レクタタープの特徴をおさらい!
タープとは布状の屋根のことで、キャンプの時に日差しや雨などを防ぐために使います。タープは形状によって呼び方が異なり、ヘキサタープやウイングタープなど様々なものがあります。
その中で長方形のものを「レクタタープ」といいます。今回はこのレクタタープの特徴やおすすめ製品、簡単な張り方、アレンジ方法などをご紹介します。
自由度が高いタープ
タープの中でもレクタタープは日陰スペースを広く作ることができるので、大人数のキャンプにおすすめです。
またポールの本数を増やしたり高さを調節することで様々なアレンジができ、自由に張り方を変えることができます。自由度が高く、初心者にも使いやすいタープです。
テントとの違い
テントとタープは一見、同じように見えますが役割が違います。テントは基本的に「寝室」として使われるプライベート空間で、床があり周囲が覆われています。一方、タープは「リビング」として使われる開放的な空間です。タープはテントより軽く、設置も簡単です。
たたみやすいのも魅力的
タープはテントに比べてたたみやすいのも特長です。特にレクタタープは長方形なので角が分かりやすく、初心者でも比較的簡単にたたむことができます。テントの撤収は時間がかかりますが、レクタタープは扱いやすく、設営や撤収が簡単にできます。
レクタタープの選び方
一口にレクタタープといってもメーカーによって特長が異なり、初心者はどれを選んだらいいか迷ってしまいます。
そこでここからは、レクタタープの選び方のポイントをご紹介していきます。サイズや機能性などのポイントを押さえて、使いやすいレクタタープを選んでください。
サイズ
レクタタープは使用する人数に合わせて選んでください。パッケージに定員が表示されているので参考にするといいでしょう。
ただしテーブルや椅子などを置くと、狭く感じることがあります。ゆとりがあるほうが快適に使えるので、少し大きめを選ぶのがおすすめです。
素材
レクタタープの多くはポリエステル製で、速乾性や耐久性に優れています。比較的安価で、初心者にもおすすめです。
ナイロン製は軽量で持ち運びに便利です。またテントの素材としても人気があるコットンは、通気性がよく結露がしにくいのですが、耐久性に劣ります。
遮光性
レクタタープは日差しよけとして使うので、遮光性の高いものを選んでください。厚みのある生地のほうが遮光性が高いのですが、厚くなるほど重くなるので、適度な厚みのものを選んでください。また色が濃いものほど遮光性が高いので、夏は黒や茶色がおすすめです。
付属品
レクタタープの設営にはポールやペグなどが必要です。必要な付属品が含まれているかどうかチェックするようにしてください。また地面が硬い場合、ステンレス製などの頑丈なペグが必要になります。初心者には分かりにくいので、経験者に確認しておくといいでしょう。
持ち運びのしやすさ
キャンプは荷物が多くなりがちなので、携行性を重視する場合はポリエステル製やナイロン製の軽いレクタタープを選ぶのがおすすめです。
また張り方やアレンジ方法によってはポールの数が増え、全体的に重くなる場合がありますので、事前に確認しておくといいでしょう。
おすすめのレクタタープ19選!
ここからはおすすめのレクタタープを19選ご紹介します。ソロキャンプにおすすめのミニサイズからグループで使える大型サイズまで、様々なタイプをご紹介しますので、人数や用途に合わせて選んでください。
ファイアプレイス TCレクタタープ(Soomloom)
こちらはポリコットン素材のナチュラルな風合いのレクタタープで、遮光性や通気性に優れています。また難燃性が高く、焚き火の火の粉が飛んでも穴があきにくくなっています。ループが16か所あり、テントと結合したりアレンジをしたりと様々な使い方ができます。
カーリ テック ミニ タープ(ノルディスク)
北欧発の老舗アウトドアブランド、ノルディスクからはポリコットン素材のレクタタープが販売されています。
小さめのサイズで、少人数で使うのにおすすめです。遮光性や通気性に優れ、夏は涼しく冬は結露がしにくいのが特長です。テントに結合するなどアレンジも可能です。
ソロキャンレクタタープ NE1232(ノースイーグル)
軽量でコンパクトなソロキャンパー向けのレクタタープです。付属の収納ケースにコンパクトに収まるので、ツーリングにもおすすめです。高い防水性や紫外線カットなど機能的にも優れています。張り方も簡単で、使い勝手のいいレクタタープとして人気があります。
レクタタープ(ユニジア)
210Dオックスフォード生地を使った耐久性の高いレクタタープで、高い防水性能が備わっています。紫外線カット機能もあり、コスパがいい製品として人気があります。複雑なフレームがないので張り方が簡単で、初心者でも簡単に組み立てられます。
システムタープレクタ(オガワ)
210Dの厚手のポリエステル生地を使ったレクタタープで、高い防水性能を備えています。遮光コーティングが施されていて、天気を気にせずに使用できます。付属の収納袋にコンパクトに収まるので持ち運びも簡単です。テントと結合するなどアレンジも可能です。
トレッカー レクタタープ UA-1082(キャプテンスタッグ)
こちらは1~2人用のレクタタープで、ミニサイズのため張り方も簡単です。耐久性の高いポリエステルリップストップ生地を使っていて、高い防水性能もあるので雨が降っても安心です。付属の収納袋にコンパクトに収まるので、ツーリングにもおすすめです。
HDタープ シールド・レクタ L Pro セット(スノーピーク)
こちらのレクタタープや8人用の大型サイズで、広い日陰スペースが作れます。遮光性の高いシールド加工が施された厚みのある生地を使っていて、日差しの強い夏場でも快適に過ごせます。また高い防水性と優れた耐久性があり、テントと結合して使うと便利です。
レクタタープTC(フィールドア)
ポリコットン素材を使った耐久性・遮光性・難燃性に優れたレクタタープです。火の粉が飛んでも穴があきにくく、キャンプの夜に焚き火をすることも可能です。大型タープで、4~6人で使用しても余裕があります。ポールを追加すれば、さまざまなアレンジが可能です。
焚火タープコットンレクタ(テンマクデザイン)
こだわりのキャンプギアを作っているテンマクデザインからは、火の粉が飛んでも穴があきにくい、コットン素材のレクタタープが販売されています。少し重くなりますが、キャンプの夜に焚き火を囲んで楽しみたい人におすすめです。4~6人で利用できる大きさです。
スクエアタープDX(コールマン)
人気アウトドアブランド、コールマンからは、スクエア型のタープが販売されています。4~6人で利用しても余裕がある大型タープで、日陰スペースを広く確保できます。UV加工や防水加工が施されていて、安心してキャンプができるようになっています。
ライトタープ ポンタシールド STP-380(スノーピーク)
レクタタープとヘキサタープのメリットを合わせた新しいデザインのタープですポール2本で自立できるため張り方が簡単で、初心者にも使いやすいでしょう。
約570gと軽量で、コンパクトに折りたためるのでソロキャンプにもおすすめです。遮光性にも優れ、夏場に活躍します。
カリ12(ノルディスク)
ノルディスクのレガシーシリーズの中でも最小のタープで、付属の収納用バッグにコンパクトに収まるので、ソロキャンプにおすすめです。耐久性の高いコットン素材を使っていて、防水性にも優れています。テントと併用して使うのもおすすめです。
WマスターTMスクエアタープL(コールマン)
スクエアタイプの大型タープで広々とした日陰スペースが確保でき、グループや2家族でキャンプを楽しむのにおすすめです。厚みのある210Dポリエステルオックスフォード生地を採用していて、遮光性や防水性も抜群です。ポールを増やせばアレンジも可能です。
TC レクタタープ(クイックキャンプ)
こちらはポリコットン素材のレクタタープで、遮光性・通気性に優れオールシーズン活用できます。リップストップ加工が施されているので摩擦に強く、破れにくいのもメリットです。ループが16か所に付いているので、アレンジを楽しみたい時にもおすすめです。
キャンプタープ(TOMOUNT)
ポリコットン素材のナチュラルな風合いのキャンプタープで、耐水性・難燃性に優れています。火にも強く近くで焚き火ができます。大型のタープで、テントと併用して使うのもおすすめです。ループが12か所に付いているので、アレンジをしたい時にも便利です。
トレッカー レクタタープ290×180UV(キャプテンスタッグ)
こちらは1~2人用のレクタタープで、ミニサイズのため張り方も簡単です。耐久性の高いポリエステルリップストップ生地を使っていて、高い防水性能もあるので雨が降っても安心です。付属の収納袋にコンパクトに収まるので、ツーリングにもおすすめです。
タープ(GODEARU)
ポリコットン素材の大型レクタタープで、4~6人で使用できます。耐水性・遮光性に優れ、オールシーズン利用できます。コンパクトに収納でき、持ち運びにも便利です。リーズナブルな価格で販売されているので、コスパがいい製品としておすすめです。
レクタタープ(Bears Rock)
雨にも強い丈夫なポリエステルタフタ素材を使ったレクタタープで、UCカットが施されています。ループが16か所に付いているので、様々なアレンジができます。ポール・ペグ・ロープがセットになっていて、低価格で販売されているので、初心者にもおすすめです。
neos LCドーム Fitレクタタープ(ロゴス)
幅約5mの大型レクタタープで、グループで使用するのにおすすめです。タープの片側がアーチになっていて、テントにぴったりとフィットするのが特長です。難燃性・防水性・耐久性に優れている他、コンパクトに収納できる収納袋が付いています。
初心者必見!レクタタープの簡単な張り方
ここからは、初心者向けにレクタタープの簡単な張り方についてご紹介していきます。レクタタープの張り方は難しそうに見えますが、テントよりも簡単に設営できます。コツをつかんで、キャンプで使ってみてください。
タープを地面に広げる
張り方の第1歩は、太陽の位置や風通しを考え、ペグを固定しやすい場所を探しすことです。設営場所が決まったらタープを地面に広げ、メインポールを差し込む場所に目印のペグを打ち込みます。この方法はペグダウンといいます。
メインポールのペグをうつ
次にメインタープポールをタープの稜線に合わせて置きます。そしてメインポールを基準に60~90度の角度でペグを4つ打ちます。このとき、4つのペグで長方形が描けるように打つのがコツとなります。
メインポールにロープをかけ、立てる
レクとタープの張り方の次のステップは、メインポールにタープとロープをかけます。メインポール先端にタープを掛け、次にロープをかけてください。ロープをかけ終えたら、ゆっくりとポールを立てます。
残りのロープやポールを張る
メインポールを2本立てたら、次にサブポールを立て、残りのロープを固定します。まずタープの中心からロープを伸ばしペグダウンします。タープの長さや張りを調整して留めて完成となります。作業は慎重に行いましょう。
立てるときのポイント
初心者が1人でレクタタープを張るのは難しいので、できたら2人以上で作業を行うのがおすすめです。ヘキサタープのほうが張り方が簡単と言われているので、レクタタープでコツを覚えると応用できるでしょう。
レクタタープのアレンジ3選
レクタタープの基本の張り方に慣れたら、アレンジをして楽しむのもおすすめです。レクタタープは応用範囲が広く、様々ななレンジ方法があります。ここでは、特に人気のあるアレンジ方法を3選ご紹介しますので、ぜひキャンプ場で試してみてください。
6本のポールで立てる
こちらは6本のポールで立てるアレンジです。メインポールを2本、サイドポールを4本使い、日陰になるスペースを大きく取る方法です。
アレンジ方法は、まずタープを広げ真ん中にメインポールを立てます。2本のメインポールにはそれぞれガイドロープを2本つなげます。ガイドロープを引っ張ってメインポールを立てたら、レクタタープの4つのコーナーにサイドポールを立てます。
片側下ろし
雨風が強い時や日差しが当たる時に、レクタタープの片側を下すアレンジ方法で、ポールを6本使います。まず風上に立てたメインポールを2本取り外します。
次にポールを外した側のタープを地面まで下して、風や雨、日差しなどが中に入らないようにします。片側を下すアレンジ方法は、密集したキャンプ場でプライバシーを確保したい時にもおすすめです。
小川張り
小川張りとはテントの入口にタープを設営するアレンジ方法で、キャンプ場でよく見られる人気スタイルです。テントとタープをぴったりと合わせるので、雨の日でも濡れずにテントとタープを移動できます。
あまり広くないサイトでも設営可能で、見た目もおしゃれなので、覚えておくといいでしょう。小川張りは専用のセッティングテープを使うと簡単にセッティングができます。
レクタタープで開放的にキャンプを楽しもう♪
レクタタープはキャンプの人気アイテムで、様々なアウトドアブランドから販売されています。それぞれサイズや特長が異なるので、よく比べて自分のキャンプスタイルに合ったものを選んでください。
タープはテントと異なり、自然の中で開放的な気分が味わえます。焚き火ができるタイプもあり、日中だけではなく夜も活用できるので便利です。
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