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「石手寺」は子宝祈願のスポットで有名!地底マントラ洞窟も見もの!

「石手寺」は子宝祈願のスポットで有名!地底マントラ洞窟も見もの!
投稿日: 2018年7月13日最終更新日: 2020年10月8日

愛媛県の松山市にある石手寺は厄除けや子宝祈願で人気の高い観光スポットです。またお遍路巡りの四国八十八の1つとしても知られているおすすめの寺院です。他にも地底マントラ洞窟など、寺院にはあまり見られない見どころもあります。そこで石手寺について紹介します。

愛媛の松山にある石手寺は子宝祈願のスポット!見出し

Photo by miya-aki

愛媛の松山にある石手寺は、厄除けや子宝祈願で有名な寺院となっています。四国八十八か所の1つにも選ばれているため、毎年多くの参拝客が訪れています。また道後温泉が近くにあるため、ふらっと訪れる人も多く、観光客が訪れることもある人気の高いパワースポットとなっています。そんな石手寺について紹介します。

厄除けと子宝で人気!石手寺とは?見出し

愛媛の松山にある石手寺は、愛媛県松山市石手にあるお寺です。「いしてじ」という風に読み、真言宗豊山派の寺院となっています。本尊は、「薬師如来」であり、毎年多くの観光客や参拝客が訪れるおすすめの高いパワースポットです。また、四国八十八か所の一つとして知られており、お遍路参りをしている人も多く訪れます。

初詣や、厄除詣の参拝客数は、愛媛県内随一と言われています。そのため、県内唯一のパワースポットとして、人気の高い地域となっています。また道後温泉の温泉街から近くあるため、お遍路だけでなくても、参拝客のほかにも、観光客でにぎわうことが多く、参拝客だけでなく多くの人が訪れるおすすめの寺院となっています。

愛媛の松山にある石手寺は、愛媛県に49つある重要文化財のうち7つを所有している人気の高いスポットです。その中でも石手寺にある仁王門は、国宝にも指定されており、歴史的にも史実的にも価値の高いおすすめの観光地となっています。国宝に指定されている建造物は200数種類となっており、日本全国でも数が限られています。

国宝とは、日本の文化財保護法によって国が指定したので、世界的にみても価値の高いもので、国の宝として文部科学大臣が指定したものになっているため、歴史的にも価値の高いものとして国からも認めれらています。そのためB級スポットとして知られているような石手寺ですが、世界的にみても価値の高い建造物があります。

また、四国のお遍路巡りの元祖とも言われている「衛門三郎伝説」のゆかりのお寺としても知られています。後述しますが、彼が行った弘法大師を探す旅がもととなり、四国八十八か所のお遍路巡りがスタートしたと言われており、全国の弘法大師のファンの中でも中心的なお寺として知られており、地元の人にも愛されています。

愛媛の松山にある石手寺はミシュランガイドに選ばれる!見出し

また、2009年の3月には、ミシュランガイドの観光地部門において、日本の観光地のランキング1つ星に認定されることになりました。道後温泉があり、お遍路としても知られているため、周辺には観光地や観光名所も多く、お店も数多くありますので、アクセスもしやすく、人気の高いパワースポットとして知られています。

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愛媛県松山市にある道後温泉周辺でおすすめの観光スポットを厳選して紹介します。定番のモデルコースから穴場まで様々な観光スポットがあり、見所も満載です。この機会に、道後温泉を拠点に温泉でくつろぎ、松山市内観光を思う存分に満喫しましょう。

石手寺が指定されている四国八十八か所とは?見出し

四国八十八か所とは、四国にある弘法大師(空海)のゆかりとなっている88か所の寺院の総称となっています。四国霊場の最も代表的な参拝所として知られており、四国八十八か所という名前だけでなく、「お四国さん」「本四国」などの別名があり、多くの参拝客や観光客に知られている寺院の総称となっています。

また、四国八十八か所をめぐる旅のことを、「四国巡礼」と呼ばれており、似たような名前で、「四国遍路」「四国巡拝」などとも言われています。その中でこの四国八十八か所をめぐる人たちのことを「お遍路さん」と呼び、修行の一環として利用する方もいます。参拝することで、弘法大師から素晴らしいご利益が頂けるとされています。

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四国八十八ヶ所の霊場を巡礼!事前準備やルート・参拝マナーなど徹底解説! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
四国八十八ヶ所巡りは、空海ゆかりの霊場八十八ヶ所を巡礼するものです。巡礼の目的は自分で決めて構いませんし、霊場の回り順も決められていません。常に弘法大師とともに四国を遍路するのが八十八ヶ所巡りです。巡礼のための準備や参拝のしかたをご説明します。

「八十八」とは人間の煩悩の数!見出し

また、四国八十八か所と数となっている「八十八」は人間の煩悩の数として知られており、ここで紹介されている八十八か所の寺院を巡ることで、煩悩が徐々に消えていき、満願成就を満たすことができるため、安らかに成仏することが出来ると言われています。そのため高齢の方も多く参拝する姿を見かけることがあります。

厄除けと子宝で人気!石手寺の歴史は?見出し

愛媛の松山にある石手寺の歴史について説明します。石手寺は奈良時代の728年に、聖武天皇の勅令を受けた、「越智玉純」と呼ばれる豪族が、「熊野十二社権現(くまのじゅうにしゃごんげん)」という神様を祀った建造物を建築したのが始まりとして言われています。その後、「薬師如来」を本尊にして用いられるようになりました。

その後、892年に、弘法大師が、衛門三郎の再来伝説にちなんで、石手寺と改名することで、今の寺院の形になったとされています。そのため、そのころから1000年以上も維持されており、歴史的にも価値の高い寺院となっています。ちなみに、この「衛門三郎」という人物は石手寺の大門の近くに銅像が残されており深く信仰されています。

厄除けと子宝で人気!石手寺の「衛門三郎伝説」とは?見出し

衛門三郎とは、先述した通り、四国遍路の第一号の人物としても知られている「衛門三郎の伝説」を残した人物となっています。彼は、もともと傲慢で強欲な大地主と知られていました。そのため、周囲の農民や市民からは嫌われていましたが、そんな様子を改めることなく、強欲で傲慢なまま、農民から年貢を搾取していました。

ある日、彼の屋敷の門に行き倒れそうなお坊さんが来訪していました。彼の身なりは薄汚れていたため、物乞いだと考え、衛門三郎は彼を乱暴に追い払いました。そのお坊さんを追い払った後、衛門三郎の8人もいた息子が相次いで亡くなってしまい、彼の幸せな生活は一変し、悲しみに陥ったり、跡取りに悩まされることになりました。

後に、このお坊さんは、若き日の弘法大師であることに気づいた彼は、今までの村人たちへの非道な行為を改め、彼が懺悔と謝罪をするために、弘法大師に会いに四国八十八か所をめぐる旅に出始めました。これが四国遍路のきっかけとなっています。ところが、衛門三郎が88か所のうち、20か所をめぐっても弘法大師には会えません。

弘法大師に出会うことが出来ないままなので、彼は八十八か所を逆側に巡ってみたのですが、無理がたたり、第12番目の「焼山寺」にて病で倒れてしまいます。すると弘法大師が現れて、衛門三郎は当時の言動や行動を謝罪したのですが、それ以上の言葉は感極まってしまい、涙や嗚咽で話すことが出来なくなってしまいました。

そこで、弘法大師は、近くにある石を拾い上げ、「衛門三郎再生」と書いて、衛門三郎の左手に握らせました。このエピソードから、石手寺にもその名残を感じさせるパワースポットが数多く残されています。弘法大師がお許しくださった様子に満足した衛門三郎は静かに息を引き取ってしまいました。その顔は安らかだったそうです。

その後、ある豪族のところにお子さんが誕生したのですが、この子供は左手を固く握っており開こうとしませんでした。その様子を不思議に思った豪族は、現在の石手寺の場所にあった「安養寺」で祈願してもらうところ、左手から、「衛門三郎再生」の石がありました。「衛門三郎伝説」が伝わっていたことから多くの人は驚かれました。

その、「衛門三郎再生」と書かれた石は安養寺に奉納され、弘法大師によって名前が「石手寺」に改められました。その石は1000年以上たった今でも大切に保管されており、石手寺の宝物館に「玉の石」として大切に安置されているそうです。運が良ければ、その本物の「玉の石」を確認することが出来ますので、探してみましょう。

厄除けと子宝で人気!石手寺の営業時間は?見出し

愛媛の松山にある石手寺の営業時間は、朝の8:00から夕方の17:00までです。石手寺は非常に大きいパワースポットなのですが、それに比べると営業時間が少し遅く開始され、早めに終了してしまうので、アクセスするときには営業時間に余裕をもって参拝することをおすすめします。じっくり巡ると3時間程度要するので、注意しましょう。

厄除けと子宝で人気!石手寺の参拝方法は?見出し

愛媛の松山にある石手寺の参拝方法について説明します。石手寺はとても広い土地になっているため、あらかじめどのように参拝するかをきめておくことをおすすめします。公式の参拝方法としては、右回りと左回りの参拝方法があり、右回りでは元気を得られるご利益があり、左回りは布施心をお伝えすることが出来ます。

愛媛の松山にある石手寺には国宝や重要文化財が数多くありますが、拝観料などはありません。しかし入り口で買えるろうそくやお線香代が100円ですので、実質こちらが拝観料となっています。ろうそくに火をつけて本殿を立てて、お線香をお堂に立てることで参拝が完了します。お線香の煙で体の悪いところが治ると言われています。

厄除けと子宝で人気!石手寺のマントラ洞窟はおすすめ!見出し

石手寺に行くと必ず訪れてほしいパワースポットとして「マントラ洞窟」があります。石手寺にある元気石と呼ばれるパワースポットの先にある洞窟が、マントラ洞窟と呼ばれており、洞窟の中にも入ることが出来ます。入る時には初穂料として100円を奉納する必要がありますが、長さが160メートルもあるため、おすすめの洞窟です。

マントラ洞窟の中には、お地蔵さんや仏像が数多くあり、洞窟内はひんやりとしていて、明かりはあるながらも大変暗くなっています。俗世と遮断されたかのような世界観を洞窟では感じることができ、瞑想がはかどることが間違いなしで、修業の場としても知られていました。猛暑でも洞窟の中は涼しいため、おすすめです。

洞窟の中には、手すりとして利用できるようにロープで結ばれています。また仏教の教えのようなフレーズが刻まれています「進 恐れず前見て怠らず」などの言葉が記されています。この長い暗闇のようなトンネルを歩きながら、厄除けを行い、子宝などのご利益を受けながら、胎蔵界と金剛界を体感することできるためおすすめです。

厄除けと子宝で人気!石手寺の祭事について見出し

石手寺で行われている祭事について紹介します。もっとも観光客や参拝客が多いのは、石手寺の初詣です。先述しましたが、20万人を超える来場者が3が日に来場します。また2月3日の節分大祭では、厄除けのために多くの参拝客が訪れます。石手寺で行われる節分には厄除けや子宝のご利益があると言われているのでおすすめの祭事です。

また、8月20日に開催される「お施餓鬼会」では、先祖供養のために行われる祭事で、盆踊りが行われたり、出店が数多く出店されたりと、夏祭りのような盛り上がりを見せるため、観光客や参拝客が多く訪れます。また大みそかの「世界平和万灯会」では、戦争や災害で失われた命を悼む、意義のあるものとともに、幻想的な雰囲気です。

厄除けと子宝で人気!石手寺のアクセス方法(電車編)見出し

石手寺にアクセスするときは、車で訪れる方法、交通機関で利用する方法、徒歩などお遍路巡りの過程でアクセスする3種類があります。初詣時期には20万人以上が利用することもあるおすすめの参拝スポットである石手寺ですので、今回は神社でも推奨されている方法である「交通機関の利用」によってアクセスする方法を紹介します。

Photo by Kentaro Ohno

最寄り駅は、伊予鉄道の「道後温泉駅」のなっており、そこからは徒歩15分程度で到着しますので、電車でアクセスする方法が最もおすすめです。道後温泉を楽しんだ後に、ゆっくりと歩きながら向かうことが出来ます。しかしながら、天気が悪いなど長時間歩くのが厄介な時には、最寄りのバス停まで向かってくれるバスもおすすめです。

厄除けと子宝で人気!石手寺のアクセス方法(バス編)見出し

Photo by tsuda

最寄りのバス停は、「石手寺」バス停になりますので、そこに向かうことが出来る主要な2駅について紹介します。1つ目が「松山市駅」で、8番線の「道後温泉行き」のバス、または52番線の「湯の山ニュータウン行き」に乗ると、25分程度の所要時間で到着します。ここに行くための料金は260円となっています。

Photo by x768

もう一つは、JR松山駅にある伊予鉄バス停「JR松山駅前」から、8番線の「道後温泉行き」のバス停か、52番線の「湯の山ニュータウン行き」「湧ヶ渕行き」に乗車すると、おおよそ30分程度で到着します。運賃は少し高くなり310円となっています。運行本数は多いですが、実際に訪れるときには公式サイトの確認をおすすめします。

厄除けと子宝で人気!石手寺に駐車場はある?見出し

Photo by iwazer

石手寺に駐車場があるかについて説明します。石手寺には駐車場があります。有料のものと無料のものの2種類の専用駐車場がありますので、車で参拝することになっても安心してアクセスすることが出来ます。無料駐車場は、石手寺大門入り口の東側に位置しており、参拝客向けに無料開放されており、だれでも利用することが出来ます。

Photo by haru__q

一方で有料駐車場は、石手寺大門の西側にあり、無料駐車場から反対側に位置しています。平日は1時間210円で利用することができ、土日祝日などの休日は、1時間260円となっています。最大料金は設定されていませんので、利用するときには注意しましょう。およそ80台の車を収容することが出来るので満車になることは少ないです。

愛媛の松山にある石手寺に行こう!見出し

Photo by miya-aki

今回は、愛媛の松山にある石手寺について紹介しました。石手寺は、マントラ洞窟などがあり他の寺院には見られないような特徴的な寺院となっています。特に四国八十八か所の1つになっており陽に弘法大師からのご利益を得られることが出来るような修業の場としても知られています。ぜひ石手寺にアクセスしてみましょう。

投稿日: 2018年7月13日最終更新日: 2020年10月8日

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