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スイスの公用語は4言語?地域ごとの事情まとめ
スイス旅行を計画する時に気になるのが、英語が通じるかではないでしょうか。また、どのような言語が話されていて、旅行中、会話するには何語を学べばいいか知りたいという人も多いと思います。今回は、スイスの言語や事情をご紹介します。ぜひ、旅の参考にしていただければと思います。
スイスの公用語は4言語:「旅行者には英語」
さっそくですが、スイスの公用語は4言語あり、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語となります。4言語もあるのは驚きですね。他に、多国籍多民族を受け入れて公用語が複数ある国の例では、例えばシンガポールにも公用語は4つあります。地域の事情を尊重しているんですね。
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さすが、国連本部や国際機関の本部がたくさん置かれている事情もあり、国際社会の中心だという感じですが、英語は公用語ではないんですね。そして、政府の刊行物だけではなく商品の表示なども、多くは4つの言語で表示されます。スーパーなどでぜひ見てみてください。
スイスでは、アルプス山脈や観光地などのレストラン、主要なホテルは多国籍なゲストを迎え入れているため、英語はよく通じます。レストランのメニューや観光地の看板も英語です。そのため、その地域でも旅行中はよほどのことがない限り、英語が通じず困ることはないといえるんです。
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スイス・フラン紙幣には4つの公用語で表示があります。「スイス国立銀行」と金額が公用語で並んでいます。また、コインの方はなんとラテン語表示なのだそうですよ。書くためのスペースがないにしても、英語での表示はないんですね。ヨーロッパの面白さを感じます。
スイスの4つの言語と地域事情
スイスは周辺にドイツ、フランス、イタリア、オーストリアの4つの国と国境を接しているため、国境付近ごとに異なる地域文化を持つという事情がある国です。地図で見ると、見事に囲まれているのがわかります。また、海はありませんが、湖はレマン湖を始め大きな湖が多く、おいしい魚も捕れるんです。
スイスの公用語は4言語:「ドイツ語圏」
ドイツ語を母語とする人は60%以上と一番多くなっています。旅行中、一番耳にするかもしれません。ドイツ語ネイティブスピーカーはあくまで日常はドイツ語を話すようですが、学校では英語を習っており、英語も通じます。場所はドイツとの国境付近、スイス北部に位置します。
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首都ベルン、チューリッヒなどが主な都市で、山岳リゾートツェルマットもドイツ語圏です。ドイツ語圏といっても方言があり、ドイツの標準語とは大きく異なるんだそうです。そのため、標準ドイツ語学ぶといったことが行われています。ドイツ語を学びに日本からスイスに留学する人もいるくらいです。
スイスの公用語は4言語:「フランス語圏」
フランス語のネイティブスピーカーは全体の20%です。ジュネーヴ、ローザンヌなどの西側都市がフランス語圏になります。旅行のためにフランス語を学ぶのは大変かもしれませんが、フランスの料理名や魚料理などを調べたり練習しておくのも楽しいかもしれないですね。
スイス国際航空、ロンドン・シティ線にCS100 急角度進入の認証取得で(Aviation Wire) https://t.co/UU5RnDF6U5 pic.twitter.com/ETdJ42m2Km
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また、フランス語圏のフランス語には方言はなく、スイス人どうしでは、日常的にも英語ではなくフランス語で意思疎通を図るということも多いようです。ただ、次第に英語にとってかわられつつあるそうですよ。フランス語に縁遠い日本人にとってはありがたいですね。
旅行では深くかかわることはないのですが、国連本部が設置してあるジュネーブはフランス語圏となっています。国連本部があるくらいなので、英語圏と同じくらい英語が使われているのかといえば、意外とそうではないようです。ただ、国際社会といえば英語です。学校で習うこともあり、英語が使えないわけではありません。
スイス・ルツェルンの岩壁に刻まれた
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『瀬死のライオン像』
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なぜなら、国連の公用語にはフランス語も入っており、フランス語話者も多いので、フランス語圏という事もあり、英語はあまり使われないようなのです。国連はじめ、現地の日本人は英語はできてもフランス語が不得手なので苦労しているといわれています。たしかに、交渉事などでフランス語を持ち出されるとたまりませんね。
スイスの公用語は4言語:「イタリア語圏」
6%の人がネイティブのイタリア語話者です。ルガノ、ロカルノといった南部都市が代表です。また、イタリア語といっても、チィチーノ語というイタリアの方言にあたります。標準イタリア語は通じないかもしれません。筆談なら通じるでしょうか。ガイドブックなど参考にして練習してみても良いですね。
潜入! スイスに残る秘密の地下要塞 写真24点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト https://t.co/Lc8JrcYDrK
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そして、これらの街は郊外にあり、なだらかな山に家が点在するようなのんびりとした雰囲気ながら、カラフルな建物や街並みもあり、散策コースとして地元住民に人気です。メジャーな観光コースではないようですが、もし、時間があれば、足を伸ばしてみるのも良いかもしれません。
スイスの公用語は4言語:「ロマンシュ語圏」
アルプス圏であり、山奥でスイス人のごく一部の0.48%がネイティブスピーカーとして使っています。その他の人は話したりできず、話しているのを耳にすることもめったにできないといいます。場所も定かではありません。ただ、間違いなくネイティブスピーカーは存在するということです。
【スイス】ユングフラウ鉄道。19世紀末から20世紀初頭にかけて建設された登山鉄道。終着駅のユングフラウヨッホは、海抜3454メートルに位置するヨーロッパで最も高い場所の駅として知られています。 pic.twitter.com/eE2BRpPQ4T
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また、ロマンシュ語圏の学校ではロマンシュ語の存続のために授業があり、国営放送でも番組があるそうです。せっかくんおスイス旅行ですので、朝夕、ホテルで一息というときなどにテレビで見てロマンシュ語に触れてみてはいかがでしょうか。新鮮な気分になれて、旅の醍醐味かもしれません。
スイスの言語教育
スイスでスイスの英語教育は小学校から始まり、小学5年生から他の公用語の勉強も始まります。さらにスイスでは英語は第5の公用語といわれ、国民の多くの共通語になっています。観光地ではない場合、互いの言語が同じ言語圏どうしなら英語は基本的には使いませ。ただ、とっさに英語が話せるレベルではあるということでしょう。
スイスなうです。
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イギリス国内市場向けのオセロット車が米国にも進出したという話をGoogleニュースで見ました。 pic.twitter.com/JhuCeFS8C1
学校では、子どものころから学んでいるおかげで、特に子ども時代から多言語に自然と慣れ、英語で積極的にコミュニケーションするといいます。そのため、英語が自然と話せるようになるんだそうです。生活の中での興味関心やモチベーションで上達する感じですね。
スイスの英語力と世界の英語力
世界の英語力でみると、非英語圏の国でオランダを筆頭に北欧の国々がトップです。これらの国は、非英語圏であるにもかかわらず、英語を学ぶための留学生がいます。一方、ヨーロッパのスイスの英語力は世界の16位です。意外と、低いと感じるのではないでしょうか。ただ、フランス語を公用語に含むスイスですので、英語力は人ぞれぞれのようです。
【スイス】ラウターブルンネン。氷河に削られてできたU字谷の底に位置する村で、ドイツの文豪ゲーテが住みながら作品を執筆していた場所。地名は「音の鳴り響く泉」という意味。 pic.twitter.com/ZAXp5nJkEg
— 世界の絶景★画像 (@zekkei_roman) August 17, 2017
6位のシンガポールや8位のオーストリア、9位のドイツ、12位のマレーシアよりも下になっています。ちなみに、日本は35位、英語が上手といわれる韓国も日本のちょっと上の27位です。やはり、英語に力を入れているという事と、生活での必要性の同時進行で英語は伸びるのでしょう。
そして、スイスの英語教育は小学校、他公用語教育は小学5年生から始まります。コミュニケーションの手段として国内で日常的に英語を使うため、英語がわかる人は実際には多いそうです。何語圏であっても、臆せず英語を使って大丈夫です。ぜひ、堂々と話してみてください。
スイスの公用語は4言語:「フランス語圏の食文化」
スイスは、海がなく、山岳地帯なので、アルプスの少女ハイジのおじいさんがラクレットを作っているように、昔から周辺国の食文化や慣習を取り入れたチーズやソーセージ、トウモロコシなどを使った保存食料理が定着しています。フランス語圏や山岳でチーズフォンデュも有名です。
【スイス】ラントヴァッサー橋。グラウビュンデン州シュミッテンの南にあるラントヴァッサー峡谷にかかる、長さ136メートル、高さ65メートルの鉄道高架橋。1949年に発行されたスイスの60サンチーム切手の題材としても有名です。 pic.twitter.com/5D7Ep1wXvC
— 一度は行ってみたい世界の絶景 (@WonderSightTW) August 17, 2017
さらに、「ラクレット」は一般的な家庭料理で、もともとは山岳の男性料理だそうす。家庭用の専用卓上電熱器が売られていて、バーベキューのように屋外でも野菜や肉などを焼いて、チーズをかけるのが人気です。また、チーズには白ワインなどが一緒に煮込まれています。ビールや冷水は食べ合わせが悪いといわれているそうです。
スイスの公用語は4言語:「ドイツ語圏の食文化」
ドイツの家庭の味、ジャガイモ料理の「ロスティ」はスイスの定番です。家庭料理では何も加えずシンプルなジャガイモのみの調理になることも多いようです。そして、もともと朝食に登場するものだったそうです。ジャガイモ料理にはその料理専用ものもあるほどですが、スイスポテトは甘みがあります。
スイスの公用語は4言語:「イタリア語圏の食文化」
スイスでもイタリア料理は大人気で、観光地や都市にレストランが多数あるんです。ボリュームもたっぷりですが、麺のゆで方が日本人好みのアルデンテではなく少し柔らかすぎると感じるお店が多いようです。ただ、一般的に、フルコースでワインなども注文すると、チップなど含めて8千円ほどになり、少々高いのがスイスのレストランです。
スイスの公用語は4言語:「ロマンシュ語圏の食文化」
牛肉をマリネ液などに漬けこんだ後、乾燥させた乾燥ハムのような見た目で、薄くスライスした味付け肉は山岳伝統料理として受けづがれています。おつまみやお土産にいかがでしょうか。
スイスの4つの公用語と「第5公用語」としての英語
スイスは、それぞれの言語文化や地域ごとの事情を尊重して4つの公用語を設けていて、英語は公用語ではなくツールとして使われていますよね。言語とともに地域ごとに食文化も異なる楽しい国で観光するには行きたいところが多くて悩むのではないでしょうか。あちこち周るのも良いですね。
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