駒ヶ根観光おすすめスポット10選！ロープウェイや紅葉など魅力がいっぱい

長野県駒ヶ根市は伊那谷の中央部にある年で、「アルプスが二つ映えるまち」と言われるように、中央アルプス（木曽山脈）と南アルプス（赤石山脈）の絶景を誇る都市です。宝剣岳、木曽駒ケ岳などの山岳ルートの玄関口になっています。桜や紅葉、山々の自然が作り出す絶景と歴史ある史跡が魅力の駒ケ根市の観光スポットを集めてみました。

中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイは、麓の「しらび平」と千畳敷カール（2931m）を結ぶロープウェイで、7分半ほどで千畳敷駅に到着します。ロープウェイからは「中御所渓谷」と「日暮の滝」の絶景を見ることができます。何といっても紅葉が素晴らしく、2010年には「紅葉が楽しめるロープウェイ」で全国1位になりました。

特に紅葉の時期の絶景を誇る駒ヶ岳ロープウェイですが、混雑期は3時間以上も観光するのに待つこともありますが、長蛇の列で待つ価値のある魅力はあるので、時間に余裕をもって観光に行くのがベストです。ロープウェイで到達できる地点よりさらに登る場合は、軽装ではなくしっかり登山準備をしてから出掛けましょう。

本坊酒造マルス信州蒸留所は、中央アルプスの駒ヶ岳の緑深い森に囲まれた麓にあります。ポットスティル（モルトウィスキーなどの蒸留に使用するかぶと型の単式蒸留釜）やウィスキー蒸留の設備、原酒の貯蔵庫などの見学が可能です。

四季折々の豊かな自然を感じることができる蒸溜所では、静寂の中、多彩なモルト原酒が生まれ続けています。

夏はテラス席で開放的に、冬は薪ストーブのやさしいあたたかさにつつまれながらマルスウイスキーを楽しめるBARやオリジナルウイスキーや信州限定のグッズなど厳選された商品をそろえるSHOPも魅力です。

千畳敷カールは、長野県駒ケ根市と宮田村にまたがる中央アルプスの主峰・宝剣岳の南東斜面の、2万年前の氷河期の氷が作り出した窪地（カール）にあります。畳千畳の大きさがあるカールということで、「千畳敷カール」と呼ばれている観光スポットです。

宝剣岳の標高2500mを超える高山地帯にある千畳敷カールは高山植物の宝庫としても知られており、夏になるとカール一面に高山植物が花畑を作り出します。秋には見事な紅葉と、冬には雪で覆われた純白の世界と、四季によって全く違う表情が魅力の、中央アルプスでの人気観光スポットです。

千畳敷カールのロープウェイ駅を降りると、目の前に千畳敷カールが広がります。平坦な遊歩道が整備されていて、一周40分ほどで歩くことが出来ます。遊歩道を歩いて行くと剣ヶ池があり、そこからは宝剣岳が見える絶景スポットです。

駒ヶ根シルクミュージアムは、平成9年（1997年）まで伊那谷の養蚕・製糸産業を担った「龍水社」が幕を下ろすにあたりオープンされ、養蚕やシルクに関する歴史や、上伊那の養蚕業の発展を支えた自動繰糸機や生糸検査機器などの古い蚕具類などが展示されています。

館内の入り口には、地元の信州紬をはじめ小千谷縮や塩沢絣、大島紬など、日本のおもな織物産地の魅力のある反物が美しいトンネル状に展示され、大正・昭和期の養蚕農家を再現した展示などがあります。体験工房では、観光時に混んでいなければ、予約なしで染色や機織りなどを体験することができます。

「養命酒・健康の森」では、薬酒として誰もが名前を知っている「養命酒」の工場見学をすることが出来ます。製造過程は事前予約なしで参加でき、担当ガイドの解説付きで養命酒の製造ラインの見学ができます。ショップでは養命酒オリジナルのお香（丁字の香り、桂皮の香り）など、ここならではの商品を販売しています。

記念館の建物は戦前に建てられた酒蔵で、養命酒の歴史やその成分である生薬だけでなく、その他にも漢方薬についての展示がされています。記念館の中には「ヒーリングテラス」というカフェもあり、ハーブなどを使ったメニューを味わうことが出来る人気のスポットです。

駒ヶ根市の光前寺は、天台宗信濃五山（戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡時神宮寺・津金寺・光前寺）の一つに数えられ、霊犬・早太郎の言い伝えでも知られています。南信州随一のパワースポットとしても人気の観光スポットです。

光前寺には、「蘭渓道隆式池泉庭園」、「築山式枯山水」、「築山式池泉庭園」の3つの庭園があり、国の名勝にも指定されています。仁王門から大講堂にかけて植えられた約70本の枝垂れ桜が満開になる春と、紅葉で色づく秋が特におすすめの季節です。

およそ700年ほど前に、遠州磐田に怪物が田畑を荒らさない代わりに、若い娘を人身御供として差し出すという慣わしがありました。ある年、村を通りかかった旅の僧侶（一実坊）は、怪物が「信濃の早太郎」という犬を恐れていると知り、駒ヶ根の光前寺に早太郎を探し出し借り受けました。早太郎は怪物（老ヒヒ）を退治しますうが、傷を負って光前寺までたどりつくと、そこで息絶えた、という言い伝えです。

早太郎温泉は、駒ヶ根高原に湧く温泉で、光前寺に伝わる伝説「霊犬早太郎」の名前に由来します。日帰り（立ち寄り）入浴が出来る施設は2ヶ所あります。県道75号線駒ヶ根・駒ヶ岳公園沿いにある「こまくさの湯」では、屋根付きの露天風呂から中央アルプス駒ヶ岳と南アルプスの山々の絶景を楽しむことができます。

もうひとつの日帰り温泉施設「露天こぶしの湯」は、「駒ヶ根高原家族旅行村」のキャンプ場にあり、春には辛夷（こぶし）の花が一面に広がる景色を見ることができます。こぶしの湯からは駒ヶ岳は見ることはできませんが、明石岳・北岳・千丈ヶ岳などの3000m級の山々の絶景を見ることができます。

早太郎温泉は、別名「美肌の湯」とも呼ばれ、アルカリ性単純泉、無色透明のお湯で、効能は、神経痛・関節痛・冷え性・疲労回復・健康増進などですが、別名の通り、美肌効果もあるそうです。お食事処や休憩所も完備しています。

駒ヶ根ファームスは、駒ケ根高原の中心部である、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ行きのバス乗り場に隣接しています。JA上伊那直営の直売所には、朝採りの新鮮な野菜やきのこ類、卵や花など、地元の農産物や加工物を販売しています。

駒ヶ根ファームスの中には、南信州ビール直営のレストラン「味わい工房」があり、4種類の地ビールのほかにもドライバーのためにノンアルコールビールも飲むことが出来ます。「すずらんハウス」では、駒ヶ根の自然環境の中で大切に育てられた信州牛の「すずらん牛乳」や、アイスクリーム、ヨーグルトなども販売されていて、観光客に人気があります。

駒ヶ根市役所の旧庁舎である駒ヶ根郷土資料館は、大正期に建てられた洋風建築で、大正11年に旧赤穂村役場として建てられました。昭和46年に、庁舎の代表滴な部分を現在の場所に移築して、郷土館としてオープンしました

駒ヶ根市郷土資料館の隣には、江戸時代中期に建てられたとされる旧竹村家住宅があります。旧竹村家住宅は、もともとは駒ヶ根市大津渡（おんど）にありましたが、重要文化財に指定された際に現在の場所に移築されました。

駒ヶ根市の蔵澤寺（ぞうたくじ）は応永元年(1394年）に、高見城主・倉沢但馬守重清によって香華院として創建され、のちに蔵澤寺と改称されました。その後、倉沢氏がこの地を去ると蔵澤寺は寺門衰廃しますが、慶長4年（1594年）に復興されました。蔵澤寺の西には空堀や郭跡が残っています。

蔵澤寺伊那七福神寿老人のお寺で、伊那諏訪八十八霊場第六十五番札所になっています。三門（市の有形文化財）の横に、樹齢300年と推定される枝垂れ桜があり、見頃になる4月上旬から中旬にかけては特に人気の観光スポットです。

長野県駒ヶ根市には、千畳敷カールや駒ヶ岳ロープウェイ、歴史のある仏閣などのほかにも、まだまだみどころがたくさんあります。桜の季節・夏の青空・紅葉の山々・白銀の世界と、季節ごとに違う魅力がある駒ヶ根市を、是非お楽しみください。