日本一の星空・阿智村ナイトツアー！誰もが感動の魅力に迫る！アクセス情報も

阿智村は長野県下伊那郡の西部に位置し、西は中央アルプスを境に岐阜県と接しています。人口は7000人ほどで、山間部にある小さな村です。美しい自然と豊かな緑に囲まれていて、都会から移住してくる人も増えていて人気が高まっています。

4月中旬から5月上旬には、阿智村一帯が桃源郷へと移り変わり、類稀なる風景が楽しめます。また、温泉も数多くあり、別名「美肌の湯」と呼ばれるアルカリ性単純硫黄泉で体の芯まで温まります。日々の疲れを癒すために、都会では味わえない自然いっぱいの阿智村の環境がぴったりです。

都会ではなかなか見ることができない満天の星空。今や「星空ブーム」と言えるほど老若男女問わず人気が高まっています。2006年に環境省は阿智村を「日本一星空の観測に適した場所」に認定しました。それ以降、「スタービレッジ阿智」としてとても多くの人が感動する星空を目当てに阿智村を訪れています。

「日本一星空の観測に適した場所」と言われているだけあり、天気が良ければ見上げる限り星空が広がる素晴らしい感動の景色が広がります。阿智村は周囲を山で囲まれているため、光が遮断されています。そのため、日本一と呼ばれるほどとても綺麗な星空を見ることができるのです。豊かな自然が残されているからこそ見れる景色ですね。

太平洋側では、空気が澄んでる冬が一番星が綺麗に見えると言われていますが、雪が多い地域では冬に星空鑑賞は寒くて大変です。阿智村は、天気さえ良ければ一年中星空を楽しむことができますよ。また、新月の時はより暗くなるので星が美しく見えます。疲れを癒したい、非日常を味わいたいという方に、阿智村で綺麗な星空を眺めに行くことをおすすめします。

阿智村にある「富士見台高原ヘブンズそのはら」の展望台では、「星空ナイトツアー」が2012年から開催されています。初日の参加者は3名でしたが、その後の口コミで徐々に参加者が増え、2015年には6万人もの人が訪れています。県内外から、日本一の星空を求めて沢山の人が集まるので、今後は更に人気が高まり参加者も増えるでしょう。

「天気がよかったので天の川まで綺麗に見えて感動しました！」「満天の星空は、思わず歓喜が出るほどでした」など、SNSでも沢山口コミされています。しかしその一方で、「最終日に行き、ゴンドラに乗るにも長蛇の列で、頂上で星を見れたのは10分ほどしかありませんでした」「公式サイトで満天率が見れますが、行ってみると星はほとんど見れませんでした」などの口コミもあります。

星を見に行く時は、本格的なカメラを持参する方も多いです。肉眼で見える綺麗な星空を、できるだけ写真でもそのまま残したいですね。

それではいよいよ、ナイトツアーではどんなことをするのかご紹介していきます。「ナイトツアーって、ただ星を見るだけじゃないの？」と思っているそこのあなた！人気のツアー内容を知ったらきっと行きたくなりますよ。

ゴンドラのチケットは18時30分から販売されます。全長2500m、高低差600m、所要時間15分のゴンドラに乗り、標高1400m高原まで行きます。その間ゴンドラ周辺は明かりが少ないので、徐々に星空に近づいていくような感覚になります。

ゴンドラで頂上に到着したら、園内を散策しながら星空をゆっくり見る場所を確保します。冬はスキー場になる場所でとても広いので、どこからでも綺麗に星空を見上げることができます。しかしとても混む時期もあるので、早めに場所を確保することをおすすめします。やはり一番人気なのは、端よりもより星空が広い範囲で見える中央付近です。

20時からは、いよいよ満天の星空を楽しむ時間です。「それではみなさん、隣の人と手を繋いで、目を瞑ってください！」とアナウンスがかかります。それから「それでは、みんなでカウントダウンいきまーす！５、４、３、２、１、０〜！！」この掛け声と同時に会場全てのライトが消され、目を開けて空を見上げるとそこには感動的な満天の星空が広がっています。

あまりにも綺麗なその景色に、会場からは「キャー！」「すごい！」「綺麗〜」と沢山の声が聞こえてきます。中には、あまりの感動の景色に泣き出す女性客もいるそうです。阿智村の星空は、多くの人に感動を与えるほどの魅力があります。

阿智村の四季や自然をテーマにしたプロジェクションマッピングを楽しめたり、望遠鏡で自由に星を見ることができるなど、様々なイベントが楽しめます。また、歌手によるミニライブや、ガイドと一緒に森を探検できるなど、大人だけでなく子供も楽しめます。カフェではナイトカレーやナイトサイダーなどが人気で、宇宙や星にまつわるドリンクや軽食を食べることができます。

星空をゆっくり見るために、レジャーシートなど敷物を持っていくと便利です。寒い時期には、寝袋を持っていく人もいますよ。座ったまま星を見るとどうしても首が痛くなってしまいます。せっかく行くからには、草むらにゴロンと横になってじっくりと星空を堪能するのをおすすめします。

阿智村の中心部にある昼神温泉郷には、温泉旅館が20軒あり、多くの施設がナイトツアーのチケットと無料のシャトルバスがセットになったプランがあるので、日帰りで行くには遠い方には特におすすめです。山頂で冷えた体を温泉で温めましょう。

阿智村で見ることができる星空の様子です。こんな感動的な星空を、自分の肉眼でも見たくなりますね！また、下記の動画は以前テレビで放送されたもので、実際にナイトツアーに参加した様子です。ナイトツアーがどんな感じなのか、これを見れば事前にイメージができると思います。

2017年の開催期間は4月15日から10月21日で、5月22日から7月7日と9月19日から10月6日の期間は開催していないのでご注意を。

また、混雑の時期についてですが、夏休みや連休など分かりやすい時期を除いては、星が見えやすい新月の時期が少し混むそうです。月明かりに邪魔されず星空を満喫したい人には、ぜひ新月の日を狙って行くことをおすすめします。逆に満月の日は、月明かりで星が見えづらいですがそれほど混雑しないので混雑が苦手な人におすすめです。

ナイトツアーのチケットは、事前に購入することはできないので当日に並んで購入する必要があります。入場券とゴンドラの往復券で大人2200円、子供1000円、幼児は無料です。ちなみにナイトツアーでは、割引等は一切行なっていないそうです。

標高1400mということもあり、会場は夏でも肌寒いので、長袖長ズボンは必須です。また、風が強い日も多いので、防寒は念入りにしていくことをおすすめします。中には薄着で来てしまい、ブルブル震えながら星空を眺めることになってしまった人もいるようです。うっかり薄着で来てしまった人のために上着の貸し出しもありますが、準備はしっかりしていきたいものです。

東京からは約3時間半かかります。車なら中央自動車道で飯田山本ICまで行き、そこから国道153号線で約10分です。バスなら、バスタ新宿を利用して4時間かけて昼神温泉まで行き、そこからタクシーで11分です。JRなら、岡谷駅まで新幹線で2時間半、飯田線で飯田駅まで2時間半、そこから路線バスまたはタクシーで30分です。

大阪からですと、車で園原ICまで2時間半、そこから県道89号線で8分です。バスなら、駒場まで4時間、そこからタクシーで11分です。JRだと名鉄バスセンターまで50分、そこから高速バスで1時間40分です。

名古屋からは、車だと中央自動車道で園原ICまで1時間半、そこから県道89号線に乗り8分で到着です。バス利用だと、駒場まで2時間半、そこからタクシーで10分です。JRであれば、南木曽駅まで2時間半、そこから阿智昼神バス南木曽便で30分です。このバスは往復完全予約制なので注意が必要です。

阿智村の星空、見に行ってみたくなりましたか？ゴンドラで山頂まで行けば、そこには非日常の世界が広がっています。人気で感動いっぱいの満天の星空を、ぜひあなたも見に行ってみてください。星空だけでなく、温泉宿に泊まって阿智村を満喫するのもおすすめですよ。