ダイソーの無水エタノール6選！消毒用エタノールとの違いは？

手洗いに使うエタノール液が注目されている昨今ですが、ドラッグストアや薬局で一般的に販売されているエタノールには大きく3種類のエタノールがあるのはご存じでしょうか。

3種類のエタノールの中の1つが無水エタノールです。無水エタノールは、100円ショップのダイソーでも販売されていて、色々な使い方ができます。今回は、安いのに超優秀な無水エタノールについて詳しくご紹介します。3種類の違いも要チェックです。

100円ショップのダイソーで気軽に購入でき、色々な使い方ができるおすすめの無水エタノールですが、そもそも無水エタノールとは何なのでしょう。まずは、気になる無水エタノールの正体について詳しく説明していきましょう。

ダイソーでも購入できるおすすめの無水エタノールは、簡単に言ってしまえば、アルコールの一種です。

「無水」と「エタノール」を分解して考えた時、エタノールとはブドウ糖やショ糖、果糖などの植物性原料をアルコール発酵させたものなので、それらの原料に水を加えないほぼ無水、つまりほとんど水で薄めない高濃度のエタノールが無水エタノールということになります。

ダイソーでも購入可能な無水エタノールとは別のエタノールの種類に、ドラッグストアなどで販売されている消毒用エタノールがあります。無水エタノールと消毒用エタノールの違いは、エタノールの濃度です。

無水エタノールの濃度が95.5%以上であるのに対し、消毒用エタノールの濃度は76.9～81.4%と低い値で、10%以上濃度に差があり、これが2つのエタノールの大きな違いになっています。

無水エタノールと消毒用エタノールの他に、濃度95.1～96.9%の「エタノール」も販売されています。エタノールは、精製水による濃度調整がされていて、消毒用エタノールよりも濃度が高く、無水エタノールよりも濃度が低いという間の濃度がエタノールです。

エタノールと間違いやすい危険な薬品として、メタノールもあるので、覚えておきましょう。メタノールは燃料用アルコールで、工業用に使われるものです。

ドラッグストアでも販売されていますが、人体に有害なメチルアルコールが原料で、消毒用エタノールや無水エタノールとは違いますので、間違って消毒や殺菌などの用途では使わないようにしましょう。

消毒用エタノールと違い、エタノール濃度の高い無水エタノールは、ダイソーで簡単に購入することができます。気軽に購入できるダイソーの無水エタノールを使った商品をご紹介します。

商品名は、変わる可能性もありますが、類似商品はダイソーの店頭に並んでいる可能性が高いので、ぜひチェックしてください。

99.9%ウイルスを除去してくれる乾燥する季節にもピッタリのダイソーの無水エタノールを使った除菌スプレーです。

繊維製品の抗ウイルス性試験ISO21702に準じた試験や皮膚刺激性テスト実施済みの安心して使えるスプレーは、身の回りの除菌にとても役立ちます。使い方は、スプレーしてそのまま乾燥させるだけ。

商品サイズは4×14.5×4cmで、内容量は110ml、成分は水、エタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、ポリアミノプロピルビグアニド、ベンザルコニウムクロリド、BGです。

天然発酵由来の成分が配合されたピカソ美化学研究所から販売されている無水エタノールを使用したダイソーのハンドジェルです。

水不要のどこでも簡単に消毒できる嬉しいジェルタイプなので、使い方としては出先での手指や皮膚の洗浄や消毒に最適です。新型コロナに効果的であると言われている界面活性剤の塩化ベンゼトニウムが使われているのもポイントです。

サイズは直径3.7×11.5cmのボトル型で、容量は80ml、200円で販売されています。成分は、ベンゼトニウム塩化物、エタノール、カルボキシビニルポリマー、グリチルリチン酸二カリウム、トリエタノールアミン、ユーカリ油です。

頻繁に行うアルコール消毒で手荒れが気になる方におすすめなのが、ダイソーの無水エタノールを使った保湿成分配合のハンドジェルです。アルコール濃度は59%と低めなので、低濃度のアルコールジェルを探している方にはぴったりです。

ヒアルロン酸とトレハロースの2種類の保湿成分が配合されていて、しっかり皮膚を守ってくれます。使い方としては、子育て中や医療、介護、飲食などのお仕事をされている方におすすめです。

成分はエタノールと水の他、カルボマー・トレハロース・AMP・ヒアルロン酸・メチルパラベンが使われています。

ダイソーのマスク用の無水エタノールを使ったスプレーです。メントールが配合されているので、マスクにひと吹きすることでひんやりとした爽快感を感じます。

エタノールの効果で除菌もできるため、外出先でも清潔にマスクを使用できます。使い方としては、不織布のマスクなど、使い捨てマスクが手に入らない時、繰り返し使うマスクの消毒に便利です。風邪の流行る時期に一つ持っておきたい無水エタノールです。

ダイソーで販売されているシミ対策エッセンスは、プレセンタエキスというブタ由来の成分がふくまれたシミ対策の美容液です。メラニンの生成を抑え、日焼けによるしみやそばかすを防ぎ、みずみずしい感触の美容液です。

商品サイズは直径3.5×6.5cm、内容量30ml、成分はアラントインエタノール、プロピルパラベンなどです。使い方としては、いつもの日焼け止めがなくなった時のつなぎや、急ぎの日焼け対策などにおすすめです。

ダイソーで販売されている金鳥の虫よけミストは、無香料、低刺激、保存料無添加の金鳥ブランドのおすすめの虫よけです。

使い方として、キャンプや行楽地、フェスなどで虫よけを忘れた時にはぜひおすすめ。サイズは5.9×3.5×19.7cm、内容量は160ml、成分はディート、水、エタノールです。

消毒用エタノールと違い、濃度の高い無水エタノールですが、ダイソーなどで無水エタノールがない時は手に入りやすい代用品を使うこともできます。知っていると便利な、無水エタノールの代用品をご紹介します。ぜひチェックしておきましょう。

無水エタノールの代用品に日本の酒造メーカーであるドーバー酒造株式会社が製造、販売しているパストリーゼがあります。

正式な名称はパストリーゼ77といい、アルコール度数77%の高純度カテキン配合のアルコール製剤です。除菌、消毒、抗菌ができるのはもちろん、直接食材に噴霧できるほどの高い安全性もポイントです。

パストリーゼは、ドラッグストアや薬局で扱っている他、イオンやイトーヨーカドーなどの大型店舗や、ホームセンター、ドキホーテや東急ハンズなどでも扱いがあります。また、Amazonや楽天でも購入することができます。

種類も豊富で、5リットルのポリ容器から、定番のスプレーヘッドタイプ、置き型ポンプボトル、携帯用スプレーなど詰め替えボトルも併せると8種類の商品が展開されています。

無水エタノールの代用品として、簡単に手に入るのが度数の高いお酒です。イオンや西友などのスーパーや家電量販店、ドラッグストアなどで比較的手に入りやすい高濃度のお酒として、ポーランド産のウォッカ、スピリタスがあります。

70回以上蒸留を繰り返すことによって作られているスピリタスの濃度は96％で、世界一アルコール度数の高いお酒と言っても過言ではありません。

スピリタスは、500mlで約1800円で販売されています。お酒好きの方で自宅に常備されていれば、すぐに無水エタノールのダ用品として使うことができます。

他にもアメリカのスピリッツ、エバークリアはアルコール濃度95%、ブルガリアのウォッカ、バルカンや日本産のトーバースピリッツはアルコール濃度88%も無水エタノールの代用品になり得ます。ただし、無水エタノールの代用品となるお酒は蒸留酒のみなので注意してください。

傷の消毒や洗浄に使うオキシドールも無水エタノールの代用品になります。消毒用エタノールのトップメーカーである健栄製薬が展開しているオキシドールは、ドラッグストアなどで簡単に購入することができます。

ちょっとした傷の治療などに便利なので、自宅に常備している方も多いかもしれません。無水エタノールがない場合は、オキシドールで十分代用品になります。

消毒用のエタノールは、ダイソーなどで購入できる無水エタノールと違いアルコール濃度が低く、十分な代用品とは言えないかもしれません。

しかし、無水エタノールを水で薄めて使用するような場合など、用途によっては、十分代用品になります。パソコン掃除などは消毒用エタノールでも十分です。

アルコール濃度が高く、ダイソーでも販売されている無水エタノールは色々な使い方があります。消毒用エタノールとは違い揮発性が高い特徴を生かした6つの使い方を詳しくご紹介します。ダイソーの無水エタノールの商品なども活用し、上手に使ってみてはいかがでしょう。

揮発性の高い無水エタノールは、噴霧器で吹き替えてもすぐに蒸発して乾きます。揮発性の高さを利用した使い方が、パソコンや家電製品などの掃除です。

電子レンジや冷蔵庫、パソコンのキーボードやスマホの掃除など、水を使えない電化製品や家電は、無水エタノールを使って掃除しましょう。

綿棒や綺麗なクロスに無水エタノールを吹きかけ、少し湿らせた状態でパソコンなどの電化製品の汚れを取るようにします。家電製品の細かい部分は綿棒を使うのも便利です。

直接パソコンなどの電化製品に無水エタノールを吹きかけるのではなく、いったんクロや綿棒に吹きかけてからパソコンなどを掃除するのがおすすめです。

純粋な無水エタノールが手に入らない場合は、ダイソーで購入できるウイルス除菌スプレーや先ほどご紹介したパストリーゼや度数の高いお酒、オキシドールなどでも代用可能です。

無水エタノールがあれば、自分好みのアロマスプレーを作ることもできます。作り方は、使いやすいスプレー容器に無水エタノールと好みの香りの精油を入れて混ぜ、そこに精製水を加えて、さらに混ぜるだけ。

自分好みの精油を準備すれば色々な香りのアロマスプレーができます。気分に合わせて使い分けするのもおすすめです。とても簡単に、あっという間にできてしまうのでぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

お出かけ前やリフレッシュしたい時にさっと一振りするのがおすすめ。消毒用エタノールが代用品になりますが、精油がしっかり混ざらない場合があるので、できれば無水エタノールがおすすめです。

無水エタノールとハッカ油にグリセリンと精製水があれば、アロマオイルと同じ要領の作り方で虫よけスプレーもできてしまいます。グリセリンを使用するのは、ハッカ成分がすぐに揮発してしまわないようにするためや保湿効果を高めるためです。

無水エタノールで虫よけスプレーを作る際の分量配分は、無水エタノールが80ml、グリセリン10ml、精製水10ml、ハッカ油2mlです。

最初に無水エタノールとハッカ油をよく混ぜることで精製水やグリセリンも良く混ざるようになるので、順番をしっかり守って混ぜ合わせてください。

虫よけに使うスプレーボトルの中で、無水エタノールとハッカ油をよく混ぜ合わせます。その後、精製水とグリセリンを加え希釈し、さらに良く振り混ぜます。

アルコールに弱い方は、この時点でより多めの精製水やで薄めの濃度に調整することで、自分に合った虫よけを作ることができます。敏感肌の赤ちゃんやペット用としてもおすすめです。

グリセリンや精製水はドラッグストアやホームセンターなどで販売しています。良く扱われているグリセリンは健栄製薬の100mlで400円程度の商品です。

精製水は、ドラッグストアやホームセンター、通販サイトで購入することができますが、ダイソーでの販売はありません。

ドラッグストアなどで販売されている精製水には、コンタクトレンズに特化した精製水や、スキンケアや肌の保湿を目的とした医療用の精製水、手作り化粧水などのベースになる化粧用の精製水の3種類があります。

そのうち虫よけスプレーに使うのは化粧用の精製水です。値段は安いものなら500mlで200円前後です。急ぎの場合は、ダイソーの虫よけスプレーもぜひおすすめです。

家具や家電製品などに貼りっぱなしのシールやシールの剥がし跡がある場合は、無水エタノールが大活躍します。貼ってあるシールやテープ、シールの剥がし跡に無水エタノールをかけて、全体に湿らせます。しばらく時間を置いたら、のりベラなど平らなへらを使ってそぎ落としましょう。

シールなどに使われているのりは、アルコールに溶けやすい成分が含まれていて、それが無水エタノールに溶け出すことによって、粘着力を失い、きれいに剥せるようになります。無水エタノールがあれば、大事な家具のシールもきれいに剥すことができます。

パソコン掃除もできる無水エタノールを使って、さっぱりとした化粧水を作ることもできます。使う材料は、グリセリン、精製水、無水エタノール、精油の4種類です。

グリセリンや精製水は、虫よけスプレーの項でご紹介した場所と値段で購入することができます。大量に欲しい場合や、定期的に必要な場合は通販がおすすめです。

作り方は、まずガラスの容器などに無水エタノールとグリセリン5mlを入れ、精油を一滴たらしてよく混ぜ合わせます。精製日水40mlを加えてよく混ぜれば完成です。好みの瓶に入れ、保管しておきます。

瓶は遮光性のものを使うとベスト。無い場合は、ガラス瓶に日光が当たらないように保管しましょう。また、使うときにはよく振ってから使用するのがポイントです。精油はお好みのものでOKです。

パソコン掃除もできる無水エタノールは、消毒用エタノールに比べアルコール濃度が高いので、すぐに揮発してしまうのが難点です。しかし、使い方のポイントを抑えれば、消毒用エタノールと同じように消毒用として使うことができます。

手指の消毒には、手のひらにたっぷり、滴るくらいのエタノールをとります。揮発してしまう前にしっかり皮膚にすり込み馴染ませることによって、消毒の効果が発揮されます。

無水エタノールを消毒用エタノールの代わりに使う場合、この、「揮発してしまう前に馴染ませる」ことが最大のポイントになります。

また、マスクの消毒にも無水エタノールが便利です。スプレーボトルなどに入れ替えた無水エタノールをマスクに噴霧するだけで、消毒されます。好みのアロマオイルなどを垂らせば、マスクの中も呼吸も快適です。

ダイソーで販売されている無水エタノール、マスク用スッキリ爽快冷感スプレーはすぐにスプレータイプになっている使いやすい無水エタノールです。

パソコン掃除など色々な使い方ができ、ダイソーでも販売されている無水エタノールですが、いくつか使う際に注意しておきたいポイントがあります。

パソコンの掃除などで無水エタノールを使う際の注意点をご紹介しておきましょう。ダイソーで購入できる無水エタノール商品にも通じる注意点ですのでぜひチェックしておいてください。

消毒用エタノールと違い高い濃度の無水エタノールは、瞬間的に揮発する性質があります。無水エタノールに素手で触ると、アルコールが揮発する時に肌の水分を奪うため、手が荒れてしまいます。

パソコンや家電製品の掃除などで無水エタノールを使う時や、手作りの化粧水や虫よけスプレーを作る時には、必ずゴム手袋をして作業するようにしましょう。

また、揮発した無水エタノールのアルコール成分は、空気中に残るため、部屋の中で無水エタノールを使ってパソコンなどの電化製品を掃除をする時や、手作りの虫よけスプレーや化粧水を作る時には、必ず換気するようにしましょう。

長時間密閉された空間にこもって無水エタノールを使うと、気分が悪くなる可能性があります。特にアルコールに弱い人は、発心や肌のかゆみなど、何らかの症状が出る場合もあるので、症状が出た場合は、すぐに使用を中止する必要があります。

また、小さい子供いる空間では特に注意が必要です。喚起を確かめ、無水エタノールの扱いに十分注意を払いながら作業しましょう。

消毒用エタノールと違い濃度が高い無水エタノールは、燃えやすく蒸発しやすい性質があります。そのため、ストーブなど火気のそばで使うのはとても危険です。また、ガスやコンセントなどの近くで保管するのも危険です。

保管している無水エタノールやダイソーの無水エタノール商品のフタはしっかり閉めておくことが大切です。

中途半端に蓋が閉まった状態では、隙間から無水エタノールのアルコール成分が漏れて引火の原因になることも考えられますし、逆に空気中の水分を吸収して濃度が薄くなる可能性もあります。

無水エタノールやダイソーの無水エタノール商品を保管する時には、しっかりと蓋を閉め、火気のない場所、子供の手が届かない場所で保管するようにしましょう。

消毒用エタノールとは濃度に違いがある無水エタノールは、優れた洗浄力を持つため、家電製品やパソコンなどの掃除にとても役立ちます。

しかし、反面、家具の塗装や革製品などを変色させてしまうこともあります。大事な革製品などを間違ってダイソーの無水エタノールで拭いたりしないように注意しましょう。

無水エタノールを使って掃除や手入れをする際には、あらかじめ掃除するものの素材をしっかり確かめてから行うことが重要です。

無水エタノールを使わない方が良い素材として、PSという表示のあるスチロール樹脂や、AS樹脂やABS樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ナイロン、皮製品があります。

いかがでしたでしょうか。エタノールや消毒用エタノールとは濃度に違いがある無水エタノールは、パソコンの掃除など色々な用途に使える便利な薬品です。

ダイソーでも購入できるおすすめの無水エタノール商品は、いざという時に持っているととても便利です。ぜひ無水エタノールでコスパよくお掃除してみてはいかがでしょう。