ルツェルン観光のおすすめスポット11選！自然豊かな美しい街を満喫！

スイス中部に位置するルツェルン。ルツェルン湖の湖畔に佇む美しい街は、周囲をピラトゥス山、リギ山などアルプスの山々に囲まれ、自然の豊かさと歴史ある建造物が魅力。写真家や画家にも好まれるような美しい風景で人々を魅了するスイス有数の観光都市であります。今回はルツェルン観光を満喫するためのおすすめのスポット11選を紹介します。

ルツェルン観光でまずおすすめなのが、カペル橋です。14世紀にロイス川に作られた屋根付き木造橋で、城砦の一部として建造されたそうです。橋の天井部分には、ルツェルンとスイスの歴史やルツェルンの守護聖人にまつわる伝説などを描いた絵が架けられています。1993年8月に火災によって橋の大部分が焼失しましたが、1994年4月に再建された歴史ある建造物です。

次におすすめなのが、ライオン記念碑です。ルツェルンを代表する観光名所の一つで、1792年、フランス革命時にパリのチュイルリー宮殿でブルボン王家を守り、勇敢な死を遂げたスイス傭兵を偲んで作られた記念碑です。砂岩の岩壁を削って作られた魅力的な像は、歴史的な背景を学んでから行くと、より感動時な思いを馳せながら鑑賞を楽しむことができます。

続いてルツェルン観光でおすすめなスポットが、シュプロイヤー橋です。カペル橋同様、市壁の一部としてロイス川にかかる屋根付きの橋で、中央には小さな礼拝堂があります。建造は1408年で、元々はパン屋で働くパン職人のために作られました。17世紀のスイス絵画の傑作の一つで、カスパール・メグリンガーが制作した「死の舞踏」の板絵が飾られています。

次におすすめな場所が、ホーフ教会です。ルツェルン駅から徒歩10分ほどの距離にあり、スイス有数のルネッサンス様式の教会として市民の信仰の場となっています。元々8世紀にベネディクト派の修道院として建てられ、1633年に火事で全焼したものの1645年に再建されました。焼失を免れたマリアの祭壇と魂の祭壇は魅力。ヨーロッパ最大を誇る大パイプオルガンのコンサートでも有名です。

5つ目のおすすめスポットは、リヒャルト・ワーグナー記念館です。ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーが1866年から1872年まで家族とともに過ごした邸宅で、ルツェルン近郊のトリプシェンにあります。この館でワーグナーは「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や「ジークフリート」などの名曲を生み出しました。記念館ではワーグナーの私物や楽譜、楽器などが展示されています。

続いておすすめな場所が、ルツェルン・カルチャー・コングレスセンターです。自然が美しいルツェルン湖畔に佇み、ルツェルン国鉄駅に隣接する複合文化センターで、コンサートホール、コンベンションセンター、ルツェルン美術館などが入っています。世界トップクラスのオーケストラ、指揮者、演奏家が集まるルツェルン・フェスティバルのメイン会場として知られています。

次におすすめするのは、スイス交通博物館です。ヨーロッパを代表する交通博物館で、陸・海・空の交通機関の歴史を知ることができます。約2万平方メートルの敷地内には、列車や飛行機などのコレクションが3千点以上所蔵。また、プラネタリウムや360度パノラマ映像で映し出すスイソラマ、無重力の世界が体感できるコスモラマ、スイスを2万分の1で表した体験型アトラクション等も楽しめます。

続いておすすめするのは観光客に人気のある、ムゼック城壁と9つの塔です。14世紀後半に街を囲むように建てられた城壁ですが、現在は9つの塔を含む約900mの城壁が残っているのみとなります。現在一般公開されている塔は、シルマー・ツィート・メンリ・ワハトの4つで、ツィート塔に掲げられたルツェルン最古の時計は、街中にある他の時計よりも1分早く鐘を鳴らす特権が与えられています。

続いておすすめする魅力的な観光スポットは、グレッチャーガルテン（氷河公園）です。ライオン記念碑横にある公園ミュージアムで、2万年前の氷河期にできた巨大な穴や、氷河によって運ばれた石の他、地質学、科学的観点から氷河に関する情報を紹介しています。また、1896年の国内博覧会のためにつくられた鏡のラビリンス「アルハンブラ」では、不思議な世界を体験できます。

次のおすすめスポットは、ピラトゥス山です。標高約2100mの山頂から、アルプスの山々や美しい湖など魅力的な大自然を満喫できます。竜伝説をはじめ数々の神話が存在し、その神秘性と眼下に広がる美しい景色を求めて多くの観光客が訪れています。山頂にはルツェルン湖に面するアルプナッハシュタット駅から世界最急勾配の歯車式鉄道で行くか、クリエンスからロープウェイで行くことができます。

最後のおすすめスポットはルツェルン旧市街です。石畳敷きの旧市街は、中世にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気を楽しむことができます。街中の古い建築物やワイン広場には美しいフレスコ画が描かれ、まるで美術館にいるような感覚になります。オシャレなショップや魅力的なレストラン、カフェなども並び、週末やクリスマスの季節などには、屋台も出てさらに賑わいをみせます。

ルツェルンの代表的な郷土料理と言えば、ルツェルナー・クーゲリ・パシュテーテ（パイ料理）です。ホワイトソースで煮詰めた子牛の細切れや豚肉、シーフード、マッシュルーム等をパイ生地で包み、焼き上げたもので、レストランやカフェで気軽に味わえる料理です。サクッとしたパイの触感とクリーミーな味わいが絶品です。

スイスのお酒と言えばワインが有名ですが、実は地ビールも大変人気があります。特にルツェルンには、「ラートハウスビール醸造所」という市庁舎の最上階にミニビール工場があり、観光客や地元の方々に愛されています。ここで味わえる地ビールはピルスナータイプのオリジナルビールの他、フュンフコルンビールやバイツェンビールなど季節に応じて様々な種類の地ビールを味わうことができます。

スイスはミルクチョコレート発祥の地として有名です。ルツェルンの街にも多くのチョコレート専門店があり、お土産にも大人気です。各店舗、個性豊かなチョコレートを揃えており、食べ歩きをしながら、選ぶのも楽しみの一つです。

ルツェルン湖を望む高台にある4つ星ホテルです。洗礼されたとてもオシャレなホテルで、1910年代半ばから1930年代にかけてヨーロッパで流行したアール・デコの装飾が特徴的です。また、自然に囲まれた絶好のロケーションを誇り、夜の照明で輝く街並みや朝陽に照らされるルツェルン湖など、とても魅力的です。レストランでは、美しい景色と一緒に美味しい食事を味わうことができます。

ルツェルンの旧市街にある5つ星ホテルです。駅から徒歩10分とアクセスに便利で、家族経営のアットホームな雰囲気が魅力です。館内には、モダンな家具が設置された広々とした客室の他、アルプスの山々が一望できるフィンランド式サウナのあるスパ施設、フィットネスルーム、美味しいスイス料理が味わえるレストラン、エレガントなバーなどが常設し、快適に過ごすことができます。

創設は1870年代ととても歴史のある、ルツェルンの名高い5つ星ホテルです。イタリア産の大理石の床や手織りのカーペット、上質な素材でできたソファーなど、とにかく豪華でエレガントな雰囲気に包まれています。鉄道駅や旧市街へのアクセスが良く観光に便利で、アルプスの美しい自然を満喫できる絶好のロケーションを誇ります。レストランやスパをはじめとした施設も充実しています。

日本からルツェルンはおよそ15時間で行くことができます。東京からの場合は、成田から飛行機でまずはチューリッヒに向かいます。チューリッヒまでは直通便が出ており、フライトは13時間程度です。チューリッヒからは鉄道が出ており1時間ほどでルツェルン駅に到着します。

自然の豊かさと歴史ある建造物が魅力のルツェルン。今回はカペル橋やライオン記念碑、リヒャルト・ワーグナー記念館、ホーフ教会、ピラトゥス山、スイス交通博物館、ムゼック城壁、グレッチャーガルテン、旧市街などのおすすめスポットを紹介させていただきました。その他にも美味しい郷土料理や地ビールなども楽しむことができるスイス有数の観光地です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!