カヤバ珈琲は谷中の古民家カフェ！おすすめメニューのたまごサンドを食べよう

東京の谷中は七福神めぐり等で有名な人気の観光スポットで、最近では日本人だけでなくアジアや欧米からの観光客が多い地域でもあります。そんな谷中には国内外を問わず高い人気を誇っている"カヤバ珈琲"というおしゃれなカフェがあり、美味しい料理とドリンクでホッと一息入れたい人たちにはとてもおすすめのカフェと言えるでしょう。

"カヤバ珈琲"は東京の谷中にある人気のカフェです。"カヤバ珈琲"は大正5年ごろに作られた建物をリノベーションして作られたカフェで、さらにカフェ自体の創業も昭和13年とかなり歴史のある老舗です。ただ、昭和13年から現在に至るまでずっと営業し続けてきたわけではありません。長い歴史のなかで一時的に閉店していたこともあります。

それがとあるNPO法人の働きかけもあって平成21年に"カヤバ珈琲"は再オープンしたという経歴があります。ちなみに"カヤバ珈琲"の名前の由来は昭和13年にオープンした時の創業者である榧場伊之助さんの名前を取ってつけられたと言われています。現代風のおしゃれなカフェもおすすめですが、歴史を感じながら"カヤバ珈琲"で一服するのもおすすめです。

"カヤバ珈琲"の店内は一階と二階があり、その両方で美味しいモーニングやランチをいただくことができます。一階はテーブル席が中心のいわゆる一般的なおしゃれなカフェになっており、方や二階は畳ばりの和風のお座敷スタイルのカフェとなっています。二階でお茶をする時はカフェでは珍しく靴を脱いであがるため、足を休めたい時にもおすすめです。

"カヤバ珈琲"の店内には古民家として使われていたころの趣を感じさせる柱や梁が残されており、二階へ上がる階段を歩くたびに鳴るギシギシという音も歴史の深さを感じさせます。古き良き日本の建物を想起させるとてもレトロな雰囲気の店内はとても居心地がよく、店内にある大きな窓からは日差しがたくさん差し込んでいてそれも心を癒してくれます。

オシャレなカフェとして地元だけでなく日本中に多くのファンがいる"カヤバ珈琲"ですが、最近では谷中を観光している外国人観光客の人たちからも人気です。そのため行列や店内にいる人を見渡してみると日本人だけでなく欧米の人やアジア系の観光客など客層のバリエーションの豊富さに驚かされます。谷中周辺ではかなりおすすめのカフェです。

谷中周辺を観光して"カヤバ珈琲"の前を通りかかった時に行列ができていない、あるいは行列が少しの時には絶対に入るべきカフェです。ちなみに"カヤバ珈琲"はゆっくりする人が多いものの回転率がそこまで低くないため、行列ができていたとしても比較的待たずに店内へ入れることが多いです。ですから行列ができていても臆する必要はありません。

そうは言ってもランチ時の12時前後になると非常に混雑するのも事実です。それこそ週末や祝祭日ともなると営業時間中行列ができることも珍しくありません。もし、ここ"カヤバ珈琲"でランチやモーニングをしたい時には営業時間の朝8時あたりがねらい目でしょう。ただ、混雑時は時間制限を設けてくれるため、そこまで待たされる心配はないでしょう。

東京・谷中の"カヤバ珈琲"で圧倒的な人気を誇っているメニューが『たまごサンド』です。おそらく"カヤバ珈琲"を訪れた人のほぼ全員が注文するといっても過言ではないほどの人気商品となっています。"カヤバ珈琲"にはほかにもたくさんメニューがあってどれにしようかで迷ってしまいがちですが、そんな時にはたまごサンドを選べば間違いありません。

ちなみに『たまごサンド』には茹で玉子を崩してマヨネーズ等の調味料と混ぜたタイプのものと厚焼き玉子をシンプルにはさんだタイプのもののふたつがありますが、ここ"カヤバ珈琲"のたまごサンドは厚焼き玉子タイプのものです。さらに濃厚なオニオンスープも添えられているという至れり尽くせりのメニューで、モーニングやランチに最適な一品です。

たまごサンドを注文するとお店の奥から「シャカシャカシャカ」と卵を泡立てる軽快な音が聞こえてきます。何と"カヤバ珈琲"ではたまごサンドを作り置きすることはほとんどせず、注文が入るたびに厚焼き玉子を手作りするという非常に大きなこだわりを持っています。作っている様子が音を通して伝わってくるため、それがより一層食欲をそそります。

ここ"カヤバ珈琲"のたまごサンドは小さめのサンドイッチが全部で3切れお皿に乗っており、ひとりで食べるのにはとてもちょうどいい量です。一方でそこまで少なくもないので友達や家族とシェアするのにもちょうどいいボリュームと言えるでしょう。また主役のたまごサンドの横には緑が色鮮やかなパセリが添えられていて見た目もいい感じです。

たまごサンドに使用されているパンはどちらかと言うとフワフワ系で、弾力のある厚焼き玉子との相性は抜群です。さらにたまごサンドを一口食べると濃厚なたまごの味の後に少しツンとするような刺激が襲ってきます。このツンとする刺激の正体は辛子マヨネーズで、よく見るとわかりますがパンと厚焼き玉子の間にはたっぷりと辛子マヨネーズが入っています。

この辛子マヨネーズが非常にいいアクセントになっており、いい具合に食欲を刺激してくれるので一度食べ始めたら止まらなくなる絶品のたまごサンドです。一見すると非常にシンプルなたまごサンドに見えるのですが、食べてみるとその奥深さにびっくりすると思います。実際、あまりの美味しさからもう一皿お代わりをしてしまう人もいるほどです。

きっとテーブルに届いた瞬間は「家で自分でも真似して作れそうなたまごサンドだな」と思うかもしれませんが、一口食べた瞬間にその幻想はいとも簡単に打ち砕かれます。シンプルでありながら手が止まらなくなるこの味わいはやはり"カヤバ珈琲"でしか味わえません。唯一無二のたまごサンドであるからこそ多くの人が何度もカヤバ珈琲へ足を運ぶのでしょう。

大人気のたまごサンドではなくあえて別のものを注文したい人におすすめなのが『たまごトースト』です。たまごサンドはパンの間に厚焼き玉子が入っているものですが、こちらのたまごトーストはスクランブルエッグ状に崩したものをトーストの上に乗っけたものになります。そこそこボリュームがあるためモーニングにもランチにも最適でしょう。

東京・谷中の"カヤバ珈琲"では朝8時のオープンしてからすぐの時間帯でモーニングを楽しむことができます。モーニングはランチなどのほかの時間帯とメニューそのものはそこまで違っているわけではありませんが、料理とドリンクをお得に注文することができるため時間に余裕のある人はモーニングのタイミングでの来店がおすすめです。

モーニングの仕様は次の通りです。まずはメニュー表のなかにあるトーストやサンドイッチから食べたいものをひとつ選びます。そして、さらにそこにプラスしてドリンクはコーヒーと紅茶のいずれかから好きな方を選ぶことができます。ちなみに東京近郊でモーニングを食べようとすると軽く1000円を超えるところも決して少なくありません。

これに対して、"カヤバ珈琲"のモーニングは800円と非常に良心的な値段設定となっています。お得な値段でモーニングをできるのはとても嬉しいサービスです。補足しておくと、モーニング以外の時間帯にこれらのコンビを注文すると100円くらい値段が高くなります。故にお得に朝ご飯を食べたい時にはモーニングを強くおすすめします。

モーニングやランチのタイミングに限らず、"カヤバ珈琲"で一日中注文することができるドリンクが『コーヒー』です。"カヤバ珈琲"のコーヒーは煎り時間が少し浅めで、酸味が少し強いのが特徴です。濃厚な味わいと言うよりはどちらかと言うとアメリカンコーヒーのようなサラッとした味わいなので普段あまり飲まない人でも大丈夫な仕上がりです。

また、そこまで主張が強くないコーヒーなのでランチなどのどんなメニューにも合うのがここのコーヒーの良さでもあります。ランチメニューは日替わりで異なることが多いのですが、コーヒーならどんなメニューでも安心して合わせられます。ただ、深煎りのコクの強いコーヒーが好みの人には"カヤバ珈琲"のものは少々物足りないかもしれません。

ちなみに普通のカフェと同じで"カヤバ珈琲"ではコーヒーと一緒にミルクポットが提供されます。ミルクポットと言えば生クリームが一般的ですが、ここ"カヤバ珈琲"では生クリームではなくシンプルなミルクです。そのためコーヒーに投入しても味がくどくならないので、途中で味変をしたい時にはミルクを注ぎ込んでカフェオレにしてみるのもおすすめです。

"カヤバ珈琲"にはほかのカフェではあまりお目にかかれないような少し変わってメニューがあります。それが『ルシアン』です。おそらくルシアンと聞いてどんな商品かピンと来る人はあまりいないのではないでしょうか。ルシアンとはコーヒーとココアをハーフ&ハーフの同じ割合で混ぜ合わせたドリンクで、"カヤバ珈琲"ではホットでいただきます。

コーヒーとココアを同じ割合で配合してはいるものの、どちらかと言うとココアの甘さや香りの方が買っているので小さいお子さんでも飲みやすいドリンクに仕上がっています。ブラックコーヒーが好きな人は少々物足りなさを感じるかもしれませんが、逆にコーヒーが得意ではない人や甘いものを飲みたい人にはおすすめの一杯と言えるでしょう。

ランチ時などにガッツリと食べたい人におすすめなのがハヤシライスです。たまごサンドなどと同様にこのハヤシライスも非常に素朴な味付けになっており、どんな人でも安心して注文できるメニューです。ルーの味付けはどちらかと言うと少し濃い目で、谷中周辺を歩き回って塩分を欲している身体にはもってこいのメニューと言えるでしょう。

"カヤバ珈琲"でお茶をする時におすすめのお供が『抹茶ガトーショコラ』です。一般的なガトーショコラというと非常に甘みの強いケーキというイメージが強いですが、ここ"カヤバ珈琲"の抹茶ガトーショコラは甘さが抑えめで、かつ抹茶の風味がしっかりと感じ取れるので甘いものがそこまで得意ではない人でもペロッと食べられるおすすめの一皿です。

"カヤバ珈琲"では少し珍しい夜カフェを楽しむことも可能です。昼間とは打って変わってアルコールと美味しい料理を落ち着いた店内のなかで味わうことができます。夜カフェをやっているのは18時以降のみで、したがって利用できるのは火曜日から土曜日だけになります。月曜日と日曜日は夜カフェをやっていないのでその点は注意しましょう。

"カヤバ珈琲"の最寄り駅は東京メトロ千代田線の根津駅になります。まず根津駅を出たら言問通りを鶯谷方面へと歩いていきましょう。約10分くらい歩くと大きなレストランが見えてくるのでそれが目印です。"カヤバ珈琲"は上野桜木の信号のちょうど角にあり、かなり目立つ場所なので初めて行く人でも迷うことなく到着することができるでしょう。

住所：東京都台東区谷中6-1-29 電話番号：03-3823-3545

東京・谷中の"カヤバ珈琲"の営業時間は曜日によって変わります。火曜日から土曜日は朝8時から22時半までとなっており、中休みは基本的にはありません。これに対して、月曜日と日曜日は朝8時から18時までと少々営業時間が短めに設定されています。定休日はありませんが確実にお茶をしたい場合には事前に電話で確認するといいでしょう。

"カヤバ珈琲"は人気店ではありますが実は予約をすることができます。もちろん、平日のランチタイムなどの混雑時は予約をするのが難しいですが、そのほかの時間帯であれば二階の和室等を押さえることができます。美味しいケーキやコーヒーを周りの目を気にすることなく楽しみたい時には事前に連絡を入れて予約をしてしまうのもひとつの手でしょう。

東京の谷中にある"カヤバ珈琲"はモーニングにもランチにもぴったりな非常にコストパフォーマンスの高いカフェとなっています。大人気のカフェだけに来店する時間帯によっては大行列ができていることも珍しくないですが、それでも並ぶ価値は十分にあります。人気メニューの『たまごサンド』は本当に絶品なのでぜひ一度味わってみてください。