アジルはおしゃれなフレンチを堪能できる人気店！おすすめメニューについても！

銀座の一等地とも言える非常に便利なところに店舗を構えるフレンチ料理レストランのアジル。その料理の味はもちろん、シックに揃えられたインテリアはデートにも使えると評判です。2018年版のミシュランでは見事一つ星を獲得し、ますます勢いに乗るアジルについてメニューやアクセス方法なども含めてご紹介します。

フレンチ料理店の店名がアジルと聞くと、フランス語なのだろうと想像は付きますが、いったいどんな意味なのでしょうか。実はアジルとは、ARGILEと綴り、フランス語では大地や土という意味があります。

フレンチ料理に限らず、私達が日ごろ口にしているフルーツや野菜、肉や魚などは大地や土と密接なかかわりがあります。日ごろスーパーで食材を購入する時にはなかなか意識することのないこの大地や土とのつながりを感じてほしい、そして料理を食べることで幸せになってほしいという思いが込められているのがアジルという店名です。

アジルの店内はそのフランス語の名前が表すように、自然を強く感じられるようなインテリアでまとめられています。一歩足を踏み入れると、ここが銀座だとは信じられないほどで、まるで深い森の中へ迷い込んだようだと表現する口コミも!

広々としたスペースにはゆったりとテーブルが配置され、少し照明を落とした店内の雰囲気はデートにもおすすめです。中央には印象的な形をした大きなテーブルがあり、インテリアとして流木が使われているのが特徴的です。

レストランなどを選ぶ時の基準にしている方も多いであろうミシュランガイド。ミシュラン発表の時期になるとどうしても気になってしまいます。実はアジルは「ミシュランガイド東京2018」において見事ミシュランの一つ星を獲得しています。歴史あるミシュランも認めた味、メニューへの期待がますます高まるところです。

銀座という立地、そしてミシュラン一つ星を獲得したフレンチ料理レストランと聞くと、さぞかし敷居が高いのだろうと想像しがちですが、このアジルはフレンドリーなサービスでも人気があります。口コミでも「店員さんの心配りがとてもうれしかった」や「気軽に話しかけてきてくれた」などとそのサービスへのコメントが多数!

2016年に銀座にオープンをしたアジル。オープン直後からその人気は上昇する一方で、ミシュランの星を獲得するまでにもそう時間はかかりませんでした。実はこの人気レストランアジルは、こちらもミシュランの星を獲得しているフレンチ料理店の「エスキス」の姉妹店なのです。

「エスキス」はアジルと同じビルに入っているお店で、ミシュラン二つ星を獲得しています。どちらもおすすめの姉妹店ですが、真っ白な店内の「エスキス」のイメージでアジルに来てみるとそのインテリアや料理の違いに驚くことになります。

同じフレンチ料理で勝負する姉妹店とは言え、まったく別の個性を持ったフレンチ料理レストランというわけです。

アジルの人気メニューをご紹介に入る前に、アジルのシェフについて少しご紹介しておきましょう。

アジルは銀座という一等地でありながら高すぎない値段設定や、そのおしゃれなインテリア、考え抜かれたコンセプトなども人気ですが、人を惹きつけてやまないのはもちろんその味です。そしてその味を作り出しているアジルのシェフの内、中心的な存在である二人をご紹介しましょう。

フランスのコルシカ島で生まれたリオネル・ベカ氏。20歳の時に料理の道へと入ってからは名だたるフレンチ料理レストランで働き、その多くがミシュランの星を獲得しています。ミシュランの一つ星レストラン「ギィ・ラソゼ」や「ペトロシアン」、三つ星レストラン「メゾン・トロワグロ」などで経験を積んだのち、2006年に東京に移住しました。

2012年にはアジルの姉妹店である「エスキス」でシェフ・エグゼクティブに就任し、ミシュランの二つ星をなんと7年連続で獲得という偉業を成し遂げます。そして2016年にアジルのシェフ・エグゼクティブに就任をしました。

続いてご紹介するのはシェフの村島輝樹氏です。大阪生まれの村島シェフは、専門学校を卒業した後フランスへ渡り、料理の修行をしました。そして1996年に帰国してからしばらく銀座のレストランで働いたのち、今度はイタリアに渡り、イタリア料理の修行を重ねました。

2001年に帰国してからは恵比寿や大阪で働いたのち、2008年「ル・コントワール・ド・ブノワ」のシェフ・ド・パルティに就任します。

一時、台北で働くなどし、2012年には「エスキス」のシェフに、そして2016年にはアジルのシェフに就任します。世界各国での修行経験を生かした料理が大変人気のシェフです。

ここからはアジルのメニューをご紹介しましょう。まずアジルのおすすめメニューとしてご紹介するのがランチメニューです。アジルのランチはコースのみになっており、以前は5000円と7000円の2つのコースがありましたが、現在は6500円のコースのみの設定です。

ランチコースは、「本日の前菜」に始まり、「本日の魚料理」、「本日の肉料理」と続きます。そして最後には「本日のデザート コーヒー・紅茶」がついてきます。銀座という常に人通りの多い立地ですが、外の喧騒を忘れさせてくれるゆったりとしたランチタイムの演出が人気です。

またこちらはランチメニューだけでないのですが、アジルの特徴としてよく注目されるのが使われている食器類です。フレンチ料理に使用される食器と言えば、丸くて白いシンプルなものを想像される方が多いかもしれませんが、アジルではなんと和食器が使用されています。

カラフルなフレンチ料理に遠慮することなく、むしろ存在感をしっかりと発揮しているのにうるさすぎない存在感、重厚感たっぷりの和食器。アジルのコンセプトでもある大地や土などとも結びつきが強い和食器は、アジルには欠かせないアイテムです。

アジルのディナータイムにもコースの設定があります。値段は11000円。ちなみにこの値段は税込みでの表示ですが、サービス税が10パーセント加算されます。

ディナーのコースにはタイトルがつけられており、フランス語では「Saison du renouveau」、日本語に訳すと「再生 上昇 記憶」となります。アジルの店内の雰囲気にもマッチしたこのタイトル。食べる前から期待が膨らみます。

コース料理は「アペリティフ」から始まり、「アミューズブーシュ」、2種類の「前菜」、そして「魚料理」、「肉料理」となります。「アヴァンデセール」と「デセール」までついてくるのでディナーコースをオーダーする時にはしっかりとお腹を空かせて来店するのがおすすめです。

アジルのランチはコースのみでしたが、ディナータイムはアラカルトメニューからのオーダーも可能です。メニューは1500円、2700円、そして3000円の価格帯に分かれており、それぞれ非常に印象的な名前が付けられています。

1500円のアラカルトメニューには、例えば「Carré éclatant」、日本語では「鮮烈さ」というメニューがあります。これは車海老のクレープとアボカドとキャビアを組み合わせた人気の一品です。「L’harmonie」、日本語では「調和」というメニューは、パースニップ、コンソメ、そして雲丹のハーモニーを楽しむことができます。

お酒をあまり飲まない方に特におすすめのメニューが「La convivialité」、日本語では「親しみやすさ」というメニューで、手打ちパスタにモリーユ茸と牡蠣という豪華な組み合わせです。3000円の値段帯には、「La force」、日本語では「強靭さ」という名前の蝦夷鹿とカカオ、そこにカシスを組み合わせたおすすめの一品もあります。

他には「Jeux d’eau」、日本語では「水の戯れ」といったメニューや「Combination」、日本語では「配合」といったメニューなどがあり、メニュー名から食材を想像したり、実際に食べながらこの名前を付けたシェフの思い入れなどを考えてみるのもおすすめです。

日本ではまだ馴染みがない人も多いですが、アジルには人気のコペルトというメニューもあります。

軽くお酒を飲んだり、前菜を食べながら会話を楽しみつつスマートにメニューを選びたいという場合や、ディナーでアラカルトメニューから注文をしたいけれど、やっぱり少し前菜が欲しいという場合になどにおすすめです。

アジルのコペルトメニューの値段は3000円で、「本日のグラスシャンパン」から始まり、「おまかせのアミューズブーシュ」として3種類の軽めの前菜とパンが、それから「奥会津の天然水」がサーブされます。ちなみにアジルおすすめは、大自然の中で生まれた日本でここだけの天然炭酸水です。

フレンチ料理に限らずレストランに行けば気になるのはデザートメニューです。アジルのデザートメニューも定番のものから、少し変わった組み合わせのデザートまで多数揃っています。まずは「Printemps」、日本語では「春」という名前のメニューです。

「春」という名前にふさわしい見た目も軽やかなデザートですが、使用されているのはリュバーブのコンポート、カルダモンミルクのアイスに加えて、なんとグリーンピースと生姜というユニークなコンビネーションです。

他には、日本語では「土星」という意味の「Saturne」、「最高位の」という意味の「Superbe」、そして「多様性」という意味の「Diversité」というデザートメニューを現在楽しむことができます。値段はどれも1400円です。

どれも印象的な名前が付いているアジルのメニュー。フレンチ料理にあまり馴染みがない場合や、旬のものを食べたいという時などにおすすめなのが「Menu dégustation」、つまり「シェフのおまかせコース」です。

こちらのメニューは、村島シェフが腕によりをかけて選び抜いた旬の素材をふんだんに使用して作った合計8品のコース。値段は11000円で、乾杯用のシャンパンとミネラルウォーターもついてくるコースです。

銀座にある人気フランス料理のアジル。訪れる時には念のため予約を入れていくのがおすすめです。最近はネット上でも予約を受け付けているレストランもありますが、アジルはお店まで電話で連絡をすることになります。

次の項目でご紹介するアジルの電話番号まで午前11時から午後8時までの間に直接電話をして予約をいれてください。予約は3か月前の25日前後にある木曜日から入れることができます。

ちなみにアジルで食事ができるのは、原則として中学生以上となっています。また、店内は全面的に禁煙です。

ここからはアジルの基本情報をご紹介しましょう。アジルの営業時間はランチタイムが正午から午後1時30分ラストオーダー、ディナータイムが午後6時から午後10時30分ラストオーダーです。バーの営業時間は午後6時から午後11時ラストオーダーとなっています。そしてアジルの定休日は水曜日です。

アジルへのアクセスですが、アジルは東急プラザ銀座、エルメス銀座店、クロムハーツ銀座店などの近くという、銀座の中でも非常に便利なところにあります。

電車でアジルまでアクセスする場合には、東京メトロの銀座線、丸ノ内線、そして日比谷線が乗り入れている「銀座駅」が最寄り駅です。「銀座駅」からはB5の出口から地上に上がると徒歩1分でアジルにアクセスができます。

銀座の中でもアクセス抜群の立地、世界中から認められているシェフ達、超おしゃれなインテリアのフレンチ料理と聞けばかなり値段が高そうですが、実は良心的な値段設定のアジル。流木を使った演出など、お店に一歩足を踏み入れた瞬間からその世界観を満喫できること間違いありません。安定した人気を誇るお店ですので、来店前にはぜひ予約をどうぞ。