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福岡の島々を観光!日帰りで行ける世界遺産やおすすめスポットの楽しみ方紹介

福岡の島々を観光!日帰りで行ける世界遺産やおすすめスポットの楽しみ方紹介
投稿日: 2018年8月2日最終更新日: 2020年10月8日

日本海側の玄界灘に面した福岡には、海岸線に沿ってわずかな時間で渡ることの出来る8つの有人島があります。空と海に囲まれた福岡の8つの島には、それぞれ違った表情があり、そこで暮らす人々との温かい触れ合いや非日常的な自然界の恵みを身近に感じることが出来ます。

玄界灘に浮かぶ福岡の島見出し

Photo by yuki5287

玄界灘に面した福岡には、大小あわせてそこで暮らす人がいる島が全部で八島あります。そこは都会の喧騒を離れ、非日常的ないろんな出会いを求めることができるココロのリゾート地です。ここでは、その福岡にあるそれぞれ特徴の異なる8つの島々への渡航ルート、おすすめの見どころなど、魅力溢れる「福岡8島物語」を紹介していきます。

福岡の8島物語で島リゾートを満喫見出し

Photo by nyaka31

福岡県の海岸沿いに沿って浮かぶ8つの福岡の有人島は、それぞれいろんな表情を見せます。世界遺産や史跡がある島、大勢の猫が暮らす島、多くの釣りファンが訪れる島、福岡へ観光で訪れる人にとって、そこには目的は違えど、いつもの生活とは異なる世界が待っています。いずれも福岡から日帰りで訪れることが出来るおすすめのリゾート地です。

福岡の8島物語で暮らしに触れる見出し

福岡県の海岸沿いに並ぶ8つの福岡の有人島には、それぞれ漁港と周辺の漁村集落が広がっています。福岡の島には、海とともに暮らしてきた生活があり、福岡の内陸部とはまた違う表情があります。それはゆっくりと流れる福岡の島時間であったり、福岡の島ならではの食べ物だったり、福岡伝統の慣わしだったり、福岡ならではの雰囲気に出合います。

日帰りリゾート福岡8島物語その1:姫島見出し

福岡県糸島市にある岐志漁港から渡船に乗ってわずか約16分で渡れる姫島は、上空から見ると丸く、横から見るとこんもりと餅のように盛り上がった形をした離島らしい福岡の島です。島の周囲は約3.8kmほどで、南側の傾斜が緩やかなエリアが居住区で、そこに147人の人が暮らしています。自然界が創りだすアートのような彫刻の景観がおすすめです。

姫島へのアクセスはわずか16分

姫島へのアクセスは、JR博多駅から電車で45分、JR筑前前原駅で降り、バスに乗り約25分で岐志漁港へ到着します。岐志漁港から渡船に乗り約16分で姫島漁港へ到着です。料金は大人470円、小人240円。1日4便が運航されていて、岐志漁港発7時、9時50分、14時20分、17時10分の4回です。隣町へ出かける感覚のおすすめの福岡の観光リゾート地です。

姫島おすすめの郷土料理押し寿司

押し寿司は、姫島のお祝い事の際に食べる伝統ある姫島の郷土料理です。甘さとほのかな酸味のある酢飯の中には、シイタケ、サバ、ゴボウなどが入っており味わい深い逸品です。もちろん姫島漁港に水揚げされる新鮮な魚介類や海鮮物は鮮度が高く、糸島市にある漁協直営の直売所などで販売されており、料亭の料理人が買い付けに来るほど人気です。

日帰りリゾート福岡8島物語その2:小呂島見出し

周囲を荒々しい玄武岩で覆われた小呂島は、福岡市西区にある姪浜旅客待合所から渡船で約65分の沖合いに浮かぶ島です。その荒々しい島の姿とは逆に、海の透明度は福岡県内随一といわれ、釣り愛好家だけでなく、マリンスポーツなども楽しめる自然が広がるおすすめの福岡のリゾート島です。また周囲には対馬暖流が流れ熱帯性植物が自生しています。

小呂島に着くとすぐに目に入るのが、灯台まで続く長い防波堤です。その防波堤から足元の海を覗き込むと海の底が透けて見えるのが分かります。魚が泳いでいるのもよく分かり、週末になると福岡から多くの釣りファンが訪れます。また小呂島全体が見渡せる標高109mの島の最高峰には、嶽の宮神社がありおすすめの絶景スポットとなっています。

小呂島へのアクセスは約1時間のクルーズ

小呂島へのアクセスは、JR博多駅からバスで約40分の姪浜旅客待合所まで行き、小呂行き渡船に乗ると約65分で小呂島漁港へ到着します。料金は、大人1760円、小人880円です。月曜、水曜、金曜が姪浜発15時の1便のみ、火曜、木曜、土曜、日曜が姪浜発9時と15時の2便となっています。天候によって欠航となることがあるので事前に確認が必要です。

小呂島名物天然ブリの焼きほぐし

小呂島漁師のしまごはんは、小呂島で獲れた天然ブリのみを使った栄養と旨味がたっぷりと詰まった焼きほぐしです。アツアツのご飯にかけて食べると、潮の香りと天然ブリの美味しさが口いっぱいに広がります。4種類あって、しょうゆダレ、柚子胡椒が税抜500円、梅しそ、塩こうじが税抜600円、福岡天神岩田屋本館地下1階でも売っています。

日帰りリゾート福岡8島物語その3:玄海島見出し

福岡市博多ふ頭から渡船に乗り約35分で行ける玄海島は、人口458人が暮らす自然と人と生活環境が整った、都心に近い日帰り観光におすすめの福岡の観光リゾート島です。島の周囲4kmを約1時間かけて散策することができ、絶好の釣りスポットやきれいな砂浜が広がる海水浴スポットなど、それぞれに合った野外レジャーを満喫することができます。

島の最高標高は217.9mで、高台からの眺望が絶景でおすすめです。北側に小呂島や柱島、南側はヤフオクドーム、福岡タワー、能古島、西側には糸島半島、机島、東側は志賀島、立花山まで望むことができます。島の街並みは、2005年の福岡県西方沖地震により家屋の7割が全壊するなど甚大な被害を受けましたが、2008年には復興事業が完成しています。

彫刻アートのような柱島

島の外周を30分ほど歩くと、洋上にぽつんと浮かんでいる島が見えてきます。柱を積み上げたような玄武岩の岩肌がそそり立つ島で、通称、柱島と呼ばれる島です。人を寄せ付けないその険しい島の形容は、まさに自然界が造り上げた彫刻アートのようで、見るものはしばし我を忘れ、その場に立ち尽くしてしまいます。柱島はもちろん無人島です。

玄海島へのアクセスは便利な1日7便の運航

玄海島へのアクセスは、JR博多駅から福岡市博多ふ頭のフェリー発着乗場までバスで約15分、博多ふ頭から渡船にのり約35分で玄海島漁港へ到着します。料金は、大人860円、小人430円。1日7便が運航されていて便数が多くて便利です。博多発が7時10分から最終21時、冬季は20時35分、玄海島からの最終便は19時45分発となっています。

日帰りリゾート福岡8島物語その4:相島見出し

福岡県糟屋郡新宮町に位置する相島は、新宮港から渡船で約17分の距離にあります。相島には、古代より今に残る貴重な史跡が残っています。4世紀から6世紀後半に築造された国指定史跡、相島積石石塚群は円墳や方墳などの形をした史跡が250基以上あります。また真ん中が空洞になった高さ20mの海食洞があり福岡県指定文化財となっています。

玄海島へのアクセスはわずか17分の便利さ

相島へのアクセスは、JR福工大前駅よりバスに乗り約10分で新宮港へ。新宮港からは、150名が乗船可能な汽船「しんぐう」に乗り約17分で相島へ到着します。2階展望デッキからは玄界灘を眺めながらの船旅が楽しめます。10月1日から3月31日までは、1日5便、4月1日から9月30日は、1日6便を運航しています。料金は、大人460円、小人230円です。

相島にある丸山食堂の海鮮ちゃんぽん

素朴な味のちゃんぽんスープにたっぷりと新鮮な魚介類のダシが染み込んで、濃厚でコクのある深い味わいのする海鮮ちゃんぽんです。イカやタコ、ホタテにエビ、貝柱など、これでもかというぐらい新鮮な魚介類を贅沢に使っています。この海鮮ちゃんぽんは、海鮮が主役でちゃんぽんは脇役ともいえます。相島人気のメニューで料金は680円です。

住所:福岡県糟屋郡新宮町相島1382-2
電話番号:092-962-4360

相島は猫好きには堪らない福岡観光の穴場!人気の島への行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
相島は猫好きには堪らない福岡観光の穴場!人気の島への行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
福岡県の玄界灘に浮かぶ小さな島、相島。九州福岡の新宮町の漁港から8km離れたところにあります。古くは豊臣秀吉の朝鮮出兵の際の中継点として、また異国船見張りの拠点としてましたが、近年相島は、150匹以上もの野良猫が生息する島として全国にその名が知られています。

日帰りリゾート福岡8島物語その5:大島見出し

福岡県宗像市にある神湊港から渡船で約25分の沖合いに浮かぶ大島は、世界遺産の構成資産があり、真鯛や青物高級魚が釣れる釣堀「うみんぐ大島」や子供達も安心して遊べる「かんす海水浴」、トレッキングコースとしても人気の風車展望所など、おすすめの福岡の観光レジャースポットとして、多くの観光客が訪れる福岡で人気の島です。

透き通った海と約400mの砂浜が広がる「かんす海水浴場」は、渡船場から歩いて10分の距離にあり、遊歩道沿いの公園には、松の木が続き心が和む景観が広がります。また海辺に浮かぶ「夢の小夜島」は、海中に建つ朱色の鳥居と島を覆う松の緑が絵葉書のような美しさを見せています。毎年多くの観光客が訪れるおすすめの福岡の観光リゾート地です。

車で乗船可能な大島へのアクセス

大島へのアクセスは、JR博多駅から鹿児島本線JR東郷駅まで電車で約35分、JR東郷駅から神湊港までバスで約25分、神湊港から大島港まで渡船で約25分で到着します。渡船の料金は、大人560円、小人280円です。1日7便が運航しています。フェリーには車で乗れるので島内をドライブ可能です、また観光バスや電動アシスト付自転車などもあります。

うみんぐ大島で海上釣り堀を楽しむ!アクセスや料金などまとめてご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
うみんぐ大島で海上釣り堀を楽しむ!アクセスや料金などまとめてご紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
うみんぐ大島とは、子供と一緒に遊ぶのにおすすめな海の釣り堀スポット。船でのアクセスは子供も大人もワクワクです!そんなうみんぐ大島のアクセス方法や釣り堀利用料金、予約必須な釣り堀の予約方法、営業時間やおすすめ情報もご紹介して参ります。

日帰りリゾート福岡8島物語その6:地島見出し

福岡県宗像市神湊の沖合いに浮かぶ地島は、白浜港と泊港という2つの港があり、白浜港から山へ向かう道中には、椿の木が並び毎年満開の花を咲かせています。その椿から摂れる椿油は、地島を象徴する福岡の名産品です。一方、もうひとつの泊港からは、江戸時代に黒田長政が築いたとされる殿様波止が見えています。写真は白浜港です。

地島へのアクセスはわずか15分の近さ

地島へのアクセスは、JR鹿児島本線東郷駅からバスで約25分で、地島へ発着する神湊港へ到着します。その神湊港から渡船で泊港まで約15分、泊港から白浜港まで約10分で到着します。料金は、神湊から白浜までが大人400円、小人200円、白浜から泊までが、大人130円、小人70円、泊から神湊までが大人370円、小人190円となっています。

日帰りリゾート福岡8島物語その7:藍島見出し

福岡県北九州市にある小倉港から渡船に乗って35分で行ける藍島は、響灘に浮かぶ島です。人口243人の藍島には、3つの集落があり、豊かな自然とともに暮らす島の生活が今も息づいてます。島の北端に行くと、潮が引き広く平らな岩が現れる千畳敷や白い砂浜が広がり多くの人が海水浴やバーベキューに訪れるビーチなどがある観光リゾート地です。

藍島へは渡船で約35分

藍島へのアクセスは、新幹線小倉駅北口から浅野にある小倉港渡船場まで歩いて8分、小倉港から渡船で藍島まで約35分で到着します。料金は、大人400円、小人200円。1日3便が運航していて、月曜から金曜まで、小倉発が、10時半、14時半、17時半、藍島発が、7時、13時半、15時半となっていて、土日祝は若干時間が異なります。

日帰りリゾート福岡8島物語その8:馬島見出し

馬島は、福岡県北九州市の沖合い北2.6kmの響灘に浮かぶ人口わずか31人、周囲5.4kmの小さな島です。都心を離れ渡船に乗れば、約22分で綺麗な砂浜と絶景の海が広がる自然界の恵みに出合います。その自然界とともに暮らす島の人々の温かい触れ合いに接していると、古き良き日本人の暮らしの営みの原点を思い起こさせてくれます。

馬島へのアクセスは、JR小倉駅新幹線口から徒歩8分のところにある浅野渡船場から約22分で馬島港へ到着します。料金は、大人280円、小人140円です。1日3便を運航しています。また馬島と藍島の間も運航しており、大人120円、小人60円で利用可能です。馬島と藍島の運航時間は約13分ですので、2島併せて観光することができます。

猫と共に暮らす島その1:相島見出し

全国的にも猫島として知られる福岡の相島では、西鉄電車と新宮町がタイアップしたラッピング列車「にゃん電」を2018年3月31日から運行し、8月1日から11月30日までの期間中、にゃん電の缶バッジや「島の駅あいのしま」での10%割引などの特典キャンペーンを実施中です。100匹の猫が暮らす相島は、福岡をはじめ全国の多くの猫ファンに人気です。

相島は猫好きには堪らない福岡観光の穴場!人気の島への行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
相島は猫好きには堪らない福岡観光の穴場!人気の島への行き方は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
福岡県の玄界灘に浮かぶ小さな島、相島。九州福岡の新宮町の漁港から8km離れたところにあります。古くは豊臣秀吉の朝鮮出兵の際の中継点として、また異国船見張りの拠点としてましたが、近年相島は、150匹以上もの野良猫が生息する島として全国にその名が知られています。

猫と共に暮らす島その2:馬島見出し

島民よりも圧倒的に猫の数の方が勝っている馬島の猫。それだけに島のいたるところに普通に溶け込んでいます。ほとんどが野良猫ですが、人が近づいても逃げる様子はさらさらなく、島全体が猫の我が家のような状態になっています。現在人口31人に対して猫79匹ですが、NPO法人の支援を受けて猫の不妊手術がなされています。

世界遺産として鎮座する大島の沖津宮遥拝所見出し

世界遺産構成資産のひとつ沖津宮遥拝所

沖津宮遥拝所は、2017年7月に世界遺産に登録された、沖ノ島を遥拝する貴重な遺産です。正式な世界遺産としての登録名称は、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群。もうひとつの宗像大社中津宮とともに大島にある世界遺産の構成資産です。自然崇拝を元とする固有の信仰、祭祀が4世紀以来現代まで継承されているという点が評価されました。

もうひとつの世界遺産である宗像大社中津宮

大島に鎮座する宗像大社中津宮は、もうひとつの世界遺産として登録された構成資産です。沖津宮、辺津宮とともに宗像大社を構成する3つの宮の一つで、宗像三女神の一柱湍津姫神を祀っています。ちなみに大島以外の世界遺産の構成資産は、沖ノ島、辺津宮、新原奴山古墳群で、これら5つを構成資産として世界遺産に登録されています。

自然に満ちた福岡の島で日帰りリゾートを満喫見出し

福岡
Photo by tsuna72

福岡には、海岸線に沿って浮かぶ島がいくつもあり、いずれも日帰り観光で訪れることができる自然に満ちたリゾート地です。またそこで暮らす人々との温かい交流や癒される猫たちとの出合いは、日常の喧騒を忘れさせてくれる世界が待っています。福岡へ訪れたら、ぜひ一度、玄界灘や響灘に浮かぶ福岡の島々に渡ってみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2018年8月2日最終更新日: 2020年10月8日

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