町田の進化は塩ラーメンが美味い！激戦区ナンバーワンと名高い超有名店！

東京都町田市といえば都内でも珍しい緑豊かな自然遺産や文化遺産が今なおその姿をとどめているエリアとして知られています。そんな町田市、実はラーメン激戦区だったことをご存知でしょうか。町田はラーメン屋が非常に多く、多くのお店が行列を作っています。そんな町田において別格と言われているのが今回紹介する｢町田汁場しおらーめん進化｣です。

ラーメン激戦区町田の中で特に進化らーめんが人気はのは理由があります。らーめん好きの愛読書である｢TRYらーめん大賞｣の2015年塩部門で大賞を受賞したほどの名店なのです。もちろん評価されているのはTRYラーメン大賞だけではありません。有名なグルメレビューサイトの｢食べログ｣の2010年ベストラーメン部門でも受賞経歴があります。

19万人のレビュアーから評価されているとなれば、進化に行列ができる理由も納得です。首都圏対象の塩ラーメンランキングでは毎回上位にランクインするなど、味にうるさい首都圏のラーメン好きからも高い評価を得ています。町田の進化らーめんは都内だろうと、県外だろうと行列に並ぶ人たち全員をうならせる本物の味なのです。

そんな人気らーめん店進化の営業時間は平日は11時から15時まで、そして夜の部が18時から21時までとなっています。なお、日曜や祝日は11時から17時までの営業なので間違えないようにしましょう。定休日はありません。全席禁煙で、カウンター9席のみ。人気店なのでお昼どきは行列ができることもあります。行列が嫌であれば平日11時がおすすめです。

進化の店主は1981年生まれ東京都出身の関口信太郎さんです。店主自身若い頃からラーメンが好きで、幼い頃から包丁で野菜を切ったりする子供でした。10代の頃は音楽にハマり、19際になってからラーメン屋の世界に飛び込む。色んな料理に興味を持ったものの最終的にはラーメンの世界が一番魅力的だったのでこの業界で生きる決意をしました。

その後｢せたが屋｣で独立をする前提でラーメン作りを学び、やがて昼営業の塩らーめん専門店の｢ひるがお｣の店長になります。次の年には｢ひるがお新宿御苑店｣で立ち上げ当時から店長として長年お店に貢献してきました。2007年、当時26歳の時に独立し開業したのがこの｢町田汁場しおらーめん進化｣です。その後行列のできる進化の人気ぶりは周知の通りです。

進化の店内に入るとロックのBGMが流れています。これは若い頃音楽にハマっていた店主の影響でしょう。中はカウンターしかありません。入って右手にみえる食券で好きなメニューを選びましょう。中で迷わないように行列に並んでいるとき外に貼ってあるおすすめメニューで決めておきましょう。

進化の気になるメニューは塩ラーメンを中心にしたシンプルなメニューとなっています。塩ラーメンがなければ進化のラーメンは作れないというほど外せないメニューです。当初は｢しおらーめん」と｢煮干塩｣という僅か2種類のメニューでしたが、最近では｢しおつけ麺｣や「白醤油」を加え4本立てのメニューがあり、どれもおすすめできる本物の味です。

しおラーメン750円を基本メニューとして、トッピングでチャーシューやしお味玉などもあり、チャーシューは通常のものと鶏チャーシューの2種類から選ぶことができます。おすすめ人気メニューはしお全部のせ、これで1100円。白醤油のつけ麺も人気で、通常のラーメン以外に、もちもちとしたつけ麺ならではの食感も楽しむことができます。

進化で特に人気のしおらーめんは淡麗スープで、鶏の旨みが凝縮されたスッキリした味わいです。濃厚なのにしつこくなく、塩分を気にせず一気に飲み干したくなる絶品スープです。太くも細くもないコシのある麺はツルツルと勢いよく口の中に入ってきて、旨みは強烈なのに舌にぶつからないさっぱりとした後味で、食べる人をたちまち虜にしてしまいます。

店内の壁にはメニューの他にこだわりスープの原材料が書かれています。複雑な原材料を使いながら味同士が衝突をせず調和できているのはこれらの材料で何度も試行錯誤をした結果でしょう。見た目はサッパリなのに口に含むと鶏の力強さを感じる理由はそこにあります。鶏ガラと丸鶏をベースにこだわりの乾物類と塩でまとめた進化ならではのスープです。

進化のラーメンを見てまず驚くのが赤みがかったチャーシューです。火が通ってない肉を口にするのは気が引けますが、もちろん生ではありません。60度から65度程度の低温で長時間加熱して殺菌された科学的な調理法にのっとって作られたチャーシューです。この器半分を覆い尽くす豚の肩ロースが人気の進化ラーメンを支えています。

その厚めに切られたレア肉をひとたび口の中に放り込めば、柔らかい舌触りに言葉を失います。力を入れなくても噛みきれるトロトロ食感は、ラーメンが主役であることを忘れさせるインパクトを持っています。食べているのにますますお腹が減るような濃厚肉汁は、胃袋をたっぷりの幸せで満たしてくれます。間違いなくおすすめのチャーシューです。

チャーシューがそれだけ美味とあればこちらも見逃せません。その名も鶏塩飯です。こだわりの塩だれと柔らかい鶏を歯ごたえのある白米でまとめています。シンプルながらも破壊力抜群のサイドメニューで、お茶碗一杯程度のボリュームなのにかなり満腹度を満たすことができます。たまには体重のことは忘れてラーメンライスでもいかがでしょうか。

ラーメン進化に行くときは注意しないといけないことがあります。それはラーメンの｢麺固め｣や｢大盛り｣、｢替え玉｣といった通常のラーメン店では当たり前に行っている麺調整ができないことです。これはメニューにあるらーめんは一番美味しい状態で食べられるコンディションを前提にお客さんの前に提供しているからです。

進化のラーメンが人気なのは、こだわりの麺とこだわりのスープが絶妙な量と茹で加減のバランスの上で調和しているからです。そのラーメンに固めの麺や替え玉を放り込んでしまったらこだわりのバランスが崩れてしまいます。ラーメン作りのプロが一番美味しいラーメンをベストな状態で出してくれているので、私たちはそれに従いましょう。

ラーメン進化までのアクセスですが、おすすめは電車です。最寄り駅は小田急線町田駅となっていて、進化までは北口から徒歩15分ほどで到着します。距離にして約1.2kmほどなのでたらふく食べたあとのダイエットとしては丁度いい距離です。ウォーキングはしたくないのであればバスが通っているので活用しましょう。

バスを利用する場合は町田バスセンターや町田ターミナルから神奈川中央交通バスに乗ります。橋本駅北口行へ乗り込んだら6分程度で到着する森野三丁目で下車しましょう。そこから徒歩1分ほどで進化に行くことができます。町田駅からは北口からの神奈川中央交通バスに乗り野津田車庫行から中町二丁目で下りれば徒歩3分程度で辿りつけます。(料金180円）

進化に車で行きたい場合には駐車場が4台分用意してあります。店舗の奥にある駐車場が進化来客用の駐車スペースです。ベビーカーの入店も可能なので、お子様連れの方でも安心です。東名高速横浜町田インターチェンジを下りたら国道16号を北上、52号相模原町田線を右折して47号八王子町田線を左折をすれば目と鼻の先に進化がみえます。

進化には支店が存在しています。本店まで足を伸ばせないときは支店の町田駅前店と横浜の中山店で進化の味を楽しんではいかがでしょうか。中野汁場から2014年に移転してきた町田駅前店ではカウンター10席でお客さんを迎えてくれます。駐車場がないため車で来店することはできませんが、本店の味とかわらないしおラーメンを存分に堪能できます。

町田汁場しおらーめん進化は年中無休で食べたいときいつでもあなたを迎えてくれます。麺を自家製麺にかえたり、限定メニューを作ったり、この店のラーメンは日々進化しています。こうして人気にあぐらをかかないのがらーめん進化の凄さでもしょう。町田に足を運ぶ時は是非おすすめのしおラーメンを味わってみてはいかがでしょうか。