メキシコビールのおすすめは？種類・値段やカクテルの飲み方を紹介

日本でも人気のあるメキシコビール、コロナ。飲んだことのある人も多いのではないでしょうか。実はメキシコビールと一言で言ってもその世界はとても広くコロナ以外のメキシコビールの種類や美味しいメキシコのおつまみ、メキシコビールを使ったカクテルなど魅力は尽きません。メキシコビールの瓶ごとの飲み方等も合わせてたっぷりご紹介します。

世界中で生産されているビール。日本もビールの生産量は世界第7位を誇り、かなりのビール大国ですが、実は世界を見渡すと日本よりもビール生産量の多い国が6つもあるわけです。地域別にみると最も多いビールの生産はアジア、ヨーロッパ。北米、中南米、アフリカと続きます。

アジアとヨーロッパで全体の6割ほどを占める生産量があり、中でも中国のビール生産量は断トツです。ヨーロッパで言えばビールのイメージの強いドイツが最も生産量も多く、イギリスやポーランド、スペインなどが続きます。グラスジョッキ片手にパリパリのソーセージを昼間から頬張るドイツ人の姿はビール好きの日本人には憧れの存在です。

そんな中、実は知る人ぞ知るビール大国がメキシコ！2017年アメリカ、ブラジルに次いで第4位の生産量を記録したのがテキーラのイメージの強いメキシコなのです。ビールイメージの強いドイツを超えて第4位になったメキシコ。多くの生産量上位国が前年比の増加率を下げる中、少しずつではありますが、生産量を増やしている国がメキシコです。

メキシコがビール大国というのは生産量の多さだけではありません。ビールの消費量も2015年の統計によると日本を上回りしっかりと世界第6位。日本と同じくらいの人口がいるメキシコですから、一人当たりの消費量も日本よりやや多いことになり、これは日本と並んでかなりのビール大国ということになります。

ビール大国であるメキシコで生産されているビールは20種類以上といわれています。多くのレストランやバーなどでは大抵何種類かのラインナップがありますし、それとは別にクラフトビールなどを扱っている店もあります。日本と同じくメキシコでもクラフトビール生産が盛んで、チョコレートやアガベ等を利用した珍しい種類も気になるところです。

メキシコといえば日本で最も有名なのはコロナビールでしょうか。多国籍料理を扱うお店の定番ビールともいえるコロナビールは誰しも一度は見たことがあるビールでしょう。大手スーパーや酒屋さんなどでも扱っている、日本ではかなり一般的なメキシコビールで人気もあります。

コロナビールは正式名称をコロナ・エクストラといい、モデロ社という会社が製造販売しています。アルコール度数は4.5％で軽い味わいが特徴。こってりとしたメキシコの料理にもピッタリのビールです。テキーラのように塩とライムを加えて飲む方法が一般的で、コロナビールを飲んでいると何だかちょっとかっこいい感じもするから不思議です。

コロナを作っているモデロ社が製造販売しているのはコロナビールだけではありません。私たちが普段あまり目にすることの少ないビールですがどこかで見かけたらぜひ飲んでみてください。また通販サイトなどでも手に入るので興味のある方はぜひチャレンジしてください！コロナビール以外の2種類をご紹介します。

1種類目のモデロ・エアスペシャルはモデロ社が1925年に設立した年に発売された第1号のブランドで、社内ではコロナビールに次いで2番目に販売量も多く、アメリカでも良く飲まれている人気のビールです。どんな料理にも合う最高の食中酒で特別な日のちょっと贅沢なビールでもあります。瓶とラベルのデザインもおしゃれな一本です。

2種類目は1926年に発売されたミュンヘンスタイルのメキシコビール。アメリカの輸入ビール市場では第2位の人気黒ビールでリッチな香りと甘みがたまりません。泡がクリーミーなので口当たりがよくトータルバランスも優れた一本。黒ビール好きにはぜひおすすめです。

コロナビールがお店で出される時には塩とライムが添えられてきたり、瓶の口にライムがささって出てくることもあります。飲み方として必ずしもライムを入れなければならないわけではなく、そのままのコロナビールを味わいたい人はライムを外した飲み方もOK。特にマナー違反の飲み方ということではありません。

ライムを入れる場合はしっかりと強めにライムを絞り、そのあと瓶の口からライムを中へ押し込んでしまいましょう。最初は泡が立ちますが次第におさまるので、泡が落ち着いたら備後とゴクゴクと飲みます。塩味をプラスしても美味しい！塩をなめながらの飲み方もおすすめです。

生産量世界第4位のメキシコビールですから、ビールの種類はコロナビールだけにとどまりません。まだまだあるおすすめのメキシコビールの種類を一挙ご紹介していきます。あなたの気になるビールはあるでしょうか。日本のビールに少々飽きてしまっている人もぜひメキシコビールを飲んでみてはいかがでしょう。

メキシコで人気のあるビールテカテ。一瞬コカ・コーラのようなテイストのラベルが目をひきます。減量にはホップと麦の他にコーンが使われていて、液体の色は黄金色をしていています。さっぱりとした味わいで後味にフルーティーな香りが残ります。ピリッと辛いメキシコ料理にはぴったりです。日本では350mlの瓶の値段が300円ほどです。

メキシコの地元ではとても好まれているヴィクトリア。黒ビールですがすっきりとしたクリアな味が魅力です。どんな料理との相性も良く、女性にも人気です。飲み方としてはコクを楽しむにはそのままストレートで飲むのがおすすめ。さっぱりした飲み方はライムを絞った飲み方が一般的です。

メキシコのビーチリゾートなどではコロナビールよりも多く見かける種類のメキシコビール。ソル。コロナ同様軽くて飲みやすい爽やかなビールでライム絞った飲み方が一般的です。ボトルの太陽のデザインがインパクト大。メキシコのビールですが何故か原産国はオランダという珍しいビールです。

ラベルの渋さが目をひくボヘミア。世界のビールコンテストで多数の金賞を受賞しているという世界が認めたビール。さわやかで飲みやすいライトなビールが多いメキシコにあってコクがある日本人の口にも合いそうなビール。メキシコビールにちょっと物足りなさを感じる人はぜひボヘミアを試してみてはいかがでしょう。

比較的新しいメキシコビールのドスエキス。メキシコで20世紀を祝うビールとして販売されました。2種類あり、そのうちの1種類、ドスエキス・ラガーは麦の香りが爽やかなさっぱりしたビールです。苦みも薄く炭酸がきつめなので辛い料理などにぴったり、ボトルのデザインがなんとなくレトロなところがポイント。値段は1本300円ほど。

メキシコビールの中にはアルコール度数が低く更に飲みやすい種類も存在しています。暑い国ですからアルコール度数を低くしてがぶがぶ飲むという飲み方もありなのかもしれません。ビールは好きだけどあまりお酒には強くないという人にはもってこいのメキシコビール。

アルコール度数4％を下回るビールはメキシコだけでなく、フィリピン、タイなどの東南アジアにも多くあります。お酒の弱い方もたっぷり飲めるアルコール度数4％以下の飲みやすいメキシコビールを紹介します。暑さ厳しい日本の夏にも嬉しいビールの種類はぜひ一度試してみてください。

黄色のラベルが目印のビール、パシフィコ。さっぱりとした味わいはメキシコビールの典型です。アルコール度数が4％と低いのでお酒に強い人は水のように、弱い人でも楽しめるおすすめのビールです。救命胴衣のデザインがポイント。昼からでも飲みたくなる人気のメキシコビールです。

メキシコで人気のビールテカテの軽くて飲みやすいライト版。シルバーのラベルが目立つビール瓶もありますが一般的には缶が販売されています。ライムと塩を一緒に飲む飲み方が一般的。アルコール度数は3.7％とかなり低く、数々のコンクールで金賞を受賞しています。メキシコでの人気も上々。

コロナに似た味わいの軽いラガービールで、瓶の底部分が膨らんだ独特の形をした可愛いボトルが特徴的で人気です。アルコール度数は3.6％とかなり低め。爽やかでさっぱりとした飲み口で日本人にも意外にファンの多いメキシコビールなので興味のある人はぜひ!お酒に弱い人にもおすすめです。

メキシコビールの中には黒ビールでもアルコール度数の低いビールもあります。味はしっかりとコクがありますがアルコール分が低いので酔いにくくいつまでもビールの美味しさを味わうことができて人気です。お酒に弱い方にもぜひおすすめ。美味しい料理を堪能したい時にもぜひ！

アルコール度数4.5％の黒ビール。メキシコビールには珍しく濃厚な味で苦みもしっかりついているビールでラベルも黒と赤と黄色というパンチのあるもの。肉料理やチーズ料理との相性が抜群でライムや塩を淹れずにそのまま飲むのが王道。本格的なビールの味わいを堪能できるおすすめの人気ビールです。

宇宙空間を描いたような独特な限定のパッケージが魅力のインディオ。クアテモック・モクテスマ社を代表する黒ビールでコクがあり、苦みだけでなくほんのりと甘みが感じられる美味しいメキシコビールです。メキシコ本国屋メキシコ系移民の多いアメリカ合衆国で圧倒的な人気です。

メキシコビールの値段は日本のビールに比べると1.5倍～4倍くらいします。通販サイトなどではかなりお得な値段で販売されていますが結局送料がかかってくるので通常で買うとお店の値段と同じくらいということもしばしばです。送料無料や在庫処分、キャンペーンなどを狙うのが値段を安くあげるおすすめの方法です。

世界でも最も飲まれているというコロナビールの場合、アマゾンのプライム会員になっていると1ダース5472円、1本あたりだと228円という値段で購入することができます。これはかなりお得な値段。通常店頭で販売されているコロナの瓶ビールは1本240円くらいしますから、たくさん飲む人にとってはだいぶ安い値段で購入できることになります。

メキシコビールをメキシコで買うと1本あたり96～120円ほどで購入することができます。レストランでも1本240～360円と日本のビールと比べるとかなりリーズナブル。更に50円ほどで買えるビールもあり、これは現地で水よりも安い値段。水を買うくらいならビールを飲んで酔っ払ってしまいたくなるような値段です。

日本でもビールとトマトジュースを使った有名なカクテル、ブラッティメアリーがあるように、メキシコにも定番のメキシコビールを使ったカクテルが存在します。特にメキシコではビールが格安の値段で販売されているので思わずカクテルも作りたくなります。ちょっと変わったメキシコビールの飲み方にチャレンジしたい人はぜひお試しください。

チェラーダはライム果汁にビールを合わせたカクテルです。ライム果汁はコンビニやスーパーの酒コーナーでも販売されているので容易に手に入れることができます。もともとメキシコビールにはライムを絞って飲むくらいですから、ライム果汁を使ったチェラーダは味の想像もつきやすく、チャレンジしやすいカクテルともいえます。

一方ミチェラーダはビールにライム果汁、更にクラマトトマトジュースといハマグリエキスの入ったトマトジュースとサルサソースやタバスコなどのホットソースを加え、更にウスターソースや醤油などで味付けしたカクテルです。

原料を聞いただけでも塩分が強く、パンチの効いたカクテルであることは想像がつき、お店や作る人によって味が違ってくるのは言うまでもありません。一度はまると何故か癖になり、病みつきになる人もいる一種中毒性のあるカクテルでもあります。

さっぱりとした飲み口のメキシコビールにはピリッと辛いパンチのきいたメキシコ料理が良く会います。日本でも比較的馴染みのあるメキシコ料理をいくつかご紹介します。お気に入りのメキシコビールを手に入れて自宅でビールパーティーなどいかがでしょう、ぜひかっこいい瓶ごとの飲み方で！

トルティーヤチップスはメキシコビールにはなくてはならない存在のスナックがし、トウモロコシを原料にしたメキシコ定番のおつまみです。唐辛子をピリッときかせたサルサ・ロハやアボガドで作ったワカレモなどをディップにして食べるのが最高です。たっぷりのディップとたっぷりのトルティーヤチップスはビールのお供に最高。

トルティーヤチップスはアマゾンなどの通販サイトでも扱っていますし、カルディなどでも販売しています。色々な種類があり、初めから味のついたスナック菓子感覚で食べられるものも多数商品として出回っています。ディップも一緒に展開しているものもお手軽で人気がありますがぜひ美味しいディップを手作りしてみてください。

<材料>

• アボガド：1個
• パプリカ：1/4個
• 玉ねぎ：中1/4個
• パクチー：適量
• ライムまたはレモン汁：大匙1
• ガーリックパウダー：適量
• チリパウダー：ひとつまみ
• 塩：ひとつまみ
• 黒胡椒：適量

<作り方>

1. 玉ねぎはみじん切りして見ずにさらしパプリカは粗みじん切りにしておきます。
2. アボガドは中身を出してマッシャーやフォークの背などでつぶし、玉ねぎはよく水を絞ってパプリカとともに加えよく混ぜ合わせます。
3. 果汁・パクチー・スパイス類を加え、好みでタバスコも。
4. 出来上がったらアボガドの種を入れておくと変色を防げます。

タコスはトウモロコシの粉を薄く延ばして焼いたメキシコ人の主食です。トルティーヤに肉や野菜、チーズをたっぷり包んで食べます。具材は何でもOK。冷蔵庫に余っている食材を上手に組み合わせてオリジナルのタコスを作るのもあり！です。タコスの皮は市販のものを買うのが簡単ですが、手作りももちろん可能です。

<材料>

• 強力粉：150g
• コーン粉：100g
• オリーブオイル：大匙1
• ぬるま湯：140～150cc
• 塩：小匙１

<作り方>

1. ボールにぬるま湯以外の材料を入れて2/3の分量のぬるま湯を加えて手で混ぜます。
2. 残りのぬるま湯を少しずつ加えひとまとまりになるまで練ります。
3. 約50gほどの玉を作り、クッキングペーパーの上でサランラップを重ねて上から綿棒でのばします。
4. クッキングペーパーごとフライパンにおき、中火でこんがり焼き、裏返すときにペーパーを外します。

<材料>

• 牛ひき肉：200g
• レタス：1/4
• チーズ：適量
• タコスシーズニング
• トルティーヤ
• サルサソース

<作り方>

1. まずはタコミートを作ります。フライパンにひき肉を入れ、色が変わるまで炒めたら余分な脂を捨てます。タコスシーズニングと水をいれかき混ぜ沸騰したら弱火になるまで煮込みます。
2. サルサソースはトマトや玉ねぎを刻んで自分で作ることもできますが市販のものを利用すると便利です。
3. トルティーヤにタコミート、レタスサルサソース、チーズの順に入れれば出来上がりです。

タキートスは小さいタコスという意味でタコスの具材を入れて油で揚げたおつまみです。豆が入るので栄養価もばっちり。トルティーヤの皮を買ってくれば自宅でも簡単にできてしまいます。ピリッとチリパウダーやパクチーをきかせて爽やかなメキシコビールで乾杯です！

<材料>

• 豆缶：1缶
• クミン：小匙1/2
• チリパウダー：小匙1/2
• サルサ：11/2カップ
• サワークリーム：3/4カップ
• チーズ：2カップ
• トルティーヤ：1パック
• トマト：1個
• ピーマン：1個
• 玉ねぎ：1/4個
• パクチー：2、3本
• ガーリックパウダー：小匙半分
• ライム汁：大匙1

<作り方>

1. トマト以降の材料をすべて細かく切ってボウルに入れてよく混ぜ、冷蔵庫に入れて1時間ほど置いておきます。
2. 中くらいのボウルに豆缶とクミン、チリパウダーを入れてよく混ぜます。
3. 熱したフライパンでトルティーヤを片面ずつ温め、温めたトルティーヤはアルミホイルで包み、熱を逃がさないようにします。
4. トルティーヤを更に広げ、豆、サワークリーム、サルサ、チーズの順にのせます。
5. チーズが外に漏れないように両端をたたんで包み込みます。
6. 油でカリっとなるまで香ばしく揚げたら出来上がりです。

いかがでしたでしょうか。美味しそうなおつまみとさわやかなメキシコビール。暑さが年々厳しくなっている日本でもピッタリ！カクテルやおつまみの準備を万端に整えてよく冷えたメキシコビールを瓶ごとゴクリといけば、一日の疲れも吹き飛びます。瓶ごとの飲み方をマスターしてお試しください！