「旧小峰トンネル」は東京の心霊スポット！宮崎勤が起こした事件とは？

東京・旧小峰トンネルは、心霊現象が起こると言われているスポットとして、とても有名な場所です。しかし、旧小峰トンネルで起こる心霊現象と、過去に起こった事件がきっかけで、無理にこじつけたのではないかとの話も聞きます。

旧小峰トンネルで起こっていると言われている心霊現象、広がっている噂、起こった事件など、様々な話が聞かれる場所ですが、不可解な点がいくつかあるスポットとしても有名な場所でもあります。今回は旧小峰トンネルをご紹介します。

東京・旧小峰トンネルでは、様々な心霊現象が起こると言われており、心霊スポットとして有名な場所ではありますが、どのような心霊現象が起こるのでしょうか。

東京・旧小峰トンネルの、囁かれている心霊現象の話を集めてみました。実際に、旧小峰トンネルで、心霊現象を体験されている方もいるようです。

東京・旧小峰トンネルで聞かれる心霊現象の話の1つめは、「女性の霊が見える」という話があります。目撃情報は多数あり、旧小峰トンネルのある小峰峠を走行していると、車のバックミラーに女性の姿が映り込むという心霊現象です。

バックミラーでは、女性の姿を確認することができるのですが、車を止めて後ろを振り返って話しかけようとすると、実際に女性の姿がなかったそうです。

ドライバーの方は、怖くなったのか、その場を逃げるように去ったとのこと。体験された方は、このドライバーの方だけではなく、他にも何人もいるようなのです。旧小峰トンネルの周辺の方は、あまり近づきたくないと話す場所でもあります。

東京・旧小峰トンネルで聞かれる話の2つめは、「手首のない女の子の霊が見える」という話です。こちらも目撃談が多い話で、旧小峰トンネル付近を走行している際に、少女が手を振ってくるというものです。

少女の手首から先がない状態で手を振ってくるという心霊現象が起こっていると囁かれています。この少女の霊は、宮崎勤事件にかかわっているのではないかと言われておりました。

実は、宮崎勤事件が発覚する前から、旧小峰トンネルでは手を振る少女の霊の目撃情報が多数ありましたので、そう囁かれるようになったそうです。

東京・旧小峰トンネルで聞かれる話の3つめは、「鈴の音が聞こえる」という話で、幼い女の子の霊と合わせて起こる心霊現象のようです。

どこからともなく、鈴の音が聞こえてきて、その後、幼い女の子の霊が現れるといいます。しかも、女の子の霊は、いきなり現れるため、驚きを隠せない方も多いと聞きます。

鈴の音は、単独で聞かれることが多いと言われているのですが、ほかにも聞かれる音があり、シャッター音やドシンといった、何かが落ちるような、鈴の音以外の音も聞こえてくるのだとか。

周りを見渡すと、音がするようなものがあるわけではないのに、鈴の音などの音を聞くといった体験をされる方は、多数いらっしゃるようです。

東京・旧小峰トンネルで聞かれる話4つめは、「心霊写真がとれる」とのことで、本当に心霊写真が撮れるかどうかを検証するために、旧小峰トンネルへ足を運ぶ方も多いようです。

心霊写真の内容はといいますと、女性のような姿かたちをした霊が写り込むと言われています。はっきりした姿ではないようなのですが、人の姿に見えるのだとか。

人の姿のようなしている心霊写真のほかにも、オーブのような、まるい光が写り込んだり、赤い光が写り込むなど、様々な心霊写真があります。

オーブは、白い光ようなものなので特に問題は無いと言われていますが、赤い光は、強いエネルギーが発せられているとのことで、あまりよくないものと言われているようです。お気を付けください。

東京・旧小峰トンネルで聞かれる話5つめは、「気分が悪くなる」とのこと。旧小峰トンネルは、さほど長いトンネルというわけでもないのに、トンネルに入ると気分が悪くなるというもので、様々な原因があるようです。

歴史の長いトンネルは、暗くて湿気が多く、霊が集まりやすい場所と言われております。その影響があるのか、気分が悪くなる方もいらっしゃるようです。

もしかしたら、事件になっていない事件が知られずに起こっていたために、良くないエネルギーが溜まっているのかもしれないとも聞かれます。

他に考えられる原因として挙げられるのは、トンネルにゆがみがあり、構造上の問題で、気分が悪くなることも考えられます。心霊現象だけではなく、物理的な問題でも、そういったことが起こるのではないかということです。

特に、旧小峰トンネルは、峠に造られたトンネルなので、少なからずゆがみが発生しています。これが原因で気分が悪くなる方も多いようです。

東京・旧小峰トンネルは、昔から心霊現象が起こるスポットとして、話されていたのですが、宮崎勤事件が起こった後からは、更に心霊現象が起こると噂されるようになりました。

過去に起こった宮崎勤事件のことに少し触れながら、旧小峰トンネルが心霊スポットになった理由をご紹介していきます。

1988年から1989年にかけて発生した事件「東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件」が起こりました。通称「宮崎勤事件」と言われ、幼い女の子を誘拐して命を奪うという、とても残虐な事件が起こりました。

宮崎勤事件とは、4人の幼い命が奪われて、その後、ご遺体は遺棄されてしまったり、被害者宅に遺骨を送り付けるなど、とても残虐な事件となり、世の中を震撼させた事件です。

宮崎勤事件は、彼が別の事件で逮捕されたことがきっかけで発覚し、その取り調べを行うことで、幼い女の子の誘拐と殺人事件に関与したことがわかりました。彼の供述どおり、被害者のご遺体が発見され、再逮捕されたということです。

宮崎勤事件に遭った被害者は、小峰峠でご遺体となって発見されます。前から噂されていた心霊現象と事件の被害者が一致したと言われたことで、心霊スポットとして、旧小峰トンネルはさらに有名な場所となりました。

宮崎勤事件の発覚後は、旧小峰トンネルが事件の現場なのではないかという噂が広がってしまったため、このような形の話になってしまったのではないかと言われています。

そして、事件の容疑者が逮捕されたことで、旧小峰トンネルでは少女の霊は出なくなったという話もあるので、一層、噂が広がっていったようです。

旧小峰トンネルで様々な心霊現象と憶測が飛び交う中で、実際は旧小峰トンネルではない場所にご遺体が遺棄されたとの話があります。幼い女の子のご遺体が発見された場所というのは、どうやら小峰峠の山中のようです。

小峰峠で事件が起こってしまったのは事実なのですが、遺棄された場所というのは、旧小峰トンネルから2kmほど離れた所のようなのです。そのため、旧小峰トンネルに遺棄したのではないと言われています。

東京・旧小峰トンネルが心霊スポットと言われる理由のひとつとして挙げられているのが「花束が置かれていたため」だといいます。花束が置かれていたのは、旧小峰トンネルの入り口だったとのこと。

トンネルに置かれていた花束は、置かれていてから時間がさほど経過していないような状態だったそうです。一般的に、道端に花束が置かれるということは、誰かが事件や事故に巻き込まれたことを意味しています。

花束が旧小峰トンネルの入り口にあったこと、幼い女の子のご遺体が小峰峠で発見されたことから、考えられたことが「宮崎勤事件の被害者なのではないか」と、一部の方から囁かれるようになりました。

花束と一緒に、お菓子なども置いてあったためと言われています。そのために、そういった噂も起こってしまったようです。

旧小峰トンネル付近は、道幅が広いわけでもなく、急カーブがあるということで事故が多発していた場所でもあります。事故に遭った方に向けたものなのか、事件に巻き込まれた被害者に向けたものなのか、はっきりとはわからないようです。

東京・旧小峰トンネルは、東京都八王子市とあきる野市に跨るトンネルです。旧小峰トンネルは、100年以上も時間が経過している歴史の長いトンネルとなっております。

そこで、東京・旧小峰トンネルの歴史について、旧小峰トンネルが閉鎖になった理由など、様々な面から解説していきましょう。

東京・旧小峰トンネルは、東京都八王子市とあきる野市に跨り、小峰峠に開通されたトンネルです。1916年に開通し、100年以上経過している、歴史の長いトンネルで、八王子方面と武蔵五日市方面を結ぶ重要な道路として活躍していました。

竣工時は、長さ79.4m、高さ3.5m、幅4.3mとなっておりました。現在は、止水と崩落防止のために補強工事がされているため、コンクリートを吹き付けた分だけ幅が狭くなっています。

カーブが多く、トンネル付近の道路の幅が狭いので、車同士がすれ違うのも難しい状況となっておりました。高さも3.3mまでの車両の通行可ということで、通行に制限がかかっており、利便性のいい道ではありませんでした。

旧小峰トンネルは、主要な道路でありながら、上下1車線ずつの狭い道路だったために、安全性が高いとは言えなかったようです。この狭い道を路線バスが通ることもあり、安心して通行できた道路ではないことがわかります。

旧小峰トンネルは、トンネル内の狭さやトンネル付近の道路が狭かったこと、カーブが多くあったために、暴走族が多く出没することとなってしまいました。

曲がりくねったカーブの多い地形に幅の狭い道は、バイクで競争するのに適していると、多くの暴走族が集まるようになったとのことです。

特に、暴走族は夜間に出没することから、騒音やバイクでの事故、暴走族のたまり場になるなどが問題となり、周辺住民の大きな課題となっていきます。

エンジンを改造したり、マフラーを大きな音が出るように交換した状態のバイクが多く集まり、夜な夜な騒ぐ姿も多く見られるようになったとのことです。しかし、その状況は、やがて終わりを告げることになります。

多くの問題を抱えてしまうことになった旧小峰トンネルは、新小峰トンネルが開通することで解決することとなります。

新小峰トンネルの工事が始まったのが1999年、開通したのが2002年の2月のことです。旧小峰トンネルよりも長く、全長656m、車線は2車線となり、道路幅も広くなりましたので、通行しやすくなりました。

幅が狭くてカーブが多かった、安全性が高いとは言えない旧小峰トンネルは、通る必要がなくなってしまいました。そのため、暴走族による爆音や騒ぐ声などが聞かれなくなります。

ちなみに、新小峰トンネルは小峰峠の下を通るような形で開通し、しっかりとした造りで、電灯も整備されて明るく、徒歩でも通行しやすいように片側に歩道も整備されました。

新小峰トンネルが開通したことで、旧小峰トンネルは通行ができなくなりました。旧小峰トンネルへ通行する道にはゲートがあり、しっかりと封鎖されている状態です。

そのため、車やバイクでの通行ができなくなっております。しかし、旧小峰トンネル自体は、閉鎖となっておらず、車やバイク以外での通行が可能ではあります。

旧小峰トンネルは、車両の通行はできませんが、徒歩と自転車での通行は可能となっております。そこで、旧小峰トンネル付近への行き方や場所をチェックしてみましょう。

旧小峰トンネル付近は、ゲートが閉鎖されてから時間が経過しているため、管理されている道路とは状況も違っているようですので、注意点も併せて挙げておきます。

旧小峰トンネルへ行くには、八王子方面から行く方法と、あきる野市方面から行く方法があります。旧小峰トンネルは閉鎖になっていないので、双方からアクセスすることができます。

八王子方面からアクセスする場合は、まず新小峰トンネルを目指し、新小峰トンネルの手前300mほど手前から細い道に右折して入っていきます。

右折後、しばらく細い道を走り進めていくとゲートが見えてきます。車両で移動できるのはゲートの手前まで。あとは徒歩での移動となります。

あきる野市方面から進んでいく場合も同じで、新小峰トンネルを目指して進んでいきます。こちら側からアクセスする場合は、新小峰トンネルの入り口付近に、旧小峰トンネルへ行ける道があります。

そのまま、この道を進んでいくと、すぐにゲートが出てきます。車両で移動できるのは、ここまでとなります。ここから先は、車両での通行はできません。

ゲートの手前まで走り進めたら、車両での移動はここまでとなりますので、ここからは、徒歩あるいは、自転車での通行となります。徒歩で進んでいくと、15分前後かかるので、時間に余裕をもって移動することをおすすめします。

ゲートが取り付けられてからかなり時間が経過しており、周辺や道路は整備されていないため、歩きにくいこともありますので、移動中はお気を付けください。

あきる野市方面からのアクセスでも同様で、車両を降りて、道を進み続けていくと、旧小峰トンネルへと到着します。登り坂もあるため、徒歩で20分ほどかかるので、時間と体力にお気を付けください。

八王子方面からでも、あきる野市方面からのアクセスでも、少しの時間、山道を歩くので、歩きやすい服装と靴でのお出かけをおすすめします。

旧小峰トンネル付近は、管理されている道路とは違って手入れがされておらず、草木が鬱蒼としている箇所もあるため、決して良い道とはいえないです。

はっきり言ってしまうと悪路であるため、野生動物が出てくることもあります。注意を払いながら進んでいきましょう。

旧小峰トンネル付近は、明るい時間帯でも薄暗く感じる場所が多く、視界が悪いこともあるようです。天気の悪い日に旧小峰トンネルへ行くのは控えた方が良さそうです。

東京・旧小峰トンネルだけではなく、トンネル自体が心霊スポットになりやすいと言われています。そこで、どうしてトンネルが心霊スポットになるのかを調査してみました。トンネル自体が心霊スポットになりやすいのには、いくつか理由があるようです。

トンネルで事故が起こる原因として、視界が悪くなることが挙げられます。出入り口付近では、急に暗くなったり明るくなったりするので、周辺の状況が一瞬、見えにくくなってしまいます。

一瞬、周囲が見えにくくなることで、車の速度を落とすこともありますので、前の車の速度が落ちていることに気づかずにいると、車間距離が足りずに追突してしまうこともあります。

トンネル付近に、カーブや坂がある場所も注意が必要です。カーブがあることで見通しが悪くなってしまったり、緩やかな坂に気づかずにいたりすることで、事故が起こってしまうことも考えられます。

トンネル内で事故が起こると大きくなってしまうことから、残念ながら、亡くなってしまう方が出てしまうこともあります。トンネルの建設中に落盤事故が起こって亡くなる方もいるようです。何かを訴えたくて姿を現すのかもしれません。

トンネルは、湿気の溜まりやすい場所のひとつです。湿気が溜まりやすい場所では、心霊現象が起こりやすいとも言われおり、旧道や廃道などで荒れた場所や事件や事故が遭った場所が心霊スポットになりやすいようです。

そして、古いトンネルは、最新技術で造られたトンネルではないため、照明もなく、水漏れも起こることから、「冷たい」「暗い」「じめじめしている」と、心霊現象が起こりやすいという条件がそろっている場所だからと言えます。

旧小峰トンネルだけではなく、心霊スポットと言われるトンネルは、歴史が長いトンネルが多く、そういった条件が揃うトンネルが少なくないのではないでしょうか。

トンネルとは、場所と場所を最短距離でつなぐもの。そして、トンネルの入り口は、未体験ゾーンへの入り口とも言われ、出口は異世界へ通じているのではないかとも言われています。

トンネルを通る前に中にスッと引き込まれるような雰囲気もあるため、感覚的に違和感を感じる方もいるようです。そして、トンネルを通過している間は、未体験ゾーンを通っているような不思議な感覚を覚える方もいらっしゃるようです。

この何とも言えない違和感が、異世界へ通じてしまうという錯覚を起こしやすいと言えるのではないでしょうか。

山が多い地域では、トンネルが多くあります。昔から山は霊が集まりやすいと言われており、山を掘削して造られるトンネルは特に、霊が集まってしまうスポットになるようです。

その山で亡くなった方などの霊が集まると言われているのだとか。隧道と呼ばれる歴史が長くて薄暗いトンネルは、特に気を付けた方がいい場所だと言われているので、注意が必要な場所と言えます。

東京・旧小峰トンネルの様々な現象を解説いたしましたが、いかがでしょうか。旧小峰トンネルは、過去に起こった宮崎勤事件の事件現場も近く、事件に関連付けられるように知れ渡った、東京都の心霊スポットです。

旧小峰トンネルは、宮崎勤事件が起こる前から心霊現象は度々起こっていたのですが、心霊スポットとして全国的に広まったのは宮崎勤事件がきっかけとなったようです。

旧小峰トンネルは、トンネル自体を閉鎖したわけではないので、徒歩と自転車での通行は可能です。トンネル周辺は薄暗いことが多いので、野生動物とたまにいる通行人にお気を付けください。