北海道のメロンの品種や値段・旬の時期は？お土産にもおすすめ！

北海道メロンの特徴を知っていますか?高級から庶民的メロンまでスーパーにはいろいろなメロンが売っています。もちろん値段が高いものを買えば美味しいものが食べられますが、メロンのことを知っておくとさらに美味しく楽しめます。今回はメロンの本場北海道から、品種や値段、旬についての情報をたっぷりお届けします。

北海道といえば夕張メロンが有名ですが、道内全域でメロンは作られています。代表する種類は赤肉と青肉の2種類があり、北海道の店頭で販売しているのはほとんどが赤肉メロンです。なぜかというと赤肉のほうが売れるからです。ちなみに熊本では網目のない白肉メロンもあります。

北海道メロンと一口にいっても味も種類も旬の時期まで違うのです。さらには無数の品種があり、栽培している地域それぞれのブランド名が付けられています。一口にメロンといっても生産者によって味も香りも値段までもがかわってくるのです。北海道のは特に品種が多いので、これを機に覚えて自分好みのメロンをみつけてみましょう。

ブランドから品種、作っている地域で名称がコロコロかわるメロンの世界。通なら自分好みのメロンはすぐに判別つきますが、メロンビギナーにとっては｢どれが一番おいしいの｣と戸惑ってしまうことでしょう。そこで北海道メロンの中からおすすめ品種をいくつか紹介しましょう。

まずは赤肉メロンからです。あの有名な夕張メロンも赤肉に属します。赤肉とはその名の通りメロンの果肉がオレンジがかった赤色のものを指しています。緑黄色野菜に含まれるベータカロテン色素によってこうした赤色の果肉が作られていて、お肌に大事な成分が豊富なことから女性人気も高いです。

栄養だけを考えると赤肉メロンのほうに分があります。それでは北海道にある赤肉メロンの品種を見ていきましょう。

まずはルピアレッド。これは北海道を代表する品種の一つです。みかど協和によって1990年に作られたこのメロンは糖度が14パーセント以上、しっかりした果肉は濃厚な甘さがあり舌ざわりも滑らかで、きめ細やかな食感が楽しめます。皮は深みと細かい網目が特徴で、旬の時期は6月中旬から10月までが食べごろです。

保存方法は常温で保存し、食べる2時間前くらいに冷蔵庫で冷やす方法が適しています。Tの字型のつるが少し枯れた時期が食べごろです。値段はだいたい1玉1700円プラス送料で購入することができます。お土産としておすすめです。

続いて紹介する北海道赤肉メロンの品種はR113です。らいでんレッド113ともいわれていて、北海道西部積丹半島の雷電海岸にちなんだ名前です。特徴はクセのない甘さです。一口食べると芳醇な甘味が口の中に広がり、さっぱりした味わいでメロンがそこまで好きじゃない人でも食べやすい甘さでお土産にもおすすめです。

出荷時期は6月中旬から10月にかけてまで、旬時期の贈り物にいかがでしょうか。値段はだいたい2玉で3500円前後で販売されていますので、ネット通販などでチェックしてみてください。品種名らいでん113でも産地が北海道ではないメロンもあるので注意してください。

北海道は赤肉メロン主体で青肉メロンはおいしくないの?と思う人もいるかもしれませんがそんなことはありません。実際糖度を分析してみると互いに違いはないのです。そもそもメロンの美味しさの源である甘さは収穫時期や食べるタイミングによって支配されます。果肉の違いより旬と完熟のタイミング差によるものが大きいです。

栄養価は赤肉メロンの方が高いですがその分スッキリした甘みがあるため青肉メロンを好む北海道民も多いです。お土産用に赤メロン、自宅のデザートには青メロン、といった使い分けで食している家庭も見られます。そんな青肉メロンの中で特におすすめの品種を一部紹介しておきましょう。

まず北海道の青肉メロンで人気なのはキングメルティと呼ばれる品種です。香り高く、口に含むと糖度の高い果肉にほっぺが落ちそうになります。シャキシャキとしたきめ細かな食感も特徴のひとつ。メルティというのはツルっとした喉ごし表現のことを指しています。したがってキングのメルティ、ツルっとした喉ごしが抜群なメロンなのです。

日持ちはしませんが、皮の状態をみて黄色に変色してきたら完熟な食べごろです。みわけがつきやすいので旬を逃さず美味しく食べられます。地元北海道でも入手が難しい極上青肉メロンを是非味わってみてはいかがでしょうか。

キングメルティはネット通販で買うと1玉で約2500円前後です。それに送料がつくので値段はもう少し高くなります。直接北海道に訪れたら安く手に入るのでお土産にいかがでしょうか。

そしてキスミーメロンも北海道で人気の青メロンの品種です。このメロンは1995年に埼玉原種育成会が配合に成功した青肉メロンです。味は甘味が強く、果肉はとろりとしています。アールスメロンと丁度似ている食感で、甘すぎず柔らかすぎず、すっきりした味わいがあります。

1号から7号まで、作柄によって味わいが動くのでキスミー自体にも種類があります。日持ちが良いのでお土産としても人気があります。旬の時期は7月から8月の夏場です。値段は産地によって事なりますが、おおむね1玉2000円前後、すぐに食べたい場合はメロンの底に弾力があるものを選ぶとよいでしょう。

そして北海道といえばやはり夕張メロンが有名です。北海道メロンにあまりなじみがない人でも夕張メロンの名前はきいたことがあるのではないでしょうか。正式には｢夕張キングメロン｣という名称で、｢夕張メロン｣は商標名であり、北海道夕張市以外がこの名前を付けることはできません。

その最大の特徴はまるでリキュールに漬けたような芳醇な香りと滑らかで柔らかい果肉でしょう。北海道に赤肉メロンは数あれど、夕張メロンだけは別格です。味も香りも甘さも全てにおいて完璧な一品といっても過言ではありません。お土産にもよろこばれる最高級のおすすめメロンです。

夕張メロンの美味しい時期は5月から8月までのわずかな期間です。夕張メロンは唯一欠点として足が早く、ダメになりやすいのが難点です。そのため当初は北海道だけで流通していました。しかし飛行機で流通できるようになった昭和45年ごろから北海道以外の都道府県でも食べられるようになりました。だいたい送料込みで4800円程度で購入できます。

夕張メロンの産地はそのまま北海道夕張市です。夕張市農業組合にまずは出荷され、厳しい検査を通ったメロンだけを｢夕張メロン｣のブランドを冠することが許されます。たとえ同じ配合であっても隣の市町村でつくったメロンでは夕張の名前で出荷はできません。北海道メロンの中でも最高級に位置するメロン、それが北海道夕張メロンです。

つづいてはメロンの豆知識も少し紹介します。まずはメロンを安く賢く買う方法です。北海道メロンといえば美味しいですが、ネットで買うと少し値段が高いのがタマにキズ。そこで少しでも値段をおさえて購入するおすすめの裏技をご紹介します。一体どんな方法で安く購入することができるのでしょうか?

北海道の高級メロンは品質を高くするために、厳しい検査をしています。そこで基準に満たなかったメロンははじかれてしまうのです。しかし基準に満たないといってもたいていは形がおかしい、ひび割れしている、すこし皮にキズがついているといった品質に問題がないものばかり。

ブランディングのためあえてそういうメロンを市場に出さないようにしているのです。こうしたメロンは普通のスーパーには並びません。しかしそうした訳ありメロン専門に買う業者がいるのでそこから購入すると値段を安く北海道メロンをゲットできます。

中には8玉入って3980円といった破格の値段の北海道メロンもあります。少しでもお得に安く北海道のメロンを購入したいのであればこうした業者をネットで探すのがおすすめです。お土産用には向いてないかもしれませんが、家庭で食べるのであれば十分でしょう。

続いても豆知識から、アンデスメロンの名前の由来をご存知でしょうか?北海道夕張メロンのイメージからアンデス山脈で作られたように喚起しますが全く違います。じつはこの名称、メロンの病気に抗体を持つ配合したことで｢買っても作っても安全メロンです｣ということで｢アン(ゼン)デス｣という由来になっています。アンデス地方は関係なかったのです。

メロンというと南米やアフリカが起源となっている果物のイメージがありますが、実は発祥はインドが原産地ということをご存知でしょうか。

紀元前2000年ごろに栽培されはじめたこの果物は、紀元前5世紀ごろにエジプトで改良され、やがてヨーロッパに渡りました。当時のメロンは今のような甘味ではなく、キュウリに近い食べ物でサラダとして食用されていたということです。

北海道の夕張メロンは美しい網目があることで知られていますが、この網目はなぜ作られるかご存知でしょうか。これは果肉の成長が皮よりも早いため、途中で皮がひび割れして中の果汁が外に出てきてしまうために作られます。

固まった果肉が網目として形成され、メロン独特の網を作っているのです。ちなみにこの網目が太いメロンほど高級メロンといわれます。

つづいては北海道からメロンを使ったおすすめお土産情報を紹介します。北海道に旅行に行った際メロンを直接買って帰るのもいいですが、メロンにゆかりある食べ物もお土産としていかがでしょうか。メロンをモチーフにしたお土産はいくつかありますが、その中でも特におすすめなお菓子を2つ紹介しましょう。

まずは北海道で最も有名な夕張メロンの生キャラメルです。どこか懐かしくある生キャラメル特有の口溶けと、口にひろがる北海道の夕張メロンの芳醇な香りを心地よく味わうことができるキャラメルです。値段は72グラムで780円ほど、お土産としておすすめで、お子様がいる親御さんに喜ばれます。

そしてこちらは北海道メロンクリームサンド。封を開けた瞬間に北海道の香りが広がるスイーツ好きもメロン好きも喜ばれるおすすめのお土産です。実際食べてみるとメロン特有の芳醇な香りが食欲を刺激してついつい何個も口に運んでしまう誘惑にかられます。お土産としても自分用にもおすすめできる絶品の洋菓子です。

ここまで北海道のメロン情報をお届けしました。メロンはネットで購入するのが一般的ですが、直接北海道まで訪れて購入するのがおすすめです。基本的にネット通販は送料がかかってしまうので直に北海道で買うより高いのです。また北海道の直営店に並んだメロンの値段と品質の良さに驚くでしょう。

それではそんな北海道旅行に行った場合メロンをたっぷり味わえるおすすめの直営所を紹介します。お土産に買っても良し、メロンをモチーフにしたスイーツを楽しむのもよし。北海道旅行を兼ねて行ってみたい北海道メロンをたのしめるスポットをいくつか紹介します。メロンだけではなく地元産の農作物も扱っています。

まずは夕張メロード。ここは農産物直売所やテイクアウトコーナーが充実している北海道夕張市の道の駅。夏の夕張メロンをはじめ、様々な地元の特産物をお得な値段で購入できます。道の駅ですがJR夕張駅と隣接しているので電車でもアクセス可能。人気商品、夕張メロンバウムクーヘンは数量限定なので、北海道に訪れた際は是非食べてみたい一品です。

つづいてはとみたメロンハウスです。ここは直売所を兼ねたメロンのテーマパーク。その場でカットしたメロンを食べることができるので休日には大勢の人々でにぎわいます。富良野オリジナルのメロンスイーツは北海道ならではの贅沢な味わい。開放感あるスペースで家族連れでも楽しめます。

北海道のアクセスですが、都内からであれば車で行くのはハードです。フェリーを使っていくのがおすすめです。まず東京から大洗まで行き、大洗から苫小牧行のフェリーがでています。

交通費は往復で10万円ほど。最悪は自分たちだけ飛行機で出発し、車だけフェリーで運ぶという手もあります。車で都内から北海道まで走るのはかなりキツいので、フェリーをつかってアクセスしましょう。

北海道のメロンの品種、値段、旬の時期についてまとめました。果物の王様といえばやっぱりメロン。老若男女問わず愛されるメロンはお土産にも最適な最高級の果物です。ネット通販で買えますが、直接北海道で食べるメロンはまた格別です。もし北海道旅行に行く際は北海道産のメロンに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。