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「パスタの食べ方」正しいマナーはこれ!本場ではスプーンを使わない?

「パスタの食べ方」正しいマナーはこれ!本場ではスプーンを使わない?
投稿日: 2018年7月3日最終更新日: 2020年10月8日

本場イタリアでは、日本とは少々違ったパスタの食べ方やマナーが存在します。スプーンやフォークを駆使してパスタを食べる日本人ですが、イタリア人はフォークしか使いません。今回は、さまざまな正しいパスタの食べ方や覚えておきたいマナーをご紹介します。

アイコンこの記事の目次

      1イタリアのマナーあるパスタの食べ方を知ろう!
      2イタリアの正しいパスタの食べ方1:スプーンとフォークで食べる
      3イタリアの正しいパスタの食べ方2:多くの日本人はスプーンとフォークを使う
      4イタリアの正しいパスタの食べ方3:こんな食べ方も子ども
      5イタリアの正しいパスタの食べ方4:手づかみも正しいマナー?
      6イタリアの正しいパスタの食べ方5:日本人がスプーンとフォークを使う理由
      7イタリアの正しいパスタの食べ方6:マナーあるイタリア人の食べ方
      8イタリアの正しいパスタの食べ方7:手を使っても良いパスタとは?
      9イタリアの正しいパスタの食べ方8:パスタは1回で食べきる
      10イタリアの正しいパスタの食べ方9:縁起の悪いパスタの食べ方
      11イタリアの正しいパスタの食べ方10:巻きつける量を少なくすればOK
      12イタリアの正しいパスタの食べ方11:お皿の形状によりスプーンもOK
      13イタリアの正しいパスタの食べ方12:いろいろな種類のパスタの食べ方
      14イタリアの正しいパスタの食べ方13:ペンネはフォークの腹にのせる
      15イタリアの正しいパスタの食べ方14:ズルズルすするのはマナー違反
      16イタリアの正しいパスタの食べ方15:ソースをかき混ぜるのもNG
      17イタリアの正しいパスタの食べ方16:パスタを食べる姿勢
      18イタリアの正しいパスタの食べ方で楽しもう!

イタリアのマナーあるパスタの食べ方を知ろう!見出し

Photo by yoppy

日本でも世界でも大人気のパスタ料理ですが、本場イタリアや高級レストランに行った際には、きちんとしたマナーある食べ方をしたいものです。パスタの食べ方は、日本独特のものもあるようで、それをそのまま本場イタリアや海外でやってしまうと、失礼にあたってしまうこともあります。今回は正しいパスタの食べ方を一緒に学びましょう。

イタリアの正しいパスタの食べ方1:スプーンとフォークで食べる見出し

日本では、パスタを食べるときスプーンとフォークを用いて、くるくるとパスタを巻きながらきれいに食べるのが、上品にも見えマナーが良いとみなされています。実際そう食べたほうが、パスタソースの飛び散りも防げ、品のある食べ方に映る傾向にあります。しかし、この食べ方は、本当に本場イタリアでもマナーある良い食べ方とされているのでしょうか。

実は、本場イタリアでは、スプーンとフォークでくるくるパスタを巻きとって食べるのは、マナーが良い食べ方ではないのです。イタリアでも地域によってそう食べる人々もいるようですが、ほとんどの場合、スプーンとフォークを用いて食べるようなことはしません。イタリアでパスタを食べる際に使うのは、フォークだけです。

実は、スプーンとフォークを一緒に使用してパスタを食べるのは、子どものように思われてしまいます。子どもは、フォークだけではうまくパスタを巻きとることができないため、補助としてスプーンを用いるわけです。よって、大人がスプーンとフォークを同時に使ってパスタを食べていると、子どものようにうまくフォークを使えないのかと思われてしまうようです。

イタリアの正しいパスタの食べ方2:多くの日本人はスプーンとフォークを使う見出し

イタリアでは、スプーンとフォークを使用してパスタを食べるのは幼児のように見られ、マナーがないように思われがちですが、日本ではいまだに多くの人々がスプーンとフォークを使用しています。きれいに食べられるため、日本ではマナーがある食べ方に思われているのも事実です。実際、日本人女性の4割が、日本人男性の2割がパスタを食べる際にスプーンとフォークを併用しているそうです。

スプーンとフォークを使う理由として多いのが、「食べやすい」ということです。スプーンの上でくるくる巻けば、一度に食べる量をコントロールできるのも理由のひとつです。また、ソースが服に飛び散るのは汚らしく、洗濯も大変なので嫌ですが、それを防ぐことができるのもスプーンとフォークでくるくる巻き取って食べる食べ方です。

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「イタリアンはカジュアルだからマナーなんて関係ない」なんて思っていませんか?実はイタリアンにもフレンチのようにきちんとしたテーブルマナーがあります。知らないで恥ずかしい思いをしないようにイタリアンのテーブルマナーをご紹介しましょう。

イタリアの正しいパスタの食べ方3:こんな食べ方も子ども見出し

Photo by donnierayjones

その他、イタリアなどで子どもと思われがちの食べ方は、日本人のようにスプーンとフォークを併用したうえで、巻き取ったパスタをより食べやすいようにスプーンにパスタの塊を落として、そのスプーンを口に運ぶ食べ方です。まだ食べ方の分からない子どもがやりがちで、幼稚な食べ方と見られてしまいます。こちらも気を付けたい食べ方です。

イタリアの正しいパスタの食べ方4:手づかみも正しいマナー?見出し

パスタを手づかみで食べるのはどう聞いてもマナー違反ですが、本場イタリアでは実は手でパスタを食べるというそんな時代もあったのです。17世紀ころのイタリアでは、イタリア人はパスタを手づかみで食べていたようです。スプーンやフォークなど何も使用せず、使用していたのは「手」だけです。庶民での話のようですが、手づかみで食べている写真も残っています。

ナポリの伝統パスタ「ヴォイエロ」のパッケージには、手づかみでパスタを食するピエロがプリントされています。当時のイタリアでは、路上で食べるファストフードのようなものとして扱われていたパスタです。庶民が、路上にある大きな窯で茹でられたパスタを気兼ねなく手づかみで食べていたようです。現代から考えると、とても驚きの時代でした。

イタリアの正しいパスタの食べ方5:日本人がスプーンとフォークを使う理由見出し

本場イタリアのパスタの食べ方のマナーが、スプーンとフォークの併用をしないというのですが、ではなぜ日本人はスプーンとフォークを併用してパスタを食べるのでしょうか。実は、元々食べやすいという理由でアメリカでスプーンとフォークを併用し始め、それが1930年以降に日本へ伝わったとされています。

近年は日本でも、本場イタリアのマナーに沿って、高級レストラン等ではパスタにはフォークのみが提供されることも多くなってきているようですが、もちろん日本人が食べやすいようにお願いすればスプーンも持って来てくれます。また和風パスタで人気の「洋麺屋五右衛門」では、箸を使用してパスタを食することを推奨しています。和洋折衷なところが興味深いです。

イタリアの正しいパスタの食べ方6:マナーあるイタリア人の食べ方見出し

では、実際本場イタリアの人々は、パスタをどのようにして食べるのが正しいマナーなのでしょうか。イタリアの伝統的なパスタの食べ方としては、フォークのみでパスタを巻きとって食べる食べ方です。イタリア人は慣れもあるのか、それを見事きれいに巻き取って食べることが可能です。日本人がうまく箸で食べるのと同じような感覚なのでしょう。

山になっているパスタの頂上部分にフォークを刺すのではなく、周囲(麓部分)のパスタにフォークを付け、そこから口に運ぶ量だけ引き出します。そして、引き出したパスタをフォークでくるくる巻き取って器用に口に運びます。よって、日本人のようにスプーンがなくてもきれいに食べられるわけです。それでも、たくさんの練習が必要ではあります。

イタリアの正しいパスタの食べ方7:手を使っても良いパスタとは?見出し

Photo by Subharnab

日本では、手で直に食べ物を持つことはあまりマナーが良いとは言えませんが、先ほどもご紹介しましたようにイタリアではかつてパスタを手づかみで食べていた時代もありました。パスタを食べる際、イタリアではフォークのみで器用にくるくる巻いて食べるのが正しいマナーとされているようですが、手を使って食べても良い場合もあります。

例えば、海鮮のパスタのように、貝殻がそのまま入ったパスタがあります。貝殻の中身を食べることはマナー違反ではありません。フォークを使って器用に取り出せるのであれば、それに越したことはありませんが、やはりフォークだけで中身を取り出すのは難しいです。その際は、手をサっと使っても特にマナー違反にはなりません。

上手な食べ方としては、利き手のフォークでまず貝殻の中身を抑えて、もう一つの手で貝殻を抑えます。そして、サっとフォークで中身をすくい出すと良いです。中身を食べた貝殻は、そのまま同じお皿に入れたままにしておくのはあまり賢いやり方ではありません。違う小皿などに食べ終わった貝殻は出しておくのがマナーです。

イタリアの正しいパスタの食べ方8:パスタは1回で食べきる見出し

Photo by stevendepolo

日本人にとってとても食べにくいパスタですが、うまくフォークに巻けないまま口に入れてしまうと、最後のほうのパスタが垂れてしまい歯で噛み切ってしまう人が多いです。これは、高級レストランや本場イタリア、また食事のマナーに厳しい海外でやってしまうと、見た目が良くありません。短く噛み切ったパスタがお皿に散らばって残ってしまうのも汚らしいです。

Photo by jasong106

練習が必要になるかもしれませんが、パスタはフォークにきれいに最後まで巻ききることが重要で、もちろん1回で口に入る量にしましょう。すると、途中でパスタを歯で噛み切ったり、巻きすぎてその塊をべちゃっと崩したりせずに、見た目がきれいな状態で口に全部入れることが可能です。

イタリアの正しいパスタの食べ方9:縁起の悪いパスタの食べ方見出し

イタリアでは、ロングパスタを長いまま食べきらないと縁起が悪いとされています。つまり前述したように、フォークで大量にパスタを巻きとってしまったりパスタを垂らしてしまったりした際に、日本人は歯で噛みちぎる人もいるようですが、それがイタリアでは縁起が悪いのです。しかし、縁起うんぬんより、食べかけのパスタが落ちてしまうなど、同席の人にも失礼にあたります。

イタリアの正しいパスタの食べ方10:巻きつける量を少なくすればOK見出し

日本人にとって、パスタを器用にフォークで食べるのは難しいですが、実はちょっとした工夫でうまく食べることができます。美味しそうなパスタを目の前にすると、どうしてもお腹が空いているとガッツリと大量にフォークで巻き取りたくなります。しかし、その量を少なくしてみましょう。

フォークに巻きとるパスタの量を少なめにすると、きれいに口に運ぶことができます。ひと口でマナー良く食べることもできます。高級レストランでフォークだけ提供されたパスタ料理を食べるときや、本場イタリアでパスタをマナーを持って上品に食べるには、ぜひパスタの量に気を付けてみてください。

イタリアの正しいパスタの食べ方11:お皿の形状によりスプーンもOK見出し

パスタ料理は、その種類やレストランなどによって使用するお皿の形状が異なります。平らなお皿にパスタがのっている場合は、本場イタリアのようにフォークのみでマナー良く食べるのが良いようです。端からフォークでパスタを食べる分だけ引き出して、それを巻きとって口に運びます。縁周辺が軽いカーブになっていれば、そこを利用してくるくると巻き取るのも良いです。

また、スープパスタ用など底の深いお皿にパスタが入れられている場合に、スプーンとフォークを併用することは、マナーが良いとは言いませんが、日本人にとって食べやすいようです。アメリカや日本のような、スプーンとフォークを併用してパスタを食べる国では、ぜひ食べやすいやり方で食べることをおすすめします。

イタリアの正しいパスタの食べ方12:いろいろな種類のパスタの食べ方見出し

日本でパスタと言うと、長細いパスタを思い浮かべる人が多いかと思いますが、実際パスタには数多くの種類が存在します。長細い「ロングパスタ」でも、さらにそれを細かく分けると「spaghetti(スパゲッティ)」や、「spaghettini(スパゲッティーニ)」、「capelline(カペリーニ)」など他にもたくさんあります。実際パスタの全種類を見てみると、日本人にとっては驚く人が多いです。

そんななかでも、「ペンネ」と呼ばれるいわゆる「ショートパスタ」は、日本でも多く出回っています。レストランなどでも食べることがあるでしょう。そういったショートパスタの類は、どのように食べるのがマナーが良いと言うのでしょうか。実はとても簡単で、ただ単にフォークに刺して口に運ぶという食べ方で問題ありません。

イタリアの正しいパスタの食べ方13:ペンネはフォークの腹にのせる見出し

先ほど、ペンネなどのショートパスタは、フォークに刺して食べても問題ないと記載しました。しかし、イタリアなどでの最も正しい食べ方は、フォークの腹にのせて食べる食べ方です。ただ、つるつると滑ってのせにくいというのが事実だと思いますので、その場合は、先ほどお話しましたようにフォークで指したり、パスタの穴に刺して食べても良いです。

イタリアの正しいパスタの食べ方14:ズルズルすするのはマナー違反見出し

その他のパスタに関するマナー違反をご紹介します。ラーメンやうどんなど麺類を食べる際、日本人はズルズルと音をたててすすることがマナーとされています。すすらないで食べることは、逆にマナー違反やまずそうなどと思われがちです。しかし、多くの海外では、麺類など食べ物を食べる際、音をたてることはマナー違反です。食事中にゲップをすることと同様です。

パスタを食べる際に日本人のようにズルズルと音をたててしまうのは、非常に失礼です。うまく食べることができなかったとしても、海外ではほとんどの人が、唇などをうまく使って音を立てないように食べています。特にスープパスタなどは、日本人にとってラーメンのように音を立てたくなりますが、マナー違反なので覚えておきましょう。

イタリアの正しいパスタの食べ方15:ソースをかき混ぜるのもNG見出し

Photo by thisisbossi

深いお皿に入れられているパスタは、比較的ソースがたっぷり入っている種類の場合が多いです。その際、日本人ですと、ソースをパスタ全体に絡めようとしてしまいがちです。料理を提供されて、食べる前に最初からかき混ぜるのはマナー違反です。フォークでパスタをからめて食べる際に、ソースもからませるのは問題ありません。こういった細かいところも気を付けたいポイントです。

イタリアの正しいパスタの食べ方16:パスタを食べる姿勢見出し

Photo by Andy Montgomery

日本では昔からごはんの入ったお茶碗などは、手に持って口元へ運んで食べるのが正しい食事マナーです。お皿を置いたまま食べると、親から注意されることもありました。しかし、イタリアでパスタを食べる際は、食べにくいからと言ってお皿を持ち上げたり、もしくは顔をお皿に近づけて食べるという行為はマナー違反です。

Photo by promoterest

イタリアでは、そういう人がいると行儀悪い人だなと感じてしまい、不快にさせてしまうこともあります。パスタを食べるときは背筋をピンと伸ばして、利き手でパスタをくるくる巻いて、そのパスタを丁寧に口元まで運びましょう。イタリアでは、それが美しいパスタの食べ方であり、食事のマナーです。イタリアへ旅行に行く際には、覚えておきたいポイントです。

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イタリアの正しいパスタの食べ方で楽しもう!見出し

Photo by Kanko*

普段の何気ない食事の際には、ここまでマナーある食べ方を実践しなくても問題ありませんが、イタリアやその他海外、また国内でも高級イタリアンレストランなどに行った際には、ぜひ実践してみることをおすすめします。食文化や歴史の違いで、意外なマナー違反などが存在し興味深いことでもあります。一度イタリア式の正しいパスタの食べ方を楽しんでみてください。

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投稿日: 2018年7月3日最終更新日: 2020年10月8日

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