聖蹟桜ヶ丘は耳をすませばの舞台！聖地巡礼で立ち寄りたいスポットを網羅！

1995年に公開されたジブリ映画「耳をすませば」は20年経った今でも名作としてたくさんの人に愛されています。中学生の雫が主人公の青春ストーリーは胸がきゅんとします。この「耳をすませば」のモデルとなった場所が「聖蹟桜ヶ丘」です。そっくりな景色を見ることのできる聖蹟桜ヶ丘のおすすめの人気スポットをご紹介します。

耳をすませばの舞台となった「聖蹟桜ヶ丘」はどんなところなのでしょうか？場所は東京都多摩市にあります。新宿と京王八王子を結ぶ京王線が走っていて開設当時は「関戸」という駅名だったそうです。東京都内ですが自然が多く景色も綺麗で閑静な住宅街のある場所です。

耳をすませばの舞台のモデルとなっていることから耳をすませばのファンが聖地である聖蹟桜ヶ丘に巡礼に訪れるようになりました。これをうけて京王電鉄では2012年4月から耳をすませばの主題歌「カントリーロード」をオルゴール調にした電車接近メロディーを流すようになりました。

聖蹟桜ヶ丘は耳をすませばのファンが巡礼に訪れる人気のある観光スポットです。実際に映画のモデルとなった場所がいくつも存在しています。耳をすませばが大好きな方だったら一度は訪れてみたくなるおすすめの観光場所がたくさん存在しているのが耳をすませばの聖地、聖蹟桜ヶ丘です。

駅の側には耳をすませばのおすすめ観光スポットがわかりやすく看板に書いてあります。この看板を見ると駅からいろは坂の上にある高台のロータリーまでの地図がわかりやすく書いてあるので、初めて観光で聖蹟桜ヶ丘を訪れた方でもどこがおすすめの観光スポットなのかが見やすいです。

「青春のポスト」という耳をすませばの映画に出てくる「地球屋」をイメージして作られた可愛いポストが設置されているのですが、これは映画ファンの方や地元の有志によって設置されました。夜になるとポストに明かりが灯ります。灯りがついた青春のポストも綺麗でおすすめです。

耳をすませばにそっくりな景色を見ることのできる聖地、聖蹟桜ヶ丘のおすすめ人気スポットをいくつか紹介していきたいと思います。雫が杉村に告白された場所や、雫が駆け下りていく階段など耳をすませばの映画の中にいるようなそんな景色を眺めながら観光したいです。

映画に出てくるいろは坂は図書館にへと続く道の風景に描かれています。実際に行ってみると映画とは異なるところもありますがくねくねと上がっていくつづら折りのカーブは似ています。このいろは坂を上まで登りきると地球屋のあったロータリーがあります。地球屋はないですがロータリーは存在します。

映画の中で雫が駆け下りていく長い階段もいろは坂の途中に実在しています。いろは坂の中腹あたりに階段はあります。雫が自分の物語を考えながら駆け下りていくシーンは印象的です。この階段の上から見える景色はいろは坂や町並みが見下ろせてとてもいい景色です。

映画で印象的な雫が階段を駆け下りていくシーンには真下にいろは坂がありますが実際には映画の様には見えません。ですがモデルとなっている長い階段なので、雫になった気分で駆け下りるところを写真に撮ってみるとまるで映画のワンシーンの様な写真が撮れます。

いろは坂を歩いていると途中に町並みを一望できる場所があります。映画では雫が図書館へと向かうシーンの背景でも使われているところで、巡礼でいろは坂を歩いたら、少し立ち止まって町並みを眺めると目の前に街並みが広がっています。高低差があるので眺めはとてもいいです。

映画の中ではいろは坂を上がって左へ行くと図書館があるのですが、実際左側に図書館は存在していません。映画のシーンで図書館のある場所に実際に存在するのは「いろは坂桜公園」です。この公園は聖蹟桜ヶ丘駅から多摩川の向こうまで一望できる場所で景色は最高です。

この「いろは坂桜公園」は春は桜がとっても綺麗で、聖蹟桜ヶ丘の桜と言ったらここ「いろは坂桜公園」なんだそうでお花見でも人気のおすすめスポットのひとつです。聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩10分ほどなので、春の桜満開の時に聖地巡礼をしながらお花見をするのもいいです。

映画の中でもこの夜景が出てくるシーンがあります。実際の夜の町並みをこのいろは坂桜公園から眺めるととても魅力があって夜景のシーンを思い出します。ここも巡礼で行きたいおすすめのスポットです。カップルでこの夜景を見に来る方もいてデートスポットでもあります。

このいろは坂桜公園は夜景が綺麗なスポットとしておすすめです。金網の高さが高いそうなので狭く感じるかもしれないそうなのですが、夜になるとほとんど人がいないとのことで穴場の人気の絶景スポットなんです。公園からは聖蹟桜ヶ丘駅の周辺を180度見ることができます。

金毘羅宮(こんぴらぐう)はいろは坂を登りきると左側にあります。閑静な住宅街の中にある金毘羅宮は、耳をすませばの映画の中で雫が同級生の杉村に告白をされるシーンで出てくる風景がそのままです。写真で告白シーンを再現したり、杉村玉砕神社と呼ばれファンの間では聖地として人気です。

映画の中では杉村が雫に告白をしますが、雫には振られてしまいます。この杉村の雫への告白シーンが金毘羅宮の境内で描かれていることから、ここ金毘羅宮の境内の右側には「恋みくじ」の機械が設置されています。実際に聖地巡礼に訪れて引いて帰る人が多いです。

金毘羅宮にある恋みくじは開けてみると中も可愛いくなっています。おみくじの紙はピンクで縁どられていて一番下に女の子や猫がその運気に対してのコメントをしてくれています。おみくじは赤い機械で金毘羅宮と文字が掘られている岩の後ろ側に置いてあるのでやってみたいです。

いろは坂を登って閑静な住宅街を歩き進んで行くと桜ヶ丘ロータリーがあります。映画の中でもこのロータリーが出てきます。映画では地球屋が建っているのですが、実際にロータリーへ行ってみると地球屋は存在していません。ですがロータリーに立っている大きな木は映画そっくりです。

「邪宗門」という喫茶店が耳をすませばに出てくる「地球屋」のモデルになったお店だったそうなのです。店内はアンティーク雑貨が置いてありそれが「地球屋」のモデルになったと言われています。しかし喫茶店はオーナーが亡くなってしまった為に閉店になってしまったのだそうです。

耳をすませばに出てくる「地球屋」のモデルになったお店ではないのですが、耳をすませばのファンの間で特に人気になっているのが「ノア」という洋菓子店さんです。外観はおしゃれで外にあるテーブルの下には猫の形をした看板が吊るされていて「みみすま」と書いてあります。

ここノア洋菓子店さんには耳すま思い出ノートというのが置いてあります。ここには「ノア」さんを訪れたファンの方々がたくさんコメントを書いてあります。この思い出ノートは過去のノートも店内にあるので、訪れた時は書いてあるコメントを読んだり、コメントを書き込んで思い出を残したいです。

ノア洋菓子店の店内にはカントリーロードが流れていたり、棚には可愛いジブリのグッズがたくさん置いてあります。店内のガラスにも耳をすませばの映画に出てくるロータリーが描かれています。また映画に出てくるバロンとルイーゼにも会えると人気があるおすすめのスポットとなっています。

ノア洋菓子店で売っているロータリークッキーは猫の形をした可愛いクッキーで人気です。パッケージにはロータリーの写真がついていて中に入っている猫型のクッキーは耳をすませばのムーンをイメージしているのか、ちょっとふっくらとした可愛らしい猫型のクッキーです。

駅の周辺にある京王百貨店は映画のシーンににも描かれています。百貨店だけでなく駅の周辺には他にもお店が立ち並んでいてショッピングセンターもあるので、買い物をするのも楽しくなります。聖地巡礼で聖蹟桜ヶ丘を散策しながら駅の周辺のお店を見て回ったり買い物を楽しむのもいいです。

聖蹟桜ヶ丘駅の周辺には雫が大きな猫ムーンを追いかけて走った通りも存在していて、始めの方でも書きましたが散策マップや青春のポストなど、耳をすませばの世界観に浸れる場所がいくつもあります。駅周辺の散策をするときに映画に出てくるシーンとそっくりな場所を探すのも楽しいです。

耳をすませばでは駅から図書館へと繋がっていて、雫が図書館の帰り道に歩いていた場所です。映画のシーンでも出てきたこの橋は「霞ヶ関橋」というそうで、この橋の下を流れる大栗川は一級河川で水質もとても綺麗で魚も泳いでいて、鳥たちもこの大栗川に遊びに来ます。

聖地巡礼で観光に訪れた際にはこの大栗川の河川敷を歩いてみるのもいいです。都内とは思えないような自然の風景を楽しむことができます。足を止めて綺麗な川を眺めながら鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾けると心地がいいです。写真栄えもするので写真撮影をするのもおすすめです。

聖蹟桜ヶ丘の町並みを目の前にすると誠司が雫に告白をしたシーンを思い出します。高台から町並みを見下ろすだけでなく都内とは思えないような綺麗な風景を見ながら聖蹟桜ヶ丘の人気の観光スポットを雫や誠司になった気分で巡礼してみると、名シーンが目の前に蘇ってきます。