コストコの水がおすすめの理由とは？人気商品7選と値段についてもご紹介！

ふだん、飲むためにはもちろん、料理にも水道水ではなく、ミネラルウォーターを使っている方も増えてきました。それならばよりお得な値段でいろいろなものが手に入るコストコの水はどうなのでしょうか。そこでコストで販売されている水について、おすすめポイントや人気のブランドについて紹介します。

コストコというのはアメリカに本社がある会員制の卸売り・小売りチェーンです。日本では1999年に福岡県に第1号店が開店し、2019年2月現在、26店舗があります。

コストコの特徴としては、入荷した商品をそのパレットに乗ったまま倉庫に並べて販売するという方法を取ることで、管理や陳列のコストを抑えるという販売方法にあります。そのため、箱売りや大容量パックでの販売が多くなっています。

また、レジ袋のサービスもないため、買い物にはマイバッグなどを持って行くことが必要です。水などを箱買いする場合、それが持てる袋を用意するのは大変ですが、カートを駐車場まで持ち出せるので、カートで自分の車まで持って行くことができます。

もう1つの特徴は会員制という点です。日本の場合はゴールドスタ－メンバー(個人会員)とビジネスメンバー(法人会員)があり、非会員は基本的には会員と一緒でなければ買い物ができません。会員には年会費が必要となります。ただし、非会員でもキャンペーンの時やワンデーパスなどを使えば買い物ができる場合もあります。

また、支払いに関しても現金以外では会員専用のプリペイドカード、特定のクレジットカードのみが使えます。そのため、初めてコストコに行くという場合、自分のカードが使えるのかを確認することをおすすめします。

実際にコストコに行ったことがある方はご存知でしょうが、コストコには本当にいろいろな商品があります。今述べたように会員でなければ基本的に買い物ができない店でありながらこれだけ話題になるということは、会員になってでも購入したい人気商品が多くあるということを象徴していると言えるでしょう。

中でも水は、日常生活で必ずといっていいほど使うものであり、近年では災害などのいざという時のためにボトルの水を常備しているという方も増えています。それだけに値段と品質の問題は重要です。コストコには水はあるのでしょうか。

コストコにはPBであるカークランドの水など、複数の水が販売されています。これらの水は大容量なのですが、値段が安く、当然ながら常温での長期保存が可能です。日常的にボトルの水を使う方はもちろん、いざというときのための買い置きとしても人気なのはそういうところに理由があるのです。

コストコの水は値段が安いと述べてきましたが、どのくらいの値段なのでしょうか。もちろん商品によっても値段には差があるので、細かい値段は後でおすすめの水を紹介するときにふれるとして、コストコの水として代表的なもの2つの値段について簡単にふれておきましょう。

まずコストコのPBとして知られるカークランドシグネチャードリンキングウォーターは、500ミリリットルのもの40本でなんと658円(以下税込、2017年5月現在)、ロクサーヌスプリングウォーターは500ミリリットル35本で値段は788円だそうです。

このように、コストコの水は一般的なスーパーなどで販売されている水に比べて破格と言っていいほどに値段が安いのが特徴です。その結果、コストコの水は人気が高く、コストコに行ったら必ず水は購入するという方も多くいるとのことです。

ところで、コストコで販売されている水を購入して、ラベルを見た人からネットで議論になったことがあります。それは、「コストコの水は水道水なのか」ということです。なぜこの議論が出てきたかというと、コストコのカークランドの水のラベルに水(水道水)という表示が出ていたからです。

水道水ということで、水道の蛇口をひねって出た水をボトルに詰めて、そのまま値段をつけて販売しているという想像をしてしまった方が多かったようなのですが、それでも値段が安いからと納得している方も多かったようでした。

実はコストコの水はもちろん、水道水をそのままひねって詰めたものではありません。水のラベルを見ると「ピュリファイドウォーター」という表示があります。これは「水からあらゆる成分を取り除いているもの」という意味なのだそうで、水道水や井戸水などを浄水器で浄水した水ということを意味するのです。

ですから、コストコの水(水道水)というのは、水道水を浄化し、それにミネラルを加えたものという意味だそうで、アメリカでリーズナブルに売られている水というのはほぼこれのことなのです。

では、日本では水道水の販売はしていないのかというとそうではありません。日本でも水源がよいことをPRしたり、売り上げを水源林の保護の費用にしたりするなどのために、水道水をボトルに詰めて販売している自治体が多くあるのだそうで、申し込むと自宅に発送してくれるとこもあるのだそうです。

ちなみに、ミネラルウォーターというのは「特定の水源から採水された地下水で、濾過、沈殿、加熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行っていないもの」をあらわすのだそうです。日本ではミネラルウォーターというとこちらを連想することが多いのだそうです。

コストコの水は安くて人気があるということはわかったものの、近所にコストコがないという方も多いのではないでしょうか。また、コストコは大容量なので、車がないという方だと、近所にあっても買いに行くのは難しいという場合もあります。

実はカークランドなどコストコの水はネットでも販売されています。楽天やアマゾンなどで探すと販売されていますし、当然ながら配送もありますので、その点でも楽に購入することができます。ただし、コストコで購入する場合と比べて値段が高く、また送料もかかります。ただし、他のものなどを購入することで無料になる場合もあります。

また、コストコがない場所でも、最寄りのスーパーなどでコストコフェアなどをやる場合があり、このような場合には人気の商品が販売されることがあります。近くのスーパーで行われていれば、コストコと同じ値段でカークランドなどの人気商品が購入できるのでおすすめです。近所の情報にもアンテナを張っておくといいでしょう。

コストコの水と言えば最もよく知られているのが「カークランドシグネチャー ドリンキングウォーター」ではないでしょうか。カークランドはコストコのPBであり、カークランドブランドの商品はいろいろとありますが、その中でも水はコスパがよいということもあり、人気の商品となっています。

先ほど少し紹介しましたが、カークランドシグネチャー ドリンキングウォーターは1本あたりの値段が約17円と非常に安く、いつでも購入できるというメリットがあります。ボトルに入った水を日常的によく使うという方には人気ですし、おすすめと言えるでしょう。

ただし、カークランドシグネチャー ドリンキングウォーターは原料が先ほど述べた「水道水」というか、深井戸水です。ですからそのまま飲むのであればやはりミネラルウォーターの方がおすすめです。またカークランドシグネチャー ドリンキングウォーターの場合、キャップが浅いという口コミがあるので、持ち歩くのはあまりおすすめできません。

コストコの水でカークランドシグネチャー ドリンキングウォーターと共に人気があるのが「ロクサーヌ スプリングウォーター」です。こちらはアメリカのカリフォルニア産のミネラルウォーターで、こちらを好んで購入するという方も多いようです。

先ほどのカークランドシグネチャー ドリンキングウォーターはいわゆる「水道水」でしたが、こちらは「ミネラルウォーター」です。軟水で日本のミネラルウォーターに近い味がするため、日本人が違和感を感じることが少なく飲みやすいということで人気です。

値段の面でも先ほど触れたようにお手頃ですし、キャップも深めできちんと閉まるため、持ち運んで飲むという場合にも使いやすい水です。ふだん水を持ち歩く方、水そのものの味もきになるという方にはこちらのほうがおすすめでしょう。

前に述べたロクサーヌは軟水のミネラルウォーターでしたが、コントレックスは硬水のミネラルウォーターです。軟水と硬水はお水１リットルあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量の違いで、WHO(世界保健機関)では硬度120ミリグラム未満が軟水、120ミリグラム以上が硬水という基準があります。

コントレックスは硬度が1551と、かなりの硬水で、ミネラルが非常に多いのが特徴です。500ミリリットルでマグネシウムがアーモンド約10粒分、カルシウムが牛乳ビン約1本分含まれているそうです。コントレックスの水はコントレックスヴィルという、フランス北東部ヴォージュ山脈にある環境保護地域で採水されています。

日本で一般的に飲んでいる水道水や国産のミネラルウォーターの多くは軟水です。先ほどロクサーヌは飲みやすいと言ったのはそのためです。ダイエットをしている方の中には硬水のミネラルウォーターを好む方もいるそうです。

高級なレストランなどで出されるペリエも、コストコで購入できる水の一つです。グラスに注げば自宅でも高級レストランの気分が味わえるのではないでしょうか。もちろんお値段もお手頃です。種類としては硬水になります。

ペリエは南フランスのヴェルジェーズというところで採水された水で、天然のナチュラルミネラルウォーターです。ペリエは炭酸水ですが、この炭酸は水に後から加えたものではありません。自然の状態で炭酸ガスを含んでいて、採水の時には別々に採取し、浄化した水に同濃度になるように加えています。

ペリエの場合は、ネットで購入する場合の値段と、コストコの値段では、商品そのものの値段はさほど変わりません。しかしネットで購入する場合は送料がかかりますが、もちろんコストコでは送料がいりませんから、その分確実にお得だということになります。

サンペレグリノもまた、ヨーロッパでは最も有名なミネラルウォーターの1つです。ペリエと並んでテーブルウォーターとしてよく使われており、最近では日本でも人気が高まっているため、レストランなどで飲んだことがある方もいるのではないでしょうか。

サンペレグリノはイタリアのロンバルディア州にあるサン・ペッレグリーノ・テルメというところから採水されています。カルシウムやマグネシウムなどが豊富な硬水で、こちらもコストコでは安く手に入れることができます。値段としてはペリエよりもこちらのほうが少し安いです。

ペリエやサンペレグリノは外国の水ですが、やっぱり水は日本のものがいいという方におすすめなのが「サッポロ おいしい炭酸水」です。純水を使用しており、水が柔らかいので、他のものよりも飲みやすいという特徴があります。

一方で、炭酸がわりと強く、すっきりとした味わいになります。飲んだ方はご存知でしょうが、ペリエは炭酸水といいながらも炭酸は弱めです。そのため、早く飲みきらないと炭酸が抜けてしまうのですが、おいしい炭酸水は炭酸が強いのでその分持ちがよく、また炭酸が抜けても水そのものが飲みやすいということで人気のようです。

コストコで購入する場合の値段はサンペレグリノなどと同じくらいのようです。硬水がいい方はサンペレグリノ、軟水がいい方はおいしい炭酸水がおすすめかもしれません。

今まで紹介してきた水は「水」なので基本的には味も香りもありません。それに対してこれから紹介するトーキングレインは「味」がある水です。カロリーなどは気になるけれども、味のない水を飲むのはあまり好きではないという方にはこちらがおすすめかもしれません。

トーキングレインはアメリカの炭酸水です。ナチュラル、タンジェリン、レモンライム、ピーチネクタリンの4つの味が1セットになっています(ナチュラル、レモンライムが10本ずつ、他は5本ずつ)。無加糖で、香料のみが加えられ、香りと味を感じるようになっています。

こちらの値段はサンペレグリノよりもさらに少し安くなっています。炭酸水の中では最もお手頃な値段ということが言えるでしょう。セールなども行われることがあるそうなので、その時を狙えばさらに安く購入できます。

このように、コストコの水は手ごろな値段でどれも人気です。それぞれ水の原料や硬度などに違いがあり、それに伴って味も違います。上手に使い分けることでさらにお得に利用できますので、そのあたりも確認して選ぶとよいでしょう。

また、コストコに慣れている方はご存知のように、コストコは販売されている量が多いです。水は賞味期限が長いため、たくさんあっても消費できる可能性が高いですが、持ち帰る方法、家での置き場所などを確認しておくことをおすすめします。

日常生活になくてはならない水を、お得に手に入れることができるというのはありがたいことです。コストコではいろいろなタイプの水がお手頃な値段で手に入れられます。日常的にミネラルウォーターなどを購入している方は、ぜひ一度、コストコの水を試してみてはいかがでしょうか。