坊っちゃん団子は道後温泉名物!夏目漱石も愛した和菓子!値段・カロリーなど

坊っちゃん団子は道後温泉名物!夏目漱石も愛した和菓子!値段・カロリーなど

坊っちゃん団子という団子を知っていますか?夏目漱石の「坊っちゃん」にちなんで名づけられたこのお菓子は、値段もサイズも手ごろで、美味しく味わえる道後温泉の名物です。今回は坊っちゃん団子について、値段やカロリーなども含めて調べてみました。

記事の目次

  1. 1.坊っちゃん団子ってなに?
  2. 2.道後温泉と坊っちゃん団子
  3. 3.坊っちゃん団子と「坊っちゃん」の深い関係
  4. 4.坊っちゃん団子の「定義」
  5. 5.坊っちゃん団子の日持ちは?
  6. 6.坊っちゃん団子とマドンナ団子
  7. 7.坊っちゃん団子のカロリーは?
  8. 8.坊っちゃん団子はどこで買える?
  9. 9.坊っちゃん団子と「坊っちゃん」聖地めぐり
  10. 10.「坊っちゃん」と共に坊っちゃん団子を

坊っちゃん団子ってなに?

「坊っちゃん団子」というお菓子を知っていますか?愛媛県松山市の名物和菓子で、団子が3個串刺しになっている、定番のお団子という感じのお菓子です。ところでこのお菓子、なぜ「坊っちゃん」なんでしょう?今回はそのあたりについて調べてみました。

道後温泉と坊っちゃん団子

坊っちゃん団子は松山市にある、道後温泉の名物として知られています。市民の足である路面電車で道後温泉駅へ行くと、駅前に「道後ハイカラ通り」というのがあり、そこには坊っちゃん団子のお店が何軒かあります。

お団子なので、イートインスペースでお抹茶などとともにいただくもよし、足湯を楽しみつつ食べるもよし、道後温泉散歩には欠かせない一品と言えるでしょう。

坊っちゃん団子と「坊っちゃん」の深い関係

ところで、なぜ「坊っちゃん」という名前なのでしょう?実はこのお団子が「坊っちゃん団子」になったのは昭和に入ってからの話で、そこにはある有名作家が関係していました。その作家とは夏目漱石。そう、「坊っちゃん」は、漱石の「坊っちゃん」からついた名前なのです。

夏目漱石は1895年、愛媛県松山市の松山中学校(現在の松山東高等学校)に英語教師として赴任し、約1年間滞在しました。漱石は、道後温泉の湯上がりに団子を食べるのがお気に入りのコースだったと言われています。

この当時、漱石が食べていた団子は「湯晒(ゆざらし)団子」という名前でした。これはいわゆる「あんころもち」で、上新粉のお餅を小豆の餡でくるんだ団子がお皿に7粒、盛られていたそうです。漱石はそれを一度に2皿食べていたと伝えられています。

漱石は、1906年にこの時の経験をもとにして、小説「坊っちゃん」を発表します。「坊っちゃん」の中に主人公が団子を食べるシーンがあるのです。「坊っちゃん」の主人公は「住田」の「遊廓の入口にある」、「大変うまいという評判」の団子屋で団子を食べています。

この「住田」というのは現在の道後温泉本館のことで、「温泉だけは立派なものだ」と称賛されています。ただし、「坊っちゃん」では遊廓の入り口に団子屋がある、と言う設定ですが、現在この場所には団子屋はありません。このように「坊っちゃん団子」は「坊っちゃん」という小説があったからこそ生まれた、道後温泉を代表する名物なのです。

坊っちゃん団子の「定義」

では、どういうものを「坊っちゃん団子」と呼ぶのでしょうか。現在坊っちゃん団子は愛媛県内の複数の店舗で作られており、道後温泉商店街のほか、サービスエリアやお土産物を売る店でも名物としていろいろな店のものが販売されています。

基本的に共通するのは、3色の団子が3個、串に刺さっているというところ。3色の団子ですが、上から緑(抹茶)、黄色(玉子)、黒(小豆餡)となっていることが多いです。中には餅や求肥などが入っています。大きさも基本的には一般的な団子のサイズなのですが、最近はお土産などで持ち帰ることを考えて、小さめな物を2串程度個包装にしたものや、逆にこれはディスプレイなのか、と思うほどの大きなものなどもあります。もちろん、ばら売りもあるので、用途に応じて選ぶといいでしょう。

坊っちゃん団子の日持ちは?

坊っちゃん団子は生菓子ですし、中身が餅なので、ばら売りで買った場合はその日のうちに食べるのが基本と考えたほうがいいでしょう。また、お土産用のパックの賞味期限は店舗により違いますが1週間から15日というあたり。生物としては意外と日持ちしますし、常温保存も可能ですが、特に真夏は愛媛に限りませんが気温が高いことが多いので、冷蔵にするなどの注意が必要かもしれません。

坊っちゃん団子とマドンナ団子

ところで、「坊っちゃん」には主人公が憧れる「マドンナ」が出て来ます。ということは、「マドンナ団子」もあるのかな?と思うのでは?

「マドンナ団子」実はあります。2006年、小説「坊っちゃん」が発表されてから100年になるのを記念して作られたもので、「一六タルト」で有名な一六本舗から販売されています。「坊っちゃん」「マドンナ」それぞれが入ったパックの他、両方が1本ずつ入ったパックも販売されています。

「マドンナ」の方は女性をイメージしているため、いちご・ミルク・カフェオレの3種類の味になっています。坊っちゃんに比べて洋風な味わいと言えますね。中に餅が入っているのは「坊っちゃん」と同じです。できたらセットで食べ比べてみたいですね。

坊っちゃん団子のカロリーは?

さて、おいしいお菓子を食べると気になるのがカロリー。そもそも串団子は洋菓子とは違い、脂肪分などが少ないので、カロリーは抑え目になっています。食品成分表によると、串団子100gあたりで201キロカロリーですが、串団子一本は100gもないので、1本あたりのカロリーはさらに低くなります。一般的な市販品で140から170キロカロリーといったところでしょう。

で、問題の坊っちゃん団子ですが、前述した一六本舗のもので、1本103キロカロリーだそうです。ちなみにマドンナのほうは99キロカロリー。だいたい1本100キロカロリー前後と考えておけばよいでしょう。さすが和菓子。なかなかヘルシーですね。安心して愛媛名物を堪能できそうです。

坊っちゃん団子はどこで買える?

それでは、おすすめの坊っちゃん団子のお店をいくつか紹介してみましょう。

つぼや菓子舗

1883年創業、まさに老舗中の老舗と言える菓子店です。夏目漱石が食べた団子はここのものだ、と言われており、手作りにこだわっていることから愛媛県内でもこの店でしか食べられません。値段は1本105円。中心に求肥餅を使っており、上品でやわらかな味わいが楽しめます。

うつぼ屋

1954年創業。天然素材にこだわった人気店です。このお店の坊っちゃん団子は、真ん中の黄色い団子に卵を使っていないのが特徴。白餡をクチナシで染めて黄色くしているので、卵アレルギーのある方でも大丈夫です。また金土日限定で「週末限定坊っちゃん団子」を販売しています。これは和三盆を使った上品な甘さの餅に、宇治抹茶、愛媛栗、北海道小豆の餡をのせた、まさにプレミアムな味わいの坊っちゃん団子です。機会があったらぜひ食べてみてくださいね。値段は8本入りで765円です。

亀井製菓

愛媛県内で一番よく売られている坊っちゃん団子はここのものと言われます。一口サイズの団子で食べやすく、ほっとする味わい。賞味期限も長く、いつでも定番の味わいが楽しめます。値段は8本入りで710円です。

一六本舗

前述した「マドンナ団子」とセットで食べたいならここ。1本パックの他、「マドンナ団子」と「坊っちゃん団子」がセットになった2本入りなどがあります。値段は1本97円。5本入りで540円となっています。どちらかというとやわらかめの食感がほっこりさせてくれます。

巴堂本舗

昭和天皇にも献上されたというお店で、道後温泉商店街の中にあります。この店に行ったらぜひチャレンジしたいのは「ジャンボ坊っちゃん団子」。値段が1本680円ということで、それまでの坊っちゃん団子の値段から見ると髙く感じるのですが・・・。

なんと通常のものの9倍サイズ!団子の重みで串を斜めにするとずれ落ちるとか。甘党で我こそは、と思う方はぜひ食べてみてください。お土産にもできますし、お店で食べるとお茶をサービスしてくれるようです。

坊っちゃん団子と「坊っちゃん」聖地めぐり

せっかく坊っちゃん団子を食べたのなら、「坊っちゃん」片手に聖地めぐりなどいかがでしょう。もちろん、明治の小説ですから、今は場所が移動しているところもありますが、当時のものが残っているところもあります。

その中で代表的なところが「道後温泉本館」。小説の中で主人公が温泉の湯壷で泳いで、「湯の中で泳ぐべからず」と貼り札をされますが、この木札が今でも湯口の側に立ててあります。また、三階には「坊っちゃんの間」と松岡譲氏により名づけられた漱石を記念する部屋もあります。

他に漱石が勤めた松山中学は現在松山東高校となり、移転していますが、当時の建物の一部や門柱が現在も保管されています。「坊っちゃん団子」片手に「坊っちゃん」の聖地めぐりもいいですね。

「坊っちゃん」と共に坊っちゃん団子を

愛媛名物「坊っちゃん団子」。値段もサイズも手ごろで、気軽に味わえる名物と言えるでしょう。「坊っちゃん」を読みながら味わうと、一層おいしく感じるかもしれませんね。ぜひ「坊っちゃん」を読みながら名物を味わってみてください。

よしぷー
ライター

よしぷー

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