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苗名滝は妙高の名瀑と呼ばれる人気スポット!行き方や見どころも紹介!

苗名滝は妙高の名瀑と呼ばれる人気スポット!行き方や見どころも紹介!
投稿日: 2019年11月10日最終更新日: 2020年10月8日

新潟県妙高にある苗名滝は「日本の滝百選」に選ばれている名瀑で、新潟県と長野県の県境を流れる関川にかかる滝です。苗名滝の落差55メートルもの高さからしぶきを上げて落ちる滝のさまは迫力があり、滝から落ちる水音の激しさから「地震滝」とも呼ばれています。

苗名滝へ行こう!見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

新潟県妙高市の苗名滝(なえなたき)は新潟県と長野県の県境を流れる関川にかかる人気の名瀑で、55メートルもの高さから激しい音を立てながら流れ落ちる滝のさまは圧巻です。ここではそんな苗名滝について、人気スポットやおすすめの時期、紅葉、トレッキング、行き方などの情報を交えながら紹介します。

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苗名滝は新潟の人気観光スポット!見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

「地震滝」の異名を持つ苗名滝は、妙高山と黒姫山の間を流れる関川にかかる大迫力の名瀑で、新潟や長野のみでなく、全国各地から多くの観光客が訪れるほど人気の高い滝です。

柱状節理の玄武岩の断層からなるおすすめの滝は、雪解けによって水かさの増した春から山の緑が深い新緑の時期にかけて、また周囲が赤く染まる紅葉の時期などに圧巻の渓谷美が満喫できます。

日本の滝百選に選ばれた名瀑

新潟・苗名滝は、春から秋にかけての渓谷美が堪能できる人気の名瀑で「日本の滝百選」にも選ばれています。この滝には遊歩道が設けられており、駐車場から滝の展望台までは徒歩15分ほどのトレッキングでアクセスできます。滝つぼ付近にある展望ポイントからは、滝が水面にたたきつける大迫力のさまを間近で体験することができます。

苗名滝の見どころ見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

新潟県の苗名滝へは駐車場から15分ほどのトレッキングでアクセスできます。その途中には、見応えのある砂防ダムや2つのつり橋があり、川に沿って進んだ先には小林一茶の句碑を見ることができます。そして苗名滝に最も近い展望デッキから望む苗名滝の轟音と雄姿は、訪れる人々に大きな感動を与えてくれます。

落差55m!別名「地震滝」とも呼ばれる迫力満点の滝

新潟の苗名滝は、55メートルもの落差を持つ大迫力の名瀑で、この人気の滝からたたきつけるように流れ落ちる水音の激しさが周囲の森にも響き渡り、あたかも地震のような地響が感じられたことから「地震滝」とも名付けられています。特に雪解け水で水かさの増すおすすめの春の時期には、大迫力で流れ落ちる苗名滝の素晴らしいさまが存分に楽しめます。

また、この地方では昔、地震のことを「なゐ」と呼んでいたことから、地震のような地響きを持つ滝という意味で苗名滝と呼ばれるようになったという説と、関川が米どころの高田平野の水田に流れ込むことから、苗名滝と命名されたという2つの説があります。

苗名滝を謳った小林一茶の俳句の石碑

駐車場から苗名滝に向かう遊歩道の途中には小林一茶の句碑があります。小林一茶は江戸三大俳人と呼ばれた江戸時代を代表する俳諧師の一人で、生涯に2万の句を詠んだとされています。この句碑には「滝けぶり側で見てさへ花の雲」と書かれ、滝の轟音と水煙のさまを眺めた時の感動を現わした句と言われています。

小林一茶は1812年に江戸を離れ、故郷である長野の信濃町に移り住んだのですが、翌年には門人とともにこの苗名滝を訪れたと言われています。

幅広い砂防ダムも迫力があって見応え十分!

苗名滝の駐車場を下りて少し歩いていくと、すぐ眼前には幅の広い滝があります。この滝は関川一号砂堰堤と呼ばれる砂防ダムの一角となる人工の滝です。砂防ダムは、平成7年の梅雨時期に上流から多量の土砂が流れてきて橋が壊されたため平成16年に造られた、堰堤118メートルの長さを誇るダムです。

砂防ダム前方には吊橋が架かっており、少々揺れるこの吊橋から幅広いダムの迫力ある水流をじっくり眺めることができます。

苗名滝へのトレッキングを楽しむ見出し

苗名滝の駐車場に車を停め、人気の苗名滝までトレッキングを楽しむことができます。滝までは関川沿いに登って遊歩道をトレッキングするのですが、1番目の吊橋まで上る階段以外にはそれほど険しい場所が無く、比較的楽に苗名滝までの約15分のトレッキングを満喫することができます。

遊歩道入口にはストックが用意されているため、ストックを借りてトレッキングするのもおすすめです。

駐車場から橋を渡ってスタート

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

新潟・苗名滝の駐車場から苗名滝までの道のりは約500メートルほどあり、15分程度のトレッキングとなります。

駐車場から1分ほど歩くとすぐに1つ目のの吊橋があります。吊橋の右側には大きな人工滝を持つ砂防ダムがあり、吊橋を渡った先は長野県となります。

階段を登りきると砂防ダムと川を一望の景色

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

砂防ダムの左手奥にある階段を上ると緩やかな関川の流れが目に入ります。この階段を上るのはかなりしんどいですが、上った後の苗名滝までの自然道は緩やかで、子供でも問題無く歩いていくことができます。苗名滝駐車場からスタートした後、この階段上までの所要時間はおよそ5分ほどとなります。

階段から先は足元に注意しながら山道を進む

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

階段上からは上流の苗名滝に向かって進みます。平たんな道が大部分ですが、途中、岩の階段があり、歩きにくく滑りやすい箇所があるため、注意して登る必要があります。

苗名滝駐車場から10分ほど歩いていくと、2番目の吊橋が見えてきます。この吊橋に辿り着けば、苗名滝はもうすぐ目の前に姿を現わします。

2つ目の橋を渡ると苗名滝の美しい姿が見られる

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

2つ目の吊橋に到着すると、その橋上からは迫力のある苗名滝を望むことができます。この場所から5分足らずで、苗名滝の最も素晴らしい姿が望める展望スポットに到着します。滝に近づくにつれ、地響きや水煙の上がるさまが迫ってきます。この滝は4連となっていますが、前方に見える一の滝以外の滝は通行止めとなっているため、望むことができません。

滝つぼ付近の展望ポイントで迫力を体感

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

滝つぼの周りには巨大な岩石が多く、近づくことはできませんが、この展望スポットからでも十分苗名滝の雄雄しい姿と迫力が感じられます。紅葉の時期に行けば、周りの美しい紅葉と相まって素晴らしい苗名滝の景観が楽しめます。

苗名滝から杉野沢集落やいもり池、池の平スキー場、赤倉温泉、燕温泉まで続く道路は、妙高山麓を横断するコースで、「妙高高原自然歩道」の1つになっています。

苗名滝の苗名滝苑見出し

苗名滝駐車場から苗名滝に向かう途中に「苗名滝苑」というレストランがあります。このお店では、地元で採れた素材で作られた料理を堪能することができます。また、夏のシーズンには流しそうめんを味わうこともできます。

一番人気の流しそうめんは、屋外の竹とよ式と屋内での回転式があり、屋外では川のせせらぎを聴きながら本格的な竹とよ式を楽しむことができます。このお店では、毎年島原から美味しいそうめんを仕入れ、秘伝のつゆに3種類の薬味を入れて食べます。

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

そうめんがコシがあって美味しいのは、素材の良さは勿論ですが、山の冷たい湧き水でかけ流しているからだそうです。「苗名滝苑」にはその他にもニジマスの塩焼きとキノコ蕎麦などのおすすめメニューがあります。

このお店は9時から17時まで毎日営業していますが、11月初旬から4月中旬までの冬の期間はクローズとなるため注意が必要です。大きな駐車場には300台もの車が駐車できます。

苗名滝苑の予約はこちら

苗名滝のカフェグランド見出し

苗名滝苑の隣には「カフェグランド」というカフェがあります。このカフェは山小屋風の建物と気持ちの良いテラス席が魅力的なカフェです。このカフェの開放的なテラスでは、川や山の自然に癒されながら、ゆったりとカフェを楽しむことができます。

Photo by Yuya Tamai

このカフェでは、370円のソフトクリームや520円の濃厚な自家製カボチャプリンが人気です。一番人気のソフトクリームにはコーヒー豆、ラム、エスプレッソ、ナッツ、グランマニエなど、9種類のシロップをトッピングでかけることができます。その他にもコーヒーやケーキ、プリンなど、おすすめメニューが充実しています。

「カフェグランド」は9時から16時まで営業しており定休日はありませんが、11月上旬から4月中旬の冬季は休業しています。

カフェグランドの予約はこちら

苗名滝を訪れるおすすめの季節見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

苗名滝観光の最もおすすめのシーズンは、雪解け水で水かさが増した5月の時期と、苗名滝周辺の山や谷が一斉に色づく紅葉の時期です。苗名滝は妙高山にも近い山中にあるため、紅葉の見頃の時期は少し早めの10月中旬からとなります。新緑の鮮やかな5月と紅葉の美しい10月が苗名滝観光のベストシーズンです。

雪解け水で水量豊富な春(5月頃)

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

苗名滝を観光したりトレッキングするのに最もおすすめの時期は、雪解け水により水かさが増して迫力満点となる5月頃です。この時期には、鮮やかな新緑に包まれ、小鳥のさえずりと爽やかな空気を感じながら、滝に向かってトレッキングすることができます。

5月と言っても山の気候は変わりやすいため、天候が荒れた時でも寒さを凌げるカーデガンなどを持っていくことをおすすめします。

紅葉が美しい秋(10月中旬~11月上旬頃)

また紅葉の美しい10月中旬から11月上旬もトレッキングや観光にはおすすめです。秋には妙高山麓や苗名滝周辺が一斉に色づき、赤や黄色に染まった紅葉の姿は一見の価値があります。この辺りは地形的にも日の暮れるのが早いため、紅葉時は、16時頃までには滝に到着するよう、早めに準備することをおすすめします。

苗名滝の基本情報見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

では次に新潟・苗名滝の基本情報について説明しましょう。ここでは、苗名滝の所在地や問合せ先などの情報とともに、電車やバスなど、公共の交通機関を利用した苗名滝への行き方や、マイカーを利用した行き方、駐車場などの情報について詳しく紹介します。問合せ先は妙高市観光協会となります。

所在地

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

苗名滝は新潟県妙高市野沢にある名瀑で、新潟県と長野県の県境にあります。この滝は妙高山と黒岩山の間を流れる関川沿いにあり、「妙高高原自然歩道」の起点にもなっています。また、苗名滝から杉野沢集落を通り、池の平スキー場や赤倉、燕などに続く道路は妙高山麓横断コースと呼ばれています。

問合せ先

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

苗名滝についての問合せ先は妙高観光局となります。観光局のある新潟県妙高市は、東京から電車で2時間ほどの場所に位置し、高原リゾートホテルや旅館などの宿泊施設が充実している街です。妙高観光局の営業時間は9時から18時までで、年中無休で営業しています。問合せする場合の住所と電話番号は以下の通りです。

住所 新潟県妙高市大字田口309-1(妙高高原観光案内所内)
電話番号 0255-86-3911

交通アクセス

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

苗名滝へのアクセスにはいくつかの方法がありますが、電車やバスを利用する行き方とマイカーでアクセスする方法が一般的です。

ここでは、長野や直江津から電車とバスでアクセスする方法、上越自動車道・妙高高原インターから車でアクセスする方法について説明します。

電車・バスでの行き方

Photo by taken_spc

長野方面から新潟・苗名滝に電車とバスを利用してアクセスする行き方について説明しましょう。まず、長野駅からしなの鉄道北しなの線・妙高高原行きに約45分ほど乗車して、妙高高原駅で下車します。また直江津方面からアクセスする行き方の場合は、トキ鉄・妙高はねうまラインに妙高高原行に50分ほど乗って妙高高原駅に行きます。

妙高高原駅からはバスに20分ほど乗り、杉の沢温泉で下車後、周遊バスに乗り継いで10分ほどで、苗名滝バス停に着きます。バス下車後、苗名滝までは徒歩約15分でアクセスできます。

車での行き方

Photo by BJTENKINZOKU

次にマイカーで苗名滝にアクセスする行き方について説明します。まず上越自動車道を走り、妙高高原インターから新潟県道39号妙高高原公園線を笹ヶ峰方面に4キロほど進み、苗名滝入口を左折後、2キロほど行けば苗名滝駐車場に到着します。駐車場からは徒歩15分ほどで、苗名滝にアクセスすることができます。

駐車場

新潟・苗名滝の入口には無慮の駐車場があります。この駐車場には一般の乗用車が約100台駐車できます。また、駐車場には公衆トイレがあります。

では、苗名滝の駐車場への行き方について詳しく説明しましょう。まず、上信越自動車道妙高高原インターを出て国道18号線を南へ走ってすぐのところにある杉野沢入口交差点を右折し、国道39号線を西進後、県道280号線方向に左折します。関川に架かる橋を渡らないで川沿いの道路を西進すれば苗名滝駐車場にアクセスできます。

駐車場までは、主要な場所に案内板が出ているため、それに沿って進めば問題無く苗名滝駐車場にアクセスできます。駐車場は手前に大きな駐車場、奥に小さな駐車場があり、平日ならどちらの駐車場も空いています。

日本の滝百選の名瀑・苗名滝を満喫しよう!見出し

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

新潟県の苗名滝は、新潟県と長野県の県境を流れる関川にかかる滝で、「日本の滝百選」にも選ばれている名瀑です。55メートルの高さから流れ落ちるこの滝のさまは豪快で迫力に満ちています。ここではそんな苗名滝について、人気のトレッキングやおすすめの時期、紅葉、苗名滝への行き方などの情報を取り入れながら説明してみました。

投稿日: 2019年11月10日最終更新日: 2020年10月8日

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