辻利兵衛本店の抹茶カフェは外せない！人気メニュー・アクセスなどご紹介！

京都と言えばお茶どころとして有名ですが、その歴史はなんと800年にもなると言われています。特に京都の南部は宇治茶で有名な宇治市を始めとし、お茶どころがたくさん存在しています。今回はその宇治市に本店を構える辻利兵衛本店をご紹介します。アクセスもよく、抹茶スイーツを味わえるカフェもあります。お茶好きの方は行きたくなること間違いなしです。

辻利兵衛は初代・辻利兵衛が茶畑を買取り辻商店を起業した1860年が創業年で、そこから150年以上の歴史を持つ老舗店です。今回2016年にオープンした茶寮は築100年の建物はそのままに内装だけをリノベーションしたものです。着工から完成まで約3年もかかっており、辻利兵衛本店のこだわりが感じられます。

宇治の駅近くというアクセスが良い場所にもかかわらず住宅街の中にあるためとても静かな場所に位置しています。建物の中には日本庭園もあり、四季ごとに異なる風景を見ることができます。中にはさまざまな席も用意されています。中庭に向かってテーブルと椅子が配置された「花見席」や、待合室として使えるほどの広さがある「個室」など工夫が凝らされています。

茶寮の中はリノベーションされているものの木の柱などがちゃんと残されており、間接照明とあいまって高級感が感じられる空間となっています。日常とは少し異なる落ち着いた空間で綺麗な風景を楽しみながら、辻利兵衛本店こだわりのお茶やスイーツを楽しむことができます。

住所:京都府宇治市宇治若森41 電話番号:0774-29-9021

気になる辻利兵衛本店へのアクセスですが、最寄駅はJR宇治駅です。JR宇治駅からは西側に進んでいきましょう。ほどなくすると「ユニチカ宇治工場」という大きな工場がでてきます。その向かいにある「大春商事株式会社」の横の路地をまっすぐ進むと辻利兵衛本店が見えてきます。

たどりつくまではかなり細い道に入るため合っているか不安になるかもしれませんが、辻利兵衛本店は住宅街の中にありますので、焦らず道を確認しながら進んで行きましょう。車でのアクセスは同じくJR宇治駅から西に進み大きな交差点を右折、高架下を通過した後左折、その後突き当たりを左折するとたどり着くことができます。駐車場もあります。

通年で人気が高いのが、こちらの宇治抹茶ぱふぇ宇治誉れです。見た目にもわくわくしてしまうほど、たくさんのスイーツが入っています。一番下には甘いお茶として知られる甜茶のゼリー、その上には抹茶のシフォンケーキ、寒天、白玉、栗の甘露煮、お濃茶のソフトクリームと所狭しとトッピングされています。金箔があしらわれたトリュフも入っています。

別添えで濃茶のソースがきます。最初はかけずにそのままで、そして食べ進めていく途中で濃茶のソースをかけると濃茶の甘みとほろ苦さが加わり、また一味変えてパフェを楽しむことが出来ます。見た目にはかなりボリュームがありますが一人でもぺろりと食べてしまえる贅沢な美味しいパフェです。

こちらは名前の通り焙じ茶をふんだんに使ったパフェです。宇治誉れの方には抹茶がたくさん使われており、抹茶ケーキやシフォン、ソフトクリームなどが入っていますが、こちらは焙じ茶ゼリー、焙じ茶ケーキ、焙じ茶ソフトクリームと焙じ茶づくしになっています。ゼリーには酸味のある茎が、生クリームには葉が使われているそうです。

別添えのソースも焙じ茶蜜のため、抹茶とはまた一味違った焙じ茶の香ばしさを存分に味わうことが出来ます。パフェで生クリームなども入っていますが、焙じ茶ベースのものが多いため後味もさっぱりしており、宇治誉れと人気を二分する人気のパフェメニューです。

辻利兵衛本店の抹茶スイーツには石臼で丁寧に挽いた宇治抹茶が使用されていますが、こちらもその抹茶が贅沢に使われたモンブランです。季節という名前の通り、時期に応じてモンブランの中のクリームの味が変わります。秋は渋皮栗がはいったマロンクリームがたっぷりつまっています。

また土台のクッキー生地の上には抹茶のダマンド(アーモンドクリーム)が敷き詰められています。下と上からの抹茶クリームで中の季節のクリームをサンドするような作りです。目にも鮮やかな緑色の抹茶クリームはほどよい苦味があり、上に乗せた小豆がアクセントになっています。

和栗のトリュフは辻利兵衛本店の茶寮限定のスイーツです。実はこのトリュフは抹茶、焙じ茶のパフェにそれぞれ入っています。トリュフ単品でも注文ができ、濃茶と焙じ茶が各1個ずつ用意されています。カカオの味わいがより感じられると言われるクーベルチュールが使われており抹茶は濃い緑色が、焙じ茶は深い茶色が鮮やかに現れています。

上にちょこんと乗せられた金箔がなんとも綺麗でおしゃれです。中には栗の甘露煮が一粒まるまる入っています。栗の甘露煮には京都伏見の純米吟醸酒が使われており、栗の甘さの後には吟醸酒のキリッとした味わいが残り、後口がすっきりと感じられます。こだわりの材料が贅沢に使われたトリュフをぜひご賞味ください。

こちらは辻利兵衛の屋号である「やまり」が名前につけられた抹茶スイーツです。濃い宇治抹茶のうまみと深い香りをしっかりと閉じ込めた生ゼリーの上に、もちもちの白玉と北海道産小豆の餡子と抹茶のアイスクリームがたっぷりトッピングされています。こちらのやまりゼリーにも濃茶のソースがついてきます。

見た目にも深緑で濃ゆさが感じられる濃茶のソースは少し甘めで、ぷるぷるの宇治抹茶ゼリーとよく合います。やまりゼリーは辻利兵衛本店茶寮のほかに、各地にある辻利兵衛店舗でも購入することができます。アイスクリームは入っていませんが、家でも辻利兵衛本店の抹茶スイーツを楽しむことができます。

宇治の有機抹茶がたっぷりまぶされた大福餅です。抹茶の香りをしっかりと感じることができます。大福の中には口どけなめらかな生クリームと北海道産の黒糖餡子がつめられており、砂糖や水飴が加えられた柔らかく伸びの良い羽二重餅で包まれています。もちもちの食感がとても美味しいです。

辻利兵衛本店ではもう1種類、生茶大福があります。こちらも抹茶大福と同じく羽二重餅が使用されており、中の餡子は宇治抹茶と白餡を合わせた餡子と生クリームが入っています。近くに辻利兵衛本店がないという方もご安心ください。大福は2種類ともインターネットでも購入が可能です。冷凍で日持ちもするためお土産にもおすすめです。

こちらも見た目の通り、宇治抹茶がふんだんに使われたロールケーキです。スポンジからクリームまで全て抹茶が使われていますが、決してくどくなく美味しい仕上がりになっています。特にロールケーキ生地がふわふわで、軽い食感です。抹茶クリームの中には小豆が入っており、ほんのりした甘さが抹茶のほろ苦さとマッチしています。

お濃茶ロールは1本まるまるテイクアウトも可能です。ロールケーキ1本の見た目もまた可愛く、上半分には大きく辻利兵衛本店の屋号である「やまり」のマークの焼印が押してあり、下半分は抹茶粉がまぶしてあるため緑のツートーンになっています。お土産にもおすすめの抹茶スイーツです。

抹茶ぜんざいにも石臼挽きの宇治抹茶が使われています。また中に入っている餡子とお餅もこだわって作られています。濃いめの抹茶と程よい甘さの餡子がとてもよく合っています。お餅は単に炙るのではなくスチームを加えて温められているため、外はサクサク中はモチモチです。夏には冷やしぜんざいもでます。

いかがでしたか。辻利兵衛本店では自然に囲まれたカフェで美味しい抹茶スイーツを楽しむことができます。駅から近くアクセスも決して不便ではないため、一息つきたい時、美味しいお茶やスイーツが食べたい時におすすめの場所です。季節限定品もありますので、何度でも訪れたくなること間違いなしです。抹茶スイーツを食べにぜひ辻利兵衛本店を訪れてみてください。