京都辻利で抹茶パフェ特集！人気のお土産やカフェでほっと一息！

京都の宇治茶は有名ですが、それをスイーツにアレンジしようと思いついたのもやっぱり宇治のお茶屋でした。日本茶はお湯の温度や時間によって味が微妙に変わってしまうという特性があるため、誰もが宇治茶の美味しさを味わえるように考え出されたのが「抹茶スイーツ」という発想。渋みのある緑色は見た目にも美しく、ほろ苦さは色々なスイーツとマッチして大人気に。その1つが抹茶パフェです。

「辻利」とは、京都・宇治で1860年に誕生したお茶の名店です。創業者である辻利右衛門は、幕末の動乱の中で荒廃しつつあった宇治の茶業を復活させるために、玉露製法の開発や販路拡大に尽力しました。辻利右衛門の宇治茶に対する思いは子孫に受け継がれ、辻利の店舗はのれん分けなどさまざまな形で京都に広がっていきました。

辻利のお茶の味は日本中で評判になり、今や「辻利」の名を冠したペットボトル茶やアイスがコンビニでも手に入るようになりました。京都の老舗の味が近所に居ながらにして食べられるとは何とも贅沢な世の中になりましたが、やっぱり食事は雰囲気も楽しみたいもの。本場・京都へ出向いて、現地の空気とともに味わう抹茶パフェは格別のはず！

JR宇治駅の閑静な住宅街にある宇治茶老舗問屋『辻利兵衛本店』。伝統的な日本家屋の趣をモダンに活かしたカフェでいただく抹茶パフェは絶品です。ほろ苦い抹茶ソフトの周りをさまざまな甘味が囲む「宇治抹茶ぱふぇ・宇治誉れ」。トッピングのメインは、抹茶クーベルチュールでコーティングした和栗のトリュフです。抹茶シロップをかけていただきます。

こちらは香ばしい焙じ茶を使ったパフェ「宇治焙じ茶ぱふぇ・炎」。サクサクのクッキーが冷たいソフトクリームによく合います。ボリュームがありながらさっぱりとした甘さで、あっという間に完食してしまうほど。一番下のジュレは、赤いお茶から抽出した「ティオービネガー」という酢のジュレ。混ぜながら食べるのが美味しいそうです。

『辻利兵衛本店』の抹茶パフェは、季節限定のアレンジメニューもあります。秋には焙じ茶パフェにさつまいもの餡がトッピングされたり、冬には抹茶パフェに京都産のイチゴがたっぷりとプラスされたりと、何度でも行きたくなるお店です。人気メニューは売り切れてしまうこともあるので、早めに行くのが無難。席の予約もできます。

『辻利兵衛本店』には、パフェの他にも抹茶を使ったお菓子がたくさんあります。お土産に人気なのが、高級な宇治の碾茶を贅沢に練りこんだ抹茶チョコクランチ「茶ノ道」。石臼で丹念に挽いた抹茶の苦みと、ベルギー産ホワイトチョコの甘さが見事に調和しています。サクサクの食感も楽しいです。

所在地：京都府宇治市宇治若森41 TEL：050-5590-9099(予約専用)0774-29-9021(問い合わせ) 営業時間：10時～18時 定休日：火曜

祇園四条駅前、四条通沿いという便利な立地にある『辻利京都店』。こちらの抹茶パフェ「京パルフェ」はグラスではなくコーンに入っているので、テイクアウトOK。カフェスペースの席が空くのを待つ必要がなく、移動の合間に気軽に立ち寄って食べることができます。味・香り・色にこだわった抹茶ソフトクリームに、白玉と餡、黒蜜を添えて。

人気の京パルフェにアレンジを加えた春限定抹茶パフェ「辻利ソフト・さくらパルフェ」。違いは、白玉の代わりに桜フレーバーの生八ツ橋とピンクのメレンゲがトッピングされているところ。餡も桜のこしあんに変わっていて、お花見シーズンにぜひ食べたいスイーツです。夏、秋と次々に限定メニューが出るようなので、そちらもお楽しみに。

『辻利京都店』では、テイクアウトできるカップ入りのスイーツも販売しています。抹茶ミルフィーユ、抹茶モンブラン、抹茶プリン、抹茶わらび餅があり、各486円。フルーツや生クリームをふんだんに使っていて、プチ贅沢が味わえます。友人や家族へのお土産にしたり、旅行中ならホテルに持ち帰って夜のデザートにしても！

『辻利京都店』には、お土産に喜ばれそうな抹茶のお菓子がたくさんあります。生地にも餡にも抹茶が練りこまれている上、仕上げに抹茶糖をふりかけていただく生八ツ橋は、お茶の専門店ならではの抹茶づくしの味。抹茶ラテなどインスタントのお茶も豊富にラインナップしているので、帰ってからも本場のお茶の味を楽しめます。

所在地：京都市東山区四条通大和大路西入中之町215 TEL：075-551-0220 営業時間：11時～20時 定休日：無休

『茶寮都路里』は、茶商・祇園辻利のカフェとして京都に3店舗を構える人気店。中でも祇園本店は、観光客はもちろん地元の人にも人気です。「抹茶パフェなら茶寮都路里」と言われるほどの人気なのは「特選都路里パフェ」。抹茶カステラや抹茶シャーベットに抹茶ゼリーなど、抹茶づくしの贅沢なパフェで、ボリュームも満点です。先割れスプーンが懐かしい！

「抹茶カステラパフェ」も人気の1品。大きくカットされたカステラは、しっとりしていてきめ細かく、抹茶の味が濃厚です。抹茶ホイップクリームとの相性もよく、まるでケーキのようです。また、抹茶カステラは1階の祇園辻利の店舗でお土産として買うことができます。他に焙じ茶カステラや玄米茶カステラもあるので、お土産にして食べ比べしてみてはいかがでしょうか。

下の方まで白玉がぎっしり入った「白玉パフェ」。つやつやした白玉と、抹茶が練りこまれた緑色の白玉(緑玉？)とのコントラストが見た目にも美しい1品です。美味しい白玉がたくさん入っていて、白玉好きにはたまらないですね！中の白いアイスはバニラではなく、塩アイス。さっぱりとしていて、どんどん食べ進められます。

トッピングはバナナやキウイフルーツ、下の方にはたっぷりのヨーグルト。抹茶とヨーグルトとは珍しい組み合わせですが、抹茶の苦みにフルーツの甘味、そしてヨーグルトの酸味が相性抜群です。冷たいアイスがたっぷり入っているのは苦手という人におすすめです。パフェには温かい焙じ茶が付いてくるので、それもじっくり味わいましょう。

『茶寮都路里祇園本店』では、季節に合わせた限定パフェもおすすめ。新茶の季節には、抹茶だけでなくさっぱりとした煎茶を使用したパフェ「若緑」が展開されています。店舗それぞれにオリジナルの限定品があり、「若緑」がいただけるのは祇園本店だけ！花のピンクとお茶畑のような鮮やかな緑が美しい、京都らしい華やかなパフェです。

『茶寮都路里祇園本店』の階下にある『祇園辻利』は、茶葉とお菓子を取り扱うお店です。どれも高級感のあるパッケージで、大切な人へのお土産にぴったり。おすすめは、宇治抹茶と米粉で作ったフィナンシェ「がとーぶぶ」。米粉のしっとりした食感が上品です。焙じ茶フレーバーもあります。

所在地：京都市東山区四条通祇園町南側573-3祇園辻利本店2F・3F TEL：075-561-2257 営業時間：10時～22時 定休日：無休

あぶらとり紙で有名な『よーじや』直営のカフェ、その名も『よーじやカフェ』。銀閣寺店は純和風の店構えで、畳の和室にお膳でいただく京都ならではのスタイルです。メニューや食器類の至る所に、おなじみの顔が。パフェの味だけでなく、雰囲気も味わって下さいね。お土産に喜ばれそうなオリジナルグッズもたくさん揃っています。自分へのお土産もお忘れなく！

『よーじやカフェ銀閣寺店』 所在地：京都市左京区鹿ヶ谷法然院町15 TEL：075-754-0017 定休日：無休

どれも趣向を凝らした美味しそうなパフェですが、ここで紹介した『辻利兵衛』『辻利』『茶寮都路里』は、それぞれ京都内に支店があります。店舗によって取り扱うメニューが違うこともあるので、お目当てのパフェがある場合はどのお店で食べられるかしっかりチェックしてから出かけましょう。どのお店も行列覚悟で、美味しい抹茶パフェが食べられますように！