横須賀のソウルフード「ポテチパン」！意外なコラボはクセになる青春の味！

横須賀のローカルフード「ポテチパン」は、パンにポテトチップスとキャベツとマヨネーズを挟んだ異色のサンドイッチです。「ポテチパン」は、学校の中の売店でも販売されるほど横須賀で身近な食べ物。元祖「ポテチパン」のお店は中井パン店と老舗ワカフジベーカリーです。人気の「ポテチパン」の作り方や販売しているお店ついてご紹介します。

昭和45年ごろ中井パン店の近所にあったら菓子問屋から、あまってしまったポテトチップスをどう使うか相談されたことから考え出されたのが「ポテチパン」です。試行錯誤の末、キャベツとマヨネーズとポテトチップスをあえてパンにはさむと意外にも美味しく、「ポテチパン」として販売されることになりました。

菓子問屋は、横須賀にあるワカフジベーカリーなどの数件のパン屋にも同じ依頼をしていました。そのため横須賀のパン屋組合でもポテトチップスの使い方が議論されました。今でも中井パン店以外のお店で「ポテチパン」は販売されています。そして、横須賀の人気ローカルフードを言えるまでに有名になりました。

現在販売されている「ポテチパン」は、当初作られたものと時代に合わせて味を少し変えてあります。売り物にならないバラバラになってしまったポテトチップスが、横須賀を代表する人気ローカルフードになったとは、なんとも不思議な「ポテチパン」の始まりなのです。

横須賀のローカルフード「ポテチパン」が全国的に広まったのは、俳優の小泉孝太郎さんが高校生の時大好きだったとテレビで話したことがきっかけです。横須賀の高校では売店にまで「ポテチパン」は置かれているのです。「ポテチパン」は本当に人気のローカルフードです。

小泉孝太郎さんといえば、横須賀の政治家元総理大臣の小泉純一郎さんの息子さん。高校の売店にも売っていたので、小泉孝太郎さんは全国どこにでも「ポテチパン」は売っているのだと思っていました。横須賀でドラマのロケがあるときには、必ず「ポテチパン」を差し入れするほどの気に入りようです。

「ポテチパン」の不思議さから話題にもなり、そして食べると美味しいことからもドラマ現場で「ポテチパン」は大人気です。小泉孝太郎さんがテレビで「ポテチパン」について熱く語ったのは「淳&ブラマヨのおしゃべり商店街」や「人生最高レストラン」など複数の番組で、「ポテチパン」への熱い思いが伝わってきます。

小泉孝太郎さん以外でもテレビで「ポテチパン」は紹介されています。人気番組「マツコの知らない世界」でも「ポテチパン」が紹介されました。「マツコの知らない世界」は、毎回あることにとても詳しいゲストが登場する人気番組です。全国の地元パンを食べ歩いた甲斐みのりさんが「ポテチパン」について熱く語りました。

「マツコの知らない世界」では、元祖「ポテチパン」のお店の一つであるワカフジベーカリーのお店の人が実際にスタジオで「ポテチパン」を作りました。粉々のポテトチップスとキャベツとマヨネーズをパンにはさむ料理にマツコデラックスさんがビックリしていました。

「マツコの知らない世界」以外でも息の長い人気番組「秘密のケンミンショー」で「ポテチパン」は紹介されています。「ポテチパン」は、テレビで何度も紹介されるほどの人気の横須賀のローカルフード。意外な組み合わせと美味しさが人気の秘密で、注目されてるのです。

横須賀にある中井パン店は、元祖「ポテチパン」のお店として知られています。1953年創業。先祖代々受け継がれたパンの製法を受け継ぐ、伝統あるパン屋さんです。「ポテチパン」だけでなく、あんぱんなどのパンも販売されています。昼食時にはとても混雑します。

横須賀の京急県立大学駅近くにあり、小泉孝太郎さんが生まれ育った家は歩いていける距離です。お総菜パンが多く、コロッケ、ハムカツ、マカロニサラダ、焼きそば、チキンカツ、カレーパンなどお昼におすすめのメニューが並んでいます。基本の三角コッペパンも人気です。

昔懐かしたたずまいの中井パンですが、お値段もお手頃で中高生でも手が出るお手軽パンが多く用意されています。意外に人気なのが、シンプルな山形食パン。お総菜パンもいいですが、中井パン店のパン生地の良さが直接味わえるシンプルな食パンやコッペパンもおすすめです。

横須賀のローカルフード「ポテチパン」は、最初に開発した元祖といわれる中井パン店や老舗ワカフジベーカリーで購入できます。しかし、実は簡単に家でも作ることができます。材料は、まずパン。中井パン店ではコッペパンです。コッペパンやドックパンや食パンが向いています。

それ以外にも、ポテトチップスのりしお味、キャベツ、にんじん、塩コショウ、マヨネーズ、マスタード、青のりが必要です。ポテトチップスは必ずしものりしお味でなくてもいいですが、ここでは中井パン店の作り方に沿って紹介します。最初のパンにバターをたっぷり塗ります。

ボウルにみじん切りしたキャベツとニンジンを入れて、塩コショウします。その上にポテトチップスをキャベツとニンジンの量の2倍にあたる量入れます。次に、ポテトチップスを軽く割ります。マヨネーズと青のりで味付けをします。最後に、パンにはさみます。とっても簡単な作り方で、家で気軽に試すことができます。

もう一つの元祖「ポテチパン」のお店として知られているのがワカフジベーカリーです。人気テレビ番組「秘密のケンミンショー」で紹介されたお店でもあります。中井パン店はコッペパンを使用していますが、 ワカフジベーカリーは、コッペパンとは違う細長いパンでラップでまいてあります。

ワカフジベーカリーの「ポテチパン」の作り方は、中井パン店とはまた違います。特に違うのがポテトチップス。ワカフジベーカリーは、コイケヤのポテトチップスうすしお味を使っています。横須賀の中学校や高校、海上自衛隊久里浜駐屯地で販売されていると話題の「ポテチパン」はワカフジベーカリーの「ポテチパン」です。

ワカフジベーカリーのお店は、JR横須賀線久里浜駅から500mほどのところにあります。バス停にして二つ目の距離のあります。横須賀市、三浦市、横浜市の学校給食にもワカフジベーカリーのパンは使われています。元祖「ポテチパン」のお店の1つであるワカフジベーカリーは、横須賀市で長年愛されているお店です。

ワカフジベーカリーの「ポテチパン」の作り方は、中井パン店と似ていますが少し違います。一番違うのは材料で、ポテトチップスがうすしお味になります。最初にキャベツをざく切りにしてボウルに入れます。少し大きめに切って、固い部分も入れ、食感を楽しめるようにします。

そこにポテトチップスうすしお味を入れます。マヨネーズ、塩、コショウを混ぜ合わせてボウルに入れます。切り込みを入れたパンにはさめばできあがりです。中井パン店の作り方と大きく違うのは、ポテトチップスの味とキャベツの切り方です。大きめに切ったキャベツに芯に近い固い部分を入れます。

歯ごたえをわざと感じさせて、シャリシャリした食感を楽しむのがワカフジベーカリーの「ポテチパン」です。パンの種類も中井パン店とは違うので、パンとの相性でも味の違いが出ます。「ポテチパン」の作り方は簡単なので、分量は目分量で大丈夫です。家で作るときは、お好みに合わせて量を調整し、自分流を作ることもできます。

手軽で簡単に作れる「ポテチパン」は、自宅で作ることができます。お店の作り方通りに作ることもできますが、アレンジして自分流の味を作り出している人もたくさんいます。ネット上にも多くの作り方が公開されています。例えば、ニンジンを加えて野菜の量を増やすと、ヘルシーな「ポテチパン」ができます。

ポテトチップスを食パンの上にのせて、サワークリームやヨーグルトをかけて食べる「ポテチパン」もあります。長いパンに切り込みをいれて挟むのとは見た目もかなり違う「ポテチパン」です。斬新なものだと、もずくをポテトチップスと野菜と混ぜるものもあります。キャベツ、レタス、ニンジン、玉ねぎ、水菜と野菜もだくさん入れます。

はちみつととろけるチーズとポテトチップスを混ぜて、マヨネーズで和え、食パンの上にのせたおやつのような「ポテチパン」もあります。ポテトチップスとキャベツとマヨネーズとパンを基本にすれば、様々な「ポテチパン」を作ることができます。色々試してみて、好みの「ポテチパン」を作るのもおすすめです。

横須賀のローカルフードとして人気なのが「ポテチパン」です。テレビでも何度も紹介されて、横須賀以外でもすっかり有名になりました。元祖「ポテチパン」のお店である中井パン店とワカフジベーカリーが有名です。「ポテチパン」の作り方は簡単で自宅で作ることもできます。横須賀に行ったら一度は食べたいのが「ポテチパン」です。