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猿島観光の所要時間やアクセス方法まとめ!
近年若者を中心に、島巡りへ行く人が多いようですが、東京から1時間ほどでアクセスができる猿島があるということを知っていますか?猿島は海に囲まれ緑に溢れる、とても素朴で落ち着く観光スポットです。今回は、そんな猿島についてまとめましたので、フェリーでのアクセスや所要時間、観光スポットに食事処などについてお伝えいたします。
猿島観光について
猿島は近年人気の観光スポットとなっており、年間15万人の観光客が訪れる場所です。特に若者の中では海水浴やバーベキュー、そして釣りをするために猿島へ訪れる方が多いのですが、第二次世界大戦前まで防衛拠点として使われていたため、歴史的観光スポットでもあります。その面影が今でも残っているので、ゆっくりと観光してみるのもおすすめです。
また猿島には、手つかずの自然が多く残っていることも魅力です。前述した通り、戦争時のために用意されていた要塞の跡などはまだ残っていますが、その他人工的な建物はありません。そのため緑の中を散策してみたり、島からの景色を堪能したり、海辺で遊んでみたり、自然と触れ合う時間を楽しむことができるのです。これから詳しくお伝えします。
猿島の由来とは
猿島と聞くと、島に猿がいるの?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、猿島に猿はいません。猿島という名前の由来は、日蓮上人にまつわる伝説から来ています。時は1253年(建長5年)、日蓮上人が房州から鎌倉へ向かうため東京湾を渡っている際、嵐に遭い遭難しかけたため、お題目を唱えたそうです。すると白猿が船上に現れたのだとか。
一匹の白猿が船上に現れ、導かれて船が辿り着いた場所がこの島だったということから、猿島と呼ばれるようになったそうです。なので猿島は、猿の島というわけではなくて、猿が導いた島、ということです。大分昔の神話のような話なので、真実だかどうかは分かりませんが、代々伝わっているお話です。以上、ちょっとした猿島の豆知識をお伝えいたしました。
猿島観光のアクセス方法1:電車編
猿島へのアクセス方法をお伝えいたします。まずは電車でのアクセスの場合、京急線横須賀中央駅より徒歩15分位、JR東日本横須賀駅より徒歩30分位でございます。JRからのアクセスは歩く距離が長いので、電車であれば京急線横須賀中央駅からのアクセスの方がおすすめです。京急線横須賀中央駅下車後のアクセス方法はHPなどにも掲載されております。
猿島観光のアクセス方法2:車編
フェリー乗り場である三笠浅橋へは、車でのアクセスの場合、横浜横須賀道路横須賀I.C.より本町山中有料道路経由で約10分ほどの場所になります。ちなみにフェリー乗り場の三笠公園脇に45台駐車出来る三笠公園駐車場が完備されているのでご利用ください。駐車場ご利用可能時間は時期によっても異なりますのでご注意ください。最初の1時間は410円となります。
三笠公園脇にある駐車場について、11月から3月の冬の期間は8時30分から20時30分までの営業となっております。4月から10月の期間は7時30分から21時30分までと営業時間が伸びます。尚、最初の1時間は410円となっており、その後30分毎に210円が加算され、2時間以上を超える場合には、1時間100円が加算される仕組みになっております。
フェリーの運航スケジュールについて
三笠浅橋からは、フェリーにて猿島へアクセスいたします。フェリーの料金は、往復大人1300円、小学生は650円、小学生未満は無料でございます。フェリーの運航スケジュールは、夏季の3月1日から11月末と、冬季の12月1日からとでは、内容が異なるのでご注意ください。夏季は毎日運航しているのに対し、冬季は土日祝日のみの運航となります。
夏季のフェリー運航時間は、三笠浅橋発のフェリーは朝8:30から1時間毎に16時30分まで運航しております。逆に猿島発のフェリーは8時45分から1時間毎に15時45分まで運航しており、最終便は飛んで17時となります。冬季のフェリー運航時間については、三笠浅橋発のフェリーは朝9:30から1時間毎に15時30分まで運航しております。
帰りの猿島発のフェリーは、9時45分から1時間毎に14時45分まで運航しており、最終便は飛んで16時となります。最終便のフェリーを逃してしまうと、宿泊する宿もなく翌日まで猿島に滞在しなくてはならないことになるので、ご注意ください。またフェリーが満員となった場合、臨時便を運航する場合があるのと運航時間は天候によって変わることもあります。
猿島おすすめ観光スポット1:自然
前述した通り、猿島には豊かな緑が残っている島です。湾内最大の貴重な自然島でもあります。結構放置されている場所が多いので、あちらこちらでツタなどが生い茂り、まるでジャングルのようになっている箇所もございます。猿島を散策していると、周りに海、沢山の緑を見ることができるでしょう。またタブの木が多くあるのが目立ちます。
猿島にあるタブの木は、三浦半島と同様、数少ない原生林の景色と言えます。猿島内のあちらこちらにあるので、必ず目にするかと思います。自然が豊かなだけあり、生物も多く存在しており変わった形のカタツムリや光るトカゲなどもいるそうです。生物に興味がある方や子連れの方は、生物探しをしてみてはいかがでしょうか。夏休みなどにもおすすめです。
猿島おすすめ観光スポット2:切通し
猿島を散策・観光していると、要塞の切通しがあります。切通しとは、山や丘などを掘削し、交通ができるようにした道のことです。猿島の切通しは、戦争当時軍隊が使っていたもので、道の両側にはレンガで5メートルから6メートルの壁になるように切り開いて立派に作られています。切通しは猿島のシンボルといっても過言ではないかと思います。
猿島の切通しは、戦争時代、空から敵の軍に見つからないようにジャングルのようなツタやタブの木で覆われております。また無数のヘコミがあるのとや左右の壁の高さが異なるのは、戦争で崩れてしまったのと、太平洋戦争の集結時、連合軍が日本兵がいると思い発泡された銃弾の跡だそうです。戦争の跡が色濃く残っているので、よく観察してみてください。
猿島おすすめ観光スポット3:戦争時代の跡
前述した通り、猿島には多くの戦争の跡が残っています。切通しもそうですが、切通し沿いには兵舎や弾薬庫が残されています。当時利用されていた弾薬は、電信柱と同じくらいの太さがあったそうです。爆弾庫は通常中に入ることができず、ガイドを依頼すると、兵舎と合わせて見学することができます。それについては後ほどご案内させていただきます。
猿島は自然が多いこともそうですが、戦争時代の歴史遺産が残されたことにより、平成27年に国史跡に指定されています。要塞エリアは日本にわずかしかない貴重な歴史スポットです。要塞は、一見洋式の形式であっても、室内は畳があったそうで、当時の日本兵がベッドよりも畳を好んだことがわかります。また兵士の排泄物は弾薬の材料にもなったのだとか。
猿島おすすめ観光スポット4:トンネル
猿島といえば、通称愛のトンネルと呼ばれている「トンネル」ではないでしょうか。約90メートルある比較的長いトンネルで、中に入ってみると意外と暗く湿気っぽく、当たり前かもしれませんが、声もかなり響きます。何故愛のトンネルと呼ばれているのかというと、手を繋ぎたくなるほど暗いからという意味があるそうです。デートで行ってみませんか。
トンネル内部には傾斜があり、出口が見えないようになっています。その作りが更に怖さを感じるポイントなのですが、それが要塞の特徴でもあります。戦争当時、万が一敵に追われてしまった時、姿が見えないように工夫されています。尚立ち入り禁止となっておりますが、2F建ての地下室があって司令部等がある要塞の中心部に繋がる通路があるそうです。
猿島おすすめ観光スポット5:オイモノ鼻広場
猿島には、オイモノ鼻広場という広場があります。場所は、大砲台の跡地から海がある方角へ進むと到着いたします。オイモノ鼻広場では、房総半島や横浜ベイエリアなど、綺麗な景色を一望することができるビューポイントです。猿島へ訪れたら、是非休憩がてらに立ち寄ってください。猿島は小さくても意外と歩くので、ここで足を休めましょう。
オイモノ鼻広場でゆっくりと観光し休んだ後、そのまま海沿いに歩いて行くと日蓮上人が鎌倉へ向かうまでの期間、日蓮上人が修行をしていたと言われている洞窟があるので、そちらを是非見てみてください。中まで入ることはできませんが、外からどんな感じなのか見ることは可能です。時期によっては工事中で近くまで行くことができないこともあります。
猿島おすすめ観光スポット6:冬
ここで猿島観光へ行く際のおすすめの季節をお伝え致します。猿島といえば、海水浴や釣りなどで有名なので、もちろん夏が人気ではあるのですが、猿島ならではの幻想的な雰囲気を楽しむためには、観光客が少なく静かな冬の観光がおすすめです。夏に観光へ行くと暑くて散策するだけで汗をかいてしまうのですが、冬の観光だと心地が良いかと思います。
冬の猿島観光は、ひんやりとした空気が気持ち良く、夏の観光とはまたちょっと違った楽しみ方ができるでしょう。観光客が少ない分、ゆっくりと散策もできますし写真も思う存分撮影することができるでしょう。そのため特に海水浴などをやる目的ではなければ、一度冬に行ってみることをおすすめいたします。食事処は営業していないのでご注意ください。
猿島おすすめ観光スポット7:猿島の管理棟
猿島の浅橋から見える建物が、猿島の管理棟です。猿島の管理棟では、土日祝日限定で、歴史遺産観光のガイドツアーの予約ができます。ガイドツアーの所要時間は45分で料金は200円です。一日に二回開催されており、1回目は10時45分から、2回目は12時45分からとなります。管理棟2階多目的ホール受付しており、事前予約はできず当日限定です。
個人的に観光をするのも勿論楽しいですが、ガイドツアーに参加をすると、より猿島の歴史を学ぶことができておすすめです。ガイドツアーは先着60名までとなっております。期間限定で年中行っているわけではないので、観光へ行く前、事前にホームページをチェックしてください。管理棟内には歴史資料館も入っているので観光してみてください。
猿島おすすめ観光スポット8:海水浴
夏の猿島観光といえば、海水浴です。例年7月中旬から8月末になると、海水浴場がオープンします。一年の中で最も観光客が多い時期なので、とても賑やかな雰囲気になります。また対岸にある横須賀の街並みを眺めながら遊べる無人島の猿島の海水浴場は、とても貴重な観光スポットではないでしょうか。この時期はお食事処もあるので安心です。
夏場の猿島観光では、唯一島内のお食事処であるオーシャンキッチンが開催されておりますので、お食事も楽しむことができます。夏の間のみ、海水浴場には監視員が常住しており、更衣室やシャワーも利用できます。例年とても多くの観光客で賑わいますが、家族や友達などと、無人島での海水浴をエンジョイしてみませんか。
またゴールデンウィーク、及び夏場の観光シーズンには、アルコール飲料にソフトドリンク、お菓子などの軽食が販売されています。普段は売店などはオープンしていない猿島ですが、その時期だけは少し安心です。氷の販売は、夏季のみとなっております。しかしその時期は大変混み合うので、持参をした方がスムーズかもしれません。
猿島おすすめ観光スポット9:バーベキュー
猿島ではお食事処が期間限定でオープンしている他、お店がないため観光客の方はバーベキューをやられる方が多いです。一年を通し無人島で海を見ながらお肉を焼いて食べるのは、とても気持ち良く最高です。またバーベキューの機材・道具は、全てレンタルが可能です。炭やガス・コンロなどは持ち込みが禁止になっているので食材以外手ぶらでOKです。
猿島でバーベキューをやる際は、事前に機材を予約して行きましょう。また猿島では、バーベキューを行なった後、機材はそのまま返却し、ゴミまでも回収をしてくれるのです。観光客にとってはとても楽チンだと思いませんか。特に夏場や涼しいシーズンになると、多くの観光客が猿島でバーベキューをしてお食事を楽しんでいます。
猿島おすすめ観光スポット10:食事処
猿島へ観光へ行く際に気をつけていただきたいのは、お食事のことです。猿島では、7月・8月の海水浴シーズンとゴールデンウィークの時期以外は、お食事ができるお店が出店されていません。その時期に出店される猿島オーシャンズキッチンは、ゴールデンウィーク及び7月7日から9月2日迄毎日営業をしています。それから10月末まで土日祝日のみの営業です。
上記の期間以外、お食事をするお店がないため、何かお弁当やお飲み物を持参するか、フェリーに乗る前に、食事を済ませることをおすすめいたします。また食事処が営業している期間でも、土日祝日はとても混み合うので、時間に余裕がない場合には、なるべく自分で食事を持参した方が良いかもしれません。ちなみに自販機は設置されています。
猿島おすすめ観光スポット11:釣り場
猿島へ行く観光客の中では、釣りを目的の方も多いです。猿島一帯が浅瀬になっているので、島全体が釣りのポイントとなっています。特に島の北側の岩場などでは釣りをしている人も多く見かけます。春や秋にビーチから豪投げ釣りするのも、大変おすすめです。潮が引いている時には磯遊びもすることができます。観光以外にも色々と楽しいことがあります。
また猿島では、釣りの道具までレンタルすることができるのです。そのためわざわざ釣りの道具をフェリーに乗せて行く必要がなく、気軽に手ぶらで釣りを楽しむことができます。猿島では、クロダイ、ロックフィッシュ、スズキなどが釣れるそうです。春と秋に二回、釣り大会が開催されるようなので、興味がある釣り好きの方は参加してみてください。
猿島で採れる干しガレイという魚は、5月の刺身が一キロ2万円という幻の魚です。またワカメといえば、三陸産や鳴門産が有名ですが、猿島産としてもワカメが出荷されているのをご存知でしょうか。猿島ワカメは、味の評価が高いようです。そんな様々なものが採れる猿島での釣りを、是非楽しんでみてください。
猿島の観光所要時間
猿島観光の所要時間について、目的によっても異なりますが、釣りやバーベキューなどをされない場合、到着後、2時間くらいあれば十分島内一周ができますし、ゆっくりと楽しめるかと思います。じっくり観光しても、1時間半位でまわれます。先述したとおり、フェリーは基本1時間ごとに出ているので、時間を計算して行動するようにしましょう。
バーベキューや釣り、海水浴をされる方は、午前中から夕方くらいまで滞在する方もいらっしゃいます。万が一最終便のフェリーを逃してしまった場合、猿島にはホテルや宿などもありませんし、迎えの船などもこないため、翌日まで待たなくてはなりません。悲惨なことになるので、夕方までいる場合には、最終便の時間に気をつけてください。
猿島の禁止事項
猿島へ観光に行くにあたり、いくつかの禁止事項があります。島のルールをしっかりと守って、猿島で楽しく観光をしていただくために、こちらでご紹介いたします。まず、介助犬・盲導犬を除き、猿島にペットを連れて行くことは禁止されています。また猿島では花火など危険な遊びが禁止されています。先日した通り、猿島に泊まることはできません。
なお参加者募集型の撮影会、公園の一部占有、音響機器の設置や使用、海水浴場期間以外の遊泳、燃料を使用するコンロ類、炭やガスなどの燃料の持ち込みは禁止されています。特に海水浴については、夏場の海水浴シーズン以外、監視員もおらず大変危険です。勝手に海の中に入ることは避けてください。観光へ行く前は、これらの禁止事項を確認しましょう。
猿島観光へ行く時の持ち物
最後に、猿島へ観光に行く際の持ち物についてお伝えいたします。猿島へ行く時は、オーシャンズキッチンがオープンされている時期以外、お食事・飲み物を持参しましょう。自販機はありますが、軽食なども販売されていないため、途中でお腹が空いたとしても、本島に戻るまで我慢するしかありません。お菓子くらいは持って行った方が良いでしょう。
また猿島は日陰のエリアがそう多くないので、夏場などは特に日傘や帽子など、日よけグッズを持参してください。自然が多いので木々で日を遮ってくれる場所もあるのですが、散策している間はもろに太陽を浴びることが多々あります。汗拭き用のタオル、ウェットティッシュなどもあった方が便利でしょう。靴も履き慣れた運動靴などがおすすめです。
猿島へ観光に行く時は、なるべく事前に猿島のホームページをチェックすることをおすすめいたします。ホームページには猿島観光の際の注意事項が記載されているだけではなく、ガイドツアーの詳細や予約方法、現在のイベントなどが掲載されています。釣り情報なども書いてあることもあるので、きっと何かの役に立つことでしょう。
猿島で思い切り楽しもう!
いかがでしたか。今回は、猿島観光の所要時間やアクセス方法、おすすめのスポットや食事処などをご紹介いたしました。猿島は特に大きな見所やレストランなどはありませんが、無人島ならではの自然や歴史スポットが多くあります。今回の記事を参考に、是非友達や家族などと行ってみてはいかがでしょうか。大自然を満喫しましょう。
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