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札幌から函館の移動は?飛行機・高速バス・電車で比較!楽しみ方も!

札幌から函館の移動は?飛行機・高速バス・電車で比較!楽しみ方も!
投稿日: 2017年2月13日最終更新日: 2020年10月7日

札幌から函館に移動するためには、いくつかのルートがあります。旅の予定によってうまくメリットを使い分けたいですね。今回は札幌から函館への移動ルートを比較検討してみました。北海道旅行の計画を立てる時のヒントになれば幸いです。

札幌から函館、どうやって移動する?見出し

近年、北海道新幹線が開業したことで、北海道旅行の計画を考えている方もいるのではないかと思います。中には札幌観光のあと、函館に移動して観光しよう、という計画もあるかもしれませんね。

ところで、札幌から函館に移動する場合、どんなルートがあるのでしょうか。今回はその移動ルートを比較し、そのパターンとメリット、デメリットについてまとめてみました。

札幌から函館への移動ルートは3種類見出し

同じ道内でありながら、札幌から函館への移動ルートは大きく分けて3種類あります。飛行機、電車、バスや車などです。それぞれに料金や時間などメリットデメリットがあるので、そこをまとめつつ確認していきます。

飛行機で札幌から函館へ移動するなら見出し

同じ道内で飛行機?と思うかもしれませんが、さすが北海道は広いです。札幌と函館の間には飛行機が飛んでおり、時間を節約したい方にはなかなか魅力です。40分から45分で二つの都市を結びます。函館空港はJR函館駅からリムジンバスで約20分で到着します。

札幌には空港が2つあります。一つは国際線も飛ぶ新千歳空港、もう一つは丘珠空港です。丘珠空港は基本的には道内路線のみが飛ぶ空港ですが、札幌市内から6キロと距離が近いのが利点です。JALが就航しており、本数も新千歳便よりも多いです。

道外から飛行機で来るならば、新千歳空港が便利でしょう。函館便はANAの便があります。便数は多くありませんが、こちらも移動時間短縮には役立ちます。ただ、新千歳空港と札幌の間は快速列車で45分程度かかります。

高速バスで札幌から函館へ移動するなら見出し

札幌と函館の間には高速バスも走っています。駅前のほか、札幌市内、函館市内の複数の停留所にとまるので、都合がいいところで乗り降りができるという利点があります。

運行されているのは北海道バスの「函館特急ニュースター号」、北海道中央バス「高速はこだて号」などがあります。所要時間は5時間半程度。最終便は札幌を夜中に出て、函館に早朝につく夜行バスなので、時間節約にも役に立ちます。本数も飛行機やJRの特急よりも多いのが特徴です。予約制なので、乗る場合は予約を忘れずに。

電車で札幌から函館へ移動するなら見出し

電車で移動する場合、特急を使うか使わないかによって、所要時間や料金が大きく変わります。

特急を利用する場合

札幌~函館間には特急が走っていて、乗り換えなしで行くことができます。「北斗」「スーパー北斗」がその列車です。

なんといっても北海道の幹線ですから、本数もそれなりにありますし、便利です。時間も狂いが少なく、予定が立てやすいのも利点といえるでしょう。時間としては約3時間30分かかります。

北海道新幹線で本州との間を移動する場合などは、新函館北斗駅が最寄駅となります。新幹線で移動する場合は新幹線のチケットと一緒に特急券を購入すると乗り継ぎ割引があるので、もし予定しているのであれば、忘れずに一緒に購入しましょう(あとから追加で購入すると割引になりません)。

特急を利用しない場合

「青春18きっぷ」など、普通列車しか使えない切符を持っている場合や特急が止まらない駅で下車したいという場合、普通列車や快速列車を乗り継ぐことも可能です。

可能ではありますが、時間がかかります。乗り継ぎの時間にもよりますが、8時間以上かかると考えていいでしょう。

このルートで面白いのは、大沼駅から七飯駅の間にルートが2つあることです。ある推理小説の列車トリックに使われて有名になりましたが、「藤城線」と呼ばれるルートは勾配がきついことなどから、下りにのみ使われていました。つまり、普通列車の場合は上りと下りでルートが違うのです。

ところが、特急の場合は上り下りともにこちらのルートは通りません。ここを通るには一部の普通列車に乗るしかないので、もし推理小説や列車トリックが好きな方は乗車してみてもいいかもしれません。

札幌から函館へ移動するならこんな方法も見出し

高速バスがあるわけですから、レンタカーで移動するという方法もあります。自由に時間を使って旅をするという点ではレンタカーのメリットはとても大きいですし、やはり北海道内は車での移動が便利なので、観光地を複数回る場合はよい選択肢と言えます。

ただ問題は、札幌函館間の距離が意外と遠いということ。一般道で250キロ、高速道では300キロの距離があります。しかも高速道路を使ってもそれほど時間短縮にならないと言われます。こちらも約4時間30分(高速道路)から約5時間(一般道)かかります。この距離を運転するということは疲労も考えなければなりません。

札幌から函館への移動それぞれのメリットは?見出し

飛行機、高速バス、電車と上げてみましたが、ここで具体的にメリットを比較してみたいと思います。

飛行機のメリットは何といっても時間短縮がはかれることです。2都市間の距離が広いため、陸路ではどうしても移動時間がかかります。その距離を1時間かからずに移動できるのは、やはり大きなメリットと言えるでしょう。料金についても、最近は早期割引などのプランがありますので、これを利用すると値段を抑えることができます。飛行機を使う予定ならば、前もって調べてみるといいですね。

函館に行くのであれば丘珠空港の方が飛行機の便数も多く、札幌市内からも近いので、使うならこちらがいいかと思います。

高速バスのメリットとしては、本数が多いこと、料金が安いことがあげられます。具体的な料金はあげませんでしたが、電車の場合、乗車券代だけで高速バスの運賃とほぼ同じ。基本的には電車利用=特急利用ということになりますからこれに特急料金が上乗せされます。もちろん、往復割引などがないわけではありませんが、それでも料金の節約を考える方にはおすすめです。夜行バスを使うとさらに宿泊料金も浮きますから、さらにオトクです。

また、大部分を高速道路で移動するので、快適な旅が楽しめますし、駅以外の停留所での乗り降りもできます。ですから、観光予定の場所のそばに停留所があれば、そこから乗り降りすることで時間短縮も可能です。

電車のメリットとしては、なんといっても運行の正確さがあげられます。日本の電車の運行の正確さは、外国人旅行者が驚くほどだと言われますが、旅行中に乗り物が遅れて予定が狂うというのはできれば避けたいところ。特に北海道の場合、冬は降雪があるために、空港が閉鎖になったり、道路が通行止めになったりということが毎年のようにニュースで流れます。もちろん電車も遅れたり運休になったりすることがゼロではありませんが、他の交通機関に比べると悪天候には強いと言えるでしょう。

また、電車で移動の場合、車内販売があり、そこで北海道のお弁当を食べるということもできます。車窓に広がる噴火湾の雄大な景色を見ながら、北海道グルメを堪能するというのは旅の楽しみの一つですね。

札幌から函館への移動それぞれのデメリットは?見出し

一方、これらのメリットは裏返すと、それぞれのルートのデメリットにもつながります。

飛行機のデメリットとしてはなんといっても高額になりがちな料金です。正規料金の場合、電車の特急券込の料金の2倍以上になります。時間としては電車の1/3以下ですから、コスパで比較すればそんなに悪くはないのでしょうが、それでもやはり値段の面ではちょっと考えてしまいますね。

また、便数が少なく、悪天候に弱いというのもデメリットでしょう。新千歳と函館を結ぶ便は1日に2往復しかありませんし、丘珠との間も5往復しかありません。悪天候の問題に関しては、特に冬の北海道では対策に限界があるところ。雪まつりなど、冬のイベントも多いからこそ、悩ましい所ではあります。

高速バスのデメリットも飛行機と同じく、悪天候に弱いというのが大きいです。特に冬の北海道は道路が凍結し、雪道に慣れていないと運転は危険です。事故が起こり高速道路が閉鎖された、除雪のため制限速度が引き下げられたといったことで時間が大幅に狂ってしまいます。特に冬に高速バスを使うならば、時間に余裕をもたせておくことが必須といえるでしょう。また、所要時間も電車に比べて長く、たくさんの観光をしたいという場合は時間がもったいないかもしれません。

電車の場合のデメリットは運賃と本数です。高速バスの場合は往復割引がありますし、飛行機の場合は早く予約をすることで安くなるなどがありますが、電車の場合はこういった割引がほとんどありません。往復割引は乗車券の分だけですから、それほど割引率が高くないのです。特急の本数も2時間に1本程度なので、飛行機に比べれば多いものの、ある程度計画を立てる必要があります。時間にしばられないのんびり旅とはいかないかもしれません。

札幌函館間の移動のおすすめは?見出し

以上、それぞれのルートの比較をしてみました。どのルートも比較してみるとそれぞれ一長一短があることがわかると思います。では、おすすめはどの移動手段か、ということを考えてみたいと思います。

とにかく移動時間を短縮したいという場合には飛行機がおすすめです。なんと言っても2つの都市を結ぶ時間の短さは大きなメリットです。片道で約2時間浮かせられますから、その時間で見る観光地を一つ増やしたり、おいしいものを食べたりすることができます。

反対に、とにかく料金を浮かせたいという場合には高速バスです。夜行バスを利用すれば寝ている間に移動することになりますから、高速バスのデメリットである時間ロスを少なく抑えることも可能です。浮かせたお金で北海道の豪華な海鮮を堪能するもよし、お土産をたくさん買うもよし、その分楽しみを増やすこともできます。

電車は、他の乗り物と比較すると、一番バランスが取れていると言えるかもしれません。車内の設備や車内販売などもよいですし、車窓からの景色をのんびり眺めつつ旅ができるというのは、バランスもよくいい感じです。時間がちょっと長くてしんどいかな、と感じるならば、少し値段は張りますが、グリーン車を利用するという方法もあります。

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札幌函館間の移動も楽しんで!見出し

札幌函館間は距離が長いこともあり、いろいろな移動の方法があります。飛行機で空から北海道の大パノラマを楽しんだり、高速バスや電車で景色を楽しんだり、PAや車内販売でおいしいものを食べたりと、移動の間も楽しめることはたくさんあります。それぞれの交通機関を比較して、移動も含めて旅を楽しんでください。

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投稿日: 2017年2月13日最終更新日: 2020年10月7日

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