ランタンスタンドを自作してみよう!
アウトドアに夜はつきもの、そんな夜にランタンのオレンジ色の温かみのある灯りはアウトドアの醍醐味です。ランタンの灯りを見ながらゆっくり夜を楽しむ方もたくさんです。そんなランタンを設置するにはランタンスタンドが最適。
こちらでは、市販のランタンスタンドとは違い自作スタンドをご紹介いたしましょう。簡単にコンパクトに自作可能なものも沢山です。
ランタンスタンドの特徴
ランタンスタンドと聞いていまいちピンと来ていない方はいるでしょうか。ランタンは卓上に置くのではなく頭上より上に吊り下げて周辺を明るくしてくれるものです。ランタン購入と共に、どのようにランタンを設置しようかも一緒に考えてみましょう。
キャンプサイトでスマートにランタンをスタンドに吊り下げて、長い夜をゆっくりと楽しんでみましょう。
ランタンを吊すスタンド
ランタンスタンドはもちろんランタンを吊るすためのスタンドです。イメージとしてはカメラの三脚のような3本の足でできたものの下にランタンを吊るすものや、1本のポールで地面に打ち付けてランタンを上部に引っかけて自立しているものです。
またランタンスタンドとは別に、ランタンハンガーと言うものもあります。これはタープやテントのポール部分に引っかけてランタンを吊るす部品になります。今回はこちらではなく、ランタンを自立させるためのスタンドを見て行きましょう。簡単な構成ですので自作される方もたくさんです。
ランタンスタンドの利点は、そのスタンド自体が自立しますので、お好きな場所どこにでもランタンを設置できるところです。ランタンハンガーはポールがあるところに引っかける必要があります。それぞれ利点もありますが、今回は自立する利点を生かしたスタンドを見て行きましょう。
1本足
ランタンスタンドの1種類目は1本足のスタンドです。こちらはテントのポールを地面に打ち付けて固定してそこにランタンを固定するものになります。タープやテントのポールとの違いは、1本のポールの地面に差し込む方は地面に入りやすいようにとんがっている場合が多く、反対のランタンを引っかける方はランタン用に手が伸びるようになっています。
設置方法としては、単純にハンマーでペグを打ち込むように上部をたたいて地面に打ち込みます。30cmほど地面に打ち込めば後はロープも何もせずに自立するスタンドとなります。
女性では打ち込みに少し大変さがありますが、1度設置してしまえばコンパクトな設置場所でいいので、動き回っても邪魔にならないというメリットがあります。また高さ調整が可能なものも多く、お好みのスタイルに合わせて利用できます。お値段は様々で2000円台前後が多いでしょうか。収納もとってもコンパクトです。
3本足
3本足のランタンスタンドは1本足とは違って、広げるとすぐにスタンドとして機能します。ハンマーで打ちこむ必要が無く、どこにでも置けるのが3本足のランタンスタンドの魅力ではないでしょうか。またしっかりと固定しておきたい場合にはペグ位置できる商品もあるので、そちらを選びましょう。
3本足のランタンスタンドはカメラの三脚の構造です。3本の足を上部で組み合わせることにより自立し、その下にランタンを吊るす構造になっています。
素材はスチール製のものが多く、丈夫でキャンプサイトに馴染むアイテムになっています。お値段は2000円台のも物から、5000円をはるかに超えるものもあります。コンパクトに長さがなるものもありますので収納もどのようになるか確認しておきましょう。
コツを覚えれば簡単に自作することも可能
ランタンスタンドはとっても簡単な構成でできています。1本足は長い1本の棒から、3本足は同じ長さの棒を3本です。あとねじを数本用意すれば出来上がってしまします。その為、オリジナルのランタンスタンドを自作して、ご自身のスタイルに合ったものも作る方も多くいます。
自作する方が多い理由としては、その構造の簡単さ、材料の少なさではないでしょうか。こんな簡単に好きなデザインでランタンスタンドが自作できるとびっくりするほど簡単です。面倒な寸法を計ったり、切ったり穴をあけたりなど、細かな作業がほとんど必要ありません。
また材料を自然の中から調達して毎回作ってしまう方もいます。海岸でアウトドアを楽しんでいる際は、海辺の流木に注目してみましょう。散策しながらいい長さの流木を見つけたら、ランタンスタンドにできないか考えてみるのも楽しいものです。色んな形がある流木を上手に組み合わせて毎回違うスタンドで楽しむこともできます。
まっすぐな流木を3本見つければ、三脚の構造のスタンドへ。曲がったもので流木が自身で自立しそうなものを見つけたときはそのままランタンを引っかけてみましょう。
ランタンスタンドを自作するメリット
ではランタンスタンドを自作するメリットはどこにあるでしょうか。アウトドア愛好家の方は自分のスタイルに合ったアイテムを選びます。そして好みの空間に仕上げてアウトドアを楽しむ方も沢山います。そんな方には、気に入った素材で気に入った形のランタンスタンドが自作できれば文句なしです。
簡単に自作ができるランタンスタンドはこの自分好みに自作ができる点が大きな魅力ではないでしょうか。また費用面や収納を考えて、思っているランタンスタンドがない場合は自作してみようと思いやすいランタンスタンドです。
費用が抑えられる
またランタンスタンドはとっても簡単な構造です。その為少ない材料で自作が可能です。その為、ホームセンターで揃えたとしても少ない費用で作成が可能です。
この予算を抑えてアウトドアアイテムを自作できる点が、やってみようと思わせる大きな理由にもなります。
またポール部分を自然にある木の枝や流木を拾ってくれば、もっと費用を抑えてランタンスタンドを自作することができます。まず1度アウトドアに行ってみて周辺を散策してみましょう。お子さんに毎回ランタンスタンドの材料を探してもらうのも楽しい仕事になります。
自分の好きなデザインにできる
車の積み込みを考えてコンパクトに収納できるランタンスタンドを自作したい方。高さ調整が可能なランタンスタンドを自作したい方。また素材を木製にして自然に馴染むおしゃれなランタンスタンド自作もおすすめです。
またたくさんの物を引っかけようと考えている方などは、市販のスタンドでは足りない引っかけ部分です。そんな時は実際に使用することをイメージして自作してみましょう。
必要な機能のみでコンパクト
コンパクトなものを自作したい方に、アウトドアに必須のランタンスタンドをいかに小さくするかも考えます。折りたたみチェアの様にコンパクトに細長く収納できればうれしいスタンド。しかし高さが欲しい時は、伸縮可能なランタンスタンドを自作してみましょう。
収納時はコンパクトな折りたたみチェアほどの小さな袋にしまえるくらいになるものもあります。またコンパクトなものが見つからない場合は、長さや引っかける部分を工夫して自作でランタンスタンドを作ってみましょう。
ランタンスタンドの自作方法「必要なもの」
では実際に自作に必要な材料を見て行きましょう。簡単な方法で自作が可能なランタンスタンド。DIYが苦手な方でも簡単に作ることができます。
必要な材料もいろんなもので代用が可能です。ホームセンターでステンレスのポールやねじをしっかりと購入してくる方法もあります。しかしそのポール部分を木の枝や流木にして型に囚われない方法で自作するのも楽しいものです。
まず基本の必要材料を見て行きましょう。すべてホームセンターで購入が可能なものばかりです。数点の材料を購入すれば自作ランタンスタンドの完成です。
土台の木(流木でも代用可)
土台の材料を見て行くと、加工がしやすいのが木で作る方法です。ねじの穴をあけるのも長さを調整するのものこぎりで可能です。
ホームセンターで四角いものや丸のもの等、様々な木が販売されています。ここで形の整った木を購入して自作するのもいいでしょう。しかしもっと味のあるランタンスタンドにしたい時は自然にあるものを使ってみましょう。
中でも流木で自作スタンドを作成できれば、オリジナル感のあるおしゃれなスタンドになることでしょう。海岸に足を運んだ時は色んな大きさの流木を拾って集めておきましょう。
またランタンスタンドの様に土台が付いた流木があれば、それを立てるだけでランタンが引っかけられるものもあります。またY字やU字に曲がった大きな流木を見つけたときは、このままランタンスタンドにできないかと色々な方法を考えてみましょう。面白い自作スタンドになるかもしれません。
土台のポール
スタイリッシュにステンレスのポールを使用したい方はそちらも購入してみましょう。長さの調整のカットやねじを入れ込むのが少し大変になります。そしてある程度の器材が必要になります。ねじ穴をあけるための電動ドライバーや長さをカットする機械や、先端を磨く電動やすりがあればきれいに出来上がります。
家にこのようなものが無い場合はホームセンターの作業場のようなスペースを覗いてみましょう。器材が揃っている場合が多くあります。
デンデンボルト
次に土台を固定するねじです。こちらもホームセンターで手軽に入手できるもので、デンデンボルトとはボルトの頭部が丸く輪になっているねじのことです。デンデンボルトと呼ばれるのは、昔からあるデンデン太鼓と形がよく似ている為と言われています。
上部の穴の部分にピンなどを指してスイングさせて使います。今回は3つ用意しましょう。3本の土台に差し込むねじになります。
丸カンボルト
そしてこちらも上部が丸くなった丸カンボルトが1つ必要です。こちらはデンデンボルトと形状が似ていますが、上部の丸い部分に少し切れ目が入っています。ここを開閉することができます。
開けておけば、ランタンを引っかける際にハンガーの様に使用することができます。なお上記の材料を使っても様々な組み立てからができます。自作ランタンの1例としてご覧ください。
蝶ナット
そして最後に2種類の土台の棒に通ったねじを固定するのに、この蝶ナットがおすすめです。アウトドアで工具が無くても、手で絞めることができるので蝶ナットを使ってみましょう。
またこの材料を使えば、収納の際は土台の棒をまとめて収納することができます。コンパクトに収納可能な自作スタンドとなります。
ランタンスタンドの自作方法「実践編」
では材料が揃ったところで実際に作り方を見て行きましょう。とっても簡単な作業で自作ランタンの完成です。2種類の足のランタンスタンドを参考に自作していきましょう。
また自然の材料を使って、流木や枝で作る場合は長さや大きさが揃わないため、この方法は難しい場合があります。流木は特に形が同じものが少ない為、違ったアレンジで自作してみましょう。
3本足の場合
3本足のランタンスタンドはカメラの三脚の様に土台の棒を組み合わせます。その場合少し頭を悩ますのがねじをどのように付ければいいのかです。
これはとても簡単な方法で解決します。例えばデンデンボルト(M8×80mm)を使用した場合を考えてみましょう。棒の部分にこのねじが通る穴をあけます。棒には約9mmの穴をあけましょう。穴の位置は上部から約1cmのところです。
また同じ高さに穴をあけるのではなく8mmほどずらして穴をあけましょう。そしてデンデンボルトを丸カンボルトに3本とも通します。そして棒を縦にし、その組み合わさったねじを丸カンボルトの丸の部分を地面の方に向けて、棒の穴にデンデンボルトを差し込んでいきます。
穴にデンデンボルトが入ると、反対側は蝶ナットで固定しておきましょう。3本の棒の中心に丸カンボルトがある状態になります。これで3本足のランタンスタンド自作は完結です。棒を同じ方向に傾けて行けば、自立する三脚の形になります。とっても簡単な方法でスタンドは自作可能です。また4本のデンデンボルトで作ることもできます。
使用し終わったらまた簡単にまっすぐに棒を戻して、コンパクトに収納が可能です。棒の長さによって収納のコンパクトさは変わってきますが、幅は取らない形状になります。
1本足の場合
1本のランタンスタンドの作る方法も簡単です。1本でする場合は枝や流木でするのもいいですが、強度や差し込む時のことを考えてステンレスパイプがおすすめです。
ステンレスパイプはホームセンターで購入が可能です。長いものから短いものまでありますので、完成後の高さを考えて購入してみましょう。また折りたたみ式の物にすれば収納がコンパクトになるのでおすすめです。
1本のランタンスタンドの自作には特にねじが無くても可能です。ステンレスパイプをつなぎ合わせて長さ調整が可能なように作る際は、連結用ソケットとして塩化ビニールが必要です。太さの違うステンレスパイプをつなぐときに使います。
ステンレスは加工するが簡単とは行きませんが、もしパイプの地面に刺さる部分をとんがらせることができればより快適に使用することができるでしょう。そしてランタンを引っかける部分にランタンハンガーを購入しましょう。1000円前後で購入が可能です。
これで1本足のランタンスタンドは完成です。折りたたみ式のスタンドになればこちらもコンパクトに収納が可能です。またどんなところにも設置が可能で、足回りが快適な1本足のスタンドになります。
またお好みで木の素材で1本足のランタンスタンドを自作したい方は、先端を鉛筆の様に加工が簡単です。耐久性からはステンレスの物より劣りますが、質感がいいランタンスタンドができるでしょう。またまっすぐ自立する必要のない方は流木を使うのも味があります。その際はしっかりと固定されているか確かめてランタンを設置してみましょう。
ランタンスタンドを自作すると役立つ!
アウトドアでランタンを設置する場所としてスタンドは必須アイテムです。そんなランタンスタンドが簡単に自作する方法があると知れば、やってみたくなるのがアウトドア愛好家のみなさんです。
あると間違いなく重宝するランタンスタンドを自作して、いろんなところに持ち出して使ってみましょう。その便利なスタンドは手放せなくなります。
高さが自由にできるので希望のライティングが可能
ランタンスタンドは高さが変えられればより一層快適な環境となります。頭上より上からランタンに照らされることにより、夜でも優しい灯りに包まれることになります。
キャンプサイトなどが本当に真っ暗にしてあるところもあります。自然に溶け込むように街灯も少な目で静かに過ごせるようにです。しかし食事の際や片付けの際には灯りが欲しいもの。そんな時は高い位置からランタンの灯りがあればとっても便利です。しかし周辺の方にも配慮が必要です。いつまでも赤々とランタンを照らしておくのは迷惑行為です。
虫除け対策
外での活動ではどうしても虫が気になります。特に夏の夜に灯りを照らしていると、そこに虫は集まる習性があります。テーブル近くが明るいといいと思いランタンを近くに設置していると、本当にたくさんの虫が寄ってきます。
こんな時は、ランタンを座っている場所から遠くに設置してみましょう。多少明るさは我慢する必要があるかもしれませんが、虫の明るい所によって来る習性を利用して、自分たちの居るところから離れたところにおびき出しておきましょう。
またランタンの種類を選べば明るいながら虫よけの効果のあるものもあります。白と黄色の光は虫が寄ってきやすいが、オレンジ色は虫がよりにくいと言われます。ランタン自体の購入の際に少し頭に、虫対策も置いておきましょう。
食器乾燥や衣類乾燥
自作のランタンスタンドはランタンを設置するのにとっても役立ちます。しかし朝や昼間にはその役目も役に立ちません。そんな時はいろんなものを吊り下げてみましょう。
よくキャンプサイトでスタンドに吊り下がっているものに、食器を洗った後の置き場になるドライネットです。水道の近くに設置ができれば、洗ったそばからネットの中に入れることができます。
また水遊びで濡れてしまった服を乾かすのにもいかがでしょうか。ランタンスタンドと周辺の木の枝を使って、洗濯ロープをかけてみましょう。そこに乾かして置けば濡れた服もすぐに乾くことでしょう。
テントの目印
またキャンプサイトにはたくさんのテントがあります。しかも同じテントもたくさんあります。そんな時は自作したランタンスタンドが自分のテントを簡単に見つける目印になります。
またスタンドに目立つものを吊り下げておけば、お子さんも迷うことなく帰ってくることができるでしょう。
ランタンスタンドの自作方法するときのポイント
ではそんな自作ランタンを作る時のポイントを見て行きましょう。色んな素材で、いろんな組み方で簡単に自作することができるランタンスタンド。
ちょっとしたことに気を付ければ、自作のランタンをより長く快適に使用することができます。
金属製のポールを使う場合はステンレスが良い
耐久性を考えて自作するには鉄製の棒を利用するのがおすすめです。しかしアウトドアで使うものですので、錆びるのが心配です。
そんな時はステンレス製のポールを使用してみましょう。ステンレスの物であれば雨も気にせず屋外でガンガン使用することができます。使用方法もしっかり考えてその場にあったスタンドを自作してみましょう。
固定金具は蝶ネジが簡単
特に3本足のスタンドを自作する時は、収納時の形と組み立てた時の形に違いが出てきます。使用時は組み合わせを変えてねじで止めて使用します。そのねじが手で開閉できる蝶ねじであれば、ドライバーなしで簡単に使用することができます。
ぜひ蝶ねじで簡単に開閉する方法を選んでみましょう。キャンプには余分な工具や部品を持っていくのは大変です。なるべく簡単にコンパクトに使用できればなおいいでしょう。
キャンプで役立つランタンスタンドの自作方法をマスターしよう!
いかがでしたか?ランタンスタンドはランタン使用者にとって必須のアイテムです。そんなランタンスタンドの簡単な構造はアウトドア愛好家の間では、自作スタンドを作ってみようと考えられるほどです。ご自身の好みに合ったものが無い場合は自作がおすすめです。
コンパクトに収納や車に搭載できるように作る方法や、オリジナリティを出して自然の流木でつくるのもとってもおしゃれです。DIYが得意でない方にも簡単に作る方法がありますので、ぜひ自作スタンドを作って楽しんでみましょう。
DIYはダイソーを活用!
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