日本酒バーの東京でおすすめのお店17選！料理と相性抜群の美味しいお酒は？

ひと昔前までは日本酒といえば年配の人が飲むお酒というイメージで、若い人にはビールやワインなどのおしゃれなお酒の方が人気でした。しかし現在では日本酒の美味しさが再認識され、あえて日本酒を選んで飲む若い人たちも増えています。今回はそもそも日本酒とは何なのかといった話や、東京でぜひ行きたいおすすめの日本酒バーをご紹介します。

日本人であれば『日本酒』という単語自体を聞いたことがない人はいないでしょう。しかしながら、改まって「日本酒って何？」と問われるときちんと答えられるでしょうか。さらに日本酒のなかにも『純米』『吟醸』『大吟醸』とさまざまな種類があります。これらの特徴や違いを理解した上で日本酒バーへ行くとさらに美味しくお酒を楽しめます。

日本酒とは日本独自の製法で古来から作られ続けているお酒のことです。もっと具体的に言うと米と麹と水を原料とする清酒のことを指します。ちなみに麹とは食物を発酵させる働きのあるカビや微生物を穀物を媒体にして繁殖させたもののことです。また、昭和28年（1953年）に制定された酒税法のなかで日本酒の定義についても決められています。

まず日本酒はアルコール分が22度未満でないといけません。さらにそれにプラスして3つの条件を満たすことが求められます。1つ目が米、米麹、水を原料として発酵させ濾したものであること。2つ目が米、米麹、水、清酒カス、その他政令で定める物品を原料として発酵させて濾したものであること。3つ目が清酒に清酒カスを加えて濾したものであること。

ちなみに上記の3つの条件を満たしていてもアルコール分が22度を超えるものは酒税法ではリキュールとして扱います。このように私たちが普段何気なく見ている日本酒は事細かな条件をクリアした上で売られているわけです。さらに日本酒自体も使用する原料や製造過程の違いによって事細かく種類が分類される点に関しても理解しておくといいでしょう。

日本酒の種類を理解する上で重要になるキーワードが『精米歩合』という単語です。この『精米歩合』は簡単に言うと日本酒を作る過程で原料となるお米をどれくらい削ったのかという数値のことです。例えば日本酒のラベル部分に「精米歩合70%」と書かれている商品は「製造する過程のなかで米を30%削って作っていますよ」という意味になります。

意外と知られていませんが我々が普段よく食べているお米は粒の中心に行けば行くほど甘味や旨味が強くなります。ですから精米歩合の数値が低い日本酒ほど、言い換えるとお米の表面をたくさん削って贅沢に中心部分だけを使って作っているお酒ほど美味しい日本酒になります。そのため精米歩合が低い日本酒は一般的には値段も高くなりやすいです。

日本酒の種類のなかにある『純米酒』とは米や米麹、および水だけを原料にして作られているものを言います。この純米酒には精米歩合の制限はありません。お米の表面の削り具合に関わらず原料が上記のものだけであれば純米酒です。ただし、米麹については白米全体の15%以上かつ3等以上に格付けされた玄米を使用することが条件となっています。

吟醸酒と名乗るためには精米歩合が60%以下であることがまず条件です。その上で原料が白米・米麹・水・醸造アルコールである必要があります。さらにこの吟醸酒のなかでも精米歩合が50%を下回る上質なものは大吟醸と名乗ることが許されます。日本酒のなかには「純米大吟醸」などの種類もありますが、これは前述した条件を組み合わせたものです。

美味しい料理とお酒を楽しめるおすすめの日本酒バーが『四季のバル』です。この『四季のバル』では旬の素材を生かした和食を肴に日本酒を楽しめる大人の隠れ家的なお店となっています。また食材の産地が明確なのも安心です。この『四季のバル』の最寄り駅はJR山手線の新橋駅で、距離にすると300mほどなので徒歩でも約5分でアクセスできます。

住所：東京都港区新橋2-15-13エレガンス新橋ビル5F
電話番号：03-6457-9934

とにかくいろいろな種類のお酒をリーズナブルな値段で飲みたい人におすすめの日本酒バーが『日本酒原価酒蔵』です。ここ『日本酒原価酒蔵』では入館料の880円を支払うと店内にある日本酒が原価で飲み放題になるお店です。原価で飲み放題の『日本酒原価酒蔵』はJR山手線の御徒町駅のすぐそばにあり、距離は約200mなので数分もあれば到着できます。

東京の神田にある『KURARA』は日本全国の地酒を味わうことのできる人気の日本酒バーです。さらに料理メニューにある糠漬けは50年間熟成させた糠床で作ったもので、日本酒の肴にはもってこいの逸品です。この『KURARA』はJR山手線の神田駅から3分ほど歩いた場所にあり、線路のガード下にあるのでどこか昔懐かしい通好みのお店です。

サラリーマンの聖地とも言える新橋駅のすぐ近くにある日本酒バーが『SHIMBASHI Kitchen MOTO』です。この『SHIMBASHI Kitchen MOTO』は"新橋ほろよいパスポート"の対象店舗なのでこれを使うとかなりお得にお酒を飲めます。また平日は午後16時からの営業ですが、土曜日になるとオープンが午後13時と早まりお昼からお酒を飲めます。

住所：東京都港区新橋3-16-22池野6号ビル2階
電話番号：03-6459-0467

お酒が好きな人たちが足しげく通う知る人ぞ知る名店が『燗酒BarGats』です。ネーミングからもわかるようにここ『燗酒BarGats』は熱燗で飲む日本酒に大きなこだわりを持っています。熱燗にする際に銘柄ごとに温度を変えるというこだわりっぷりで、それ故につねに最高の状態で日本酒を味わえます。最寄り駅は井の頭線の神泉駅になります。

住所：東京都渋谷区円山町17-2
電話番号：03-6317-3254

ゆっくりしっぽりお酒を楽しみたい人におすすめの日本酒バーが『純米酒三品』です。この『純米酒三品』は渋谷駅からほど近い場所にあります。渋谷と言うとワイワイ騒ぎながらお酒を飲むお店が多いイメージですが、ここは店内や客層がとても落ち着いています。さらに扱っている『純米酒三品』は扱っているのが燗だけというおもしろいお店です。

住所：東京都渋谷区道玄坂2-20-26藤和エクシール道玄坂B1F
電話番号：03-6455-3319

日本酒が大好きなら『クランドサケマーケット』は絶対に外せません。ここ『クランドサケマーケット』の最大の特徴は日本酒が飲み放題である点です。しかし飲み放題だけならほかの日本酒バーにもあります。そういった他の店舗と『クランドサケマーケット』の違いは後者の方が飲み放題のコストパフォーマンスが圧倒的に高いというところでしょう。

『クランドサケマーケット』は3000円という低価格で日本酒が飲み放題です。時間無制限で飲み放題です。100種類近くある銘柄が飲み放題です。さらに飲み放題プランはおつまみなどの持ち込みも自由です。なかにはビザのデリバリーを頼んで飲み放題をする常連客までいます。有名な銘柄は少ないですが飲み放題のコスパは都内でもトップクラスです。

美味しい料理をおしゃれな店内で味わえる人気の日本酒バーが『Sanpine』です。ここ『Sanpine』はもともとは国産ワインが売りのバルでしたが、最近は美味しい日本酒も多数揃っています。恵比寿駅の東口からすぐの場所に位置する『Sanpine』は料理の量がおひとり様サイズからあり、仕事帰りなどにひとりでふらっと入りやすいのも魅力的です。

日本酒関連の書籍が壁にずらっと飾られているのが特徴的なお店が『know by moto』です。これにはきちんと理由があり、ここ『know by moto』は人気ブックストアのTSUTAYAとコラボレーションをして生まれたお店です。店内には立ち飲みスペースだけでなく座り飲みできるゾーンもあります。新宿駅の目と鼻の先にある人気の日本酒バーです。

立ち飲みスタイルでいろいろな銘柄が味わえると人気なのが『蔵家SAKELABO』です。ここ『蔵家SAKELABO』では美味しい料理をアテにしながら毎週変わる日本酒を楽しめる日本酒バーです。立ち飲み日本酒バーの『蔵家SAKELABO』の最寄り駅は町田駅で、距離も150mとかなり好立地にあるので連日地元の常連のお客さんを中心ににぎわっています。

住所：東京都町田市中町1-1-4NOR町田北ビル1F
電話番号：042-709-3628

地元の人から愛され続けている日本酒バーが『和酒バルひねくれ』です。世田谷区の経堂駅からほど近い場所にある『和酒バルひねくれ』では特に飲み放題のプランが人気です。美味しい料理が8品と日本酒全種類の飲み放題が付いて値段は6000円です。時間制限も2時間半とそこまで厳しくないので心ゆくまでゆっくりと料理と日本酒に舌鼓を打てます。

住所：東京都世田谷区宮坂3-12-4ドム経堂2F
電話番号：03-6874-4105

絶品の料理とお酒を一緒に楽しめる日本酒バーが『日本酒ダイニングあらばしり門前仲町』です。ここ『日本酒ダイニングあらばしり門前仲町』の料理は和食が中心なのですが、料理はどれもひと工夫があって見た目にも綺麗です。『日本酒ダイニングあらばしり門前仲町』は東京メトロ東西線の門前仲町駅からすぐで、日本酒の品ぞろえも豊富です。

住所：東京都江東区富岡1-1-10若葉ビル1F
電話番号：03-5875-8633

六本木には少々値の張る高級なお店が多いですが、そんななかで気軽にお酒を楽しめるのが日本酒バーの『旬菜えむず』です。六本木交差点のそばにある『旬菜えむず』は2017年にオープンしたばかりの比較的新しい店舗で、店内もとても綺麗かつおしゃれです。ここ『旬菜えむず』はメジャーなものだけでなく、少し珍しい銘柄の日本酒も多数あります。

さらに『旬菜えむず』はお酒のアテとなる料理が多数取り揃えてあるのもグッドです。旬の魚介を使ったシンプルな料理をはじめ、馬刺しの朴葉焼きなど一風変わった肴もあるので何度通っても飽きが来ません。六本木という場所でありながらリーズナブルな値段で美味しい料理とお酒を楽しめるかなりおすすめの日本酒バーで、使い勝手もいいです。

東京の駒沢公園駅付近を歩いていると和風の白い壁に格子戸という少し変わった建物があるのですが、そこが『十香立呑和バル』です。一見すると新規には入りづらそうなお店ですが、入り口に丁寧にお店の説明が書かれているので初めての人でも安心して利用できます。店内は立ち飲みスタイルで、美味しい日本酒の銘柄がいくつも用意されています。

住所：東京都世田谷区上馬4-7-8

東京メトロ銀座線の三越駅前という都心のど真ん中ともいえる場所にあるのが日本酒バーの『麦酒庵』です。ここ『麦酒庵』の特徴はこだわりの銘柄しか取り扱っていない点でしょう。店内に置かれているのは日本酒とクラフトビールのみです。有名メーカーのお酒はないですが、好みを言えばマスターが丁寧な説明でおすすめのお酒を出してくれます。

住所：東京都中央区日本橋本町1-4-3日本橋ムロホンビル1
電話番号：03-6262-7998

富山の郷土料理を酒の肴にしながら一杯やれるのが日本酒バーの『徳兵衛』です。富山県と言えば米どころとしても有名ですが、アルプスの美味しい水がたくさん湧き出ているため日本酒も非常に美味しい地域です。ここ『徳兵衛』にもそんな美味しい富山の日本酒が数多く用意されており、東京にいながら富山にいる気分を味わえるおすすめのお店です。

住所：東京都豊島区西池袋5-26-14サダシン西池袋1F
電話番号：03-5926-4988

渋谷にある日本酒バーの『MYSH Sake Bar』は女将さんが日替わりで異なるという少し変わったお店です。ここ『MYSH Sake Bar』は女将さんごとに出身地が違い、そのそれぞれでおすすめの料理やお酒の銘柄も変わります。女将さんの郷土料理を食べながらカウンター越しに女将さんとわいわいおしゃべりできるのも『MYSH Sake Bar』の魅力です。

住所：東京都渋谷区神宮前5-30-3ニューアートビル2F

単に日本酒と言っても純米酒や吟醸酒など種類もいろいろで、日本古来からあるお酒だけに銘柄も全国まで規模を広げるとかなりの数に上ります。また、バリエーションが豊富なだけでなく長い歴史を持つだけに奥が深いのも日本酒の特徴です。東京にはさまざまな日本酒バーがあり、いろいろと飲み歩いてみて自分好みに銘柄をぜひ探してみてください。