浅草・大黒家といえば天丼の老舗！おすすめのランチ・絶品メニュー紹介！

浅草の老舗天ぷら屋「大黒家本店」は、営業が始まる午前11時には、行列ができる人気店で、お店の終わる午後8時まで行列が切れる間がないほどの、地元の人、観光客等で賑わうお店です。今回は、その大黒家さんのメニューから、人気のエビ天丼をはじめとした天丼はもちろん、天丼定食、天ぷら定食などのご紹介をいたします。

「大黒家」は1887年に現在地で創業、創業当初は日本で一番古い浅草寺の参詣客が多いことから蕎麦屋で開業したそうです。当時は客は多いが繁盛しているとはいえず、天ぷらを出したら繁盛したため明治の末頃天ぷら屋に変わり店名も大黒屋から「大黒家」に変えて現在に至りました。

浅草の大黒家は、天ぷらの老舗というよりも、天丼専門店という趣があります。もちろんメニューにはちゃんと天ぷらもありますが、メインはやはり天丼です。ご飯が隠れるほどの大振りの海老の天ぷらがのって、一番安い天丼(海老1本、キス1本、かき揚げ1本)で1550円です。ランチでしたらこれで十分でしょう。

観音様のおひざ元の東京は下町浅草の観音様への参詣客で賑わう、伝法院通りにあります。雷門をくぐって、仲見世のお店を見ながら浅草寺に向かうと、伝法院通りと交差します。そこを左に曲がって浅草中央通りとの角に「本店」があります。最寄り駅は東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、都営地下鉄の浅草駅から徒歩7分の所です。

本店の横の道を雷門通りに向かって1本目の路地を入ったところに、「大黒家別館」があります。店先にテイクアウト用のショーケースがあり、本店に比較するとそれ程の混雑もなく、座敷もあり、のんびりとランチでも、ディナーでも食事ができます、もちろん天丼、天ぷら類は本店と同じ江戸前の味付けです。

住所:東京都台東区浅草1-31-9 電話番号:03-3844-1111

大黒家の天丼の特徴は、天ぷらの揚げ油に「ごま油」のみを使用してきつね色に揚げていること、次に「丼つゆ」は、創業以来変わらず守ってきた甘辛く濃厚な独特のタレが自慢のお店です。お店に入って席について、先ずはメニューを見て注文が普通ですが、こちらのお店いきなり「天丼」は何にしますかと聞かれます。

浅草の天丼の老舗「大黒家」には、天丼が3種類、天ぷらが3種類、定食(それぞれにお吸い物と小鉢がついて)1種類づつ、一品料理が10種類、組み合わせ膳として3種類の他、飲み物やご飯だけなどがあります。この中の人気はやはり天丼の内の海老天丼(大ぶりの海老が4本)料金1950円が一番人気の様です。

大黒家の天ぷらは食べたいけど、どうもあの丼つゆが苦手という方もいると思います。そんな方におすすめが「天ぷら定食」2100円です。天婦羅(海老3本、キス1本)にお吸い物、小鉢、ご飯がついています。もちろん天ぷらは、大黒家の売りのゴマ油を使ったきつね色に揚がった江戸前天ぷらです。

ランチとしては、高額と感じるお値段で「大入江戸前天丼」3700円です。営業時間は午前11時から14時までで、ネタがなくなり次第閉店のランチのみ営業のお店です。メニューは他に活車海老天丼4800円、味噌汁200円この3種類だけです。創業は1947年と浅草としては新しいお店ですが、メディア、雑誌等でいろいろ紹介されています。

住所:東京都台東区浅草1-32-2 電話番号:03-3841-8356

浅草からちょっと離れた入谷に、浅草界隈で天丼の値段が一番安いと評判のお店です。海老天が2本、茄子天1つが入ってみそ汁付きで600円、一番高いと思われる「まさる」の予算で6杯も食べられる計算になります。正に「天丼」が江戸のファーストフードだということを思い出すお値段です。

住所:東京都台東区下谷1-13-10 電話番号:03-3844-8588

尾張屋は、元々は浅草で有名なおそばのお店です。創業は幕末のころといわれ、浅草寺への参詣客や地元の人々に愛され親しまれているお蕎麦屋さんです。メニューはランチにおすすめは、大振りの車海老が2本乗った天丼が1400円、上天丼セット(重箱入り)が2100円です。ご飯をおそばに変えた天ぷらそばも人気の一品です。

住所:東京都台東区浅草1-7-1 電話番号:03-3845-4500

ボリュームたっぷりの「かき揚げ丼」2200円が名物のこのお店、海老やイカがゴロゴロ入って食べ応えがあります。丼はご飯が少なめでかき揚げの量とマッチして食べやすいのです。ランチメニューは丼物ばかりでなく「かき揚げ定食」2300円や単品での注文も受け付けています。

かき揚げは、天ぷらの一種で「天ぷら」と呼ぶ場合もあります。調理の過程が天ぷらとは違うのです。天ぷらは魚介類や野菜などを食べやすい大きさ、揚げやすい大きさに切ります。タネを一つずつ衣につけて油で揚げます。かき揚げは具材を小さく切り混ぜ合わせて衣でまとめたものを油で揚げます。かき混ぜて揚げることからかき揚げになったそうです。

住所:東京都台東区浅草2-4-1 電話番号:03-3841-5519

メインはうなぎの店では、浅草の老舗の一つですが、ランチでは海老天2本とキス天1本が乗った食べやすい天丼(お吸い物付き)1250円があります。店頭に料理ディスプレイが置かれていますが、こちらには「うな重」と「鰻丼」の間に「天丼」が置かれているのを見ると両方一緒に食べたい衝動にかられます。

1931年創業のうなぎ屋の老舗「つるや」、天丼と鰻丼をランチで食べられると評判のお店です。ウナが嫌いな人、天丼の嫌いな人、どちらも満足できるお店です。ふんわりとして脂が程よく乗ったうなぎは食感もよく、タレの甘さも控えめで人気の一品です。うな丼(お吸い物付き)1850円です。

1895年創業の老舗そば屋で、浅草で一番白い天丼と言えます。温そばのつゆ汁をそのまま丼つゆにしたような薄味のタレで、ゴマ油の香りを引き立て、素材の海老の風味を生かす味が人気の一品です。海老のみ2本入ったみそ汁付きセットで1400円です。東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩1分の所でアクセスも便利な所にあります。

住所:東京都台東区浅草1-1-5 電話番号:03-3841-2020

寿司屋通りの入り口にほど近い場所にある古参の「食事処・居酒屋」で天ぷらのみならず刺身、フライ、煮物など酒のつまみがどれもリーズナブルな値段で人気のお店です。天ぷらは衣の食感がザクザクとしており天丼は衣がしっとりとしているのが普通ですがこのお店のはサクサクの天丼です。値段はみそ汁付き950円とランチにうれしい一品です。

住所:東京都台東区浅草1-8-4 電話番号:03-3844-8632

「天ぷら」という言葉は、ポルトガル語に「テンポラ」(四季の斎日)と「テンペロ」(調味料)の二つから天ぷらになったと伝えられています。日本に伝わった時期は、鉄砲伝来と同じころといわれています。浅草には1837年に「三河谷定吉」という方が浅草で初めて天ぷら屋を開業したの始まりといわれ今の「三定」といわれています。

江戸前天ぷらと関西風天ぷらの違いは、大まかにいうと揚げる油が違います。東京湾でとれた新鮮な魚介ををネタにして、卵で衣をつけ、ゴマ油でこんがりとあげるのが江戸前、関西地方では、サラダ油で卵の衣はなく、白っぽい揚げ上がりが特徴です。つゆで食べるのが江戸前、塩で食べるのが関西地方が多いようです。

いかがでしたか。浅草には常時天丼を売りにしているお店は、130軒以上あるようです。ランチに食べるには、ちょっとと二の足を踏むようなお値段から、こんなに安くてもいいのかなというようなお値段、濃い味のタレから薄味のタレなど、好みに合う天丼は確実に見つかると思います。そんな時のお手伝いができれば幸いです。