東京の廃墟巡りにおすすめのスポットランキング！独特の雰囲気は撮影必至！

最近廃墟好きの方が増えており、各都道府県の廃墟マニアが、カメラ片手に日本全国をまわって廃墟の写真を撮影しているという話を聞きます。皆さんは、東京にはどんな廃墟があるか知っていますか?今回は東京でおすすめの廃墟スポットをランキング形式にてお伝えいたします。東京の廃墟の撮影をして、多くの人々に廃墟の良さを伝えてみませんか?

東京の虎ノ門というと、虎ノ門ヒルズを始め、多くのビルが立ち並ぶ都会的イメージが強いかと思いますが、同じ虎ノ門でも、5丁目はゴーストタウン状態なことを知っていますか?過去に森ビルが、大規模な再開発をするため用地買収を進めたことが理由で、マンションや戸建ての空き家が多くなり、今に至るということです。周辺は空き家ばかり!

虎ノ門5丁目には、金網で囲まれた家屋や、ベニヤで入口を塞がれたアパート、雑草やツタが家中を囲んでいる家など、とても寂しげな雰囲気になっています。人が住んでいないと、こんなにも建物は老朽化が進むのが早いのだと、改めて感じます。少し歩けば、東京らしい都会の風景になるものの、そのアンマッチした情景が不思議でなりません。

アクセスが大変なので、かなりの廃墟好きにおすすめなのが、奥多摩にある｢峰集落｣です。都会の東京都は思えないほど、自然が豊かで森が生い茂る場所に位置しています。鳩ノ巣駅から徒歩で山道を1時間以上歩くので、登山をしに行くと思った方が良いかもしれません。峰集落には、かつていくつかの集落があり、森の中に廃墟が点在しています。

峰集落には、すでに崩れてしまっている家屋や、古い井戸、子供の靴や人形、お墓なども存在おり、本当にこの場所で人々が暮らしていたということを物語っています。1972年を最後に、峰集落に住んでいた最後の住民がこの土地を出て行ったそうです。それからというものの、廃墟となり、今に至ります。大変な思いをしても行きたい方におすすめ。

東京の高尾駅近くにある｢浅川地下壕｣は、戦時中に作られた巨大な地下壕で、珍しく中まで見学ができる施設となっています。浅川地下壕は、1944年に本土決戦に備えた武器、軍需品等の備蓄倉庫として作られました。高さ3メートル、幅4メートル、4.8キロにも渡る大きな地下壕を、削岩機とダイナマイトを利用しなんと半年で作ったそうです。

1997年に、浅川地下壕の保存をすすめる会が結成され、現在では月に1回、地下壕の中へ入場することができるツアーが開催されています。事前に予約が必要なので、ご希望の方は浅川地下壕のホームページをご覧ください。戦時中の様子を垣間見れる貴重な場所なので、一度は見ておきたいスポットです。高尾にもこういう場所があったのですね。

東京台東区にある｢下谷小学校｣は、廃墟にしては比較的綺麗で当時のまま保管されているような人気の廃墟スポットです。昭和3年に建築された学校で、平成2年に閉校となったそうで、現在では台東区役所の職員クラブなどで利用されています。下谷小学校は、近隣の清島小学校と統合したそうです。現在では学校全体にツタが伸び、廃墟感いっぱい。

下谷小学校は、中まで入ることは出来ないので、外観からの写真撮影のみとなります。JR上野駅から徒歩5分ほどの場所でアクセスが良いので、廃墟好きな方は気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。良い感じに建物の老朽化が進んでいるような外観で、見たら中まで入ってみたくなるかと思います。懐かしい気持ちになれるかもしれません。

｢奥多摩湖ロープウェイ｣は、1957年に作られた奥多摩湖周辺の観光を活性化させるために、1962年から1966年の4年間の間運行していたロープウェイです。たった4年間という歳月の理由は、ロープウェイが作られてから、すぐに橋ができてしまったため、経営難に陥り、冬季休業という名目でそのまま廃業に至ったそうです。運行期間がとても短い!

現在では、錆れきったロープウェイが2台残っており、一刻も早く撤去した方が良いという声が上がっていたのですが、なんと所有者が不明という理由と、撤去をするのに膨大なお金が掛かるという理由で、未だに廃墟のままなのだそうです。今では廃墟スポットとしてだけではなく、心霊スポットとしても有名で、若者らが観光に行くそうです。

現在府中には、航空自衛隊府中基地がありますが、今回ご紹介する｢米軍府中基地跡｣は、1939年に旧帝国陸軍燃料廠として設置された基地です。戦時中に使われていた自動車燃料や航空燃料などを保管していた場所だったようですが、終戦後、アメリカ軍の管理下、この土地はオリンピックで利用されたり、様々な施設として利用されていました。

現在でも、取り壊しされていない通信施設と米軍住宅の跡が残されています。フェンス越しでカメラ撮影をすることは可能ですが、中に入ることは出来ません。府中の森公園が隣にあるので、散歩がてら、散策をしてみてはいかがでしょうか。外からなので観光というほど沢山の廃墟を見ることは出来ませんが、大規模の廃墟で見応えがあります。

東京都八王子市戸吹町にある｢旧相武病院｣(通称サマーランド裏病院)は、東京にある廃墟スポット兼、心霊スポットとも言われています。旧相武病院は、以前は総合病院だったものの、精神病院に変わったとのこと。廃墟になってからというものの、多くの不法侵入者が多発し、現在では監視カメラや有刺鉄線など厳重な侵入防止策が施されています。

今となっては病院の中に入ることが出来ないため、病院の外観しか撮影することは出来ません。しかしそれで良かったと思います。何故なら過去に、遊び半分で病院に侵入した4人組が、見たら嫌なことがあると言われている病院内部に描かれている目の絵を発見したそうです。その発見した男が、病院内で忽然と行方不明になってしまったそうです。

あくまで噂話かもしれませんが、病院というのは実際に亡くなっている人も存在し、色々な人の思いが詰まっている場所なので、観光気分で写真を撮影したり、中に侵入しようと試みるのは絶対に避けた方が良いでしょう。肝試しのため多くの人々が病院内に侵入し、病院内部が荒らされているようです。撮影するなら外観だけで満足しましょう。

東京都の八丈島は、戦後温暖な気候を理由に観光産業が発達し、日本のハワイとして多くの観光客が訪れる人気の観光スポットでした。しかしながら1970年代以降になると、本当のハワイへ行く観光客が増加し、八丈島に訪れる人々が次第に減少してしまい、次から次へと八丈島にあるホテルは破綻してしまい、現在となっては廃墟が多くなっています。

東京八丈島の多くの廃墟の中でも、日本国内で最大クラスの廃墟と言われているのが｢八丈オリエンタルリゾート｣です。このホテルの開業は1968年に開業され、2005年まで営業をしていました。敷地内にはプールもあり、大型リゾートホテルとして当時は大変賑わっていたそうです。廃墟になってから10年少々ですが、瞬く間に荒れている状態。

こちらのホテルではコンクリートタイルが割れてしまっていたり、雑草が生い茂る客室、ゴミ屋敷化している豪華客室などなど、意外と綺麗で当時のままの場所もあれば、廃墟になった後、まるで誰かが住んでいたかのような荒れ具合の場所まであります。当時は新婚旅行先として人気だったホテルだけあり、宿泊したことがある方は複雑な心境ですね。

いかがでしたか?今回は、東京でおすすめしたい廃墟をランキング形式にてお伝えいたしました。廃墟にも色々な種類があり、中には心霊スポットとしても有名な場所も混じっているので、その場合はなるべく行かないように注意してください。廃墟というだけあり荒地が多いので、安全には十分注意をして、気をつけて行ってくださいね。