沼島汽船を使って沼島観光を満喫♪料金や乗り場までの行き方は？

淡路島の南側に面積2.71平米、周囲9.53キロの小さな島があります。淡路島の方でないとなかなか知らない小さな島になります。沼島には209世帯436人の人が暮らしています。

そんな沼島に訪れるにはどのように行くとができるのでしょう。沼島へのアクセスには沼島汽船があります。また車でアクセスはできるのでしょうか。料金はいくらでしょうか。気になる沼島へのアクセスを中心にご紹介いたします。

沼島の行き方の前に、沼島の立地や沼島の歴史についてみてみましょう。沼島は淡路の南側にありますので、淡路島を経由していきます。兵庫県明石にある明石海峡大橋を渡って、淡路島を南下します。

淡路島へは車でアクセスが可能で、淡路島から沼島に行く際に沼島汽船を利用する必要があります。

淡路島も観光的に魅力のある島です。この沼島は島周辺の自然を見るクルーズ、夏には穴場の海水浴場や、歴史のある沼島を散策したりと、見どころたくさんの観光スポットが広がっています。

特に史跡やそれにまつわる逸話もたくさんあり、1日かけて沼島を見て回ると面白い沼島の歴史を知ることができます。また民宿や旅館で美味しい海の幸をいただいたり、宿泊してゆっくり沼島を堪能することもできます。

沼島観光を楽しむ方は沼島の昔話も知っています。沼島の歴史は「古事記 国生み神話」に書かれています。

こちらには天つ神「イザナギの命、イザナミの命」が国造りを命じられ、その際に世界を授かった矛でかき混ぜました。その際に矛の先から滴った水滴が「おのころ島」と言われています。

そしてこの島に二神が降り立って、夫婦となり国を作ったといわれています。その島が沼島となったと言われています。そんな神話の世界を楽しむために沼島に観光に訪れる人がたくさんいます。

沼島への行き方は淡路島経由で行く必要があります。淡路島までは車やバスでアクセスが可能です。淡路の西淡三原ICから車で35分のところに沼島汽船という定期船の乗り場あります。この沼島汽船を使っていく行き方でしか沼島には行けませんのでご注意ください。

沼島への行き方はこの沼島汽船の船で行く方法です。その際に汽船場まで車で行く、バスで行くという方法も一緒に考えてみましょう。遠方から車で来られる方は、沼島までアクセスできればとっても楽に行けます。その際駐車場も見ておきましょう。

淡路島の土生港から沼島へ行くにはこの沼島汽船を利用します。沼島汽船はおよそ1時間に1本、10分かけて沼島に行くことができます。以外に早く行ける沼島としても知られています。

人が乗り込むと同時に、郵便物などの運搬も一緒に行います。他にも通勤通学、生活の足としても利用される沼島汽船です。沼島の島民の方も普通に利用しています。

1日に10往復、観光客を運ぶとともに生活に欠かせない沼島行きの船は、1日に平均380人ほどを乗せるといわれています。沼島汽船は生活の足である為、毎日安全に1日も欠かさず運行する必要があります。しかし天候によっては欠航の日もあります。

沼島の生活にも観光にも欠かせない沼島汽船は毎日決まった時間に運行しています。使用されている船は「しまかぜ」「しまちどり」があります。

朝は6時20分に淡路島発で、6時30分に沼島に到着します。沼島の学校に通う学生さんや、淡路島の方へ働きに行く人もこの船に乗り込みます。

最終の淡路島発は18時半、沼島発は19時になっていますので、観光で沼島汽船を利用する方は最終の時間にお気を付けください。

淡路島発の沼島汽船は朝の7時、7時50分と9時、10時、11時台に1本です。次は13時台と15時台から各時間
本と19時が最終便になります。運行していない時間帯もありますのでご注意ください。

沼島発の沼島汽船は朝の6時台から、7時から9時までは各1時間、次は11時台と13時台から最終まで1本づつあります。

沼島定期船の船は、通勤、通学や観光にも利用します。船内は椅子が並び電車のようにたくさんの人が座ることができます。

10分の船でのアクセスですが、テレビもあり船内で飽きることもないでしょう。きれいな船内で10分という短い時間がもったいないくらいの定期船です。

沼島汽船の船内は平日は混雑は見られませんが、夏休みや5月のお祭りの時期には船内も混雑が見られます。海水浴に釣りにと人気の観光地でもあるので、このシーズンは混雑があります。

淡路から沼島に行く際の乗り場を確認してみましょう。淡路の土生港から沼島に向かう定期船があります。土生港には「沼島行乗船場」の看板があるので簡単に見つけられます。

土生港から定期船に乗って沼島に行きます。よって車で来た方は、ここ定期船の乗り場前で、車から定期船に乗り換えてアクセスする必要があります。

「沼島行乗船場」の看板に沿って行くと、オレンジ色の沼島定期船のチケットセンターと待合所が見えてきます。

こちらの灘ターミナルセンターでは、沼島汽船のチケット購入が可能です。きれいなターミナルセンターには待合室もあるので、雨の日や寒い日に入って待っていましょう。

ターミナルセンターの前は広い芝生と、ちょっとした遺跡のような山がありますので、お子さんはここで遊んで待っているのもおすすめです。

お天気の日はターミナル前の藤棚の下で、ゆっくりと定期船を待ってみるのもおすすめです。気持ちのいい景色が広がっています。

沼島汽船の料金は大人料金で片道480円、子供料金は240円です。また手荷物が多いと手荷物料金280円が追加されます。

往復で沼島汽船を利用する方は、往復料金920円でチケットを購入することができます。子ども往復料金は460円になります。

そして沼島への行き方は定期船だけだとお伝えしました。しかし淡路島を経由してくる必要があるので、定期船乗り場までは車でアクセスをする方がたくさんいます。

そんな時でも乗り場のターミナルに隣接して駐車場が完備されているので安心して、車でアクセスもできます。駐車場は月極駐車場の奥に、観光用の「灘漁港駐車場」があります。

こちらの駐車場は入出庫はいつでも可能で、1日当たり500円の駐車場料金になっています。料金は1日ごとに500円の料金が加算されます。2日で1000円です。50台ほどの駐車場ですが、繁忙期にはいっぱいになることもあります。

そして30分以内の駐車場利用は、無料になりますので、送り迎えでこの駐車場を短時間利用する際には、料金がかかりません。

沼島漁港のターミナルへの車での行き方は、神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原ICまで行きます。そこから下道県道31号線で、まっすぐ進むと沼島汽船の乗り場へ35分ほどで到着です。

沼島汽船には車の積み込みはできませんので、隣にある駐車場に車と停めて、定期船に乗り込みましょう。

次は沼島までバスで行く行き方を見てみましょう。沼島汽船乗り場までバルで行くには、まず三宮からと大阪からバスでの行き方です。

淡路は人気の観光地ですので淡路へのアクセスは色んな方法があります。三宮、大阪からに加えて舞子からのバスも見てみましょう。

三宮から沼島までは、神姫バス、淡路交通、みなと観光のバスを使って、らんらんバスで沼島汽船の乗り場にアクセスをします。神姫三宮バスターミナルから陸の港西淡まで、1時間20分ほどかかります。料金は2090円ほど。

陸の港西淡から汽船場乗り場まで、1時間ほどです。料金は300円。淡路島の灘土生港から沼島港へ10分です。三宮を出て、2時間半ほどで沼島へ到着します。

神戸市の舞子は淡路への明石海峡大橋がかかる場所になります。その舞子からは淡路島に渡る高速バスが出ています。

高速舞子バスから淡路の陸の港西淡へアクセスすることができます。時間にして50分で、料金は1780円になります。ここかららんらんバスで沼島汽船の乗り場にアクセスしましょう。

次は大阪から沼島へのバスでの行き方です。大阪からフットバスを使って、らんらんバスを乗り継いで、沼島へ行くことができます。

大阪のバス乗り場は、なんば高速BT、湊町と大阪駅前になります。ここから高速淡路志知へ2時間と少しで到着します。陸の港西淡から沼島汽船場前へ1時間、淡路島の灘土生港から沼島へ10分で到着です。

バスで沼島に行くには様々な地域からバスが出ています。しかし高速バスのバス停、陸の港西淡から沼島汽船場前へ行くバスは1日に2便しかありません。

ここが要注意です。いくら早い時間にでても、この2便に合わせなければ、スムーズに乗り継ぎができません。

2便は10:55発で11:52着と次が14:05発で15:02着になります。各地域のバス停から陸の港西に到着する時間を計算して、この2便に乗って沼島にスムーズにアクセスをしましょう。

では沼島汽船を利用して、沼島に行ったら1日観光を楽しんでみましょう。1日で回りきれる沼島ですので計画的に観光してみましょう。

いくつかの沼島の歴史スポットや自然景勝地をご紹介いたします。沼島観光のメインスポットが多くあります。

沼島のおのころ神社は、国生み神話に欠かせない神社と言われています。沼島で歴史巡りをする際はぜひ訪れてみましょう。淡路島にも「おのころ島神社」があります。こちらの方が有名ですが、沼島のおのころ神社も必見です。

おのころ神社はイザナギとイザナミの2神を祀っています。沼島ではこのおのころ神社のある山全体を「おのころ山」と呼んでいます。

国生み神話の発祥の神社と淡路のおこのろ神社も言っていますが、その真意は不確かです。沼島のおのころ神社はひっそりと神秘的にたたずんでいます。

おのころ神社への行き方は、沼島汽船の乗り場から徒歩でアクセスが可能です。乗り場から案内標識に沿って、民家の間を抜けたり、細い山道の階段を上ったりしながら、ほのぼのした沼島の町を抜けていきます。

細い階段をたくさんあ上がりますので、足腰に不安のあある方は覚悟が必要です。山の上にはシンプルな社殿と国生み神話や山全体がご神体であることが書かれています。

こちらは豊漁の神様が祀られ、豊漁や海上の安全を祈るお祭りも開催されます。神社の裏にある大きな森は神聖な森とされ八幡さんと呼ばれています。神社創設前伊から守られている樹齢200年のスダジイやタブノキなどの森があります。御朱印もいただけますので、海積神社の奥の宮司さんのお宅に行ってみましょう。

沼島八幡神社の春の祭りが5月3日、4日に開催されます。大漁祈願のだんじり唄を歌いながら、沼島全体がお祭り色一色になります。

この時期は特に沼島汽船もいっぱいになるので注意が必要です。駐車場も満車になります。最後にはだんじりごと海に一気に滑り込みます。大迫力の勇ましい姿を間近でみてみましょう。

沼島八幡神社へのアクセスは、沼島汽船乗り場から徒歩15分ほどの距離にあります。おのころ神社に行く途中にある森が大きく見える神社になります。

沼島八幡神社の境内には、沼島の昔の生活の様子がうかがえる絵馬などがたくさん飾られています。沼島の歴史を見てみましょう。

上立神岩も国生み神話ゆかりの地になります。上立神岩の海上から30メートルの上にそびえる奇岩で、イザナギとイザナミが降り立ち、婚姻の儀式を行いこの岩の周りを回ったと言われています。

上立神岩の奇岩や岩礁の象徴的な雰囲気が国生み神話を感じさせる場所となっています。上立神岩には沼島汽船の乗り場から案内がありますので、それに沿って行ってみましょう。

また上立神岩近くには東屋があり、そこから沼島の綺麗な海も見ることができます。また上立神岩の中央部がハート形になっていることから、カップル夫婦円満、恋愛成就のスポットとしても人気です。カップルも沢山訪れるパワースポットです。

沼島には穴場的なきれいな海水浴場があります。小さい海水浴場ですが水の透明度が高いと知られています。

地元の人以外にはあまり知られていない海水浴場ですが、設備はしっかりとしていて、冷水シャワーや更衣室が無料で使用可能です。

お手洗いも身障者用、ベビーシートも完備されています。沼島の穴場の海水浴場にわざわざ訪れる人もいるほどです。

沼島には釣りをする人も沢山アクセスしていきます。沼島港周辺にはたくさんの釣りスポットがあり、アオリイカ、メバル、マダイやチヌなどがあがります。

沼島沖で釣りをする人は、50センチ以上の魚をたくさん釣っています。朝に沼島汽船を利用して釣りを楽しむ方もいますが、もっと早く釣りをしたい方は前泊して思いっきり楽しむ人もたくさんいます。

沼島汽船に乗る際にはあまりに大きな荷物の場合は追加料金が必要ですが、釣り竿とクーラーボックスぐらいであればそのまま乗船可能との情報も。

沼島汽船を下りてするに商店がありますのでここで食料を調達するのもおすすめです。釣りポイントは沼島漁港でするのが基本ですが、沼島汽船横の赤灯台や一文字横の赤灯台付近もおすすめです。

また釣り船は5000円ほどでありますので、船を利用して大物を狙うのもいいでしょう。沼島漁港内ではチヌが多くとれるとのことです。

いかがでしたでしょうか。淡路島の南にある島「沼島」に行くには、沼島汽船は必須です。往復料金もお安く設定されていますので、沼島の神秘的な国生み神のスポットを巡ってみましょう。

小さな島ですので、1日で隅々まで回って沼島汽船の最終時間に間に合うように帰路につきましょう。沼島では、神社巡りや春には迫力のあるお祭り、釣り好きには1年中楽しむことができます。

お子さんにはきれいな海で海水浴もおすすめです。色んな世代の人が楽しめる沼島観光を満喫してみましょう。