豚肩ロースのカロリーは？ダイエットにもおすすめのレシピも併せて紹介！

豚肉の中で豚肩ロースとはどんな特徴があるでしょうか。また他の部位に比べて、豚肩ロースはカロリーや栄養価はどのように違うのでしょうか。今回は豚肩ロースの特徴や栄養価、ダイエットにおすすめの調理方法や低カロリーレシピなどをご紹介します。

スーパーには様々な部位の豚肉がならんでいますが、豚肩ロースはその中でも少し厚めにカットされていることが多く、数枚が1パックに並んでいます。豚肩ロースによく似た部位にロースがあり、どちらを選んだらいいか迷ってしまうこともあります。

そもそも豚肩ロースとはどこの部位で、どんな特徴があるのでしょうか。またロースとの違いはどんな点にあるのでしょうか。まずは豚肩ロースについて基本情報をチェックしてみましょう。

豚肩ロースは豚の肩から背中にかけた部位で、肩に近い部分にあるため肩ロースと呼ばれています。豚肩ロースは赤身と脂身が霜降りになっているのが特徴です。

豚肩ロースは赤身と脂身のバランスがよく、ロースと比べると脂身が多く濃厚なコクと豚肉特有の旨味が感じられます。しょうが焼きやソテーなどにおすすめです。

ロースは豚の背中にある部位で、赤身と脂身がはっきりと分かれています。ロースは日本人の口によく合い、家庭で最も使われている部位です。柔らかく、脂身部分に甘味が感じられます。どんな料理とも相性がよく、トンカツやしゃぶしゃぶなどにもおすすめです。

豚肩ロースの部位の特徴について分かったところで、ここからは気になる豚肩ロースの100gあたりのカロリーと栄養価についてチェックしてみましょう。

豚肉はビタミンB群を多く含み、疲労回復に効果があると言われています。豚肩ロースはその他にどんな栄養があるのでしょうか。

また豚肩ロースは霜降りになっていますが、100gあたりのカロリーはどれくらいでしょうか。他の部位に比べて100gあたりのカロリーは高いのか、またダイエット向きといえるのかどうかチェックしてみましょう。

豚肩ロースの100gあたりのカロリーは256キロカロリーです。他の部位の100gあたりのカロリーを比べると、ロースは291キロカロリー、豚ももは225キロカロリー、豚バラ肉は434キロカロリーです。また、豚ひき肉の100gあたりのカロリーは236キロカロリーとなっています。

豚肩ロースはロースよりも少しカロリーが低く、脂身が少ない豚ももよりは少しカロリーが多くなっていることが分かります。

ここからは豚肩ロースの栄養価をチェックしていきます。豚肩ロースは、豚肉の中でもビタミンB1が多く含まれている部位で、100gあたり0.7mg含まれています。

ビタミンB1はエネルギー代謝に欠かせない栄養素で、「代謝ビタミン」とも呼ばれています。ビタミンB1は糖質を燃焼させエネルギーに変える働きがあり、不足するとだるさや疲労、食欲不振などの症状が見られるようになります。

また豚肩ロースにはビタミンB12も豊富に含まれています。ビタミンB12は赤血球の形成を手助ける働きがあり、貧血予防に効果があります。不足すると、立ちくみや息切れ、動悸などの症状が見られることもあります。

続いて豚肩ロースの100gあたりの糖質量をチェックしてみましょう。豚肉の糖質量はほぼゼロに近く、豚肩ロースも0gとなっています。

100gあたりの糖質量を他の部位と比べても、豚ロースは0.2g、豚もも肉は0.2g、豚バラ肉は0gとなっています。豚肉はどの部位でも糖質量が少なく、ダイエットなどで糖質量が気になるでもそれほど心配することはないでしょう。

たんぱく質は炭水化物・脂質とともに三大栄養素の一つで、エネルギー源に関わる重要な栄養素です。 人間の筋肉や臓器、皮膚などの構成にかかわり、また身体に必要なホルモンや酵素などを調節する働きもあります。

たんぱく質が不足すると、体力や免疫力が低下するおそれがあります。豚肩ロースにはたんぱく質が100gあたり17g含まれています。これは豚ロースや豚もも肉とほぼ同量で、豚ヒレよりはやや少なくなっています。

肩豚ロースの100gあたりのカロリーや含まれている栄養価についてチェックしましたが、それでは豚肩ロースはダイエット向きの部位でしょうか。

豚肩ロースは脂身が多く含まれているので、豚ヒレ肉や豚もも肉に比べるとカロリーは少し高くなります。そのためダイエット中に豚肩ロースを食べる時は、肩ロースの中でも脂身が少なく赤身が多いものを選ぶのもおすすめです。

また調理方法を工夫して脂身を少なくし、カロリーオフに努める必要があります。ここからはダイエットにおすすめの豚肩ロースの調理方法についてご紹介していきます。

豚肩ロースは豚ロースよりもカロリーが低いため、しゃぶしゃぶではダイエット向けと言われることがよくあります。しゃぶしゃぶは肉を湯にくぐらせることで余分な脂を落とすことができ、豚肉料理の中でもダイエット効果の高い料理です。

さらにしゃぶしゃぶは野菜と一緒に食べることが多く、焼肉や生姜焼きなどに比べるとダイエット向けといえるでしょう。しゃぶしゃぶを食べる時は、野菜をたっぷりと用意するのがおすすめです。

またしゃぶしゃぶにした肩豚ロースはレモン汁をかけると、レモン汁に含まれるクエン酸が脂肪を燃焼させるためダイエット効果が高まります。しかししゃぶしゃぶはつけ汁によってはカロリーが高くなりので、ポン酢など低カロリーのつけ汁を使いましょう。

肩豚ロースの脂身を取り除いてしまうとカロリーを抑えることができます。ダイエット中に脂身が気にある方は、思い切って脂身をカットしてから調理しましょう。

豚肩ロースの脂身はコクや旨味が多く含まれているので、カットしてしまうと旨味が少し減ってしまいますがダイエットにはおすすめの方法です。

ダイエット中に肩豚ロースを食べたい時の方法として、脂身を取り除く方法をご紹介しましたが、完全にカットしてしまうと料理が味気なくなってしまいます。そこで豚肩ロースの旨味や栄養を残したいときは、調利方法を工夫することが必要です。

ここからは、低カロリーでダイエット向きでありながら、豚肉料理を美味しく仕上げる秘訣をご紹介していきます。後ほどレシピもご紹介しますので、参考にして美味しい豚肩ロースの料理を作ってください。

肩豚ロースのカロリーを抑えたいときは、下準備の段階で熱湯で軽く湯通しするという方法がおすすめです。これはしゃぶしゃぶと同じ考え方で、湯通しすることで余分な脂が落ちます。

またかたまり肉であれば、水から下茹でするのもおすすめです。水から茹でると、肉質が固くならないので、その後に様々なレシピに使うことができます。

さらに、肩豚ロースを蒸す方法もダイエットに効果があります。こちらも余分な脂が落ちるのでカロリーが低くなります。塩を振って蒸すだけで美味しい料理に仕上がります。ポン酢やレモン汁をかえて食べるのもおすすめです。

豚肩ロースは照り焼きやソテーにすると美味しいのですが、フライパンで焼く場合は肉から出る脂をこまめにキッチンペーパーで拭きとるといいでしょう。脂分が少なくなりさっぱりと仕上がるだけではなく、肉の臭みも抑えられます。

また、豚肩ロースを網焼きグリルやトースターで焼くと余分な脂が下に落ち、ベト付かず美味しく仕上がります。トースターで焼く場合はトレイにアルミホイルを敷いておくと、後始末が簡単です。

豚肩ロースのヘルシーな調理方法をご紹介しましたが、ここからは実際におすすめのレシピをご紹介していきます。炊飯器で作る塩豚や揚げない酢豚など、ヘルシーなレシピをご紹介しますので、ぜひいろいろ作って味わってみてください。

こちらのレシピは油を使わずに作ります。そのためカロリーを抑えることができ、ダイエット中の方にもおすすめです。材料を炊飯器に入れてスイッチを押すだけなので、忙しい時でも簡単に作れます。かたまり肉で作くるのがおすすめです。

こちらのレシピは豚バラ肉でも作れますが、豚肩ロースを使うとカロリーを抑えることができダイエット中のレシピにも使えます。お鍋でコトコトと煮るだけなので忙しい日でも簡単にできます。お弁当のおかずにもおすすめです。

酢豚は、豚肉を油で揚げてから調味料を絡めるためカロリーが高めになってしまいます。こちらのレシピはヘルシーな豚肩ロースを使い、肉を揚げずに使うためカロリーを抑えることができます。そのためこちらのレシピはダイエット中にもおすすめです。

ポークジンジャーは誰にでも好まれるおすすめ料理です。ショウガを使っているためご飯のおかずによく合います。

こちらのレシピは豚肩ロース薄切り肉を使ってカロリーを抑えています。レシピではピーマンとパプリカを使っていますが、冷蔵庫にある野菜を使ってもいいでしょう。

先ほどご紹介したように、しゃぶしゃぶはダイエット中にもおすすめのレシピです。こちらのレシピではレタスや野菜がたっぷり食べられるので、とてもヘルシーです。タレはゴマだれがおすすめですがカロリーが高めです。気になる方はポン酢を使うといいでしょう。

豚肩ロースは赤身と脂身のバランスがよく、旨味がたっぷりと乗った美味しい部位です。カロリーは少し高めですが、調理方法を工夫するとカロリーを抑えることができます。おすすめのレシピをご紹介しましたので、ぜひ家庭で作って味わってください。