上高地の観光＆登山後は温泉へ！日帰りもOKなおすすめ施設を厳選！

長野県松本市にある上高地は全国的に有名な山岳リゾートです。気軽なハイキングから本格的な登山まで、上高地で長距離を歩いて疲れたら温泉で身体の疲れを癒したいものです。

美しい景色で人気の上高地には天然温泉が湧き出ています。そこで今回は上高地で入れる温泉についてご案内いたします。

上高地を代表的する景色の河童橋や水鏡と呼ばれる美しさの大正池など上高地には絶景のスポットがいくつもあります。上高地には国内外から大勢の観光客が訪れます。上高地は一年を通じて大人気のリゾートです。

そんな上高地にはホテルや旅館など何軒かの宿泊施設があり滞在が可能です。中でも天然温泉を引いた宿泊施設はなかなか予約が取れない人気の宿となっています。

上高地ではホテルや旅館に宿泊しなくても日帰り入浴の形で温泉に入ることができます。上高地では全部で6軒、上高地の入り口では2軒の施設が日帰りの外来入浴を受け付けています。

標高約1500メートルの上高地温泉の源泉は弱アルカリ性低張性高温泉と呼ばれる単純温泉です。ハイキングや登山で疲れた身体を湯量たっぷりの上高地温泉が優しくほぐしてくれます。

全国的に有名な上高地のホテルや旅館の予約は連休や夏休みのシーズンには毎年一段と激戦となります。そのような中で日帰り温泉のメリットは、混み合うシーズンでも宿泊予約なしで気軽に立ち寄って大きなお風呂に入れる点です。

上高地でできる外来入浴はいずれも1000円以内、高い施設でも2000円以内の料金です。汗を流してから帰り道につける日帰りの入浴は登山やハイキングと合わせてぜひおすすめです。

上高地温泉ホテルは文政13年創業の伝統のある温泉宿です。自慢は3つある自家源泉から引いた源泉かけ流しの天然温泉です。

焼岳側の広々とした焼の湯と穂高側の緑豊かな梓の湯では、それぞれに内風呂と露天風呂を楽しめます。お湯は無色透明ですがヒノキの湯では白く濁ったお湯に浸かれます。泉質の良さからリピーターの多い日帰り温泉として知られています。

上高地温泉ホテルの自家源泉は江戸時代には既に発見されていた歴史のある温泉です。胃腸病や皮膚病をはじめ疲労回復に効果があります。登山で疲れた足を伸ばしてのんびりと温泉に入れると人気です。

また上高地温泉ホテルの売店の前にあるのが無料で使える足湯です。足湯は出発までくつろぐ登山客とハイカー達でいつもにぎわっています。

上高地温泉ホテルの日帰り入浴は冬季を除いて毎年4月下旬から11月中旬にかけて営業しています。入浴時間は午前7時から午前9時まで、午後12時30分から午後3時までです。

日帰り入浴の料金は大人が800円、小学生以下が400円です。豊富な湯量で贅沢な気分になれる上高地を代表する温泉です。

上高地温泉ホテルと並んで湯量豊富な自家源泉が評判となっているのが上高地ルミエスタホテルです。梓川のほとりに建ち、お風呂は内湯と露天があります。どちらのお風呂も加温加水なしの源泉かけ流しが自慢です。

上高地ルミエスタホテルの源泉は神経痛や筋肉痛、関節痛の他に疲労回復効果が高いことで知られています。日帰り入浴ではマッサージチェアが置かれたスパリビングと呼ばれる湯上りコーナーも利用が可能です。

地下150メートルからこんこんと湧き出る自家源泉を上高地の豊かな自然の中で楽しむことができます。入浴後は身体の芯から温まり登山の疲れが取れると評判です。

なお上高地ルミエスタホテルには上高地にあるホテルの中で屈指のフレンチレストランがあります。フレンチのランチコースと日帰り入浴がセットになった3800円のプランは女性客を中心に大人気です。

上高地ルミエスタホテルの日帰り入浴は冬季を除いて毎年4月下旬から11月中旬まで営業しています。営業時間は午前11時から午後1時までです。

日帰り入浴の料金は大人2100円、小学生以下1050円となっています。内風呂と露天風呂のある大浴場、家族風呂、各客室とすべて自家源泉が自慢のおすすめのホテルです。

上高地での登山の後に広々とした露天風呂の温泉に入りたいなら中の湯温泉旅館がおすすめです。中の湯温泉旅館は日本秘湯を守る会の会員です。ブナの原生林の中にある露天風呂はとても静かで秘境の雰囲気があります。

中の湯温泉旅館で穂高連峰や霞沢岳を眺めながら入る温泉は格別の心地よさです。通年営業していて冬のシーズンも日帰り入浴が可能です。

中の湯温泉旅館の温泉は肌へのあたりが優しい柔らかな泉質が特徴の単純硫黄温泉です。雨や雪の日に笠をかぶって入る露天風呂には風情があります。

また宿の近くには卜伝の湯(ぼくでんのゆ)という洞窟風呂があります。鉄分が多いさび色のお湯は口コミで評判です。卜伝の湯は完全予約制で中の湯温泉旅館から送迎サービスを行っています。

中の湯温泉旅館の日帰り入浴は一年を通じて営業しています。入浴できる時間は正午から午後5時まで、卜伝の湯は30分ごとの入れ替え予約制です。

入浴料金は大人800円、小学生以下400円です。中の湯温泉旅館は冬でも入れる上高地の温泉として口コミで静かな人気となっています。

坂巻温泉旅館は梓川沿いに建つ山荘のような建物に味わいがある温泉旅館です。自家源泉かけ流しで贅沢な湯量が自慢の温泉は登山の後の日帰り入浴におすすめです。

こちらの源泉の泉質は炭酸水素塩と硫酸塩を含む低張性中性高温泉で身体の芯から温まると評判の天然温泉です。冷え性や胃腸病、婦人病の他に関節痛や筋肉痛などの疲労回復に高い効果があります。

坂巻温泉旅館の露天風呂は全て自然石を組んで造られています。足裏で踏むお湯の底の小石が心地よく大自然の中で硫黄の香りでリラックスできると評判です。

また開放感のある明るい内湯は豊かな緑を眺めることができる大きい窓が特徴です。坂巻温泉旅館の日帰り入浴は一年を通じて営業しています。

坂巻温泉旅館の日帰り入浴の受付時間は露天風呂が午前9時から午後4時まで、内風呂が午前11時から午後4時までとなっています。

また日帰り入浴の料金は大人600円、小学生以下300円です。アクセスは沢渡(さわんど)を過ぎた白なぎトンネルのそばで道路の冬季閉鎖はありません。一年を通じて入れる子宝の湯として古くから評判の湯量豊富な温泉です。

天然温泉ではありませんが、広々とした展望浴場に日帰り入浴ができるのが上高地アルペンホテルです。登山の疲れが癒せると口コミで人気が高まっています。大浴場の大きな窓からは穂高連峰の雄大な景色を眺めることができます。

上高地アルペンホテルは昭和29年創業の歴史のあるホテルです。館内は平成30年に大幅にリニューアルがされて入浴後はきれいなロビーでゆったりとくつろげます。

上高地アルペンホテルは上高地観光のスタート地点となる上高地バスターミナルのすぐ近くにあります。日帰り入浴は冬季を除いて毎年4月下旬から11月中旬まで営業しています。

入浴できる時間は午前7時から午前10時30分まで、正午から午後2時30分までの二部制です。なお日帰り入浴の受付は終了時間の30分までとなっています。入浴料金は大人が1000円、小学生以下が500円です。

天然温泉ではありませんが、改装されたきれいな大浴場でのんびりと広い湯船に浸かれるのが徳沢ロッヂの日帰り入浴です。ボディーソープやリンスインシャンプーを備えた快適で広い洗い場が自慢です。登山の後の疲れをさっぱりと洗い流すことができます。

徳沢ロッヂの大浴場は天井にヒノキが使われているのが特徴です。入浴中はリラックスできるヒノキの香りが辺りに漂います。入浴後は山荘風のラウンジで飲み物を楽しみながらゆったりとくつろぐのがおすすめです。

徳沢ロッヂは昭和31年の創業以来多くの登山愛好者から親しまれている有名な山小屋です。ハルニレの木々の中にひっそりと佇む木造の建物は上高地を代表する建物にもなっています。

なお上高地では午後の比較的早い時間に日帰り入浴が閉まる宿泊施設が多いですが、こちらの徳沢ロッヂは午後8時まで日帰り入浴が可能です。登山の後は徳沢ロッヂのお風呂とラウンジでのビールを楽しみにしているという口コミも見られます。

徳沢ロッヂでは冬季を除いて毎年4月下旬から11月上旬にかけて日帰り入浴ができます。日帰り入浴の時間は午後3時から午後8時まで(受付は午後7時30分まで)です。

入浴料金は大人900円、小学生以下500円です。売店ではタオルなどを販売していてお風呂の用意がなくても日帰り入浴を楽しめます。

一年を通じてマイカー規制が行われている上高地では沢渡(さわんど)の駐車場でバスかタクシーに乗り換える必要があります。この沢渡には名湯と言われるさわんど温泉があり、上高地の登山やハイキングの帰りに立ち寄ることができます。

ここでは上高地と一緒に楽しみたい沢渡の日帰り温泉の施設を2カ所ご紹介いたします。いずれも口コミで人気のおすすめできる天然温泉です。

さわんど温泉梓湖畔の湯は源泉かけ流しの湯量豊富な天然温泉です。梓湖と梓川を眺めながら入る露天風呂はまさに絶景で、上高地での登山の疲れが吹き飛ぶ心地よさと評判です。

梓湖畔の湯のこじんまりとした湯船はどこか懐かしいアットホームな雰囲気です。日帰り入浴後は畳敷きの広い休憩処でのんびりとくつろげます。

さわんど温泉梓湖畔の湯の入浴料金は大人730円、小学生以下360円です。営業時間は季節によって異なり冬季は午前11時から午後6時までとなっています。夏季は午前10時から午後7時までです。

さわんど温泉梓湖畔の湯のアクセスはさわんど大橋バス停から歩いてすぐの立地です。駐車場もさわんど大橋に完備されています。

沢渡は上高地の玄関口に位置します。上高地散策を終えて帰路につく前におすすめしたいのが日帰り温泉のさわんど温泉木漏れ日の湯です。

泉質はアルカリ性単純温泉、100パーセント源泉かけ流しが自慢のこじんまりとした雰囲気の温泉です。入り具には足湯がありどなたでもくつろぐことができます。

さわんど温泉木漏れ日の湯の営業時間は午前8時から午後8時まで、冬季は午後7時までです。料金は大人600円、小学生以下300円です。駐車場は70台分を完備しています。

国道158号線沿いに位置し、松本方面と飛騨高山方面のどちらからもわかりやすいアクセスです。沢渡上バス停が最寄りです。

マイカー規制がされている上高地へは自家用車と自動二輪でのアクセスはできません。沢渡(さわんど)の駐車場にマイカーを停めて釜トンネルから先はシャトルバスまたはタクシーを利用して上高地へ向かいます。

沢渡駐車場までは松本市街から約1時間の所要時間です。沢渡駐車場から約30分で上高地バスターミナルに到着できます。

高山方面から上高地に向かう場合は平湯あかんだな駐車場にマイカーを駐車します。平湯あかんだな駐車場から上高地バスターミナルへの所要時間は約30分です。

また上高地へは首都圏の各地から直接向かうこともできます。例えば新宿からはアルピコ高速バスのさわやか信州号が一日に2便走行しています。新宿以外に東京駅、渋谷駅などからも上高地への直行バスが出ています。

沢渡駐車場と平湯あかんだな駐車場の料金は一日600円です。上高地バスターミナルへのバス料金は大人一名の往復割引運賃で2050円となっています。

一見すると厳しいように思える上高地のマイカー規制ですが、来訪者の方々の協力によって自然の保護に大いに役立っています。なお上高地の玄関にあたる中の湯ゲートは夜間は通行止めなので注意が必要です。

上高地で楽しめる温泉について、おすすめの日帰り入浴施設を中心にご紹介してきました。約1時間で見どころを往復できる散策コースから本格的な登山まで上高地の楽しみ方はとても多彩です。

観光や登山で疲れたら日帰りの温泉でゆっくりと身体をほぐすのがおすすめです。今回の記事をご参考に皆さんもぜひ上高地での日帰り入浴を楽しんでください!