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中央アルプスを満喫しよう!登山ルートから観光までおすすめ情報を一挙紹介!

中央アルプスを満喫しよう!登山ルートから観光までおすすめ情報を一挙紹介!
投稿日: 2017年12月5日最終更新日: 2020年10月8日

中央アルプスは別名を木曽山脈と称し、木曽川と天竜川に挟まれた山脈です。北アルプスと南アルプスとともに日本アルプスと称され、登山にも観光にも最適のスポットが点在しています。ここでは中央アルプスの中を楽しむ登山ルートから遠方から眺める観光までご紹介いたします。

中央アルプスを「制覇する」と「眺める」の2つの観点からご紹介見出し

山は遠くから眺めて楽しむスタイルと実際に登って頂上からの景色を楽しむスタイルがあります。特に3000m級の山は制覇するのも達成感がありますが、雪に覆われた姿を遠くからながめることにも価値があります。中央アルプスも両方のスタイルを満喫できる山々です。ここではこの両方の観点からおすすめのスポットをご紹介していきます。

中央アルプスとはどんなところ見出し

中央アルプスは別名木曽山脈といい長野県の木曽川と天竜川に挟まれた南北に延びる山脈です。天竜川の東側に南アルプスがそびえ中央アルプスと南アルプスの間が伊那谷と呼ばれます。中央アルプスの西側は木曽谷と呼ばれます。鉄道の中央本線は中央アルプスの西側を走り、飯田線は東側を走ります。中央道も中央アルプスの東側を走ります。

南北の領域では北が経ヶ岳、南が大川入山までの65kmの範囲とする意見と、北は大棚入山から南は摺古木山までの35kmとする意見があります。都市名で言えばおおよそ北は伊那市から南は飯田市の南部までになります。ざっくりと塩尻の南から恵那山までという表現もあります。

最高峰は木曽駒ケ岳で2956mとわずかに3000mに届きません。南アルプスには日本で2番目の標高3193mの北岳があり、北アルプスには日本で3番目の標高の3190mの奥穂高岳がありますので、少し穏やかな山脈ということになりますが3000m級の山々ですので登山は本格的装備が必要です。

中央アルプスで一番のおすすめ観光スポット!千畳敷カール見出し

まずは中央アルプスを語るならここという人気スポットをご紹介します。千畳敷カールです。全国的にも有名なスポットになります。青空の日に初めて訪れた人は目の前の光景に息をのむことでしょう。カールというのは氷河が削ったお椀の半分のような地形のことを言い、目の前をさえぎることのない山肌と青い空のコントラストに感動します。

千畳敷カールを出発地点とする木曽駒ケ岳、宝剣岳、空木岳へのコースは本格的登山の装備と経験が必要ですが、千畳敷カールを約40分で一周する気軽な散策コースがあり、通常のカジュアルウエアで散策できます。東には富士山が見える場合もあります。特に紅葉の季節がおすすめでカール全体が赤く染まります。

以前は過酷な登山でたどり着くエリアでしたが、中央道の駒ヶ根ICから少し西のしらび平という乗り場から駒ケ岳ロープウエイで一気にアクセスできるようになりましたので、今は登山というよりも観光スポットになりました。しらび平にはマイカーでは行けず、バスかマイカーで麓の「菅の台バスセンター」まで行き、路線バスで向かいます。

「菅の台バスセンター」までは駒ヶ根ICから3分、駒ヶ根駅からは10分、「菅の台バスセンター」からしらび平までは40分です。木曽駒ケ岳などの中央アルプスの名峰へは千畳敷カールを出発地点として登山に挑戦できますので駒ケ岳ロープウエイができる前よりハードルが下がりました。

千畳敷カールの魅力とは?ロープウェイ情報から四季折々の楽しみ方まで | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
千畳敷カールの魅力とは?ロープウェイ情報から四季折々の楽しみ方まで | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
千畳敷カールの魅力と楽しみ方をご説明します。千畳敷カールとは中央アルプスの木曽駒ケ岳と宝剣岳の近くにあり、日本には珍しい氷河の跡です。ヨーロッパ的な風景や日本有数の高山植物のお花畑や紅葉、登山など魅力的な要素が沢山ありますので、ご紹介します。

中央アルプスを満喫できるおすすめの登山ルート見出し

中央アルプスで登ってみたい人気の山は千畳敷カールからも望むことができ鋭く尖る宝剣岳や中央アルプス最高峰の木曽駒ケ岳です。駒ヶ岳ロープウエイができたことにより、この2つの名峰への登山が身近なものになりました。さらに少し南側に位置する絶景の空木岳への登山も千畳敷カールからのスタートとなりました。

空木岳へのコースは記憶にも新しい2014年に韓国のツアー客4人が遭難したコースで、軽装での無理な登山が問題になりました。千畳敷の登山口にも軽装での登山に警鐘をならす立て看板があります。木曽駒ケ岳にロープウエイに頼らないコースを登りたければ、従来のスタート地点からのクラシックコースもあります。

木曽駒ケ岳を目指す登山ルート(初級向け)見出し

中央アルプスの登山コースのなかでも比較的おだやかなコースが千畳敷カールを右から進んで木曽駒ケ岳を目指す初心者にもおすすめの人気コースです。おだやかとは言え遊歩道ではなく登山道ですので登山装備が必要で経験者同伴が無難でしょう。ロープウエイの駅から見るとV字の底の様に見える乗越浄土を経由して向かうコースになります。

ゴロゴロとした岩場の急坂がありますが鎖場や狭く切り立った尾根はなく比較的安全に中央アルプスの最高峰木曽駒ケ岳にアプローチできます。乗越浄土から後ろを振り返ると千畳敷カールや奥の伊那谷の景色を満喫できます。乗越浄土には宝剣山荘と天駒荘、木曽駒ヶ岳への最後の登りの手前に駒ヶ岳頂上山荘があり山小屋にも恵まれています。

木曽駒ケ岳の初心者向けおすすめ登山コースをご紹介!服装はどうする? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
木曽駒ケ岳の初心者向けおすすめ登山コースをご紹介!服装はどうする? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
木曽駒ケ岳は中央アルプスの最高峰の標高2956mの山で、日本百名山・新日本百名山・花の百名山の選ばれています。木曽駒ケ岳は古くから山岳宗教の山として登られていました。木曽駒ケ岳では様々な高山植物を楽しめます。木曽駒ケ岳の登山コースやアクセスなどを紹介します。

中央アルプスで最も美しい宝剣岳への登山ルート見出し

鋭く尖った姿が中央アルプスの中でも最も美しいと言われる人気の宝剣岳に向かうコースで中・上級者向けです。千畳敷カールを一周する散策コースは普通のカジュアルウエアで行けますが、宝剣岳を目指すコースは本格的登山装備と多少の経験があるか経験者の同伴があるほうが無難です。

千畳敷カールを左から時計回りに進んでいき極楽平まで行くと宝剣岳を目指すルートと空木岳を目指すルートに分かれますので宝剣岳方面を目指します。宝剣岳の周辺は多くの鎖場やステップ、幅の狭い尾根もあり、経験者にとってはまるでアスレチックのようと言われスリルを満喫できますが、あなどらず十分注意して進む必要があります。

木曽駒ケ岳を目指すクラシック登山ルート見出し

ロープウエイに頼らない昔ながらのアプローチで木曽駒ケ岳を目指すコースです。スタートは中央道の小黒川PAから西に行った桂小場で公共交通機関はなく駐車場がありますのでマイカーで向かいます。千畳敷からのコースが初めから視界の広がるコースが多いのに対し、このコースは最初は樹林の中を進み途中から開けるコースになっています。

距離は13kmあり日帰りは健脚者に限られ、途中にある西駒山荘か木曽駒山頂周辺の山小屋に泊まる一泊2日の行程が適当です。過去に悪天候で小学校の生徒が大量に遭難した歴史があり、その教訓で山小屋が多く整備されています。今でも中学生による集団登山が行われているため良く整備されています。

中央アルプス縦走!空木岳登山ルート(中・上級者向け)見出し

宝剣岳を目指すコースと同様、千畳敷カールから極楽平に向かい、宝剣岳とは逆方向に進みます。途中、檜尾岳・熊沢岳と続くなだらかな稜線を進みますが幅の狭い尾根もあります。また熊沢岳の手前では斜めの岩肌を通過し、空木岳の直前は鎖場や鉄杭のステップが続く難所になっています。空木岳山頂からは360度の眺望を満喫できます。

2014年に韓国のツアー客4人が遭難したのは前述した難所ではなく、この難所をこなして空木岳近くの木曽殿山荘に泊まり翌日悪天候を押して宝剣岳に向かう途中濃霧で進めなくなり低体温症で亡くなったようです。ツアーの場合次の予定が決まっているため悪天候でも強行しようとするのと、あまりにも軽装だったのが悲劇になったようです。

中央アルプスの雄大な姿を望むおすすめ穴場観光スポット見出し

山の雄姿はその山に登っても、すぐ近くの麓からでも見ることができません。思い切って離れてみないと眺めることができないのです。中央アルプスは中央道の駒ヶ岳サービスエリアからもその雄姿を見ることができません。中央アルプスの雄大な姿を見るには東へ向かって南アルプスの麓に近いところまで行かなければなりません。

そこで中央アルプスの雄大な姿を眺められて、しかも蕎麦や駒ヶ根名物のソースかつ丼をいただける人気の穴場スポットをご紹介します。駒ヶ根ICから車で東に15分ほど行ったところにある「きりの実」です。ここから見る中央アルプスは絶品です。特に雪に覆われた5月6月がおすすめです。

近くには上伊那の養蚕業を紹介するシルクミュージアムもあり、その一角には地場食材をふんだんに利用したバイキングレストラン「菜々ちゃん」があります。中央アルプスの雄大な景色を眺めながらのゆったりした昼食を満喫できます。人気があり混雑していますので土日は11時台に入るのが賢明です。

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駒ヶ根観光おすすめスポット11選!ロープウェイや紅葉など魅力がいっぱい | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
長野県駒ヶ根市は、中央アルプスの自然に囲まれた観光地です。千畳敷カールやロープウェイからの絶景、「養命酒」や地ビール・ウィスキーの工場見学など、駒ヶ根は自然・産業・歴史を合わせて観光できます。こちらでは特におすすめのスポットを集めてみました。

駒ケ岳ロープウエイの門前観光スポット!早太郎温泉見出し

中央道の駒ヶ根ICから駒ヶ根ロープウエイに向かう道沿いには早太郎温泉と名付けられた温泉街があります。二人静、なかやま等の温泉旅館や「こまくさの湯」「こぶしの湯」などの人気の日帰り温泉施設があります。ホテル季の川のように日帰り入浴可能な旅館もあります。またソースかつ丼が名物で「明治亭」や「すが野」が有名です。

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駒ヶ根の温泉おすすめホテル&日帰りスポット10選!美肌の湯を堪能しよう | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
駒ヶ根(こまがね)市にある温泉のおすすめについてご紹介していきたいと思います。駒ヶ根市には美肌の湯があることで有名です。今回はなかでもおすすめの温泉を日帰りスポットからホテルまで10選ご紹介していきたいと思います。参考にしてみてください。
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駒ヶ根のソースカツ丼おすすめ11選!ソースとカツの絶品コラボを名店で満喫 | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
今や一躍有名になったソースかつ丼、ソースかつ丼の発祥地としては群馬県桐生市が有名です。しかし、実は長野県駒ヶ根市もソースかつ丼の発祥地として名高いのです。駒ヶ根市には、リーズナブルに食べれるソースかつ丼のお店や、ボリューム重視のお店などたくさんあります。

中央アルプスの登山と観光を満喫しよう!見出し

中央アルプスについて、制覇する登山と、雄姿を眺める観光に分けてご紹介しました。人気の千畳敷カールは登山でもあり観光でもある最高のスポットです。中央アルプスを魅力的にしているのが駒ケ岳ロープウエイで、かつ年中営業していますので一面雪の千畳敷カールも楽しめます。この便利な移動手段を使って中央アルプスを満喫ください。

投稿日: 2017年12月5日最終更新日: 2020年10月8日

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