片瀬漁港の鮮魚直売所がおすすめ！人気の朝市で美味しい魚を手に入れよう

神奈川県藤沢市の観光名所と言えば江の島ですが、その江の島のすぐ近くにあるのが『片瀬漁港』です。この片瀬漁港ではほぼ毎日直売所や朝市が催されており、新鮮で美味しい魚介類を買いたい人たちの人気スポットとなっています。今回はそんな片瀬漁港で開催されている直売所や朝市、さらには周辺の駐車場についてご紹介したいと思います。

『片瀬漁港』とは神奈川県の藤沢市にある漁港のひとつで、境川の河口付近に隣接するかたちで連日いろいろな魚介類が取り引きされています。ちなみに『片瀬漁港』は第1種漁港に分類される漁港です。第1種漁港とは主に地元の人だけが利用する漁港のことで、大手の仲買人などがあまり来ないため一般の人でも利用しやすい漁港となっています。

ここ『片瀬漁港』で主に水揚げされるのがシラス・アジ・サバ・ワカメといった魚介類です。ただ、漁業のスタイルが大型の定置網漁であることからこれら以外のいわゆる『雑魚』がたくさん獲れることでも有名で、朝市や直売所ではこれらの希少価値の高い地魚が破格の値段で売られていることも決して珍しくありません。

神奈川県の藤沢市にある片瀬漁港には鮮魚を買うことのできる直売所があります。この片瀬漁港直売所は月曜日から金曜日の平日と日曜日の計6日間も営業しており、土曜日だけが定休日となっています。また、片瀬漁港直売所は営業時間が9時から12時となっていますが、鮮魚が売り切れてしまった段階でクローズするのでその点は要注意です。

片瀬漁港直売所の魅力は何といっても江の島をはじめとする藤沢市周辺で美味しい鮮魚を安い値段で買うことのできるところでしょう。片瀬漁港直売所で売られている鮮魚はどれもその日の朝にとれたものばかりです。もちろん、鮮魚を買うことだけを考えれば近所のスーパーマーケットやデパートなどでも十分に可能です。

しかし、そういった場所で買う鮮魚はどうしても収獲をしてから時間がたってしまうため鮮度が落ちてしまいがちです。魚介類の美味しさを決める最も重要な要素が鮮度であることを踏まえるとこの欠点はかなり致命的だと思います。これに対して、片瀬漁港直売所に行けば獲れたて鮮魚しか並んでいません。

これは普段鮮魚を買わない人にとっても嬉しいことでしょう。美味しい魚を見極めるためには長年の経験が必要だとされていますが、片瀬漁港直売所なら基本的に陳列されている鮮魚はすべて獲れたてなのでそこまでシビアに厳選する必要がないからです。目利きができなくても簡単に美味しい魚介類を買えるのは大きなメリットです。

鮮魚と聞くとどうしても「新鮮なものを目利きするのが難しいから大変」と考えてしまう人が多いです。少しハードルが高くて無意識のうちに敬遠してしまう人も少なくないでしょうが、片瀬漁港直売所であれば比較的初心者でも安心して買うことができます。いままで漁港の直売所へ行ったことのない人はぜひこの機会に足を運んでみてください。

また、片瀬漁港直売所で売られている鮮魚は一般的なスーパー等のものと比べると安いものが多いです。家庭のお財布を預かっている主婦からするとこれは非常に大きなメリットだと思います。スーパーマーケットなどの小売店で鮮魚を販売する場合には間をいろいろな業者が仲介するため、その分だけどうしても最終的な販売価格が高くなってしまいがちです。

一方、片瀬漁港直売所の場合には自分の足で直接漁師さんたちから買い付ける形になるので仲介することによる手数料が一切発生しません。その分だけかなり格安に美味しい鮮魚を手に入れることができます。藤沢市の片瀬漁港まで行くというひと手間はかかりますが、その手間を差し引いてもお得なので魚好きにはかなりおすすめです。

片瀬漁港では毎日9時からの直売所のほかに朝市も行っています。この朝市は毎月第1日曜日の朝9時から開催されていて、直売所と同様に鮮魚が売り切れ次第終了となります。連日行われている直売所とそこまで大きな違いはありませんが、朝市の方が片瀬漁港の一大イベントということもあってか並んでいる鮮魚の種類も多く、値段もお手頃です。

片瀬漁港の朝市の一番の魅力は普段なかなかお目にかからないような珍しい魚と出会うことができる点だと思います。片瀬漁港の朝市にはたくさんの『入り合い箱』が並ぶことで有名です。この『入り合い箱』とは定置網漁で獲れた魚を無差別にぶち込んで売られている商品のことです。

この説明からも分かるように売られている入り合い箱の中身は基本的に同じものはなく、どれを選んだかによって魚の内容が大きく異なるのが特徴です。そのなかには普段市場に出回らないような希少価値の高い魚も数多く紛れ込んでおり、地魚マニアにとってはたまらない逸品と言えます。日本全国には数多くの漁港があり、朝市自体は珍しくありません。

しかし、このように入り合い箱のようなスタイルで雑魚を売っている漁港は片瀬漁港を含めて数えるほどしかありません。それこそ、最近の漁港はたくさんの人たちが足を運ぶようになると少しずつ観光地化してしまうことが多く、それに伴って人気がなかったり見た目がグロテスクだったりする雑魚をあらかじめ廃棄してしまいがちです。

これに対して、片瀬漁港ではそういったほかの人気漁港が捨ててしまうような美味しい地魚を買うことのできる数少ない場所です。さらに、嬉しいことに片瀬漁港の入り合い箱は『1箱200円』という風に常識では考えられないような値段で投げ売りされています。かなり安いのでなかには何箱も入り合い箱を買っていく人もいるほどです。

片瀬漁港の朝市は珍しい地魚が好きな人にとってはたまらない催し物なのですが、それだけにかなり人気があるのでもし足を運ぶ場合には時間に余裕をもって行動することをおすすめします。朝市のオープンは朝の9時なのですがその30分くらい前にはすでに両肩に大きなクーラーボックスを抱えた人たちが大行列を作っています。

しかも、片瀬漁港の朝市は昔から足を運んでいる常連さんに加え、口コミなどの効果で日に日に新規のファンも増えているため競争率は右肩上がりで激しくなってきています。ですから、お目当ての入り合い箱などを確実にゲットしたい場合にはかなり早めに片瀬漁港に到着してスタンバイしておくことを強くおすすめします。

大げさに聞こえるかもしれませんができることなら1時間以上前に到着できるのが理想です。こう説明するとおそらく「そこまでする必要があるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。しかし、東京の周辺で美味しくて珍しい雑魚をゲットできるのは藤沢市の片瀬漁港くらいで、なおかつ破格の値段であることを加味するとそれだけの価値はあります。

片瀬漁港は小田急江ノ島線の『片瀬江の島駅』から徒歩3分の場所にあります。これだけ聞くと「電車で行くのが便利」と思ってしまいそうですが、もし直売所や朝市へ行くなら自動車で行くのがおすすめです。自動車をおすすめするのは帰りの荷物がかなりのボリュームになるため、クーラーボックス等を運ぶことを考えると自動車の方が便利だからです。

片瀬漁港へ行く段階ではクーラーボックスの中身は空ですから持ち運ぶのはそこまで苦にならないでしょう。しかしながら、帰る時には何十匹という魚と氷がクーラーボックスにぎっしりと入っており、場合によっては重さが10kg以上になることもざらです。それを駅まで自分で運びながら移動をするのはかなり大変な作業なのでおすすめしません。

一方、自動車であればクーラーボックスを運ぶとしてもせいぜい漁港と駐車場の間だけですから肉体的な負担がかなり小さくできます。それこそ年配の人が片瀬漁港で買い物をする場合には自動車の一択と言っても過言ではありません。電車でのアクセスも不可能ではないですが、楽に買い物できる点を踏まえれば自動車に軍配が上がります。

片瀬漁港は江の島の目と鼻の先にあります。しかも、オープンする時間が朝市といってはいますが9時からと比較的遅めです。そのためほかの目的で藤沢市周辺に来た観光客と足を運ぶタイミングが重なりがちで、大きな問題となってくるのが「駐車場をいかにして確保するか」という部分でしょう。駐車場を確保できなければそもそも朝市に参加できません。

片瀬漁港内には一応駐車場も用意されていますが、月に1回の朝市ともなるとかなりの人が集中するためすぐに満車になってしまうことも珍しくありません。そのため、片瀬漁港内の駐車場のほかにいくつか別の駐車場の候補を知っておくといざという時に便利です。今回は片瀬漁港の近くにある藤沢市の駐車場をいくつか紹介します。

片瀬漁港へ行く際に最もおすすめの駐車場が藤沢市にある『江ノ電駐車センター』です。この江ノ電駐車センターの魅力は何といっても片瀬漁港までの距離の近さで、その距離は何とたったの50mほどです。徒歩数十秒というアクセスの良さは藤沢市にある数多くの駐車場のなかでも群を抜いており、収容台数も200台と多いので覚えておくと便利です。

『江ノ電駐車センター』の営業時間は朝5時から深夜23時までです。料金は30分ごとに200円かかります。片瀬漁港までの距離が近い反面料金は少し割高ですが、少しでも楽にアクセスしたい人にとってはかなりおすすめの駐車場です。特に朝市の後は魚がどっさり入ったクーラーボックスを運ぶことになりますから、距離が近いとそれだけ楽です。

住所：神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-8

営業時間にこだわりたい場合には藤沢市にある『J・PARK江ノ島第2』もおすすめです。このJ・PARK江ノ島第2は24時間営業しているため自分の好きなタイミングで利用できるのが最大の長所でしょう。前述したように片瀬漁港の朝市は非常に競争率が高いわけですが、この24時間利用できる点を上手に活用できればかなり賢く買い物できます。

ただ、この『J・PARK江ノ島第2』は収容台数が7台だけというのが少しだけネックです。さらに片瀬漁港までの距離が120mほどとかなり近いため到着したタイミングによっては満車である可能性も高いです。さらに料金が時期によって異なり、例えば観光シーズンの夏場などは少し割高なのでその辺りは事前に調べておくことをおすすめします。

住所：神奈川県藤沢市片瀬海岸2-17

片瀬漁港そばにある藤沢市の駐車場を確実に確保したいのであれば『B-Times片瀬海岸第1』がおすすめです。このB-Times片瀬海岸第1とほかの駐車場との最大の違いは予約制のパーキングであるという点です。事前に予約をしてから片瀬漁港そばまで行くことができるので駐車場をどうするかという部分で頭を悩ませる心配がゼロです。

ほかにも、ここ『B-Times片瀬海岸第1』は最大料金制なのも魅力です。予約をした後に1200円を支払えば何時間車を停めてもそれ以上に料金が増えることがないため時間を気にせずに片瀬漁港を物色できます。ほかの駐車場だとどうしても時間に比例して料金が増えるため買い物に集中できません。B-Times片瀬海岸第1はかなり穴場の駐車場と言えます。

住所：神奈川県藤沢市片瀬海岸2-10

天候を気にせず利用できる駐車場としておすすめなのが『片瀬海岸地下駐車場』です。この『片瀬海岸地下駐車場』というネーミングからも分かるように、この場所は屋根がついているため雨が降っている日でも風が強い日でも安心して利用することができます。さらに収容台数も200台と多めなので、比較的満車になりづらいのもポイントです。

親しい友人と片瀬漁港へ行く場合には『片瀬海岸地下駐車場』はなかなかにおすすめです。片瀬漁港の名物と言えば雑魚が無作為に詰め込まれた入り合い箱ですが、なかにはそこまで必要性を感じないものもあるでしょう。そんな時、友人と魚を交換したりすることもあるでしょうが、そんな時に屋根の付いている駐車場は非常に重宝します。

住所：神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19

日本には数多くの漁港があって朝市等が開催されているわけですが、そのなかでも片瀬漁港はかなりガチの部類に入る本格的な直売所となっています。直売所や朝市に並んでいる魚はどれも新鮮かつ格安で、珍しい地魚が欲しいマニアから手軽に美味しい魚介類を楽しみたい初心者までと幅広い層におすすめできる漁港だと言えます。