぱい見出し

大阪木津市場内に併設されている「なんば木津まち横丁」は、新鮮食材を使ったグルメを味わえるグルメゾーン。海鮮料理、洋食、和食、ラーメンまで、旬の食材を使用した市場グルメが揃う。昼の営業時間は10時から14時まで。夜の営業時間は17時から23時まで。朝ごはんやランチに市場グルメを楽しみたい人には、おすすめの横丁だ。

大阪木津市場へ行ってみよう!見出し

今回紹介したのは大阪木津市場の魅力の一部。大阪木津市場にはもっとたくさんの魅力がある。さらに、場外にも美味しいグルメを提供する店があり、朝ごはんやランチを楽しめる店もたくさんある。そんな店を自分の足で探すのも市場めぐりの楽しみ方のひとつ。あなたも大阪木津市場へ足を運んで新しい発見をしてみてはいかが。

投稿日: 2017年11月26日最終更新日: 2020年10月8日

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