三浦半島の観光スポットはどこ？おすすめのグルメなども紹介！

横須賀市、逗子市、三浦氏、葉山町を含めた三浦半島地域は、豊富な自然と歴史的文化を併せ持つ魅力的な観光地です。都心から60キロメートルほど離れた三浦半島は周りが海に囲まれ、どこを歩いても潮の香りを感じることができます。季節によってさまざまな姿を見せてくれる山や海と周りの風景が絶妙に調和し私たちの心を癒してくれます。ここではそんな三浦半島の観光についてご紹介します。

神奈川県立城ケ島公園は、三浦半島の最南端、城ケ島の左端に位置し、公園から房総半島、伊豆大島、富士山が一望できます。穏やかな気候に恵まれ、個性的な草原と深く刻まれた岩礁が美しく調和した公園です。ほとんどの植物は背丈が低く、クロマツも島の内側に傾いて枝を伸ばしています。厳冬の頃から咲き始める約30万本の水仙を見ようと、毎年大勢の観光客が訪れます。

三浦半島の最南端にある相模灘に突き出した形の島が城ケ島です。この島の東半分に広がる城ケ島公園から断崖沿いの急な階段を下りると、美しい太平洋が眼前に迫り、その先に白い灯台があります。この灯台が城ケ島灯台で、現在の灯台は関東大震災で壊れた当初の灯台を大正14年に建て直したものです。近くには｢城ケ島の雨｣で知られる北原白秋の詩碑もあります。

城ケ島灯台からしばらく海岸沿いのハイキングコースを歩いて行くと馬の背洞門が見えてきます。馬の背洞門は長い年月を経て波に浸食されたもので、この現象による洞窟を海蝕洞窟と言います。洞窟の真上の道が馬の背のようになっていることから、馬の背洞門と呼ばれるようになったものと考えられます。おすすめ絶景スポットの一つです。

三浦半島の南に位置する三崎港は、日本でもトップクラスのマグロの水揚げ量を誇る漁港です。新鮮な海鮮料理を楽しめるだけでなく、港から眺める海の景色も素晴らしく、グルメスポット、観光スポットとしても人気を集めています。漁港の周りには、海産物を扱う土産物屋が軒を連ねており、岸壁や防波堤から釣りを楽しむ人も大勢います。

三崎港で食べる海鮮料理のおいしいお店をいくつか挙げてみましょう。三浦海岸駅から5分のところにある回転寿司海鮮は回転寿司用のレールがありながら寿司は回転しないという不思議なお店ですが、味は格別に美味しく、新鮮な三崎マグロを堪能できるセットメニューがお勧めです。まるいち食堂は三崎港にある魚屋さんが経営するお店です。刺身盛り合わせは、大トロ、中トロ、赤身とマグロ三昧の贅沢さです。

漁火亭のおすすめメニューは金目煮付定食です。大きなお頭がついた金目は、こくのある甘めの煮汁でご飯が進みます。咲乃家は三崎漁港のロータリーのところにあるお寿司のお店です。リーズナブルな価格のネギトロ丼はマグロたっぷりでおすすめです。くろば亭はマグロ漬トロ丼やマグロ、鯛、ブリ、アジなどが盛ってある舟盛り定食などが人気のお店です。この他にも三崎にはまだまだおすすめのお店がたくさんあります。

三崎朝市に行くには、京急三崎口駅で下車後、バスで三崎港まで行きます。この朝市は毎週日曜日の早朝5時から朝9時まで開催しています。三崎のマグロや地魚のみでなく、三浦の新鮮な野菜なども豊富に取り揃えたこの人気の朝市は、全国紙の｢食べ歩きが楽しい漁港ランキング｣で1位になったこともあります。眠い目をこすりながらも出かけてみる価値がありますよ。

京急油壺マリンパークは三浦半島の西南端にある水族館です。横浜駅から京急線終着駅三崎口駅まで1時間ほど乗り、油壺行きのバスで20分ほどでこの水族館に着きます。体長3メートルを越えるサメなどが遊泳する大回遊水槽、イルカやアシカのショーが見られる屋内型劇場｢ファンタジアム｣などがおすすめです。イルカを間近で見てみませんか。

荒井浜海水浴場は日本の水浴場88選ににも選ばれ、首都圏有数の水の透明度の高さを誇る海水浴場です。油壺バス停から徒歩10分のところにあります。夏以外のシーズンでも、水がきれいなため海沿いを散策する観光客が多く、陸からでも魚の泳ぐ姿を眺めることができるおすすめ人気スポットです。天気の良い日には海越しに富士さんを望むこともできます。

三笠公園は京急横須賀中央駅から徒歩15分のところにある三浦半島の定番観光スポットです。この公園は｢水と光と音｣をテーマにした音楽噴水があり、｢日本の都市公園100選｣、｢日本の歴史公園100選｣にも選ばれた横須賀を代表する公園です。この三笠公園は日露戦争で活躍した戦艦｢三笠｣が保存されていることでも知られています。

ヴェルニー公園はJR横須賀駅から徒歩１分のところにあります。この公園はフランス庭園様式を取り入れた公園として平成13年に造られた比較的新しい公園です。フランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどがあり、約1400株のバラが咲き誇ります。お洒落なレストランコルセールで北欧紅茶やスイーツ、パスタなどのグルメを楽しむこともできます。

猿島は東京湾に浮かぶ唯一の自然島で三笠桟橋から船で約10分のところにあります。猿島の中では、釣り、バーベキュー、海水浴など四季を通じてさまざまな遊びが楽しめます。島内には、森の奥にレンガ積みのトンネルや砲台跡など、旧軍の施設が残っていて、ちょっとした探検気分を味わうことができます。

逗子マリーナは逗子市小坪の相模湾沿いにある複合施設で、JR横須賀線の逗子駅からバスで13分、徒歩5分のところにあります。敷地内には、ヨットハーバーを中心に、リゾートマンション、レストラン、スイミングプールなどがあります。グルメを楽しむのは勿論のことですが、ウエディング会場も用意されています。この素敵な場所で式を挙げる幸せなカップルを想像するだけでもわくわくしませんか。

葉山マリーナは日本におけるヨット発祥の地として有名な場所で、正面に江の島や富士山を望むことができます。マリーナから見る夕陽の美しさには定評があります。会員制のマリーナですが、カフェやレストラン、ショップなどは誰でも利用可能です。イタリアンレストラン、イルティモーネで地元の食材を生かしたグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。逗子駅東口から徒歩30分ほどで行くことができます。

小松ケ池公園は三崎口駅と三浦海岸の間にある公園で、春が近づくと河津桜が咲き誇ります。三浦半島の河津桜の本数は駅前の桜と合わせると1000本にもなり、本場の河津桜の本数800本よりも多いのは意外と知られていません。また、この公園は三浦半島有数の渡り鳥の飛来地でもあります。

小網代の森は三浦半島の先端にある、相模湾に面した約70ヘクタールの森です。森の中には浦の川が流れており、森林、湿地、干潟、海が連なるという関東地方唯一の自然環境が残されています。森、川、海のつながりが必要なアカテガニを始め、希少な生物がさまざまな生態系を形作っています。森の中の散策路を歩いて、森林から干潟へと続く自然の変化を堪能して下さい。

三浦海岸海水浴場は、京急三浦海岸駅から徒歩で5分のアクセスです。夏の時期には、海水浴は勿論のこと、花火大会やさまざまなイベントを楽しむことができます。海の上に浮かぶアスレチック｢ウオーターパーク｣などのアトラクションやビーチバレーもできます。海の家のオープン期間は6月30日から9月10日までです。今年の夏はアクセス抜群の三浦海岸海水浴場へ行ってみませんか。

くりはま花の国は自然の地形を生かした緑豊かな公園で、春にはポピー祭り、秋にはコスモス祭りが開催されます。また、この公園には、ハーブ園やパークゴルフ、アーチェリー場などの施設も備わっています。くりはま花の国は、JR久里浜駅または京急久里浜駅から15分ほど歩いたところにあります。花いっぱいの自然の中に埋もれてみてはいかがですか。

長井海の手公園ソレイユの丘で三浦半島初の本格的なキャンプを体験することができます。相模湾に突き出た小高い丘からは、富士山や伊豆半島を望むこともできます。また園内で動物や自然と触れ合い、無料のアスレチックや夏の水遊びができるじゃぶじゃぶ池などのアトラクションを楽しめます。遊び疲れた後は野外バーベキューで思う存分お腹を満たしましょう。

三浦半島のお洒落なグルメを楽しめるお店をご紹介します。一つ目は三崎口駅にあるマリン･アンド･ファームサジマというイタリア料理のお店で、船上にいるような気分に浸ることができます。二つ目は新逗子駅にあるキャバン･トゥモローランドという高級なカフェで、テラス席がドラマの舞台のような雰囲気です。三つ目は葉山の海を見下ろせるフレンチのお店、レストランラ・マーレと言い、白亜の建物がお城のようなレストランです。

三浦半島は東京都心からも近く、魅力的な観光スポットの大部分が海に面していますので、潮の香を嗅ぎながら気軽に観光が楽しめる魅力的な半島です。目を奪うまでの景観や歴史を感じさせる土地、さらには美味しくて新鮮な海の幸やグルメを味わうことができる人気観光スポットに満ち溢れた三浦半島へ、是非この夏は出かけてみて下さい。