京都の鈴虫寺の魅力！アクセス方法やご利益についてもご紹介！

京都には世界遺産やパワースポットと呼ばれているお寺がたくさんありますが、その中でも恋愛や受験などに悩む人たちに絶大なる人気のお寺があります。そのお寺の名前は「鈴虫寺」と呼ばれているお寺で、正式な名前は「妙徳山 華厳寺（みょうとくざん けごんじ）」といいます。そんな人気のお寺である「鈴虫寺」をご紹介いたします。

京都の松尾山麓にたたずむ鈴虫寺（妙徳山 華厳寺）。一年中、心が和む鈴虫の音色を聞くことができ、入学・開運・良縁祈願のをはじめ、多くの方が祈願におとずれる、「ひとつだけ願い事が叶う」といわれているお寺です。京都でもとくに女性に人気の魅力のある有名な観光スポットとなっています。

京都にある魅力の観光パワースポットとして有名な鈴虫寺。平日でも朝早くから鈴虫寺を参拝する人達の長い列ができます。参拝料を支払った後、広間で住職の「鈴虫説法」を聞きながらお茶とお菓子をいただけます。住職が願い事についても詳しく説明してくれます。説法を聞くお部屋では癒し効果のある鈴虫の音色が響いています。

鈴虫寺は願い事が叶う効果があるといわれ、ご利益や効果を求める多くの人々が訪れるお寺です。鈴虫寺の正式名称「妙徳山 華厳寺」（みょうとくざん けごんじ）は、江戸時代中期にあたる1723年（享保8年）に、華厳宗の再興に力をそそいだ鳳潭上人（ほうたんしょうにん）によって開かれ、現在は臨済宗と改められた禅寺となっています。

本尊である大日如来のほかには地蔵菩薩も安置しており、全国から地蔵信仰、入学・開運・良縁祈願の方々をはじめ、多くの観光客や地元の人々が祈願に訪れます。美しい自然に恵まれた鈴虫寺は、四季折々の花や樹々、歳月を重ねた石や苔、竹林などが調和する境内では鈴虫の音色でリラックス効果があり、厳かな静寂と歴史ロマンを感じます。

アクセス方法については京都駅から市バス28番大覚寺ゆきにて、松尾大社で下車して徒歩で15分ほどです。京都バスだと73、83番の鈴虫寺ゆきにて、終点で下車して徒歩で2～3分ほどになります。京都駅からタクシーで行く場合には、鈴虫寺まで約25分ほどで到着します。（約2,000円～2,300円）

車でのアクセスは【京都東I.C】1号線から9（五条通り）号線に入り西へ。千代原口交差点を右折し北上。【京都南I.C】1号線を北上。京阪国道口交差点を右折、九条油小路を左折。堀川五条を左折して9号線（五条通り）に入り西へ。千代原口交差点を右折し北上。【大山崎I.C】171号線を北上。9号線を西へ。駐車場は1台500円です。

ご利益や効果のある鈴虫寺へ行くためのアクセス方法は車でのアクセス以外にも、嵐山からタクシーに乗るアクセス方法もあります。阪急京都線から嵐山線に乗り換えるのが面倒という場合には、タクシー乗り場のある阪急桂駅からタクシーを利用するのもおすすめです。（約1,000円～1500円）

鈴虫寺には、どうしても叶えてほしい願い事を一つだけ唱えると、願いを叶えてくれる効果があるといわれている「幸福地蔵さん」が立っておられます。ご利益を求めるには自身だけではなく、皆が幸せになる願い事を唱えると叶えてくれるといわれています。それが幸福地蔵さんの願いでもあるそうです。

京都の観光名所として有名な鈴虫寺で知る人ぞ知る「幸福御守」。この幸福御守を求めて多くの人が人気観光スポットである鈴虫寺を訪れます。鈴虫寺のお守り・お札は幸福地蔵様の化身、お地蔵様のお姿が入っておられます。御守が持っている人にご利益を与え守ってくれますので、常に身につけておけば効果があらわれるそうです。

鈴虫寺の石段を上った山門脇に「幸福地蔵さん」が立っています。本当のお名前を「幸福地蔵菩薩」と言い右手には錫杖（しゃくじょう）、左手には宝珠（ほうじゅ）をお持ちになっておられます。また、日本で唯一わらじをお履きになられています。お地蔵様が願いを叶え、救いの手をさしのべるために、歩いて来てくださるからです。

お地蔵様は道端や峠、お墓の入り口などにおられ、もっとも親しみのある仏様といえます。この世に生きる人たちの願いを叶え、救いの手をさしのべてくれるだけでなく、地獄に堕ちた人も救ってくださる慈悲深い心を持った仏様です。阿弥陀如来様などの仏様が極楽浄土におられるのに対して、お地蔵様は地獄に住しているのです。

鈴虫寺の「幸福御守」やお札は幸福地蔵様の化身、お地蔵様のお姿が入っておられます。お守りは持っておられる方を守ってくださるものですから、常にそばにおいて身につけておくと願いが叶うそうです。 一度参拝された場合に願い事が叶い、観光などで再度訪れることができない場合には、郵送で御守を購入することもできるようです。

幸福御守の「幸」という文字が見えるように両手をそえ、住所と名前と願い事を一つだけ唱えます。住所を唱えることで、わらじを履いたお地蔵様が願いを叶えに来てくれるといわれています。お札はお祓いされている家や家族、職場などを守ってくれますので、自宅や会社にて手を合わせ、鈴虫寺の方角を向きながら唱えると良いそうです。

八代目の住職が鈴虫の声に耳を傾けていたときに、ただひたむきに鳴き続けるその声に感じ入り、「これぞ禅の心である」と悟りを覚えたそうです。この心を、より多くの人に広めたいと鈴虫の飼育を始め、現在では約7,000匹もの鈴虫が寺で飼育され暮らしているそうです。鈴虫の音色は一年中癒しの効果がありそうです。

一年中鳴り響く鈴虫の声と住職の説法に感銘を受けた人々が、いつしか「鈴虫寺」と呼ぶようになりました。季節ごとに違う温度設定をした部屋で、温かい飼育箱で孵化・飼育しているそうです。秋の状態の温度設定をしたお部屋に保つことで、鈴虫の成虫を生かすことができ、一年中鈴虫の音色を聴くことができるようです。

混雑するため、電車やバスでのアクセスをおすすめしている鈴虫寺ですが、「鈴虫説法」を聞くために全国からご利益を求めて人々が訪れます。約100人単位での入替えで住職の「鈴虫説法」を聞くことができます。決して堅苦しいものではなく、お寺の話しやお参りの仕方、日々の心の持ち方についてもお話してくださいます。

禅宗の教えの一つである「茶礼」に基づいた考えから、お茶とお菓子が用意されます。住職や副住職をはじめ数名の住職が、鈴虫寺についてのお話や、幸福御守やお札についてのご利益や効果、お参り方法について説明してくださるのですが、時事ネタを取り入れたお話で和やかな雰囲気の中で説法を聞くことができます。

鈴虫寺では、わらじを履いたお地蔵様が願い事を一つだけ叶えてくれるといわれていますが、ご利益や効果があった人は願いが叶ったお礼とお札を返しに鈴虫寺を訪れます。そしてまた願いごとを一つお地蔵様にお願いするというくり返しが多いようです。それだけ訪れる人の願いが叶っている人が多いということですね。

願い事が一つだけ叶うというのが鈴虫寺の魅力といえますが、わらじを履いたお地蔵さまは、願い事すべてをかなえてくれるわけではありません。あくまでも身の丈にあった願い事であることが、願いが叶う条件になります。また、人の不幸を願ったり、一方的な縁切りなどの願い事は叶わないといわれています。

鈴虫寺は願い事のご利益だけでなく、四季折々の美しい景色も楽しめるという魅力があります。車やバスの車窓からの景色も美しいですが、最寄りの嵐山線松尾大社駅から歩いて景色を楽しむというのも四季が楽しめるのではないでしょうか。鈴虫寺は春には桜やつつじが咲き、夏には新緑や苔が長いビロードのようにつながって見頃となります。

紅葉が見頃の秋の鈴虫寺もおすすめです。まるで絵の中にいるようなそんな気持ちにしてくれます。冬にはつばきや南天の実など、雪が積もった後の本堂から眺める庭園も芸術的で美しい景色といえます。どの季節に訪れても鈴虫寺やまわりの景色の美しさには感動を覚えます。

鈴虫寺の「幸福地蔵さん」は願い事を叶えてくれる魅力的な仏様といえますが、願い事をする前の心がけも必要となります。まずは願い事を一つに決め、それに向かって覚悟を決めることが大切です。そして願い事をした後は、一瞬一瞬を大切に過ごすこと。心の持ちかたとしては、まわりの人に感謝の気持ちを持つことでより効果が得られます。

幸福地蔵様にお願いするときには、現実に叶いそうなお願い事を一つだけし、それに向かって努力することや、感謝の気持ちを持ち続ければ、わらじを履いたお地蔵様が願いを叶えにやってきてくれるでしょう。願いが叶ったら感謝の気持ちを持って、お礼に行ってみましょう。決して無理のない願い事であれば叶うといわれています。

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