釣り堀「市ヶ谷フィッシュセンター」は家族連れにもおすすめ！アクセスや料金は？

市ヶ谷にある「市ヶ谷フィッシュセンター」には都心でとても人気のある釣り堀があります。総武線市ヶ谷駅のホームから見える釣り堀は映画やドラマの舞台としても有名で、週末には子供連れのお父さんも多く訪れます。こちらではそんな市ヶ谷フィッシュセンターの料金やアクセスなど様々な情報に関してご紹介していきます。

市ヶ谷フィッシュセンターは総合観賞魚センターです。世界中から集められた熱帯魚や水槽や飼育用品が揃う創業50年以上の都内最大級の専門店です。さらにその市ヶ谷フィッシュセンターの一角にある釣り堀は駅からのアクセスが良く、手ぶらで訪問できますので、思い立ったらふらっと立ち寄ることができるのも魅力です。

市ヶ谷フィッシュセンターでは淡水系の魚を主に販売しています。熱帯魚から珍種、高級酒まで約800種類の魚が常時販売されています。また、金魚や爬虫類、季節によっては昆虫なども扱っています。もちろん購入しなくても見ているだけでも水族館にいるような気分になりますので、子供連れにはとてもおすすめです。

また、市ヶ谷フィッシュセンターには飼育用の道具や水槽を各種取り揃えていますが、特に水草に関しては品ぞろえが素晴らしく、一般種から珍種まで、世界の水草が約400種類も販売されています。最近では魚がメインではなく、魚よりも水草をメインとした水草のレイアウトを楽しむ「水草水槽」なども流行っており、多くのマニアが来店しています。

そして市ヶ谷フィッシュセンターの代名詞と言えば、JR市ヶ谷駅のホームからも良く見える釣り堀です。市ヶ谷フィッシュセンターの釣り堀は初心者や子供向けの「ミニフィッシング」と大きな鯉が釣れる「カープフィッシング」の2種類の釣り堀があります。それぞれ特徴がありますので、ご説明していきます。

ミニフィッシングでは金魚や小さな鯉を釣ることができます。金魚と言ってもお祭りの縁日の金魚すくいに使われるような金魚ですと、口が小さすぎてつり針を呑み込めないため、7から8センチほどの大き目の金魚になります。また、鯉は通常の鯉に比べると小さいですが、金魚と比べるとだいぶ大きいので、ミニフィッシングの釣り堀では大物です。

ミニフィッシングの釣り竿は長さ1メートルくらいの細くて短い竿です。料金を支払うと竿とエサが人数分もらえます。魚が釣れた時に釣った魚を入れておく網は釣り堀の棚から持って行きます。釣り座の先には糸と針がついていますので、針の先に餌を米粒大に丸めてつけます。餌は小さな魚が呑み込めるようになるべく小さくつけるのがコツです。

ミニフィッシングの釣り堀で釣った魚は「キャッチアンドりりーす」してもよいですが、持って帰ることができます。もし水槽が家になくても隣の市ヶ谷フィッシュセンターには各種飼育道具が各種取り揃えられていますので、こちらでそろえることができます。1人につき30分毎に2匹ずつ持って帰ることができますので持ち帰る魚を釣った魚の中から選定することもできます。

ミニフィッシングは水深も浅く、魚がいるところが見えますので、魚が集まっているところに針を落とすのがポイントです。慣れてくると30分で10匹ほど釣れるようになります。また、1竿あたり(釣りをする人1人あたり)の料金設定なので、子供が釣りをするのを親が見学したりアドバイスしたりするのは無料です。

カープフィッシングは大きい鯉が釣れる釣り堀です。もちろんどんなに大物が連れても「キャッチアンドリリース」ですので、釣れた鯉は最終的に逃がします。釣り堀は5つあり、一番小さなものは初心者用だそうですが、初心者用が釣れやすいかというとそうでもないようです。釣り堀の周りにはプラスチックの箱が置いてありますので、椅子の代わりにして使用します。トイレや手洗い場もありますので、長時間滞在することが可能です。

カープフィッシングで実際に釣れる鯉は30センチから50センチくらいで、重さにすると600gから1kgものものがほとんどですが、たまにもっと大きな鯉が釣れることがあります。釣りをする人は慣れているかもしれませんが、600gから1kgでも初心者にはとても重たく感じますし、小さな子供と一緒に釣りをする場合は気を付けましょう。

カープフィッシングでは2メートルくらいある長い竿と短い竿を選ぶことができますが、ほとんどの人がいけすのすぐ脇で糸をを垂らし釣っていますので、あまり長い竿を使う必要がないでしょう。エサは大きなこぶし大の団子状になっています。

エサが乾燥してしまっているとうまく針に付かないので、必要であれば水を加えて耳たぶくらいの柔らかさに練ってから使用するとよいでしょう。マイ竿や仕掛けを持ち込むことも可能ですが、竿は3メートル以内であること、針は一本針であることが条件です。自前のエサも生きているエサ以外は持込可能です。

いけすのヘリから50センチメートルほどのところに糸を垂らすと、鯉が餌をつつくのでウキが上下します。ウキが上下するということはそこに鯉がいるということなので、フィッシングポイントを定めることができます。糸を垂らしても3分以上ウキが上下しなければ、そこに鯉はいませんのでポイントを変えた方が良いかもしれません。

エサの大きさは5ミリくらいにし、ウキを少しずらしてエサが水面からぎりぎり覗けるくらいの位置にセットします。水深で言うと80センチくらいの位置にウキが来るようにします。エサを鯉がしっかりと呑み込むとウキが水に引き込まれますので、そのタイミングで引き揚げます。釣り堀なので釣り針に返しがついていませんので、ゆったり引いていると逃げられてしまいますので注意しましょう。

ミニフィッシングの料金は1人30分400円です。料金に貸し竿とエサ代が含まれています。見学の場合は無料で30分につき釣った魚から2匹までを持ち帰ることができます。持ち帰りの際は袋と酸素代として100円です。ミニフィッシングの営業時間は平日はお昼の12時から午後8時まで、土日祝日は午前9時から午後7時です。

カープフィッシングは貸竿が100円、エサが100円で入場料金は時間制になります。釣っていて糸が切れた場合には、その都度100円が必要になります。1時間利用の場合は大人が750円、子供(小学生以下)430円、学生(中・高・大)とシニア(65歳以上)が650円です。2時間だと大人が1470円、子供が840円、学生とシニアが1270円、3時間だと大人2160円、子供1230円、学生とシニアは1860円です。

時間を超過すると10分ごとに大人、学生、シニアは130円、子供は80円の追加料金を取られてしまいます。3時間以上釣りをすると言う場合は1日券がお得です。1日券は大人2800円、子供1600円、学生とシニアは2400円です。こちらは見学の場合も入場料が必要です。カープフィッシングの営業時間は平日は午前9時半から午後8時、土日祝日は午前9時から午後8時です。

都心にありながら背景に移りこむJR市ヶ谷駅のホームと電車が行き来する様子や春には反対側の外堀通り沿いの桜並木はとても画になり、釣りがテーマの「釣りバカ日誌」の撮影場所に使われたり、そのほか、バラエティー、サスペンス、アニメの実写など様々な番組や作品に使用される撮影のメッカです。ふらっと訪れたら有名人が撮影をしているということもあるかもしれません。

市ヶ谷フィッシュセンターの一番のアドバンテージはアクセスが良いことでしょう。JRの市ヶ谷駅から良く見える釣り堀へのアクセスはJR市ヶ谷駅から徒歩3分です。また、外堀通り沿いの市ヶ谷フィッシュセンターには敷地内に14台ほどの無料駐車場も完備されており、車でのアクセス環境も抜群です。

いかがでしたでしょうか。市ヶ谷フィッシュセンターは手ぶらで行けて駅からの好アクセスが魅力です。釣り堀だけでなく、市ヶ谷フィッシュセンターの熱帯魚を見に行くのもおすすめです。一人でゆっくり考え事をしたいとき、家族のレジャーやデートに気軽に市ヶ谷フィッシュセンターに遊びに行きましょう。