昭和記念公園の駐車場の開場時間や混雑状況は？無料や穴場の場所はある？

東京都立川市にある国営昭和記念公園は、実に東京ドーム40個分の広さを有し、自然豊かで、レジャー施設が充実しています。また、イベントも年間を通して盛りだくさんで、ときに駐車場の収容台数が訪問者数に足りなくなることもあります。そのため、車で行く場合、事前に駐車場の攻略法を考えておかなければなりません。ここではそんな昭和記念公園の駐車場について、より深く考察してみます。

昭和記念公園はとにかく広いです。おすすめの公園内施設などは各所に点在しているのですが、全7ヶ所ある入口を間違えると、30分近くも園内を歩くことになります。昭和記念公園の駐車場は園内のすべての入口にあるわけではないため、目的の施設がどこにあるかで使うべき駐車場が違ってきます。その点は大いに注意が必要です。

一方で、目的の施設だけを見て駐車場を選ぶことが昭和記念公園では難しい面もあります。というのは、公園の混雑時にはどの駐車場も収容台数を超える訪問者が来ますし、なにより昭和記念公園の駐車場はその場所によって収容可能台数が異なります。そのため、駐車場が満車だったときの対策を事前に練っておかなければなりません。

昭和記念公園の駐車場は全部で3ヶ所になります。入口が7ヶ所ありますが、駐車場はこれだけしかありません。そのため、満車時の対策として代替案を事前に検討しておくことをおすすめします。近隣に駅もありますが、昭和記念公園は駅から徒歩では遠く、駅前駐車場も混雑します。とにかく、代替案を考える前に、まずは昭和記念公園駐車場の基本情報を見てみましょう。

昭和記念公園の駐車場でメインとなるのでおすすめできるのが、この立川口の駐車場です。主要施設が多くあり、また普通車が1755台まで収容できるスペースがありますので、昭和記念公園の中で最も大きな駐車場であります。ただ、これだけ大きい駐車場ということは、一方では利用者も集中するということでもありますから、混雑する日や時間帯は代替案を考えておくべきです。

昭和記念公園西立川口の駐車場は利用者の多い公園入口にある駐車場ながら、昭和記念公園にある3ヶ所の駐車場で最も収容台数が少ない、小さな規模になっています。収容可能台数は普通車で345台分です。駅から近いメリットがこの入口にはありますが、混雑するときはすぐに満車になりますので、絶対に代替案を持って訪問しましょう。

普通車で431台が収容できる駐車場を備えているのが、この砂川口です。この入口は昭和記念公園においては穴場的な位置づけになります。というのは、主要な公園施設からはかなり遠いため、ここに停める場合は、例えば子どもレジャーなどでは園内をかなり歩くことになってしまいます。その分、駐車できる可能性が高いので、常に第2候補の駐車場として考えていたい場所になります。

昭和記念公園は立川駅などが近いといっても徒歩で10分は歩く距離はあります。家族レジャーや年齢的、体調的に長く歩くのがつらい人が昭和記念公園に来る場合、おすすめできる交通手段は車になります。その際3ヶ所に駐車場があるわけですが、使い分け方が大切になります。これを把握しておくと、今日は混雑するだろう、といったことがわかってきますので、事前に特徴を憶えておきましょう。

昭和記念公園の駐車場は無料ではなく、公園入園料同様、駐車料金がかかります。ただ、料金は一律ですので、そこに特徴はありません。昭和記念公園駐車場のおすすめの使い分け方はずばり「目的」です。園内は広大ですので、駐車場を間違えると、目的の施設などまでさらに数十分も歩くことになってしまいます。ということで、昭和記念公園の駐車場を利用する場合は、その駐車場の最寄りの施設がなにかを把握しておくべきです。

園内各種施設も無料ではありませんが、料金を払ってもほかのレジャーよりは安いです。昭和記念公園のメイン駐車場である立川口駐車場に近いおすすめの公園施設にはなにがあるでしょうか。まずは主要な施設になる飲食店がある「ふれあい広場」が立川口から最も行きやすい距離にあります。それから、近年は愛犬家も増えている中、昭和記念公園には「ドッグラン」があり、愛犬家が犬と一緒に車で来る場合はこの立川口の駐車場がおすすめです。

立川口駐車場であれば人気エリアの「みどりの文化ゾーン」も徒歩で所要時間10分程度で行けます。公園内で10分も歩くのかと思うかもしれませんが、例えばほかの人気ゾーンである「こどもの森」に至っては、立川口から徒歩で45分と、もはや1時間近くも時間がかかりますので、昭和記念公園の広大さがおわかりいただけるでしょう。

西立川口の駐車場は、昭和記念公園においては最も収容台数の少ない駐車場でありながら、最もレジャーとして注目したい施設が集中する入口になります。この近辺には子どもたちに人気のあるプール「レインボープール」や、すべての世代が一緒に楽しめるレジャーエリアとして「バーベキューガーデン」があります。それからバードウォッチャー必見の「バードサンクチュアリー」もこの入口に近いです。

人気施設を見てわかるように、プールやバーベキューガーデンは特に夏の期間がどの時間帯でも混雑することがわかります。そのため、早朝に向かうならともかく、昼近くになったら満車である可能性が高いので注意が必要です。昭和記念公園のバーベキューエリアはすべて道具が借りられますが、自前で持って行く場合、この駐車場に停められないとちょっと大変であることは想像に難くありません。

昭和記念公園砂川口の駐車場は、自然豊かなエリアが最寄りになります。家族レジャーを中心に考えている人にはかなり使いづらい場所であるともいえます。例えば、子どもにおすすめのレインボープールやバーベキューガーデンは砂川口から徒歩で所要時間は50分は見るべきです。施設に到着する前に体力を奪われてしまい、せっかくの休日が台なしになるでしょう。

このように昭和記念公園はとにかく広いです。公園内で移動の所要時間が1時間近いとなると、再び駐車場に戻ることを考えればうんざりするほどの広さです。駐車場は目的別にどこにするか、あらかじめ決めておく、そして、満車時のためにしっかりと代替案を持っておくことをおすすめします。

満車の心配から昭和記念公園に朝早くに向かうというのもひとつの手ではありますが、昭和記念公園には開園時間がありますし、当然ながら駐車場にも利用時間があります。昭和記念公園の駐車場利用時間は開園時間の間です。朝は9時半からで、閉園時間は季節によって違います。そのため、事前に昭和記念公園のホームページを確認することをおすすめします。

昭和記念公園の駐車場は無料ではなく、駐車料金がかかります。車のタイプによって料金設定が違いますので、あらかじめチェックしておきましょう。主要な車種は普通車でしょう。また、昭和記念公園の駐車場は原付自転車、バイクの駐輪も可能です。ただし、二輪車においても駐車料金は別途かかりますので、注意してください。

昭和記念公園駐車場における普通車の駐車料金は1日820円です。これは一般訪問客用の料金で、昭和記念公園では入園料金に対して年間パスも用意していて、それを提示して駐車する場合は1回あたり720円になります。昭和記念公園が定義する普通車は、後述する大型車の以外の自動車ということになっています。

二輪車は原付自転車を含む、すべてのバイクです。この場合の駐車料金は260円、年間パスを提示すれば200円となります。バイクの収容可能台数は立川口駐車場で70台分、西立川口で40台です。砂川口はやや少なく、18台になりますので、バイクの場合は立川口か西立川口がおすすめです。

昭和記念公園では大型車も駐車可能です。大型車とは車体総重量8トン以上で最大積載量は5トン以上、もしくは乗車定員が30人以上の自動車を指します。年間パスの提示割引はなく、一律で1750円です。ただ、大型車は西立川口には駐車できず、立川口で83台、砂川口で10台分の駐車スペースが用意されています。

昭和記念公園は年に6回（平成30年の予定）ほど入園料金が無料になる日があります。しかし、駐車場には料金無料の設定はなく、どんな日でも有料で利用することになります。そのため、駐車場を賢く無料で利用するというテクニックは昭和記念公園の場合、存在していません。

ちなみにですが、昭和記念公園が無料開放される日は、平成30年の日程表によると、4月29日（昭和の日）、5月20日（春の都市緑化推進運動）、7月28日（その他。ただし18時以降で、雨天の場合は翌日）、9月17日（敬老の日。そのため、65歳以上が対象）、10月21日と28日（秋の都市緑化月間）になります。

昭和記念公園の駐車料金が特別割引できる方法としては、昭和記念公園入園の年間パスを購入し、それを駐車時に提示することです。これが最も多くの人が利用できる割引方法です。ほかには障害者の方が手帳を提示することで駐車料金を無料にすることができます。

駐車時に心身障害者の方、あるいは同乗者の方が障害者手帳か療育手帳、精神障害者福祉手帳を提示すれば、昭和記念公園では駐車料金が無料になります。障害者の方の車を停める収容可能台数は立川口で20台、西立川口、砂川口でそれぞれ6台分となっています。台数が少ないですが、無料で利用できるケースはこれだけになります。

昭和記念公園の駐車場は基本的にはいつも混雑しているという意識でいてもいいかもしれません。広大で美しい自然があり、またレジャー施設も兼ね備えていることから、休日などの過ごし方としては最適の場所です。つまり、昭和記念公園は常に人気があるため、駐車場は慢性的に満車になる傾向があるのです。その中でも特に混雑が激しいのがイベント開催時です。

イベントが開催されるということは、そこに人が集まるということですから、駐車場の混雑は必至です。では、事前に昭和記念公園駐車場の混雑状況を知ることはできないのでしょうか。その方法、実はあります。しかも簡単な方法です。それは、昭和記念公園のホームページを見ることです。ホームページの左の列に混雑状況があり、さらにそこをクリックすると、各駐車場、各車種の混雑ぶりが一目でわかるようになっています。

昭和記念公園の駐車場が混雑するのは特にイベントの開催時です。花火やイルミネーションなどもありますし、小さなイベントも盛りだくさんで、極端な言い方をすれば、ほぼ毎日なにかしらのイベントが開催されているほどです。そのイベント情報はホームページでもカレンダー上で確認することができます。ホームページの一番上にあるイベントのボタンをクリックすれば、カレンダーが出てきます。

昭和記念公園の駐車場がもし満車だったらどうすればいいでしょうか。一番は穴場の砂川口を確認してみることです。もしくは、最寄り駅の駐車場をみつけることもひとつの手ですが、同じことを考える人は多いです。元々駅前を利用する人もいますから、混雑は避けられません。

大きな決断として提案できる攻略法は、最寄り駅の次の駅辺りで駐車場を探すということもあります。家族で行った場合は家族を昭和記念公園で降ろしたあとに、運転手が次の駅に向かって駐車。そして、電車で再びに昭和記念公園に戻るのです。帰りは先に運転手だけ車に向かい、再び昭和記念公園でピックアップします。かなり面倒ですが、これもひとつの代替案です。

駐車場の心配をするのが嫌だという人は電車で昭和記念公園に行く方法もあります。ただ、少し歩くのがデメリットです。立川口であればJR中央線立川駅と多摩都市モノレール立川北駅が最寄りです。ここからなら立川口まで徒歩で13分から15分程度が所要時間です。砂川口の最寄りは西武拝島線武蔵砂川駅ですが、所要時間が20分。おすすめできません。

電車でアクセスする場合、昭和記念公園で最も便利なのが西立川口です。JR青梅線の西立川駅が最寄り駅になり、所要時間は徒歩でおよそ2分程度。現実的に最も電車で行きやすいのがここになります。ですので、トータル的には昭和記念公園は車が使いやすいです。

昭和記念公園は広大すぎて、電車やバスで行くことは可能ではあるものの、帰りのことを考えると、やはり選択肢は車になるのではないでしょうか。駐車可能台数は人気イベント時は足りない印象は拭えませんが、どこか近くで駐車場を探すことだって不可能ではありません。特に小さい子どもやお年寄りがいるレジャーでは車は必須でしょう。代替案を持っていけば、昭和記念公園の駐車場探しはきっと問題ありません。