しらすの旬の時期はいつ？産地ごとや美味しいおすすめの店舗も紹介！

新鮮な生しらすを使った生しらす丼は、ぷりっぷりでとても美味しいです。釜揚げしらすもまた、美味しいご飯に合うので人気です。そんな人気のしらすの旬の時期や産地はどこだかご存知ですか。漁獲量でみると意外なところがナンバーワンなんです。しらすの産地ごとの旬や行列ができる人気店舗と共にしらすのすべてをご紹介します。

しらすの旬の時期や産地をお話しする前に、ちょっとしらすについての予備知識をご紹介しましょう。しらすはある魚の稚魚なんですが、なんの稚魚だかご存知でしょうか。実は、しらすはイワシの稚魚になるんです。光物の稚魚らしく、稚魚の時にも水中では銀色に輝いています。海でダイビングしているとこのイワシの稚魚が魚に狙われて逃げ回っています。

イワシの中でも、カタクチイワシやマイワシの稚魚が基本的にはしらすと言われています。しらすは、海の中で固まって泳いでいます。しらす漁は、そんなしらすの群れの塊に大きな網を投げ入れて、引き揚げます。しらすは、なんでしらすと呼ばれているかご存知でしょうか。それは、茹でると白くなるので白子(しらす)と呼ばれているそうです。

しらすの旬の時期は、実は年に2回あるんです。なんで旬が2回?と思われた方もいると思いますが、マイワシの稚魚であるしらすは、春になったばかりの時期が旬で、カタクチイワシの稚魚であるしらすは、秋が旬なんです。2種類のイワシがいてくれることで、日本ではしらすの旬の時期を2回も楽しめるんです。

このように、しらすの旬の時期は、地域によって獲れるイワシの種類で、春先だったり秋だったりします。また、基本、1月から3月はしらすは禁漁時期とされています。美味しいしらすを食べるのでしたら、この旬の時期と禁漁時期については押さえておいてほしい事項です。新鮮な水揚げされてすぐに食べたい生しらすは、旬の時期に食べるのがおすすめです。

旬のしらすを美味しく食べる料理として一番人気があるのは、やはりこの生しらす丼ではないでしょうか。ぷりっぷりで艶々の旬の時期の生しらすを熱々のご飯と共に食べる幸せはこの上ありません。薬味は、生姜と醤油さえあればもう何もいらない感じです。御飯がいくらでも食べられてしまうほどの美味しさが、この生しらす丼です。

旬のしらすを美味しく食べる料理としてもうひとつおすすめなのは、この釜揚げしらす丼です。生しらすとはまた違った美味しさのある釜揚げしらすもおすすめの料理です。さっと塩ゆでしたしらすは、海の香りのする美味しい料理で人気があります。生しらすが苦手な方でもこの釜揚げしらすはバクバク食べられてしまうものです。

しらすのおすすめ旬の産地でもっとも漁獲量が多い産地は、みなさんご存知ですか。実は、意外なところがナンバーワンなんです。静岡や神奈川と思っていた方もいると思ますが、実はここ、兵庫県なんです。しかも、第二位にかなりの水をあけてダントツの第一位なんです。シェアでみても20パーセント近くのシェアを誇っています。

そんなしらす漁獲量ナンバーワンの兵庫県の中でも、淡路島の生しらすは有名で、特に淡路島岩屋港で水揚げされる生しらすは、全国的にも有名です。淡路島岩屋港の生しらすは、甘さもほろ苦さも楽しめる美味しい生しらすが堪能できます。淡路島のしらすの旬の時期は、4月下旬から11月下旬となっています。12月から3月は禁漁時期となっています。

しらすのおすすめ旬の産地で漁獲量では、兵庫県には敵いませんが、全国第二位のしらす漁獲量を誇る静岡です。ここ静岡がナンバーワンと思っていた方も多いのではないでしょうか。何と言っても、駿河湾と相模湾を抱え込む漁場がある海の県でもありますから、そう思われても不思議ではありません。とはいえ、たくさんのしらすが毎日漁獲されています。

漁獲量では兵庫にはかないませんが、しらす干しの生産量で見ると静岡県がナンバーワンということです。静岡のしらすの旬の時期は、6月から9月の水温が高くなり餌となるプランクトンが発生しやすい時期と重なっています。漁場も港から近いこともあり、ぷりっぷりの新鮮なしらすを楽しめるので人気がある産地で、観光客もたくさんやってきます。

しらすのおすすめ旬の産地で漁獲量では、全国第三位と健闘しているのは、ここ愛知県です。愛知県は、名古屋というグルメ天国の街を従える県であり、美味しものへのこだわりのある県としても知られています。愛知県で美味しいしらすが楽しめるのは、愛知県知多半島にある篠島という離島が有名です。名古屋からもアクセスしやすいのでおすすめです。

篠島は、三河湾にポツンと浮かぶ小さな島でありますが、なんとしらす漁が愛知でももっとも盛んといっても良い島です。篠島のしらすの旬の時期は、4月から12月です。この時期に合わせて、篠島観光を計画する方も多いと聞きます。産地ならではの美味しいぷりっぷりの生しらすを楽しめるのでおすすめです。しらす料理を提供する店舗も数多くあります。

漁獲量では、全国第四位と常にトップ5に入る、九州でしらすの産地としても有名なしらすのおすすめ旬の産地はここ大分県です。大分県でも特に、佐伯市の佐伯湾と米水津湾はしらす漁で有名な漁港です。大分県のしらすの旬の時期は、春と秋の年2回となっています。自然豊かな栄養豊富な海の恵みである美味しいしらすが春と秋に楽しめます。

しらすのおすすめ旬の産地である大分県の佐伯湾と米水津湾では、旬の生しらすを使った料理を提供する店舗だけでなく、しらすを使ったちりめんを購入できる店舗も数多くあるので、お土産にして購入することもできるのでおすすめです。年に2回も旬の時期を楽しめる大分県の佐伯湾と米水津湾は、わざわざ観光で訪れてもいい場所かもしれません。

これまでは全国で有名なしらすの産地をご紹介してきましたが、ここからは関東圏内でしらすの産地として有名な場所をご紹介していきます。関東の中でもっとも漁獲量の多い県と言えば、みなさんもお分かりだとは思いますが、ここ神奈川県です。神奈川県は新鮮な魚が豊富な相模湾を抱え込んでいます。

神奈川県でも特に、湘南地区はしらすの産地として有名です。湘南でのしらすの旬の時期ですが、4月から漁がはじまり10月ごろまで旬の時期と言われています。春には小ぶりのぷりっとしたしらすが、秋には少し大きめのぷりっぷりのしらすが楽しめるのでおすすめです。湘南には行列のできる人気店も多く、行列に並んででも食べたいしらすがあります。

関東のしらすの産地で、神奈川県の次に漁獲量の多い県は、茨城県です。茨城県では、北茨城市や日立市、大洗町、鹿島市が主なしらすの漁獲地です。特に大洗ではしらす祭りも開催されて、盛り上がっています。茨城県のしらすの旬の時期は、9月から10月の秋がもっとも脂ののった美味しいしらすが楽しめるということで有名です。

茨城県のしらす漁は、2艘曳きではなく、1艘曳きで短期間に網を引き上げるために、鮮度も抜群のしらすが楽しめるということで人気があります。旬の時期に、美味しいしらすを楽しめる店舗も多く、週末ともなると行列のできる人気店もあります。那珂湊おさかな市場などの市場も茨城県にはあちこちにあるので、新鮮なしらすを楽しめます。

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の1軒目は、こちら「浜ちどり」です。浜ちどりは、淡路インターから車で5分ほどの淡路島で断トツの人気を誇る岩屋港のしらすが楽しめるお店です。カウンター席や座敷もあるので、ひとりでも子連れファミリーでも利用しやすいお店です。岩屋港の漁港そばのお店なので、新鮮なしらすを楽しめます。

浜ちどりは、ランチには驚くほどの行列ができることもあるので、夕方に行列をさけて利用するのがおすすめです。観光の都合でどうしてもランチで食べなくてはならない場合は行列覚悟ですが、行列に並んででも食べてほしい生卵とワサビがポイントの美味しい生しらす丼が楽しめます。定休日は火曜日で、営業時間は11時から20時15分です。

住所:兵庫県淡路市岩屋925-27 岩屋ポートビル 2F
電話番号:0799-72-2556

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の2軒目は、こちら「どんぶりハウス」です。どんぶりハウスは、JR用宗駅から徒歩10分で、東名高速道路静岡ICから車で20分ほどの場所にある海鮮料理店です。駐車場もあるので、車でのアクセスもおすすめです。週末などは、行列のできる人気のお店ですが、提供も早く回転率も良くそこまで待たされることはありません。

どんぶりハウスは、テントが設営されていて港の見える外で食べる感じです。潮の香りも楽しみながら美味しいしらす料理を楽しめます。静岡の美味しい生しらす丼は絶品で、行列に並んででも食べたい生しらす丼で人気です。定休日はお盆と年末年始、雨天時、しらす禁漁時期の木曜日で、営業時間は11時から14時とランチタイムのみです。

住所:静岡県静岡市駿河区用宗2-18-1
電話番号:054-256-6077

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の3軒目は、こちら「ちりめん亭」です。ちりめん亭は、三河湾に浮かぶ篠島という小さな島にあるあつ美やマリンパークホテルのお店です。愛知県の篠島は、しらす漁で有名な島で、わざわざこの島までしらすを食べに来る方もたくさんいます。それほどまでに、美味しいしらすを食べられるのでおすすめです。

ちりめん亭は、やはり生卵とワサビの乗った生しらす丼が人気ナンバーワンメニューです。しらすの産地だからこそ、楽しめる生しらす丼は新鮮でぷりっぷりの生しらすが楽しめます。名古屋からもアクセスの良い離島なので、名古屋観光の際にはぜひ立ち寄ってみてください。定休日は不定休で、営業時間は11時30分から13時30分とランチのみです。

住所:愛知県南知多町篠島浦磯1-123
電話番号:0569-67-2266

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の4軒目は、こちら「しらす料理の豊洋丸」です。しらす料理の豊洋丸は、九州でしらすの産地としても有名な佐伯市米水津港のしらす料理が堪能できるお店です。東九州自動車道で佐伯インタ―から車で30分で、堅田インタ―から車で20分の場所にあります。駐車場も完備されているので、車でのアクセスがおすすめです。

しらす料理の豊洋丸は、しらす漁を営む豊洋丸だからこそ、提供できる絶品生しらす丼が食べられるお店として人気があります。しらす漁師直営店なので、質にこだわった本当に美味しいしらす料理が楽しめるのでおすすめです。フェイスブックでは最新情報が見ることができます。定休日は金曜日で、営業時間は11時30分から16時です。

住所:大分県佐伯市米水津大字浦代浦680
電話番号:0972-35-6959

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の5軒目は、こちら「しらす問屋 とびっちょ」です。しらす問屋 とびっちょは、江の島で行列のできるお店として有名で、神奈川のしらすの産地である湘南地区の美味しいしらすが楽しめます。首都圏からの観光にも人気の湘南のしらすはおすすめです。定休日は不定休で、営業時間は11時から20時です。

住所:神奈川県藤沢市江の島1-6-7
電話番号:0466-23-0041

旬のしらすが楽しめるおすすめ店舗の6軒目は、こちら「かあちゃんの店」です。かあちゃんの店は、茨城のしらすの産地でもある大洗にある行列のできる人気店です。アットホームなお店で、美味しいしらす料理を堪能できます。ぜひ、旬である秋のぷりっぷりのしらすを楽しんでみてください。定休日は月曜日と年末年始で、営業時間は10時から15時です。

住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町東8253-10
電話番号:029-267-5760

しらすの旬の時期や産地、行列に並んででも食べたいしらす料理の店舗をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。旬の時期にしらすの産地で食べる生しらす丼や釜揚げしらす丼は、ぷりっぷりで美味しいのでおすすめです。観光でしらすの産地に行くようなことがありましたら、旬の時期を狙ってしらすを楽しんではいかがでしょうか。