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上海豫園には小籠包の名店など老舗もたくさん!観光の合間にこだわりの味を!

上海豫園には小籠包の名店など老舗もたくさん!観光の合間にこだわりの味を!
投稿日: 2017年6月5日最終更新日: 2020年10月7日

世界最大の人口を抱える中国。その経済の中心地である上海はアジア屈指の近代都市であり、世界中から人々が集まる人気の観光都市です。そんな街の中心地に位置する「豫園(よえん)」は、『古き良き中国』を味わえる人気スポットです。今回は上海豫園のみどころを紹介します。

近代都市・上海に残る豫園とは?見出し

まずは豫園について説明しましょう。豫園は四川布政使の役人であった潘允端が刑部尚書であった父の潘音の為に贈った庭園で、1559年から1577年の18年の歳月をかけて造営されました。美しい庭園とその周辺のショッピングエリアにより、みどころ満載の定番観光スポットである名園です。そんな豫園のオススメスポットについて紹介します。

上海・豫園のオススメスポット紹介①見出し

長い歴史と緻密な技術の結晶!豫園内の散策

上海の観光名所を語るうえで、やはり豫園は欠かせません。中国の伝統的建築や緻密な彫刻の数々が見る者の目を奪い、建物の豪華な装飾から細かな敷石を並べた道の装飾まで、造園の名工達が力の限りを尽くした技術の粋は一見の価値アリです。近代的な高層ビル群が並ぶ中、古き良き中国を感じさせる豫園の姿には不朽の美しさがあります。

豫園内のみどころとして、豪華で迫力満点な装飾の数々が挙げられます。写真の「龍壁」もその1つです。粘土で作られた迫力のある龍の頭から伸びる胴体の鱗には瓦が使われています。壁の上をうねる姿は「空を泳いでいる」と表現されるほどのリアリティです。今にも上海の空に飛び立ちそうな龍壁は、豫園を名園たる象徴とされています。

上海・豫園のオススメスポット紹介②見出し

創業から変わらない味が自慢!南翔饅頭店

豫園で最も有名な小籠包屋さんです。川が薄くて餡が大きいといった特長を持つ小籠包は、今もなお行列の出来る南翔饅頭店の名物です。餡の旨みを引き出す為に特長を重ね、ここの小籠包は上海初の非物質文化遺産にも登録されています。創業から100年以上続く老舗が作る小籠包は、世界の国賓からも愛されている上海豫園の美食大使です。

南翔饅頭店の本店ですが、こちらはフロアによってサービスの内容などが異なります。1階はテイクアウト、2階と3階は食堂という具合です。老舗だけあって常に行列になるほど混んでおり、確実な座席の確保が必要です。特にお昼時は一番混む時間帯なので、時間をずらしていくのがコツです。10時半に到着すればほぼ1巡目(20分)で座れます。

座席を確保してから待つ事数分、湯気が立ち上るせいろが何重にもなって運ばれてきます。南翔饅頭店の小籠包は皮が薄く、皮を少し破っただけでアツアツの肉汁が口いっぱいに広がります。小籠包は急いで食べると舌をヤケドする危険性があるので気を付けてください。混んでいる事が多いですが、上海に来たら是非足を運んで欲しい老舗です。

上海・豫園のオススメスポット紹介③見出し

上海最古の茶芸館・湖心亭

豫園の九曲橋にある湖心亭は、140年の歴史を持つ上海最古の茶芸館です。池の中心にそびえる屋根の反り返った風情ある建物の中で、豫園の風景を眺めながら香り高い中国茶を楽しめます。豫園の周囲にあるハス池「緑波池」を初め、東方明珠塔や浦東高層ビル群などみどころが多く、景色の良さについつい長居してしまいたくなる名園です。

湖心亭で売られているお茶は二十種類以上あり、お茶請けが付いたセットメニューが豊富です。お茶請けには小豆抹茶アイスクリームや中華ちまきを用意し、更に高野豆腐に梅干しなども無料で付いてきます。これほど味のバリエーション豊かなものが生粋の中国茶と共に味わえる辺り、さすがは老舗と言ったところです。

上海・豫園のオススメスポット紹介④見出し

パワフルなジャズ演奏!老年爵士楽団

ゴシック建設で有名な上海の5つ星ホテル「和平飯店」が2010年7月28日に「フェアメント・ピース・ホテル」としてリニューアルオープン。その際に1階バーにあるオールドジャズバンドも復活しました。平均年齢75歳によるオールドジャズバンドが深みのあるジャズを聴かせてくれます。なおジャズバーは常に満席なので事前予約が必要です。

店内はレトロな雰囲気で、壁には上海が租界地だった頃の絵が飾ってあります。曲のテンポはゆる~く軽やかで何だか疲れが溶けていくようなリズムです。レトロな店内とほのぼのとした演奏とのギャップが良いとの声も挙がっています。演奏中は特製カクテルも飲めるのでより疲れが取れるでしょう。昼間の疲れを癒すにはうってつけの場です。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑤見出し

新しい上海のシンボルタワー!東方明珠塔

中国の特別開発区である浦東新区、その中心にそびえる東方明珠塔は新しい上海のシンボルタワーです。近代の繁栄を感じる高層ビル群でも一際目を引くその姿はオリエンタルパールタワーとも呼ばれ、人々の注目を集めています。海外からの観光客も多く、一番のみどころである球状の展望フロアは、上球・中球・下球の3つに分けられています。

横断歩道を渡った正面に入口がありますが、チケット売り場はそのすぐ右側になっています。こちらでチケットを購入し、どこに行くのか決めましょう。東方明珠塔はどの展望台に行くのか、また上海博物館に行くのかで金額が変わってきます。東方明珠塔の周りにはしっかりとガードがしてあるので、どの展望台に行くのか考えて行きましょう。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑥見出し

中国の歴史的文化財を展示!上海博物館

中国と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、万里の長城や京杭大運河などの遺跡や古代文化、そして美術品だという人は多いと思います。上海博物館では、それらの貴重な文物を余す事なく展示しており、国の重要文化財に指定されているものだけでも13万点を超えると言われています。入場料は無料なので、観光の際は是非来て欲しい場所です。

館内は中国の博物館だけあって、文化の奥深さや歴史の厚さを実感出来る素晴らしい場所です。ただし、入場の際のセキュリティチェックが厳しいので気をつけましょう。みどころは多く、古代からの陶器・仏像・書物など見応え充分の内容です。シルクロードなど古代中国の文化や歴史に触れられるので、中国史が好きな人にオススメです。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑦見出し

中国初の鉄橋・外白渡橋

外灘の北を流れる蘇州河にかかる橋で、1907年に竣工した中国初の鉄橋として有名です。上海市民には外灘の歴史的建築群以上に歴史的価値のある上海のシンボルとして親しまれています。夜景や朝日を眺めるスポットとして観光客からの人気も多いです。特に夜は、蘇州河が夜景でライトアップされるので、一層キレイだと言われています。

外白渡橋は特別珍しい橋ではなく、外灘の開発も随分進んだのであまり目立ちませんが、夜になるとその評価は一変します。北側には上海大厦という由緒あるホテル、南側には教会や洋風の建物が立ち並び、更にライトアップされた橋の奥に東方明珠塔が見えます。この時間帯は交通量も少なく、夜の静けさの中で外灘の景色を堪能出来ます。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑧見出し

観光スポット満載!静安寺エリア

1000年以上続く古刹(古い寺)「静安寺」を中心とする繁華街です。こうした特徴から下町風の昔ながらの商店街を想像する人もいると思いますが、実はショッピングモールや最新オフィスビル群、5つ星ホテルが林立する大都会なんです。現地の人は境内だけでなく、この界隈全体を静安寺と呼ぶそうで、実にみどころの多い場所とされています。

静安寺エリアについて簡単に紹介します。静安寺の東隣にはデパート「久光百貨」、更に東隣には浦東国際空港行きのエアポートバス「機場二線」が発着する「シティエアターミナル」があります。上海有数の人気デパートである久光百貨は日本の商品を多く取り揃えています。このエリアは旅の拠点となるホテル選びにもオススメの場所です。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑨見出し

繫華街に囲まれた憩いの場・静安公園

1954年に公園として整備された憩いの場です。園内に東南アジア料理店「バリ・ラグーナ」や茶室のある名園「静安八景園」がある事でも有名です。平日でも地元のお年寄りやカップル、買い物客で賑わっており、夕方には水辺でのんびりする人がチラホラ見受けられます。初夏には池にハスの花が咲くなどみどころもいっぱいな名園です。

西安公園は32本のスギカケノキを中心に広がっており、特に夏場は涼しいので観光客からとても人気があります。また西安公園の中では、意外にもキレイなバリ島の景色が見られます。西安湖の側にある南洋レストランはまるでバリ島にいるような雰囲気が味わえます。八景園など名園が多いので、自然に癒されたい人は是非足を運んでください。

上海・豫園のオススメスポット紹介⑩見出し

上海一の歴史を誇るホテル・浦江飯店

1846年にオープンした上海でも老舗のホテルです。当初は「リチャーズ・ホテル」という名前でしたが、1911年の再オープンに伴い現在の「アスター・ハウス・ホテル」に改名しました。上海には租界時代に建てられた西洋式建築のホテル、通称クラシックホテルが多く現存しますが、浦江飯店はその中でも第一の老舗ホテルとして有名です。

ホテル全体はヴィクトリア朝バロック様式を中心に様々な建築様式が混ざった独特な内装をしています。客室は基本的に洋室ですが、中国文化の感じさせる茶器セットを用意しているなど、中国と西洋文化の入り混じった中西折衷とも言うべき様式が特徴です。ビジネス滞在に便利な設備も整えられているので、余裕があれば足を運んでください。

今なお発展する上海・豫園に行こう!見出し

上海・豫園のみどころについて紹介してきました。今も繁栄を続ける高層ビル群の中に小籠包の美味しい老舗料理店や名園など庶民的な要素も多く、これまでの中国の歴史を感じさせるので感慨深く感じました。今回紹介した観光スポットはごく一部なので、自分でも名園などについて探してみてくださいね。旅行での無事をお祈り申し上げます。

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投稿日: 2017年6月5日最終更新日: 2020年10月7日

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