帝国劇場の座席情報まとめ！それぞれの見え方やおすすめの場所は？

東京には演劇を楽しめる劇場がたくさんありますが、なかでも特に若い女性を中心に人気なのが帝国劇場です。ここ帝国劇場は東京のど真ん中にある劇場だけにアクセスもよくて人気の俳優さんがたくさん出ることでも有名です。今回はそんな帝国劇場の座席の種類やそれぞれの見え方等をご紹介します。

帝国劇場の座席は基本的には5種類です。まず1階部分に用意されている座席がS席とA席の2つです。そして2階部分に用意されている座席がS席とA席とB席の3つです。

1階も2階もどの列からどの列までがどの座席区分に該当するかは帝国劇場のホームページから確認することもできます。

ちなみに上記の5種類が一応帝国劇場の公式の座席区分ですが、上映される公演によってはこのほかに座席区分が用意されるケースもあります。

帝国劇場にある座席のなかで最も見え方が優れているのは間違いなく1階S席です。ちなみに1階S席は1階部分のXA列からR列までを指します。

ただ帝国劇場での演劇を楽しみにしている人のなかには「1階S席だと近すぎて逆に見づらいのでは？」と座席からの見え方に不安を抱く人もいるでしょう。

1階S席のXA列からG列あたりまではかなり近い座席になるので正直に言うとステージ全体を見渡すことは不可能に近いです。

舞台をセットまで含めて総合的に楽しみたい場合は少し距離を取った方が無難でしょう。ただし1階S席のXA列からG列あたりまでの座席にはほかにはないメリットがあります。

それは演者の顔をものすごい近さで鑑賞できる点です。それこそ演者の息づかいまで聞き取れるくらいの距離感なので例えば「大好きなアイドルをできるだけ近くで見たい」という人は1階S席の座席をおすすめします。

帝国劇場の1階A席は1階部分のS列からX列までの座席を指します。この1階A席はステージから座席までの距離が適度に離れているので全体を見渡すのにはおすすめのエリアです。

ただし「演者の顔を見たい」と期待して帝国劇場の1階A席へ行くと思いほのか遠くてがっかりする可能性もあります。

ですから1階A席で帝国劇場の演劇を見る場合は双眼鏡などのアイテムを持って行くことをおすすめします。

帝国劇場の1階部分の座席は基本的にはS席とA席のみなのですが公演によっては中列が用意される場合もあります。中列とは簡単に言うと補助席による座席のことです。

帝国劇場の1階部分は大きな通路を挟んでS席とA席がわかれているのですが、この通路に沿う形で中列の補助席は並べられます。ちなみに帝国劇場の中列は専用の席ではなく後付けされたパイプ椅子になります。

そのため座席自体に高さがほとんどないため見え方が周囲に座っている人の背丈や座高で大きく左右されます。

例えば目の前に大柄の男性がいるとかなり視界が遮られて見え方が悪くなります。ですから余程の理由がない限りは中列はおすすめしません。快適に演劇を鑑賞したいのならあえて2階の座席を選ぶのも手です。

帝国劇場の2階部分のA列からE列までの座席が2階S席です。これは2階S席に限った話ではないですが2階部分は列の数が少なく、結果として自分の前に入る人の数が少なくなる傾向が強いです。

そこに少し傾斜も付いているので自分の視界に障がい物が入ってくることはかなり少ないです。

そのためストレスフリーで快適に帝国劇場の演劇を鑑賞したい場合には2階S席をおすすめします。

ただしそうは言っても2階なので演者の表情を始めとした細かな部分はほぼ間違いなく肉眼で確認することはできません。もしそういった部分もチェックしたいのなら双眼鏡は必須です。

帝国劇場の2階部分の座席のなかでF列からH列までが2階A席になります。前述したように帝国劇場の2階A席はスロープ状になっているので前の人の頭で舞台が見えにくくなるといった心配はありません。

ただし2階A席はかなりステージとは距離があります。さらに鑑賞する演目にもよりますが基本的に舞台は照明が薄暗くなることが多く、さらに距離以上に見え方が悪くなる場合があります。そのため2階A席で帝国劇場の演目を見る場合には双眼鏡があると心強いです。

帝国劇場の2階部分のI列からM列までの座席が2階B席エリアです。座席表を見てもらうとすぐにわかるのですが2階B席はすべての座席のなかで最も後ろのスペースとなります。

当然距離も最もある座席になりますからオペラグラスは絶対に持って行った方が良いです。ちなみに双眼鏡は帝国劇場内の売店で借りることもできます。

アイドルの方などが主演を務める舞台はかなり倍率が高いので座席を気にしてチケットを取る余裕はないかもしれません。

しかももし運よく座席を選べるのであればぜひ1階S席の中央あたりをおすすめします。目安としては1階のH列の前後です。

このあたりの座席からなら演者の顔もよく見えますし、逆にほどよくステージから離れているので全体も見渡すことが可能です。

帝国劇場で演劇を鑑賞する際にまず注意したいのが飲食に関してです。基本的に帝国劇場では上演中以外であれば座席で飲食をすることが認められています。

帝国劇場の1階や2階には軽食を販売しているスペースがあるので小腹が空いた時はそこで購入するといいでしょう。

また帝国劇場の周辺にもコンビニやレストランがたくさんあるのでご飯を食べる場所に関しては困りません。

また帝国劇場を訪れた人のなかにはタバコを吸うのが好きな人もいるでしょうが結論から言うと場内は完全禁煙です。

もしタバコを吸いたい場合にはそういった人用に帝国劇場の地下1階部分にリフレッシュルームが用意されているのでそこを利用しましょう。

ほかにも上演が行われていない休憩中であれば正面玄関の左手あたりに喫煙スペースが設けられていますからそこでタバコを吸うことも可能です。

帝国劇場で上演される演劇のチケットの座席は公式ホームページから予約をすることが可能です。ちなみに帝国劇場のチケットの予約方法には電話によるものとインターネットによるものの2つがあります。

またこれ以外に各種プレイガイドなどでチケットが一般発売されるケースもあります。このあたりの詳細は演目ごとに大きく異なるのでアクセスする場合には事前にチェックするようにしましょう。

帝国劇場までアクセスする場合には電車で行くのが最もおすすめです。ちなみに帝国劇場の周りには駅がたくさんあるのですが、特に近いのが東京メトロ有楽町線の有楽町駅になります。

この有楽町線の有楽町駅から帝国劇場までは徒歩で数十秒です。しかも東京メトロ有楽町線の有楽町駅は帝国劇場と直結しているため駅を迷う心配がありませんし悪天候も関係ありません。

ほかにも都営三田線の日比谷駅からも帝国劇場は近くいです。こちらも帝国劇場までの道のりを知っていれば1分もかかりません。

また遠方から帝国劇場へアクセスする場合には乗り換えなどの楽さを考えるとJR有楽町駅がおすすめです。

JR有楽町駅には複数の出口が用意されているのですが帝国劇場が目的地の場合はB3の出口から外へ出るとスムーズです。そこから皇居のお濠の方に向かって歩くと右手側に帝国劇場が見えてきます。

もし帝国劇場へ行くのが初めてで「迷わずに行けるか心配」という人は大通りを経由して行くのもおすすめです。まずはJR有楽町駅を出てすぐの場所にある晴海通りを日比谷公園の方向へむかって進みます。

すると大きな交差点があるのでそこを右折して日比谷通りへ入ります。この日比谷通りを少し歩くと右手側に目的地である帝国劇場はあります。

帝国劇場は東京都千代田区という都心のど真ん中にある施設なのですがそれにしては珍しくお客様専用の駐車場があります。

ですから自分の車で帝国劇場までアクセスすることも可能です。帝国劇場は地下3階と地下4階が駐車スペースとなっています。

さらに帝国劇場と隣接している国際ビルの地下駐車場とも連結しているので混雑時にはそちらのスペースを利用するのもおすすめです。

帝国劇場の駐車場の営業時間は午前7時から午後23時までです。料金は利用する時間によって変わります。最初の3時間30分までは30分ごとに400円です。

ちなみに30分未満の端数部分に関しては切り上げになります。3時間30分から6時間までは2800円均一です。6時間から9時間30分までは先ほどの2800円にプラスして30分ごとに400円です。

そして9時間30分から24時間までは5600円均一となります。ちなみに丸の内カードをお持ちの場合は最初の1時間が無料になります。

帝国劇場のお客様専用駐車場はアクセスこそ最高ですがやはり料金は高めです。帝国劇場の周辺は東京のど真ん中なので駐車場料金が高そうなイメージが強いですが実は探すと安い場所もたくさんあります。

例えば『東急プラザ銀座』の駐車場はかなりリーズナブルでおすすめです。この『東急プラザ銀座』の最大の特徴はとにかく料金が安い点です。

『東急プラザ銀座』の駐車場はなんと24時間利用したとしても最大料金が1500円です。それ以上に増えることはありません。

いまサラッと「1500円」と言いましたがこれは帝国劇場のある立地を考えるとあり得ないくらい安い料金設定です。しかも24時間営業なので自分の好きなタイミングで出入りできるのも嬉しいです。

例えば遠方から車で帝国劇場へ行く人は早めに『東急プラザ銀座』の駐車場に入り、そこから歩いて銀座や有楽町を観光しながら帝国劇場へ行くといった使い方もできます。

帝国劇場へ車で行くのなら『東京国際フォーラム』の駐車場もおすすめです。ここ『東京国際フォーラム』は収容台数が420台とかなり多いです。

さらにハイルーフの車でも利用できるので人を選ばない万能の駐車場です。料金も最大で2000円と有楽町周辺ではかなり安い部類に入るのでコストパフォーマンスは最高です。

帝国劇場には全部で5種類の座席があり、それぞれでステージの見え方が大きく異なります。基本的には人気の演目が多いのでピンポイントで指定をすることは難しいですが、事前に見え方を調べておけば双眼鏡を用意するなどの対策がとれます。ぜひ自分のチケットの座席がどんな見え方なのかを知った上で帝国劇場まで足を運びましょう。