喫茶店でモーニング！東京の人気店7選！昭和レトロで朝食はいかが？

仕事の合間のちょっとした時間に休憩するなら全国展開しているカフェに寄るという人が多いかもしれません。全体的に昭和の面影を残す喫茶店に足を運ぶ機会は減っていることでしょう。しかし午前中にコーヒーを飲むなら断然昔ながらの喫茶店がおすすめです。特にモーニングサービスを実施している喫茶店ならなおさらです。

今回はレトロな雰囲気を残す東京の喫茶店の中でも、モーニングが評判のお店をご紹介します。ワンコインでモーニングが楽しめる店もあれば早朝から営業している店もあり、いろいろです。午前中に時間があるようなときはぜひとも足を運んで下さい。きっと満足されるに違いありません。

地下鉄本郷三丁目駅を出て本郷通りに向かうと、途中に「麦」の看板が見えます。白地に手書き風の書体で書かれています。階段を降りると広がるのは重厚でアンティークな昭和レトロな空間です。クラッシックの名曲がかかっています。店内ではお客さんがそれぞれ思い思いに時間を過ごしています。

コーヒー・ジュース・ソーダなどのドリンクのほかに、サンドイッチ・スパゲッティ・焼きそばなどのフード類も豊富です。モーニングメニューが提供されるのは早朝7時から11時30分までのあいだです。ドリンクにトーストとサラダがついたAセットはなんと390円で、ポテトサラダなどもついたBセットはワンコイン500円です。

東京大学に近い「麦」は少し高尚な名曲喫茶の流れを引き継ぐ老舗喫茶店です。しかし店内が私語禁止なわけではなく、音楽はBGMのように扱われています。ワンコインのモーニングが早朝7時から食べられるということもたいへん便利です。昭和の雰囲気に浸りながらモーニングを取りたい方には「麦」はおすすめのお店です。

住所:東京都文京区本郷2-39-5本郷三丁目ビル地下1階 電話番号:03-3811-6315

銀座トリコロールは昭和11年（1936年）創業の老舗喫茶店です。入り口の手動式回転扉が素敵です。歴史を感じさせる調度品と絵画などの装飾がとても良い感じです。店員さんは黒いベストを身に着けていて、レトロな雰囲気がいっぱいです。ネルドリップで1杯1杯抽出されるコーヒーは至福のときを演出します。

ケーキやアップルパイの人気が高いトリコロール本店ですが、モーニングの評判もとても高いです。厚切りのトーストとサラダ、それにコーヒーがついて780円です。コンチネンタルブレックファストのようにバターとジャムが添えられます。食器も豪華で満足感の高いモーニングです。朝8時の開店から11時30分までのサービスです。

住所:東京都中央区銀座5-9-17 電話番号:03-3571-1811

上野から博物館・美術館を越えて東京芸術大学の脇を通り抜けた先にカヤバ珈琲があります。大正5年（1916年）に建築された建物を改築した古民家風レトロ喫茶店です。JR日暮里駅・地下鉄根津駅からならともに徒歩10分です。地元の人にも観光客にも人気の喫茶店です。2階が畳の座敷になっているのも人気の理由です。

トースト・みつ豆・サンドイッチがおいしいと評判のお店です。モーニングは朝8時の開店から11時まで提供されます。スープ・サラダ・ドリンクがついて800円とお得です。スクランブルエッグが乗ったたまごトーストや、厚焼きのたまごサンドが人気です。食材の多くを谷中で調達するという地元愛も素敵です。

2006年まで営業していた「カヤバ珈琲店」は、店主が亡くなり閉店してしまいました。現在の「カヤバ珈琲」はこの「カヤバ珈琲店」を改修し復活させたものです。改修にあたっても大正風の建物外観と昭和風の看板・調度品は維持されました。その結果、レトロなお店として海外の旅行客にも知られるような存在になりました。

住所:東京都台東区谷中6-1-29 電話番号:03-3823-3545

地下鉄神保町駅のA7出口をでてすぐ目の前にさぼうるはあります。古い民家風の外観で、建物の前の大きな木と昔懐かしい赤電話、それにトーテムポールが目印です。照明を落とした落ち着きある店内にはゆっくりとした時間が流れています。時代の流れに逆行するかのように、あえて禁煙席を設けていないのも昭和風です。

モーニングサービスは朝9時の開店から11時まで。普段400円のコーヒーが値引きされます。またセットは飲み物（コーヒー、紅茶またはミルク）にバターロール2個とサラダ・半熟卵がついて、ワンコイン500円です。ホカホカでふわふわのバターロールが人気で、半熟卵をはさんでも、バターを塗ってもおいしいと好評です。

住所:東京都千代田区神田神保町1-11 電話番号:03-3291-8404

友路有（トゥモロー）は銀座線浅草駅から徒歩5分、新仲見世通りにあります。昭和の面影を残すお店が多い浅草で、友路有（トゥモロー）はそのような店の一つです。レトロな内装・壁に掛けられたいくつもの柱時計も素敵ですが、壁一面が本棚になっているのも個性的です。家族連れや外国人にも愛される昔ながらの喫茶店です。

特筆すべきは、友路有（トゥモロー）の開店が早朝6時半から11時30分までで、開店と同時にモーニングを提供することです。。朝の出勤前に立ち寄ることも可能です。ただ人気店のため、朝8時前でも満員に近いこともあります。次の予定がある人は、少し余裕を持ってプランを立てたほうがいいかもしれません。

モーニングの種類は多く、10種類以上に及びます。お値段はワンコイン・プラス消費税の540円からです。おにぎりセット・焼き魚定食など和食があるのも魅力です。コーヒーの代わりに日本茶を選択することも可能です。カレーもあれば、納豆や小鉢もあるという、とてもモーニングに力を入れたお店です。

住所:東京都台東区浅草1-29-3-2F 電話番号:03-5828-5577

ウルトラマンA（エース）の美川のり子隊員役を演じた元女優の西恵子さんが経営することで知られる「珈琲 蕃」は、昔懐かしい昭和テイストを醸し出す喫茶店です。地下鉄東銀座駅から徒歩3分のところに位置します。豆の種類などによって異なる方式でコーヒーを淹れるところに、こだわりが感じられます。

モーニングサービスでは、たまご・ポテトサラダ・フルーツなどがセットになって600円です。レーズンブレッドと、もう1種類のパンが出てきます。シンプルながら、コストパフォーマンスのいいモーニングと人気です。早朝7時から9時30分までのサービスですので、近辺に通勤される方でもゆっくり朝食を取ってから出勤できます。

住所:東京都中央区銀座3-8-10銀座朝日ビル1Ｆ 電話番号:03-3564-0181

珈琲専門店エースはJR神田駅から徒歩3分の老舗喫茶店です。創業は昭和46年（1971年）で、重厚なパリのブラスリーというより昭和の街の喫茶店といった雰囲気が漂います。コーヒー豆の種類も多い純喫茶なのですが、この喫茶店はのりをはさんだトースト「のりトースト」で有名です。1皿170円というのも驚きの価格です。

珈琲専門店エースのブレンドコーヒーは420円ですが、モーニングサービスでコーヒーと「のりトースト」を注文すると500円とワンコインです。しかもブレンドコーヒーはおかわりが自由。早朝7時の開店から11時30分までサービス価格で注文が可能です。ハムトーストのセットもあります。

早朝に開店する喫茶店はあまり多くなく、朝7時から営業する珈琲専門店エースは貴重な存在です。のり弁当のアイデアをトーストサンドに応用した「のりトースト」は和洋折衷の人気メニュー。店の開店当初から提供され続けている看板メニューです。その「のりトースト」のモーニングセットを食べて元気な1日をスタートさせましょう。

住所:東京都千代田区内神田3-10-6 電話番号:03-3256-3941

ここまで都心近くにある昭和の雰囲気が漂うレトロ喫茶店のモーニングを紹介してきました。土地代が高そうな地域でも、意外にワンコインかプラスちょっとでモーニングが食べられることが分かっていただけたことと思います。まずはちょっと早起きして喫茶店で早朝モーニングをとってみるのはいかがでしょうか。