ディルハーブの効果・効能まとめ！使い方やおすすめレシピもチェック！

ディルはハーブの名前で、様々な料理などに使われる香りの良いハーブです。ハーブには身体に良い作用があるものもあり、ディルもその一つです。ここでディルハーブの効果・効能などを知り、料理などに取り入れてみましょう。

ディルは、ヨーロッパで昔から料理に活用されているハーブです。生薬や香辛料として各国で作られているメジャーなハーブで、葉も茎も使用することができます。

家庭菜園もしやすく、日当たりがいい場所においているとたくさん採取することができ、様々な使い方で消費して行くことができます。

ディル（Dill）は北欧の古い言葉で「なだめる」や「和らげる」という意味の「Dilla（ジーラ）」から来ています。そんなディルハーブの特徴を見ていきましょう。

ディルハーブは、様々な魚料理のレシピに登場し、彩りや香りづけとしてもよく利用され「魚のためのハーブ」とも言われています。自宅では、なかなか料理に使用する機会がありませんが、レストランなどでは、よく利用されており実は身近なハーブでもあります。

使い方も手軽で、一緒に焼いて香り付けを行ったり、添えるだけでもいい香りがし、料理に彩りを与えてくれます。基本の使い方を覚えてしまえば、色々なレシピにお応用することができます。

葉や茎を食べることができるディルは、爽やかですが、噛むほどにほんのりとした甘さを感じれるハーブです。ディルの種も料理に使用することができ、葉や茎と違って、種は少し辛味があるのでスパイスとしてよく使用されています。

古くから親しまれているディルは使い方も様々なので、余すことなく使用することができます。ハーブ自体が独特で苦手だというでも、料理になじみやすいディルは食べやすいハーブの一つです。

昔から漢方としても使用されるディルは、「ビタミンB・C」「カルシウム」「マグネシウム」「葉酸」など現代人が不足しがちなビタミンやミネラルを含んでおり、健康にも良いハーブです。

多くのハーブはディルも含めビタミンやミネラルが豊富なので、漢方薬の材料としても使用されており、ヨーロッパだけでなく世界で親しまれています。実は短なところでディルが使われていることもあります。

ハーブそのものが昔から漢方や、ヨーロッパでの民間療法などでも使用され様々な効果・効能があると言われています。ここではディルの効果・効能を見ていき、症状がある方はぜひ役立ててみてください。

様々なハーブでよく見かけるのが「鎮静効果」です。このディルにも気持ちを落ち着かせ、リラックスする効果があります。

自分自身の気持ちを落ち着かせるのにも有効ですが、ヨーロッパでは、子供の癇癪を落ち着かせる際にも使用しています。ディルを煎じて飲ませたり、アロマオイルなどで匂いを嗅ぐことで落ち着かせたりします。

また催眠効果があり、不眠症の改善としても役立ちます。催眠効果として、ヒノキの香りやラベンダーなどもありますが、ディルも昔から活用されています。アロマオイルなどを購入の際、それぞれ匂いに特徴があるので、爽やかさが欲しい方にはディルがおすすめです。

豊富なミネラルが含まれているディルは、食事の中に取り入れることで「体内のガスを排出」「利尿作用」などの効能があり、身体に溜まっている毒素を排出する効果があります。

デトックスをすることで、吹き出物や口内炎などの発生率も下がり、身体が軽くなります。「なんだか疲れが取れにくくなった」「吹き出物が増えた」「むくみが酷い」などは、身体に毒素が溜まってきている証拠です。

デトックス効果と類似する点ではありますが、整腸作用のあるディルは、胃腸の働きを助けてくれる効能があり、胃痛や腹痛を和らげる効果も期待することができます。

胃腸の働きが改善されることで、胃もたれなども起きにくくなり、腸内環境が良くなることで、便秘改善などの効果にも期待ができます。腸内環境の改善には時間がかかりますが、手軽に料理に取り入れられるディルは、始めやすい腸活アイテムです。

ディルにはその他にも言われている効果・効能があり、葉酸が含まれていることから「母乳に出を改善する」やデトックス効果により「口臭の改善効果」などもあります。

また少し珍しい効果として「爪の補強」としての使い方もあります。爪は皮膚と一緒なのでビタミンなどが不足すると脆くなり、割れたり表面がボコボコになることも。そこでディルを煮詰めた液を爪に塗ると、弱った爪を強化することができると言われています。

ここからは、実際に家庭でどのようにディルを使っていけば摂取することができるのかを紹介していきます。なかなかハーブを使って料理をする機会がない方も、参考にすることで食卓に新たな香りを作り出すことができます。

一番手軽で、人気の使い方はやはり魚料理に使用することです。特に「スモークサーモン系のレシピ」との相性は抜群で、サーモンのマリネに添えるだけで手軽に取ることができます。

またムニエルやカナッペ、サンドイッチなどのレシピも相性が良く、魚料理全般に使用できるので、魚料理の際にはぜひ使用して見てください。

そのままの「ハーブサラダ」は抵抗がある方もいらっしゃいますし、生野菜が苦手な方もいらしゃいます。そんな方には、たまごサラダやマカロニサラダなどに混ぜて使用する使い方のがおすすめです。

お酢との相性もいいので、カルパッチョ風サラダなどどんなサラダレシピにでも活用することができます。微妙に余ってしまったディルを使い切る方法としてもおすすめです。

お酢との相性もいいディルは、ビネガーを作るのにもぴったりです。作ったディルビネガーのレシピは、オリーブオイル・酢・塩・こしょうなどと混ぜて、オリジナルのドレッシングにもできます。

ディルビネガーは1週間ほどで完成し、1ヶ月ほど持ちますが、大量に作ってしまうと使い切らなかった際が勿体無いので、少量づつ作ってみましょう。

ハーブ類は、そのハーブによって適切な保存方法が異なります。正しい保存方法で、ディルを日々の生活に取り入れられるようにして起きましょう。

特にディルは成長スピードも早く、花が咲く前に切って摘芯を繰り返すことで、たくさん収穫することができます。育ったディルは定期的にしっかりと保存していきましょう。

冷蔵庫で保存する場合は、蓋つきの縦長の容器に1cmほど水を入れ、茎の先端だけが水に触れるようにし、蓋を閉めます。そうすることで1週間ほど新鮮な状態で保存し、すぐに使えるようにできます。

一般的にハーブ類は、長期保存する際「乾燥保存」のイメージがありますが、ハーブの乾燥保存は難しいため、手軽な冷凍保存を活用して見ましょう。

余分な水気を取り、ディルを密封袋などに入れます。そのまま冷凍庫に保存をし、なるべく1ヶ月以内に使用しましょう。

若干風味は落ちることがありますが、特にディルの効果・効能などは劣化することなく使用できおすすめです。使い方は「冷凍のまま」で使うことができるので手軽でおすすめの保存方法です。

ディルを実際に使用した、ハーブ料理を紹介していきます。様々な料理に使えるので、ここでのレシピを参考にいろいろな使い方でディルを楽しみましょう。健康にもいいので、育てながら日々の食卓に並べて見てはいかがでしょう。

ディルシードを使用した簡単レシピです。ビニール袋に「鶏ガラスープの素・お酢」を入れ、お好みのサイズに乱切りしたきゅうりを投入。

しっかりともみ込み、馴染んできたら冷蔵庫で2日ほど寝かせます。その間に上下を返し、全体がきちんと混ざるように、もみ込み作業をすると味がなじみやすくなります。

常備菜としてもおすすめの一品です。ディルは硬い軸の部分は取り除きみじん切りにします。顆粒コンソメはお湯で溶かしておきましょう。ボールに「ディルソース」の調味料を入れ混ぜたら、最後に刻んだディルを入れます。

じゃがいも皮をむき水に湿らせ、ラップで包みレンジで加熱し、蒸しじゃがいもも作ります。いんげんは筋を取り、一口大に切った後塩茹でをしましょう。最後に「ディルソース」をかければ完成です。

いんげん以外にも「アスパラガス・ベーコン」なども相性がいいので、お子様などにもおすすめの副菜になります。ディルソースはステーキソースとしても活用できるので、覚えておくと重宝します。

白ワインとの相性もいい爽やかなサラダ。サバは3枚おろしにし、小骨などを取り除き塩を振って室温で1時間ほど置き、米酢を使って洗い表面についている塩や臭みを取ります。キッチンペーパーで綺麗に拭き取り、バットに新しい米酢と輪切りレモンを入れ、1時間ほどしめます。

汁気を拭き取ったら食べやすいサイズにそぎ切り、ボウルに切ったサバや野菜・ディル・ルッコラ・レモン汁・しょうゆ・オリーブオイルを加えサッと混ぜたら完成です。シメサバを作る作業に時間はかかりますが、魚との相性抜群のディルを楽しめる一品です。

旬の秋鮭を使う大満足のディルレシピ。オーブントレーにクッキングシートを引きそこに「醤油・オリーブオイル」を垂らし混ぜます。サーモンを上に乗せバターを上部に塗り、みじん切りしたディルを振りかけ、周りにはフィンネルとブラックペッパーを散らしましょう。

230度のオーブンで20分焼く間に、さつまいもを輪切りにし水にさらし、エリンギ・ベーコンを食べやすいサイズにカットしオリーブオイルで炒め、さつまいも・白ワイン・輪切りレモン・クローブ・はちみつ・ローリエ・ブイヨンを加え煮立てていきます。

落し蓋をし水気が少なくなり、サツマイモが柔らかくなったら完成です。サーモンとサツマイモをお皿に盛り付け、旬の秋の味覚の贅沢な一品にお出来上がりです。

ディルをたっぷり使ったレシピでディル好きにおすすめの一品。エシャロットまたは玉ねぎをみじん切りにし、ツナ缶の油を切り材料を混ぜ合わせるだけのお手軽なレシピです。

クラッカーに乗せて食べたり、パンに挟んでサンドイッチにしたりなど応用もできるツナマヨディップは、好みに応じてディルを増やしたり減らしたりすることもでき流ので、大量消費することもできます。

ツナマヨがベースなのでお子様でも食べやすく、ディルの栄養を手軽に取ることもできます。作り置きしておき、お酒のおつまみにも使用することができるので、おすすめのディルレシピです。

シンプルだけど癖になるディルレシピ。バターは常温に戻しレンジで10秒ほど加熱し溶かしておきます。じゃがいもは一口大に切り水にさらしておきましょう。「バターディル・ガーリックパウダー」を混ぜて、半量をフライパンに入れ温めてジャガイモを追加し絡めます。

じゃがいもにバターが絡んだら蓋をし8分ほど蒸し焼き状態に、じゃがいもに火が通ったら、残っていたバターを追加し、塩で味を調整し完成です。肉料理などの副菜としても相性抜群で、お酒のアテにもぴったりのお手軽な一品です。

ディルハーブは様々な効果・効能を持つ優秀なハーブです。今回紹介したレシピ以外にも、パスタ料理や長期保存可能なレシピなどもありますし、煎じたり香りを楽しんだりと多種多様な使い方があります。

手軽に栄養を取れる使い方として、ディルをたくさん使用したレシピもあるので、これまでハーブを使ってこなかった方でも、導入しやすいハーブとしてディルに挑戦して見てください。