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セパハンって何?バイクのハンドルを交換することで得られる効果やメリットも!

セパハンって何?バイクのハンドルを交換することで得られる効果やメリットも!
投稿日: 2022年6月22日最終更新日: 2022年6月22日

バイクがお好きな方の中には、愛車をカスタムして楽しむ人もいます。カスタムのひとつに、ハンドルを純正からセパハンに変えるというものがあります。「セパハン」とは、どのようなものでしょうか。セパハンにするメリット・デメリット、効果などをチェックしていきましょう。

セパハンはセパレートハンドルのこと見出し

Photo by halfrain

「セパハン」とは、セパレートハンドルという言葉を略した言葉です。左右一体型のハンドルと違い、クラッチ側のハンドルとブレーキ側のハンドルが分かれた状態になっているハンドルのことをいいます。

セパハンの特徴、メリットやデメリットなどをご紹介しましょう。バイクとセパハンに興味のある方なら、知っておくと良いのではないでしょうか。

セパハンの特徴見出し

バイクに興味のある方の中には、走行させるだけではなく、カスタムにも興味がある方が少なからずいるようです。まずは、セパハンについて詳しく知っておきましょう。合わせて、セパハンのデメリットや注意点もチェックします。

クリップハンドルとも呼ばれる

日本では、左右に分かれているハンドルのことを、セパハン(セパレートハンドル)と呼んでいます。一本のパイプを曲げて作られているハンドル(ワンピースハンドル・バーハンドル)と呼びます。

バーハンドルと比べてみると、セパハンは、ハンドル位置を低くしやすいこと、軽量に作ることができることもあって採用されたとのこと。

セパハンは、海外では「クリップオンハンドル」と呼ばれています。英語圏でセパハンと言うと、通じない可能性が非常に高いです。お気を付けください。

絞りや垂れの特徴

セパハンの話になってくると、聞かれる言葉は、「絞り」と「垂れ」ですが、これらは、どのようなことを指しているのでしょうか。

「絞り」は、バイクの車体を上から見た時の、「ハンドル先端のすぼまり具合」のことを指します。そして、「垂れ」は、車体を前方から見た時に「ハンドル先端がどれだけ下がっているか」のことをいいます。

セパハンの際に、上体を低く構えようとする時に、手首が無理な角度にならず、自然な角度になるように絞りを強くしている場合が多いです。中には、絞りや垂れを限界まで極める猛者もいるようです。

デメリットや注意点

セパハンにするデメリットは、転倒時のリスクがあること。セパハンで転倒してしまった際は、バーハンドルと比較して、車体の損害が大きくなる可能性が高いのです。

バーハンドルの場合は、転倒時にハンドルが支えとなってくれるので、車体へのダメージを軽減させてくれます。しかし、セパハンにすることで、ハンドルの角度が大きく、長さも短くなっているので、タンクを損傷させてしまう可能性が高くなるデメリットが生じてしまいます。

注意することは、セパハンになることで、ハンドルの位置が低くなってしまい、取り回しがしにくくなってしまうこと。基本的に、重量の軽いバイクは取り回しがしやすいです。

重量が軽いバイクでも取り回しが厳しくなることもあり、ハンドルの角度の状態によっては、ハンドルを切ろうとした際にハンドルとタンクの間に手を挟むトラブルが起こってしまうデメリットもあります。

セパハンにすることをお考えであれば、デメリットやバイクの取り回しのことも視野に入れて、ハンドル角度の調整をすることをおすすめします。

セパハンのメリットや効果見出し

セパハンにするデメリットや注意点を知ることができましたが、「メリット」もありますので、チェックしていきましょう。セパハンにするメリットとデメリットを知ってからでも、ハンドルの交換は遅くないです。

操作しやすくなる

セパハンを取り入れることで、得られるメリットのひとつに、操作がしやすくなるという効果も期待できます。ハンドルの角度を、自分に合った角度に自由に調節できるためです。

走行時の体や腕にかかるストレスが軽減されますし、コーナリング時にバイクの姿勢が安定しやすくなるというメリットもあります。あくまでも、適切な姿勢を取っている場合です。

乗車する姿勢を適切にしていない場合は、前傾姿勢になることで、腕や背中、首などが疲れてしまうことが考えられます。無理な姿勢は、良い効果が出にくく、デメリットになってしまうことも。

空気抵抗を軽減できる

セパハンにすることで、ライディングポジションは少し前傾姿勢となり、重心が下がるため、身体に当たる風が少なくなり、空気抵抗が軽減できる効果があるのだとか。当たる風が少なくなることで、安定感も出やすくなるようです。

セパハンにするだけで空気抵抗が変わるわけではなく、ビキニカウル等を取り付けることで、空気の流れが変わってくるので、結果として、空気抵抗が減る効果が期待できるのです。

見た目がかっこいい

セパハンを装着することで得られる効果のひとつに、見た目がかっこよいという効果もあります。車体前側の重心が下がったような感じになるため、見た目がスポーティーになり、印象がガラリと変わる効果があります。

ハンドルの位置が下がることで、絞り込みがあるように見え、このような効果が期待できるようです。角度などの絞りをきつくして、見た目にこだわる方もいるのだとか。

あまり絞りや垂れなどをきつくし過ぎると、車検が通らず、状態によっては「構造等変更検査」が必要になってくることがあります。お気を付けください。

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セパハンを使う方法見出し

バイクのハンドルをセパハンにしていく手順をチェックしていきましょう。セパハンに交換する手順や注意点などを挙げます。様々な工具類も必要になってきますので、事前に用意しておくことをおすすめします。

必要になる工具

ハンドル交換するために、必要になってくる工具です。ドライバー(プラス・マイナス)、レンチ類(ソケットレンチ・メガネレンチなど)、ステムナット用レンチ(30mm前後)、六角レンチが必要です。

他には、ゴムハンマー(トップブリッジの取り外し用に)、パーツクリーナー・潤滑スプレー、カッターナイフ、ラジオペンチがあるといいです。汎用性のセパハンにスイッチを取り付けるようなら、穴あけドリルもあるといいでしょう。

①バイクの部品を外す

バイクの部品を外していきましょう。ミラーやスイッチ類、ブレーキマスターシリンダーなど、ハンドルに付いている部品を外します。車種にもよるのですが、かなりの部品を外さないとならない場合もあるようです。

ミラーですが、車種によっては逆ネジになっていることがあるので、反対方向に回して破損しないように注意して外しましょう。

バーハンドルを取り外したら、トップブリッジを取り外し、ボルト類を外した後、トップブリッジの下からゴムハンマーで軽く叩いて少しずつ外してきましょう。

②バイクのハンドルを交換する

交換するセパハンを取り付けて、トップブリッジ下、あるいはフォークにクランプ止めをします。トップブリッジを取り付け、ブレーキやクラッチ、ワイヤーの取り回しをします。車種によっては、ブレーキワイヤーが足りず、ホースの交換も必要になるかもしれません。

高さ、絞り、垂れなど、ハンドルの調整をしますが、とりあえずの調整でOKです。バーエンドがタンクに当たらないようにお気を付けください。スイッチ類やグリップの取りつけ、ワイヤー類の取り回し調整をします。

ハンドルにガタがないか、切った時に異音がしないかをチェックしてください。バイクや交換をするセパハンによっては、手順が異なることもありますので、よく注意しましょう。

セパハンの取り付けですが、トップブリッジに固定するタイプと、フロントフォークにクランプして固定するタイプがあります。車種やセパハンによっては、スイッチ類を取り付ける際に、セパハンに穴を開ける場合もあります。

③車検に合わせた調整

セパハンに交換した後のハンドル幅+-2cm、高さ+-4cmを超えた場合は、そのままの状態だと車検が通りませんので、車検に合わせた調整が必要となります。セパハンに交換して、車検が通るようにするのであれば、上記の幅や高さを超えないように調整をしておきましょう。

もし、車検が通らないような状態を維持するのであれば、「構造等変更」をしなければなりません。この届出をしておくと、車検の度にハンドルの交換をする必要がなくなります。

「構造等変更」というのは、「車検証に登録されている内容に変更がある」ことを知らせるための申請で、車検が必要な車両に義務付けられています。

車検と同時に申請をすることが多いです。カスタムを行ってから15日以内に申請することが義務付けられているので、カスタムを車検の切れる15日以内にすると、車検までの残りの日数を無駄にしないで済みます。

車検の満了日前に構造変更を行った場合は、車検までの残りの日数を持ち越すことはできませんので、無駄になってしまいます。申請をする際は、自賠責保険などの有効期限にもお気を付けください

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セパハン交換後の操作のコツ見出し

セパハンに交換した後は、どのようなことに注意をしながら走行したらよいのでしょうか。バーハンドルからセパハンになったのですから、最初は違和感があるかもしれません。操作のポイントやコツ、注意点などを押さえておきましょう。

取り扱いで注意すべきコツ

バーハンドルの時と比べてハンドルの位置が全く違ってしまうので、駐車場での押し引きによる取り回しにも、十分、注意を払ってください。押し引きがしっかりとできるかどうか、バイクがしっかりと垂直になっているかどうか、しっかりと再確認をしましょう。

バイクを転倒させてしまうと、起こしにくくなってしまうので、ハンドル以外の部分に支えを作っておくなどの対策をしていくのも対策のひとつです。エンジンガードなどの装着を考えてもいいかもしれません。

Uターン

セパハンにしたことで、気にかかってくるのが「Uターン」などの小旋回でしょう。周囲の確認は必要で、公道の場合は後方からの車両に注意をします。

対向車側の道路を見るような感じです。後ろを振り返るくらい首を回していきます。その目線のままターンをするようにするとよいでしょう。

そして、ターンの際には、セルフステアを使うことでハンドルが切れていきますので、停止状態からいきなりターンでもいいですし、少し進んでからターンをしても。車体が倒れてくると、ハンドルも自然に切れてきます。

ハンドルを握っている腕の力を抜いておきましょう。アクセル開度が足りなかった場合は、そのまま内側にコケてしまうので注意します。

ニーグリップを強めて、うまくバランスを取っていくと、フルロックまで一気に切れていくので、アクセルオンで車体がぎこちなくならないように、リアブレーキは結構踏んでおく感じです。この時の目線は、まだ後ろです。

フルロックをしている状態でアクセルを開けていき、フロントタイヤが行きたい方向へ向けていければ、Uターンとなります。アクセルを開けることで、車体が起きますが、早すぎると大回りになってしまうので注意です。

このバランスを取るのが、リアブレーキと姿勢となります。コーナーでは遠心力が働くので、遠心力が弱かったり無かったりすると、転倒してしまいます

フルロック付近での切れ角や、ハンドルとタンクの隙間がどのくらいあるのかを、事前に確認しておくとよいでしょう。

アクセサリーなど

セパハンの交換が済んだら、あとはご自分のお好きなアクセサリーを車体に似合うように変えていくことになります。ミラーを交換を考えてみましょう。

ミラーを交換するのであれば、バーエンドタイプが人気があるようなので、おすすめです。ステーの短いタイプのミラーもカッコいいので、自分の好みと愛車に似合うかを検討してはいかがでしょうか。

セパハンにすると、ハンドルバーに取り付けるタイプのスマホホルダーを装着することができなくなります。セパハンでも取り付けることができるものもあり、ミラー部分にステーを固定することで、使用が可能です。

縦にも横にも対応しているタイプですと、どちらでも固定できるので、便利に使えます。充電しながら使えるタイプだと、より便利に使えるのでおすすめです。

もし、走行中の振動が気になるのであれば、ヘビーウェイトバーエンドを取り付けると良いでしょう。バーエンドが重くなるほど振動が抑えられるので、伝わってくる振動が軽減される効果があります。

ヘビーウェイトバーエンドを交換する際に気を付けることがあります。それは、バーエンドの重さをしっかりチェックすることです。元から付いているものよりも軽かった場合は、反対に振動が増えてしまい、乗り心地が悪くなってしまいます。

デザイン性が高いものはアルミ製が多いようです。アルミ製を選ぶと、ウエイトは軽くなってしまい、反対に振動が増えてしまう要因になってしまいます。ウエイトの重量がしっかりしているものは、デザイン性が低くなってしまうことが多く、相反しています。

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セパハンに交換してみよう!見出し

Photo bysms467

セパハンのメリットやデメリット、得られる効果などをお届けしました。セパハンの交換は、カスタム初心者を抜け出す第一歩かもしれません。その一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。セパハンで愛車をカスタムして、ライディングを楽しんではいかがでしょうか。

投稿日: 2022年6月22日最終更新日: 2022年6月22日

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