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テグス結びの結び方ガイド!キャンプや釣りで使える簡単テクニックを解説!

テグス結びの結び方ガイド!キャンプや釣りで使える簡単テクニックを解説!
投稿日: 2023年1月6日最終更新日: 2023年1月6日

2本の紐を繋ぐことができる結び方「テグス結び」。テグス結びは釣りやキャンプなどアウトドアに活躍してくれる紐の結び方になり、2本の紐の末端同士を繋いでいく基本的なロープワークです。今回はそんなテグス結びについて詳しくご紹介します。

テグス結びの特徴は?見出し

Photo bycongerdesign

もともと釣り糸を繋ぐ際に使用されていた結び方「テグス結び」。テグス結びは強度があり、キャンプや釣りなどアウトドアシーンで活躍してくれるロープワークなので覚えておいて損はありません。

さまざまなロープワークの中でも、テグス結びは他にはない特徴があります。2本の異なる紐を使用しても強度のある結び方ができるので、いざロープが足りないといった非常事態でも使用することが可能です。

2本の紐を結び、長さを伸ばすロープワーク

テグス結びは2本の紐やロープを使用して結んでいくやり方です。2本の紐・ロープを繋ぎ合わせることができるので、1本のロープの長さから2本分へと長さを伸ばすことができます。

長さを伸ばせるのが最大の特徴なので、キャンプや釣りの際に利用する方がたくさんいます。いざ、紐やロープの長さが足りない場面でもテグス結びを覚えていれば問題なく利用することが可能です。

テグス結びは数あるロープワークの中でも行いやすい結び方なので、ロープワークをやったことのない方でも安心して使用できます。もちろん、アウトドア以外でも活用できるシーンはたくさんあります。

名前の由来は釣りから

テグス結びはさまざまな呼び名があります。テグス結びは英語で「Fisherman’s Knot」と呼ばれており、もともとは釣り糸を結ぶ際に使用されていました。釣り糸を結ぶことで、よりラインの強度を上げる役割があります。

テグス結びはイギリスでも使用されており、海洋航海者が船を繋ぎ合わせるときに使用。そのことから一部の人からは今でも「イギリス人つなぎ」・「イギリス船つなぎ」とも呼ばれています。

他にもテグス結びは「漁夫つなぎ」・「ウォーター・ノット」・「相引き結び」といろんな名前で呼ばれています。ロープの直径が関係してくるため船乗りにはあまり好まれない結び方ですが、釣り人の間では定番となっている結び方です。

さまざまなシーンで活躍

先ほども紹介した通り、テグス結びはさまざまなアウトドアシーンで活躍する結び方です。適切な結び方をすれば異なる紐の太さでもテグス結び可能なので、キャンプや釣りなどアウトドアシーンに最適な結び方になります。

キャンプではロープや紐の連結に使用している方が多く、キャンプサイトによってテントやタープの長さが足りない時に役立ちます。とくにハンモックなどは木の長さで左右されるので、テグス結びを覚えていることでどこでも付けられます。

シンプルながらも高い強度が特徴

テグス結びはどんなロープワークの中でも、シンプルな構造をしています。シンプルですが強度がとても高いので、釣りやキャンプの際に安心して結び付けることができます。

テグス結びといっても結び方が2タイプありますが、どちらも強度は抜群。1度結び方のコツを覚えれば簡単にできるので、アウトドアで行う前に自宅で何度か練習しておくのがおすすめです。

テグス結びは強度のある結び方になりますが、結び方を間違えてしまうと強度が一気に下がってしまうことも。強風の吹いているキャンプ場では強度のあるテグス結びを行うことで安心して過ごすことができます。

ほどきたいときはすぐに解けるのも魅力的

テグス結びは強度がある結び方になり、2本を連結できるのでほどき方が難しいと思っている方がたくさんいるはず。ですが、テグス結びはほどき方も簡単なので、釣りでも片付けやすいです。

キャンプなどほどきたいときにすぐほどけるので、ストレスなくテグス結びを行うことができます。テグス結びの結び方とあわせて、ほどき方を練習しておくのもおすすめ。

テントやタープを移動させたいときでも、結び目をほどくだけで簡単に外れるので時間をかけずに結びなおしたいときにも利用することができます。間違えた方向に引っ張ると結び目が締まってしまうので注意しましょう。

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テグス結びの活用シーン見出し

ロープや紐の長さが足りない時に活躍する「テグス結び」。テグス結びは活用シーンがたくさんあるので、初めて利用する方は目を通しておくのがおすすめです。

とくに釣りやキャンプなどアウトドアをしている方は、テグス結びを覚えておいて得するシーンがたくさんあります。ぜひ、テグス結びを覚える前に活用シーンをチェックしておきましょう。

①キャンプ

Photo bychulmin1700

テグス結びはキャンプで使用するテントやタープを設営する際に役立ちます。基本的にテントやタープは専用のペグを使用しますが、ペグの設営できないサイトでは木や石など自然にあるもので代用します。

この際、テントやタープの紐やロープの長さが足りないときにテグス結びが役に立ちます。とくに木を使用してテントやタープを設営する場合は、テグス結びを使用するシーンがたくさんあります。

山の上のキャンプ場などでは、急に強風が吹いたりと天候によってテグス結びを行う方がいます。テグス結びを行うことで通常のテントよりも強度が増すので、急に風が吹いても安心して利用することができます。

②釣り

Photo byK_Malik

もともとテグス結びの結ぶ方を採用していたのは「釣り」。テグス結びをすることで釣果も変わり、釣り人の間では「フィッシャーマンズノット」とも呼ばれている結び方になります。

テグス結びは2本の釣り糸を片側ずつ結んでいき、最後に強く引っ張ることでより強度のある釣り糸が完成します。2本のラインを結び付けることで、よりアクションの強い魚でも狙うことが可能です。

釣りでは狙うターゲットによって仕掛けを変えていき、水深のある場所でテグス結びを行う方がたくさんいます。ロープよりも簡単にテグス結びができるので、練習がてら釣りに使用する方も多いです。

③アクセサリー作り

Photo bysimgahye

キャンプや釣りなどアウトドアのイメージが強いテグス結びですが、実はアクセサリー作りでも採用されています。強度のあるテグス結びはほどけにくいアクセサリーを作りたいときにおすすめです。

アクセサリー作りの際はテグス結びをすることで、いろんなアレンジを加えながら世界に1つだけの作品と作り出すことができます。結び目が目立たないように、しっかりと引っ張るのがコツになります。

アクセサリー作りでテグス結びを採用することで、いろんなアクセサリーの種類に挑戦することができます。テグス結びは最後に強く引っ張ることで強度が上がるので、ぜひ1度試してみてください。

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テグス結びの結び方見出し

アウトドアで活躍するテグス結びは、しっかりとした手順の結び方で行わないと強度を上げることができません。紐やロープの長さによっても変わるので、何度か練習しておくのがおすすめです。

基本的なテグス結びを覚えておくことで、いろんなロープワークに挑戦することが可能。初めてテグス結びを行う方は、事前に目を通しておきましょう。

ステップ1

Photo byLucent_Designs_dinoson20

テグス結びを始める際は、まず2本の紐もしくはロープを用意します。2本の紐やロープの末端同士を並べて置き、片方の紐の先端をもう片方の紐に巻き付けていきます

巻き付けたらそのまま輪っかを作りましょう。この時、輪っかは上から巻いて下を通っていくようにし、その先端をまた輪っかに通していきます。輪っかはきれいにできなくても問題ありません。

ステップ2

輪っかを作った後、結ぶ目を強く締めていきます。強度を上げたい場合は少し力を入れて紐やロープを締めておくことで、釣りやキャンプなどアウトドアに利用できる強度になります。

結び目を締める際は、末端は5cm程度残しておくのがポイントです。この時点でテグス結びの「止め結び」が完成していくので、初めての方はここまで練習してみてください。

ステップ3

止め結びが完成したら、片方の紐をまたもう一方の紐に巻き付けていきます。こちら側も上から巻いて、下側を通っていくように巻いていくことで同じような輪っかが完成します。

またその先端を輪の中に通していきます。その先端がもともとあるもう片方の紐の上を通るように輪っかを通していくことで強度のあるテグス結びに繋がります。

ステップ4

輪っかが完成したら、そのまま結び目を強く締めていきます。この時、締める前に2つの止め結びの動端は片方が上側、もう片方は下側にきているのを確認してから強く締めあげていきましょう。

この時、もし正しい位置で結ばれていないと強度が落ちてしまうので、必ず輪っかを作っている時点で確認するようにしてください。結び目を締める際に、輪っかが崩れないようにするのもポイント。

ステップ5

輪っかがそれぞれ結びついたら、いよいよ最後の手段です。双方の紐やロープを外側へ引いていくと、結び目同士がぶつかります。ぶつかるまでは力を込めて引っ張ってみてください。

これで強度のあるきれいなテグス結びが完成します。その後、テグス結びした紐を裏返してみて結び目の部分が斜め平行に並んでいたら完璧です。釣りで使用する際は最終確認を忘れないようにしましょう。

強化版テグス結び!「2重テグス結び」もご紹介見出し

先ほど紹介したテグス結びよりも、さらに強度を上げたい場合は「2重テグス結び」を行いましょう。2重テグス結びは結び方も簡単で、釣りやキャンプにも利用できるので応用編として練習しておくのがおすすめです。

2重テグス結びも手順を1から覚えていないと、強度のあるテグス結びに仕上がりません。外でも簡単に設置できる結び方になっているので、お手持ちの紐やロープで実践してみてください。

ステップ1

2重テグス結びのステップ1として、まず人差し指と中指の2本に沿わせた状態で紐やロープを持ちます。長さに余裕をもって持つようにして、そのまま2本の指に2周巻き付けていきましょう。

巻き付けるときはロープのもと側に向かって巻き付けることで、より強度のある2重テグス結びになります。ロープの長さは2周巻き付けても余る程度にしておき、巻き付ける際は締めすぎないようにしてください。

ステップ2

巻き付けてある程度の大きさがある輪っかになったら、そのまま2本の指をロープから外していきましょう。指からロープを外すときに輪っかが取れやすいので、ゆっくりと指を動かしていくのがポイントです。

2本の指を外したら、輪っかになってる部分にロープの先端を通していきます。ロープに太さがある場合は通しにくくなってしまうので、指の合った余白分のまま締め上げないように注意してください。

ステップ3

輪っかにロープの先端が通ったのを確認したら、繋ぎ合わせるもう1本のロープの先端を用意します。同じ輪っかに先ほどのロープの先端とは反対の方向から差し込んでいくようにしてください。

このとき、同じ方向からロープの先端を輪っかに差し込んでしまうと強度が落ちてしまい、2重テグス結びにはなりません。この後の締め上げの際に失敗してしまうので必ず方向を確認してから行うようにしましょう。

ステップ4

2本のロープの先端が輪っかに入ったら、そのままロープの先端、そしてロープのもと部分を引っ張っていきます。力強く引っ張ることで結び目が締まるので、2重テグス結びの強度にも繋がっていきます。

そして、あとから輪っかに通したロープも同じように結んでいきます。同様に2本の指で通したロープの先端、そして結び付けたロープのもと側も一緒に持ちましょう。

ステップ5

先ほどと同じようにロープのもと側に向かって巻き付けていき、指からロープを抜いていきましょう。そのときできた輪っかにロープの先端を通し、先端側ともと側のロープを引っ張ります

これで先ほどと同じ結びが2つ完成するので、向きや強度がしっかりしているか確認していきます。結び目同士の強度があることで2重テグス結びの特徴を活かすことが可能です。

ステップ6

最後に2つのロープのもと部分をしっかりと手に持ちましょう。手にもって力強く引っ張っていきます。そうすることで、2つの結び目の距離が近づいていき、どんどんぶつかっていきます。

完全に2つが並んだところで力を弱めましょう。これで2重テグス結びの完成です。2重テグス結びは2つの強度のある結び目が並ぶことでしっかりと効果を発揮してくれるので、1つ1つのステップを間違えないようにしてください。

テグス結びのポイント見出し

2本のロープや紐を使用して行うテグス結びは、結び方にコツがあります。テグス結びを初めて行う方はコツをしっかりと把握しておくことで、キャンプや釣りなど突然必要になったときでも行うことが可能です。

テグス結びのコツは全部で4つ。テグス結びを行うロープや紐の特徴はもちろん、作業していく工程でポイントを1つ1つ確認しておくことで、スムーズに強度のあるテグス結びが仕上がります。

なるべく同じ太さのロープを使おう

Photo byschuetz-mediendesign

2本のロープを使用してテグス結びを行う際は、太さを選ぶのがポイントです。使用する2本のロープはなるべく同じ太さにしておくことで、ほどけにくいテグス結びが仕上がります

また、テグス結びは太いロープ同士を結び付けるのには適していません。キャンプの場合はパラコードが最適な太さと言われており、テントやタープに使用されている太さのロープを余分に用意しておくのがおすすめです。

結び目が左右対称になっているか確認!

テグス結びがうまくいくコツとして重要なのが「左右対称になっているか」の確認です。テグス結びを行う段階で双方の結び目が左右対象になっているかどうか、1度手を止めて確認するようにしてください。

万が一結び目が左右非対称の場合は、強度が落ちる原因となってしまいます。どちらかの結び目の結び方を間違えている可能性が高いので、アウトドアで使用する場合は最初からやり直すのがおすすめです。

末端は5cmほどの長さを残しておこう

テグス結びを行う際、よく起こってしまうトラブルが「末端の長さ」です。ロープの末端は完成した後でも約5cmほど余裕をもって結びつけるようにし、あまり短くなりすぎないように注意しましょう。

この末端の長さが短い結ぶ目の場合は、何かしらの力が加わった際に結び目から抜けてしまう危険性があります。キャンプのテントやタープでは使用した後に外れてしまうケースも多いので、末端の長さは重要なポイントです。

紐の上下を間違えないように気をつけよう

テグス結びで上手に巻き付けたい方は、紐の上下に注目していきましょう。テグス結びを結び付ける際、紐の上下が逆になってしまうとうまく結び目同士がはまらなくなってしまうので強度が一気に下がります。

テグス結びに慣れている方は一目で紐の上下がわかりますが、初心者の方は結び付ける前に紐の上下を確認するクセをつけるようにしてください。紐の上下さえわかれば、きれいなテグス結びを行うことができます。

テグス結びにもぴったりのおすすめロープ4選見出し

Photo by spinster cardigan

キャンプや釣りなどアウトドアブームになっている今、テグス結びは覚えておくべきロープワークとして注目されています。最近ではアウトドアブランドでテグス結びのしやすいロープや紐も販売されています。

初めての方はテグス結びしやすい種類を選んでいくのがおすすめです。また、自分の持っているテントやタープ、ハンモックなどに合わせて購入することで、よりアウトドアフィールドの幅が広がっていきます。

テントロープ(キャプテンスタッグ)

日本でも有名なアウトドアブランド「キャプテンスタッグ」には、専用のテントロープが発売されています。テントはもちろん、タープの固定にも最適なロープになり、柔らかいのでテグス結びしやすいです。

テグス結びだけでなく、目的に合わせたロープワークができるので本格的なアウトドアを楽しみたい方に人気があります。パッケージ部分には紐の結び方の解説があるので、初めての方でも利用することができます。

ガイロープ(GEERTOP)

2本の反射材入りのアウトドアロープ「ガイロープ」。ワイヤが編み込まれていることでテグス結びしやすい素材になっており、暗闇の中でもわずかな光で反射してくれるので安心して作業できます。

コードスライダー付きになっており、約250kgの荷重に耐えられる強度が魅力の1つ。このガイロープはキャンプサイトだけでなく、登山に使用している方も多いのでアウトドアシーンで利用したい方におすすめです。

30m・ガイロープ オレンジ(ロゴス)

壊れにくい素材として有名な「ポリプロピレンワイヤ」で作られているガイロープです。有名なアウトドアブランド「ロゴス」で手掛けており、強度と耐久性が高いのでテントの設営にもピッタリ。

別売りですが、合わせてコードスライダーを設置することで強風の中でもテントやタープを設営することができます。また、ハンモックの固定もしっかり行えるので、テグス結びをより強化していきたい方におすすめです。

リフレクティブタープ用張綱(テンマクデザイン)

リフレクティブと呼ばれる反射素材を使用しており、夜でも足を引っかけて怪我してしまう心配がありません。太さは4.5mmとなっているので、焚き火タープとしても使用している方がたくさんいます。

コードスライダーは別売りとなっているので、アウトドアスタイルに合わせて必要な場合は購入するようにしてください。デザインがとてもシンプルですが、テグス結びしやすいロープなのでチェックしておきましょう。

ポリプロロープ(スノーピーク)

有名なアウトドアブランド「スノーピーク」ではポリプロロープが販売されています。ポリプロロープは丈夫・耐久性に優れているロープになり、自由自在に動くのでテグス結びなどさまざまなロープワークを楽しめます。

かなり強度のあるロープですが軽量なので、ハイキングなど持ち運ぶ際にも便利に使用することができます。コードスライダーもセットになっており、1,000円以内で購入できるコスパ抜群のロープになっています。

応用が効くテグス結びをマスターしよう!見出し

Photo byFabricioMacedoPhotos

アウトドアシーンで活躍するロープワーク「テグス結び」。テグス結びは2タイプの結び方があり、テントやタープ、釣り、アクセサリー作りなど使用するシーンに合わせて変えていくのがおすすめです。

テグス結びは手順を覚えておくだけで外出先でもさっと行うことができ、足りないロープの長さを補充することが可能。ぜひ、テグス結びに初めて挑戦する方はこの記事を参考にしてみてください。

投稿日: 2023年1月6日最終更新日: 2023年1月6日

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