塩見岳の登山ルートや日帰り案内!山小屋やアクセスなど便利な情報もチェック!

2017年12月12日 (2020年7月15日最終更新)

塩見岳は日帰りのルートもあり、南アルプス赤石山脈の中央部にあります。南アルプス国立公園の特別保護地区に指定されている塩見岳。南アルプスの中心にあるため山頂からの景色は絶景です。独特な形をした標高3047 mの景色を味わいながら、あなたも登山してみませんか?

目次

  1. 百名山の一つ塩見岳に登山
  2. 塩見岳登山で見られる愛らしい高山植物
  3. 塩見岳のライチョウと鹿
  4. 塩見岳の日帰りルートその1:鳥倉林道ゲートからのアクセス
  5. 鳥倉林道ゲートまでのアクセス
  6. 塩見岳の日帰りルートその2:大黒沢出合登山口からのアクセス
  7. 大曲ゲートまでのアクセス
  8. 塩見岳泊まりありの登山ルート1:二泊で蝙蝠岳まで
  9. 塩見岳泊まりありの登山ルート2:二泊で間ノ岳・北岳も縦走
  10. 広河原インフォメーションセンターからの帰路
  11. 塩見岳ではここに注意
  12. 塩見岳周辺の山小屋情報1:塩見小屋
  13. 塩見岳周辺の山小屋情報2:三伏峠小屋
  14. 塩見岳に登山する前か下山後に「鹿塩温泉湯元山塩館」
  15. 縦走ルートの山小屋:北岳山荘
  16. 塩見岳で素敵な時間を過ごそう!

百名山の一つ塩見岳に登山

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綺麗な三角形の塩見岳は、雪をかぶった時期はとても遠くからみてもはっきりと望むことができます。高さが3000mを超える山の中でも頂上までが長いので、塩見岳はなかなかおっくうになるという人が多いようです。日帰りで登山したい人には、鳥倉林道ゲートまでバスで行き、塩見小屋まで7時間ほど、そこから山頂まで1時間ほどで登るルートがおすすめです。

塩見岳登山で見られる愛らしい高山植物

塩見岳のハイマツがはえている一帯にはイワウメ、車百合、黒百合、ツガザクラ、トウヤクリンドウ、タカネグンナイフウロ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、シロバナノヘビイチゴ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシシウドなどの高山植物が見られます。いずれも開花期は7月から8月ですが、6月に見られるものもあります。

場所でいうと、三伏峠よりも少し下り、烏帽子岳のほうにいったところにお花畑が現れます。ここで一番多いのはシナノキンバイ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメなどの黄色い花たち。それらの黄色い花に交じってハクサンチドリ、シロバナノヘビイチゴなどが混じっています。三伏山の周辺でもツマトリソウなどが見られます。

塩見岳のライチョウと鹿

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塩見岳の、ハイマツや高山植物が豊富なあたりには特別天然記念物のライチョウがいて、時折姿を見せます。最近は鹿などが三伏峠の上まで登ってきて、雷鳥のエサの高山植物などを食べてしまい、生態系が乱れているという事態が起こっています。この対策ということで、塩見岳で増えすぎた鹿を捕獲し、「大鹿ジビエ」という鹿肉が売り出されています。

塩見岳の日帰りルートその1:鳥倉林道ゲートからのアクセス

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塩見岳登山を日帰りで実行できるのは、上級者の方に限られます。鳥倉林道ルートは登山口から頂上までの標高の差は1000mですが、三伏峠から本谷山を通り、いったん下った後で登りなおすカタチになるので登頂するのに6時間以上です。早朝4時や5時に登山口を出発した方がいいでしょう。塩見岳登山で最も多いのは、三伏峠まで前日に登って小屋に泊まり、翌日山頂まで行って下りる行程です。

登山口からはカラマツの中、急な斜面を登り、豊口山のコルにきます。尾根の塩川側のルートは緩やかな登りなのでしばらくは快適に歩けます。塩見岳登山を日帰りで実行する場合は、途中の水場で水を補給した方がいいでしょう。涸れ沢を越えてからは塩川ルートが合流します。ここから折り返しで、塩見岳が見えるくらいになると間もなく小屋が見えてきます。

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一度下って登りなおす本谷山は2658mの標高です。権右衛門沢の低い部分を過ぎてしまうと、林の斜面の急勾配になり、塩見岳に向かいはじめて塩見新道が合流する地点にきます。塩見小屋はこのあと、山頂まで1時間ほどの地点にあります。天狗岩を越えて塩見岳とのコルから山頂への急な岩場になります。東峰はすぐ先のほうにあり、往復して下山できます。

鳥倉林道ゲートまでのアクセス

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まずは、自家用車でのアクセスをご紹介します。鳥倉林道コースは、標高2000mの地点くらいまで入ることができます。そのほかバスでもアクセス可能です。JR飯田線伊那大島駅から南アルプス登山バス鳥倉線が出ています。松島インターから始発のバスがあり、高速バスであればこちらで乗車、約3時間で乗車料金・荷物料金合計が2460円。7月14日から9月2日の期間のバスとなります。

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登山口まで自家用車でアクセスすることはできません。車止めのゲートから登山口まで徒歩で40分程度となります。折り畳み自転車で来る人も多いです。ゲートから登山口まで、夏期は1日2本のバスがありますが、その他登山口まで入れるのは工事用の車両・緊急用の車両となります。長野県側からは、マイカーでのアクセスは中央自動車道駒ヶ根IC、伊那ICが最寄です。

塩見岳の日帰りルートその2:大黒沢出合登山口からのアクセス

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こちらの日帰りルートでは、駐車場大曲ゲートから大黒沢出合の登山口を通って塩見岳に登山します。大曲ゲートには登山計画書を入れる登山ポストもあります。ここから登山口までは巫女淵、霊泉延命水、大きな滝もあります。橋の手前が大黒沢出合、塩見新道とよばれる道の登山口が始まります。目印のある三峰川左岸をすすみ、赤い橋桁が並ぶ所を過ぎるときつい登りが始まります。

このルートでは権右衛門山にいったん登ります。ここから甲斐駒、北岳、仙丈ケ岳、間ノ岳などの山々が見えたりします。権右衛門山の南側にくると塩見岳がやっと見えてきます。権右衛門山を過ぎて三伏峠方面に行く分岐点に来てしばらくすると、塩見小屋に来ます。ここからあと一息で塩見岳の山頂。西峰へは急な岩場で、ペンキの目印を頼りに進みます。

大曲ゲートまでのアクセス

伊那ICからは1時間程度で駐車場の三峰川林道大曲ゲートへ行くことができます。三峰川林道へは、R152を市野瀬で宇津木方面へ左折、広い道を暫く行くと林道ゲートにきます。林道ゲートからは道が狭くなり、未舗装の道が出てきます。整備された道ですが、落石もときにはあり、注意が必要です。

塩見岳泊まりありの登山ルート1:二泊で蝙蝠岳まで

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日帰りで塩見岳に登山するより難易度は上がりますが、二泊なら塩見岳・烏帽子岳・北俣岳・蝙蝠岳などへのアクセスもおすすめです。1日目に鳥倉林道登山口から豊口山のコル、水場へと歩き、塩川・鳥倉ルート合流点を経由して烏帽子岳へ登頂、三伏峠小屋に宿泊します。ここまで標準的なスピードであれば、6時間強で来ることができます。3日目はこの逆を歩きます。

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2日目は三伏峠小屋から三伏山、本谷山と登り塩見小屋を通って塩見岳へ。東峰から北俣岳分岐を経由し、北俣岳から蝙蝠岳へと登山します。その後再び北俣岳、北俣岳分岐、塩見岳東峰と歩き塩見小屋へ。行きのコースを通って三伏峠小屋に戻り再び宿泊します。この2日目のコースで12時間、やや歩くのが早い人であれば10時間といったところです。

塩見岳泊まりありの登山ルート2:二泊で間ノ岳・北岳も縦走

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北岳の山小屋に泊まり、塩見岳・間ノ岳・北岳を縦走するルートです。最初は日帰りコースでも紹介した鳥倉林道からのアクセスです。1日目は三伏峠小屋、本谷山、塩見小屋と進み、休憩を含まなければ6時間前後です。塩見小屋の近くまで木々がたくさんある道なので、夏は晴天時でも日陰で快適です。北アルプスよりも南アルプスは森林の限界が高いようです。

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2日目は塩見小屋・塩見岳・塩見岳山頂・北荒川岳・熊の平小屋で休憩・三峰岳・間ノ岳・中白根山にアクセスした後、北岳山荘に宿泊します。2日目の所要時間は休憩を除くと9時間前後です。三峰岳の登りのときは岩場があり、しっかり三点確保で登った方がいいです。

3日目は北岳山荘、尾根・北岳山荘トラバース道分岐、北岳・北岳肩ノ小屋、小太郎尾根分岐、白根御池小屋、白根御池分岐、広河原山荘、広河原インフォメーションセンターとアクセスします。間ノ岳から北岳は非常に長いですが起伏が少なく歩きやすい道です。北岳からトラバース道間は夏季はお花畑が出現し、雄大な景色が最高のスポットです。

広河原インフォメーションセンターからの帰路

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マイカ-でお安く行ければ一番いいのですが、奈良田・芦安・戸台から広河原インフォメーションセンター方面へはマイカ-規制があり、バス・タクシーのみでのアクセスとなります。甲府駅・伊那駅・身延駅からバスで2時間強かかる距離です。身延駅方面の奈良田から広河原(このセンターすぐ前)は登山バスで50分ほど、1130円となります。

塩見岳ではここに注意

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塩見岳の頂上のあたりでは、白いガスが発生して視界が悪くなることもあります。またこの塩見岳では、毎日14時頃から夕立がくることが多いそうです。雷が迫って来ても消滅してくれることがありますが、雨具・レインウェアは必携のアイテム。防水スタッフバックもあると便利です。またここで紹介したルートの所要時間は、無雪期のものです。雪がある時期には、夏季に日帰りできるルートでも一泊するのが無難です。

塩見岳周辺の山小屋情報1:塩見小屋

この山小屋は通年営業ではありません。7月から10月に営業していますが、詳細な日程はHPなどでチェックしましょう。また予約は、山小屋開きの1か月ほど前から受付開始となっています。塩見岳登山の行程で泊まれる山小屋は多くありません。しっかり登山計画を立ててから登山をしましょう。

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塩見岳のなかで、塩見小屋は天狗岩から10分ほどのところにあります。収容人数は40名。南アルプスは北アルプスと違い、個室を作ることができないので半個室という形になります。夕食には天ぷらやカレーが出ます。こじんまりとした作りですが、改装したばかりなので建物は綺麗です。この山小屋では、お布団ではなく厚めのシェラフで寝ることになります。

住所:静岡県静岡市葵区田代
電話番号:070-4231-3164

塩見岳周辺の山小屋情報2:三伏峠小屋

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塩見岳の山小屋の中でも、冬季に避難小屋として開放しているところです。宿泊できるのは7月1日から9月30日までですが、塩見小屋と違ってテント場があり、営業時には朝食・昼食(予約)・夕食、お弁当の販売もあります。お風呂はなし、飲料水は買わないといけませんが、NTTdocomoの電波の通りは小屋付近で良好です。

三伏峠小屋の利用料金 1泊2食付(寝具付き)が8500円、寝具付き素泊まりが5500円、テントで泊まる際の幕営料が600円となります。朝食の時間が4時半または5時、夕食の時間は17時です。お昼は山菜うどん、お蕎麦、特製カレーライスなどが出ますが、基本的に予約営業。繁忙時には昼食営業ができないこともあるそうです。

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また冬季に塩見岳に登山する際、避難小屋として利用するときは三伏峠の手前の小屋になります。そのほか、季節に関わらず道路事情の確認はしておいた方がいいですが、特に冬は雪の影響で道路が通行止めになるので、バスでもマイカーの際も注意が必要です。事前に大鹿村役場に問い合わせするのをおすすめします。三伏峠小屋の問合せ・予約は午前7時以降午後8時前までとなっています。

電話番号:0265-39-3110

塩見岳に登山する前か下山後に「鹿塩温泉湯元山塩館」

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鹿塩温泉湯元山塩館は登山道の途中ではありませんが、人気の旅館です。ここの温泉は、大昔に大陸から今の日本列島が離れて移動したときに山々が形作られ、その時に閉じ込められた海水が現在湧き出しているといわれています。この湧水から作られる「山塩」は大量生産できない「幻の塩」と呼ばれているそうで、旅館のお料理にも使われています。

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マグネシウムが非常に少ないまろやかな味がする塩で、1人につき50g入り1つ(530円)の限定ですが販売もされています。ちなみにお料理は、ゴージャスな日本料理というより本当に体にいいものを、と考えて作られた素朴さのあるお料理です。お米も地場米で非常に美味しいそうです。

温泉のほうは、ナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉という泉質で、他の温泉に比べて非常に濃い温泉でもあります。神経痛・慢性皮膚病・糖尿病・切り傷などに効果があります。塩分の濃さでとても体が温まる温泉だそうです。露天風呂はないものの、檜風呂・石風呂の2つがあり、日替わりで男女入れ替えとなっています。

住所:長野県下伊那郡大鹿村鹿塩
電話番号:0265-39-1010

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縦走ルートの山小屋:北岳山荘

北岳山荘は北岳・中白根鞍部にあり、標高が2900mのところにある山小屋です。北岳の登山は非常に人気があるため北岳の稜線にある山小屋が過密になるのをふせぐため、1978年に山梨県が建設しました。鉄骨の2階建てで、150名が一度に宿泊できる比較的大きな山小屋ですが、平日でも高山植物が見られる登山シーズンは満室になることもあります。

また6月中旬から11月4日の営業となりますが、冬季も一部が冬季小屋として開放されています。夏の登山シーズン中は昭和大学医学部の診療所が開設されるのもうれしいところ。標高が高いので、客室から富士山の横に昇る日の出を見られることがあります。寝具付き素泊まりが5800円、小学生は2900円、小学生以下は無料です。

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1泊2食だと8700円で小学生は5800円、小学生以下は2900円となります。そのほか寝具なし素泊まり、朝・昼・夕食の利用が可能です。テント泊(50張)も可能で、こちらはキャンプ指定地でテントを張ります。営業期間外の問い合わせは、アルプス市観光商工課055-282-6294となります。

住所:山梨県南アルプス市芦安芦倉字野呂川入西方1684
電話番号:090-4529-4947

塩見岳で素敵な時間を過ごそう!

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上級者なら日帰りもできる塩見岳。高山植物の花咲くスポットは格別ですし、その雄大な姿、塩見岳へ登山する途中から望める絶景は必見の価値ありといえます。また塩見岳は登山口近くまで自家用車でのアクセスもでき、バスで来ることも可能です。ぜひ一度、塩見岳へ足を運んでみてください。

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この記事のライター
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読む人がふっと笑顔になってくれるような、そんな記事を書きたいです^^ 今まで行った土地で好きなところは、石垣島、オーストラリアなど。 皆さんが非日常を味わう、リフレッシュするお手伝いができれば幸いです。

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