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インドネシアコーヒーの特徴とは?高級豆やおすすめの種類もご紹介!

インドネシアコーヒーの特徴とは?高級豆やおすすめの種類もご紹介!
投稿日: 2019年4月20日最終更新日: 2020年10月8日

インドネシアではスマトラ島を中心に、ジャワ島・スラウェシ島などでコーヒー豆の生産が盛んに行われています。特に高品質の「マンデリン」はインドネシアでは有名なコーヒー豆として知られます。この記事では、インドネシアコーヒーの魅力についてたっぷりご紹介します。

インドネシアコーヒーの魅力を探ろう見出し

Photo by merlenegoulet

コーヒー豆で有名な国と言えば、ブラジルやペルーなどの南米諸国、エチオピアやタンザニアなどのアフリカ諸国など様々な国がありますが、今回紹介するインドネシアも様々な種類のコーヒー豆が生産されています。今回は、インドネシアコーヒーの特徴・種類・お土産などについてご紹介します。

インドネシアの魅力の1つが美味しいコーヒー!見出し

Photo by ^riza^

東南アジアに位置するインドネシアは数多くの火山島からなる国で、豊かな自然や美しい海を持つことから観光地としても人気があります。また、火山による肥沃な大地がコーヒー豆の栽培に適していることから、スマトラ島を中心に各島でコーヒー豆の生産が活発に行われています。インドネシアの魅力というのは、コーヒー豆の美味しさにもあるのです。

インドネシアは世界第4位のコーヒー生産国

Photo by ekosaint

実は、インドネシアは世界第4位の生産量と輸出量を誇るコーヒー豆の生産大国です。ブラジル・ベトナム・コロンビアという名だたるコーヒー生産国に続いて、インドネシアが名を連ねています。

このことからも、インドネシアはコーヒー豆の栽培が盛んというだけでなく、品質の良さ・味の美味しさなど世界でも認められている証拠です。豆の種類も複数あり、猫の糞から豆を取り出すという珍しい高級豆からお土産や普段遣いに適した豆まで幅広くあります。

日本でもインドネシアのコーヒー豆は販売店や通販などで購入することができるので、日本でインドネシア産のコーヒーを気軽に楽しめます。またインドネシアに旅行することがあれば現地では美味しいコーヒーを飲んで、お土産にも買って帰ることをおすすめします。

火山が生み出す肥沃な大地

Photo by Dennis S. Hurd

インドネシアでは、土地・気候・環境など様々な条件が揃っています。特にインドネシアの島々は火山から作られており、この火山灰に含まれるミネラルなど様々な成分が肥沃な土地を作り、農作物やコーヒー豆の栽培に恩恵をもたらしています。

この豊かな大地とインドネシア特有の温暖な気温、豊富な降水量などの好条件が重なって、上質なコーヒー豆を生み出しているのです。山間部では温度の寒暖差なども合わさり、グレードの高い豆の生産が可能となっています。

インドネシアで生産されるコーヒーの品種見出し

Photo by thepaintedsquare

インドネシアで生産されるコーヒーの品種は大きく分けて2種類あります。1つ目はロブスタ種(カネフォーラ種) 、2つ目はアラビカ種です。これはインドネシアに限らず世界でも共通しており、この2種類のコーヒー豆が流通量のほとんどを占めています。ここでは、それぞれの品種の特徴を見ていきます。

ロブスタ種(カネフォーラ種)

Photo by Michel_Rathwell

1つ目はロブスタ種(カネフォーラ種)です。インドネシアではロブスタ種(カネフォーラ種)が全体の90%を占めており、ほとんどがこの品種だということが分かります。最も顕著な特徴としては、病害虫に強いということ。

アラビカ種は病気に弱く、1900年代初頭に流行したサビ病でアラビカ種が大ダメージを受けたことから、インドネシアではロブスタ種(カネフォーラ種)に植え替えられたという歴史があります。また、栽培に手がかからず、安価で手に入れることができます。

味の特徴としては、独特の渋み・苦味・香りが強く、酸味が少ないことが挙げられます。ブレンドコーヒーのアクセントとして使用されたり、インスタントコーヒーにも使われています。カフェインや油分が多いのもこの品種の特徴です。

アラビカ種

Photo by mmmavocado

2つ目のアラビカ種は、ロブスタ種(カネフォーラ種)に比べ流通量は全体の1割程度です。病弱な特徴からロブスタ種(カネフォーラ種)へ植え替えられたという過去があることから、インドネシアでは生産量が少なくなっています。

世界全体を見ると、インドネシアとは反対に生産量の約7割がアラビカ種となっています。インドネシアのアラビカ種は、スマトラ島の「マンデリン」をはじめ、スラウェシ島の「トラジャ」・「カロシ」など知られています。

味の特徴としては、酸味が控えめでコク・苦味がある一方、焙煎によって口あたりが非常になめらかになります。また飲んだ後にほのかな甘みも感じられます。この深い味わいはアラビカ種ならではの特徴です。

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コーヒー豆の種類や特徴・味の違いを紹介!美味しい飲み方もレクチャー! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
コーヒー豆の種類や特徴、おすすめの飲み方などもご紹介していきます。コーヒー豆と一言にいっても色々な産地によって種類や味の特徴などが異なります。コーヒー豆の特徴とその違い、美味しい飲み方などもレクチャーするのでぜひご参考に!

インドネシア産おすすめコーヒー【マイルドな種類】見出し

Photo by Jlhopgood

インドネシアで栽培される2品種の特徴がわかったところで、ここからはインドネシアでおすすめのコーヒーの種類をご紹介していきます。品種による味の違いもありますが、生産地など栽培環境によっても味わいが異なります。ここではマイルドな種類とコクのある種類の2パターンに分けて、それぞれのおすすめコーヒーをお伝えします。

ジャワ島産【ジャワコーヒー】

Photo by hugomatgom

まず1つ目に紹介するインドネシアのおすすめコーヒーは「ジャワコーヒー」です。ジャワコーヒーとは、その名の通りインドネシアのジャワ島で生産されるコーヒー豆。日本でもジャワコーヒーは人気のコーヒー豆のひとつです。

ジャワコーヒーは、17世紀末のオランダ当地時代に、インド産のアラビカ種の苗木がオランダからジャワ島に持ち込まれたのが始まりです。

一般的にジャワコーヒーとは主にアラビカ種のコーヒー豆を指しますが、生産量は多くありません。現在はロブスタ種(カネフォーラ種)が生産のメインとなっており、アイスコーヒーやエスプレッソ、また工業用に使用されるコーヒー豆として重宝されています。

苦みとまろやなか香りが特徴

Photo by adhikurni

アラビカ種のジャワコーヒーは酸味が無く、独特の苦味はありつつも芳醇な香りとマイルドさで飲みやすいコーヒーです。現在は流通量が少ないため、アラビカ種を限定して示す場合は「ジャワ・アラビカ」とも呼ばれます。

なお、ジャワロブと呼ばれるロブスタ種(カネフォーラ種)は、苦味が特徴のインパクトがある味わいです。そのままストレートで飲むには癖が強いので、一般的にはブレンドして飲まれます。ジャワコーヒーをジャワ島旅行のお土産に買って帰るというのもおすすめ。

バリ島産【キンタマーニコーヒー】

Photo by tropicaLiving - Jessy Eykendorp

インドネシアのバリ島もコーヒー豆の栽培が盛んな場所です。特にバリ島北部にあるキンタマーニ高原で生産される「キンタマーニコーヒー」は、マイルドな口当たりで美味しいと高評価のコーヒー豆です。

南国ビーチのイメージが強いバリ島において、バリの山間部であるキンタマーニ高原にはコーヒー農園が多く存在しています。肥沃な大地と高原ならではの気候で上質なコーヒー豆ができることで知られます。

フルーティでマイルドな口当たりが特徴

Photo by eGuide Travel

キンタマーニコーヒーは、農園でコーヒーと一緒に果物や野菜も栽培されることから、香りを吸収してフルーティーでマイルドな味わいになるという特徴があります。飲みやすいのがおすすめのポイントです。

バリ島には観光客も訪れることができるコーヒー農園もあり、コーヒーの試飲やお土産の販売もしています。バリ島のお土産にキンタマーニコーヒーを持ち帰るのはいかがでしょうか。

インドネシア産おすすめコーヒー【コクがある種類】見出し

Photo by jo_lanta

マイルドな豆の種類である「ジャワコーヒー」と「キンタマーニコーヒー」を紹介してきましたが、ここからはコクのある種類のコーヒー豆をご紹介します。インドネシアでは様々な種類のコーヒー豆が生産されており、味わいも特徴も違います。強めのコーヒーが好きな方はぜひ参考してインドネシアコーヒーを購入してみてはいかがでしょうか。

スマトラ島産【マンデリン】

Photo by bennylin

インドネシア全体のコーヒー生産の約75%を占めるスマトラ島では「マンデリン」というアラビカ種のコーヒーが有名です。もともとはマンデリン族が栽培を担っていたことから名付けられました。

スマトラ島高地の豊かな大地から生産されるマンデリンは、生産量が少ないという稀少性、そして高品質ということから高級豆となっています。スマトラ島北部の高地で栽培された特定のマンデリンには、政府認証のスーパーグレードが与えられます。

苦みとコクを中心とした味わいが特徴

Photo by norio_nomura

味の特徴として深いコクがあり独特の苦味が感じられることから、カフェラテやカフェオレにも適しています。ストレートで飲むなら、甘さの濃いケーキなどに合わせるとバランスよく楽しめます。

マンデリンは高級豆ではありますが、日本で根強い人気があり多く輸入されています。コーヒー好きにはたまらない種類のコーヒー豆です。

スラウェシ島産【トラジャコーヒー】

Photo by bennylin

マンデリンと同じく高級豆として知られる「トラジャコーヒー」。インドネシアのスラウェシ島トラジャ地方で栽培されるアラビカ種のコーヒー豆です。17世紀末にコーヒー栽培が始まって以降、オランダ王室御用達のコーヒーとして愛されていました。

標高1200m前後の山間部で栽培され、寒暖差の激しい気候、1年を通して温暖な気温、そして豊富な雨量など様々な条件が揃っていることから、貴重なアラビカ種の産地となっています。

コクの苦みとほのかな酸味が特徴

Photo by Kaeru

トラジャコーヒーは芳醇な香りと強いコク、なんとも言えない独特の苦味が特徴です。クリーミーなまろやかさも持ち合わせた優しい苦味なので、ストレートでも美味しく飲めるのがおすすめのポイント。日本人の味覚に非常に合うとされています。

一時は戦争によって栽培ができなくなってしまったことから「幻のコーヒー」と呼ばれていましたが、今また高品質の人気名銘柄として名を馳せ、コーヒー好きに重宝されているコーヒー豆です。

インドネシアの幻のコーヒーは猫の糞?【コピ・ルアック】見出し

Photo by shankar s.

インドネシアのおすすめコーヒーを紹介する上で外せないのが「コピ・ルアック」です。なんとこのコピ・ルアックは、ジャコウネコという猫の糞から取ったコーヒー豆なのです。

一般的なコーヒー豆と大きく違い、栽培した豆をそのまま収穫するのではありません。ジャコウネコという野生の猫がコーヒーの果実をエサとして食べ、その後排泄された糞から種を取り除くという驚きの過程を経ます。

どうして猫の糞なのか

Photo by BernieCB

コーヒー農園ではコーヒーノキの果実を収穫し、果肉を取り除いた種がコーヒー豆として使われます。果肉を取り除くには洗浄や乾燥といった手法が取られるのですが、コピ・ルアックは猫が果実を食べ、体内で消化しきれなかった種だけが排泄物として出てきます。

さらに猫の腸内の消化過程において、腸内細菌や消化酵素の働きで豆が発酵して独特な香りがつきます。猫の糞からコーヒー豆を探して取り出し、洗浄と乾燥を経て焙煎したものがコピ・ルアックとなるのです。

ジャコウネコという猫は、数ある豆の中でも上質な豆を好んで食べる傾向もあるので、コピ・ルアックの豆も自然と高品質なものになっています。最高峰の高級豆であり、その値段に驚くかもしれませんが、貴重な豆ということが分かります。

独特のコクと香りがコーヒー愛好家に人気

Photo by shankar s.

猫の体内消化を経ることで芳醇な香りと独特なコクが生まれ、これが世界のコーヒー好きに選ばれている魅力となっています。実際に豆を弾いてみると他の豆との違いは一目瞭然。まるでバニラのような芳醇でまろやかな香りが漂います。

飲んでみるとその香りの良さはもちろんですが、深いコクとまろやかな味わいで高級感を感じます。クセがあるため好き嫌いが分かれやすいのも特徴ですが、コピ・ルアックでしか味わえないところが魅力でもあります。

100g 4,000円の高級豆はお土産にもおすすめ!

Photo by reo

このように猫の糞から手間暇かけて収穫され、収穫できる量も限られているので稀少性が高いコピ・ルアック。100g4000円など非常に高値で販売されており、毎日の飲むコーヒーとしては向かないかもしれませんが、一度はぜひ飲んでみたいコーヒーです。

なお、コーヒー愛好家を中心に好んで飲む人の数は多く、インドネシアを訪れた観光客がお土産として購入することもよくあります。猫の糞から収穫されることやその珍しさからますます注目も高まっています。

日本でもコピ・ルアックをいただける場所はありますが、喫茶店では1杯数千円、有名なホテルなら1杯5000円ということもザラです。インドネシア現地ならもっと安価に飲むことができるので、旅行で訪れた際に現地で飲むのもおすすめです。

インドネシア旅行のお土産にはコーヒーがおすすめ見出し

Photo by Dennis S. Hurd

インドネシアを実際に訪れる機会があるのなら、お土産にぜひインドネシアのコーヒー豆を持ち帰りましょう。お土産を購入できる場所も各地にあるので観光の途中に立ち寄るのも良いでしょう。

スーパーマーケットならリーズナブルな価格でどこでもコーヒー豆を購入できるほか、旅の帰りに空港でコーヒー豆を買うこともできます。また、観光客も入ることができるコーヒー農園ではお土産の販売もしているところがあります。

このようにインドネシアの様々な場所でお土産を買える機会があるので、自分用のお土産としてはもちろん、コーヒー好きの家族や友人などへのお土産としても喜ばれること間違いなしです。

インドネシアのお土産・おすすめランキング!空港でも買える人気の雑貨など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
インドネシアのお土産・おすすめランキング!空港でも買える人気の雑貨など! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
南国リゾート地として人気のインドネシア。バリ風の雑貨は日本でも人気ですよね。今回は、インドネシアに行ったらおすすめのお土産を、ランキング形式でお伝えします。おすすめのランキングを参考に、インドネシアのお土産を選んでください。

インドネシアの絶品コーヒーでカフェタイムを楽しもう!見出し

Photo by brunocervera

いかがでしょうか。インドネシアのコーヒー豆には様々な種類があり、味も特徴もほんとうに多種多様です。日本でもインドネシアのコーヒーはカフェやコーヒー豆の販売店などで手に入れることができるので、自分の好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。美味しいコーヒーで贅沢なカフェタイムを楽しみましょう。

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投稿日: 2019年4月20日最終更新日: 2020年10月8日

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