松山の萬翠荘（ばんすいそう）は観光地として人気！香り立つバラ園は見事！

豪華な洋館『萬翠荘』は、松山市の静かな山の中に建っています。松山城の城山の南側に建てられています。一見テーマパーク等の観光地の建物か、中世ヨーロッパのお城の様にも見える『萬翠荘』は、一体何の為にいつ頃建てられたのでしょう。それにしても美しい山の自然に囲まれて素晴らしい景観ですね。おとぎの国へ迷い込んだ様です。

『萬翠荘』は、大正11年（1922年）旧松山藩士の子孫の伯爵によって建てられました。長くフランス暮らしをしていた伯爵は、フランス様式の建築をとても好みました。そして自身の別邸として、このフランス建築の洋館『萬翠荘』を建てたのです。当時は各界の名士が集まる社交場になっていたそうです。皇族の方々が松山の地を訪れた時は、必ずこの『萬翠荘』に立ち寄られたそうです。

平成23年（2011年）『萬翠荘』は、国の重要文化財に指定されました。現在も『萬翠荘』の素晴らしい純フランス建築は、芸術品そのものとして守り続けられています。それ以外にも『萬翠荘』では、様々なイベントが行われている様です。絵画の個展や伝統芸術品の展示など、様々な芸術に触れる事の出来る人気の観光名所となっているのです。

松山の観光名所、『萬翠荘』へのアクセスをご紹介します。先ずはJRを利用した場合、JR松山駅で下車、伊予鉄の道道後温泉行きに乗車し「大街道」下車徒歩約5分です。次に松山空港から、リムジンバスの道後温泉前行きに乗車し「大街道」下車徒歩約5分となります。お車での『萬翠荘』へのアクセスは、松山自動車道「松山IC」から約30分となっています。

住所：愛媛県松山市一番町3-3-7 電話番号：089-921-3711

『萬翠荘』の開館時間は午前9時から午後6時まで、休館日は毎週月曜日となっています。月曜日が祝日と重なった時は開館しています。『萬翠荘』の入館料は大人300円、小人（小中高校生）100円となります。コンサート等の特別イベントの場合は、別にチケットが必要となります。因みに外観や一階の見学は、無料でする事が出来ます。

『萬翠荘』の見所は沢山ありますが、先ずこの外観は外せないでしょう。本格的な純フランス様式の建築法で建てられた『萬翠荘』の素晴らしさを、是非一度その目でご覧になって欲しいと思います。まるでヨーロッパに居る様な気分になれる観光名所です。その当時贅を尽くして建てられた洋館が、現在も国の重要文化財として保存され様々なシーンで活用されているのは素晴らしいですね。

『萬翠荘』の外観が素晴らしいのは、言うまでも有りませんが内装も贅を尽くして仕上げられているのが分かります。二階の踊り場から丁度眺められる位置に、ステンドグラスが施されています。大海原を行く帆船のデザインが素敵なステンドグラスです。

『萬翠荘』に施されたステンドグラスは、吹き抜けの一階からも見上げる事が出来ます。よく見ると波の色が綺麗なグラデーションになっているのが分かると思います。ステンドグラスをこの様にグラデーションで表現するのは、当時の技術ではなかなか大変な事だった様です。その事からもかなりの贅を尽くして装飾されているのが分かりますね。

そして、二階の中央にあるフランス様式の豪華なお部屋をご覧下さい。この部屋は、昭和天皇が『萬翠荘』を訪れた時に、お食事をされたと言われるお部屋です。落ち着いた中にも気品のある素晴らしいお部屋です。興味のある方は、予約をすれば屋根裏の見学も出来るそうです。この様に僅かな入館料で歴史的な建造物が見学出来るので、松山の人気の観光名所となっています。

現在『萬翠荘』では、様々な展示やコンサート等のイベントを開催しています。その中でも歴史が古く人気があるのが、今年で第63回目となる「ばら展」です。今年のテーマは「母に贈るばら」で、5月9日（火）から14日（日）まで開催されました。館内の調度品と共に撮影出来る様に飾られた美しいばらの花に、多くの観光客がため息を漏らした事でしょう。

「ばら展」開催中外の敷地内では、ばらの育て方についての相談コーナーやばらの苗の即売会などが行われました。『萬翠荘』のバラ展を毎年楽しみにしている人も多いと聞きます。今年で63回目のばら展ですが、これからもずっと続いて欲しいイベントですね。

『萬翠荘』では、絵画の個展や様々なアートの展示なども行われます。時にはコンサートなども開催されて、豪華な雰囲気の中音楽を楽しむ事が出来ます。入館料とは別にコンサート観賞のチケットが必要となる場合もあるので、『萬翠荘』の公式ホームページで詳細を確認される事をお勧めします。

クラシックなイベントから、この様にハンドメイドの可愛いアート作品の展示イベント等も行われます。歴史的建築物『萬翠荘』の中でこの様な可愛い作品が見れるなんて嬉しいですね。様々なイベントが企画されている『萬翠荘』は、松山市の人気の観光名所となっています。是非皆さんも気になるイベントをチェックして訪れてみて下さいね。

『萬翠荘』から見える距離に「坂の上の雲ミュージアム」と言う博物館があります。小説家司馬遼太郎の作品「坂の上の雲」からのメッセージをテーマにして作られた博物館です。この建物は、有名な建築家「安藤忠雄氏」によって設計されました。建物全面のガラスに風景が映り込む様に設計されたそうです。司馬遼太郎の世界と同時に安藤忠雄のワールドも楽しむ事が出来ます。

住所：愛媛県松山市一番町3丁目20番地 話番号：089-915-2600電

日本百名城とも謳われる「松山城」は、標高132mの城山にそびえ立つお城です。更に天守閣は30ｍも高くなりますので、天守閣から見下ろすご城下の眺めは絶景です。もう一つの見所は、「登り石垣」と呼ばれる見事な石垣です。敵軍から城を守る為に工夫を凝らした石垣は大変見応えがあります。松山を代表する観光名所「松山城」にも足を運ばれてはどうでしょうか。

住所：愛媛県松山市大街道3丁目2-46 電話番号：089-921-4873

松山の郷土料理、五色そうめんと真鯛が頂ける「五志喜」のご紹介です。「五志喜」は、江戸時代から松山の地の食文化を守り続けている伝統のある老舗です。尾頭付きの真鯛や、五色のそうめんが堪能出来る人気のお食事処です。是非松山を訪れたら、松山の地の食文化に触れてみて下さい。

「五志喜」の営業時間は11時から23時、不定休となっています。20人から50人の貸し切りサービスも行っています。完全個室は4名から50名の対応が出来ます。少人数から大人数まで対応しているので、様々なシチュエーションで利用出来そうですね。

住所：愛媛県松山市三番町3-5-4 電話番号：089-933-3838

ピッツアランチ、ガレットランチ、ボウルランチ等が、サラダ・ドリンク付き1000円で頂ける「ソールエトルーナ」のご紹介です。夜はバーとして営業している様ですが、ディナーやランチも頂く事が出来ます。テーブル席やソファ―席も有ってゆっくり寛ぐ事が出来ますよ。

「ソールエトルーナ」のランチ営業時間は、月・火・木から日曜日、祝前日・祝日（11時から15時）となります。水曜日はディナーのみの営業となっています。2名から8名対応のテーブル完全個室も1室有ります。子連れで訪れる時は助かりますね。

住所：愛媛県松山市二番町4-2-14、永井ビル1F 電話番号：089-933-9787

松山の名所『萬翠荘』を御紹介して来ましたが、如何でしたでしょうか。歴史ある素晴らしい洋館『萬翠荘』の歴史や見どころ、現在の人気イベント等もご紹介致しました。特に『萬翠荘』のばら展は、人気のイベントとなっています。純フランス様式の『萬翠荘』とバラの花はとても良く映り、まるでヨーロッパ観光をしているかの様な気分にさせてくれるでしょう。